「キャプチャーボードのラグを回避する方法」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

キャプチャーボードのラグを回避する方法」(2019/06/17 (月) 04:14:34) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#settitle(キャプチャーボードの遅延(ラグ)を回避する方法 - VIPで初心者がゲーム実況するには) [[トップ>https://www18.atwiki.jp/live2ch/]] > [[キャプボカテゴリ概要]] > [[キャプチャーボードの基礎知識]] > &font(#0080FF){キャプチャーボードのラグを回避する方法} / &lastmod() ---- #center(){{{ &size(20px){&font(DarkGray){キャプチャーボードで必ず発生する遅延。その回避方法を紹介}} }}} -このページでは、&font(#0080FF){キャプチャーボードが原因で発生するラグ(遅延)を回避する方法}について解説しています。&font(#0080FF){TVまたはPCディスプレイを用意して対策}します。基本的に、&font(#0080FF){TVまたはPCディスプレイを別途用意することを前提とした解説}なので、注意してください。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/splitter06a.png) >目次 #contents() *ラグとは -まずはラグについて意味を確認しておきましょう。ここでいう&font(#0080FF){ラグ}(タイムラグ、遅延)とは、コントローラーで操作をしてから、その&font(#0080FF){操作を反映した映像が表示されるまでの時間差}のことをいいます。キャプチャーボードにゲーム機を接続してPCでプレイする場合、ラグが必ず発生します。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/gv-usb2/lag02.png) -キャプチャーボードでラグが発生すると、&font(#0080FF){思いどおりにゲームをプレイできなくなることがあります}。たとえば、シューティングゲームで敵からの攻撃を避ける操作をしたとしましょう。しかし、攻撃を避ける映像が実際に表示されまでに時間がかかるわけです。また逆にいえば、現在見ている映像は少しまえに操作したときの、過去の映像なのです。そうするとリアルタイムでゲームを操作するのが困難になります。 -なお、ライブ配信自体のラグについては、以下のページをご覧ください。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/latency01a.png) &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[ライブ配信のラグ(遅延)を減らす方法]] &link_up(▲画面の上へ) *ラグ対策が必要か調べておく -ラグ対策の必要性があるのは基本的に、(1)&font(#0080FF){キャプチャーボードがハードウェアエンコードである}、(2)&font(#0080FF){キャプチャーボードが遅延軽減機能を搭載していない}、(3)&font(#0080FF){すばやい操作が必要なゲームである}、のいずれかに該当する場合です。下表をご覧ください。 |CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):エンコード方式|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):遅延の程度| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[AVT-C875]]|ハードウェアエンコード|大きい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[AVT-C878>AVT-C878の使い方]]|ハードウェアエンコード|大きい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[BU110>BU110の使い方]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[CV710]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[C988>C988の使い方]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[DC-HC3PLUS]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):DC-HC4FSPEC|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[DC-HE1U]]|ハードウェアエンコード|大きい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD]]|ハードウェアエンコード|大きい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60]]|ハードウェアエンコード|大きい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60 S]]|ソフトウェアエンコード|小さい&footnote(Game Capture HD60 Sには、インスタントゲームビュー機能というラグ軽減機能が搭載されています。そのためラグが小さい製品となっています。)| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60 Pro]]|ハードウェアエンコード|小さい&footnote(Game Capture HD60 Proも、Game Capture HD60 Sと同様にインスタントゲームビュー機能を搭載しています。)| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GC550]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GC553>GC553 Live Gamer Ultraの使い方]]|ソフトウェアエンコード|大きい&footnote(4K/30fpsの場合の話です。1080p/60fpsの場合は、遅延は大きくありません。)| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GC573>GC573 Live Gamer 4Kの使い方]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GV-USB2]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GV-USB3/HD>GV-USB3-HDの使い方]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[HD PVR Rocket]]|ハードウェアエンコード|大きい| |BGCOLOR(#E1F0FF):Intensity Shuttle|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[MonsterX U3.0R]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[MonsterXX2>MonsterXX2の使い方]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):XCAPTURE-1|ソフトウェアエンコード|小さい| **ハードウェアエンコードの製品の場合 -[[ハードウェアエンコード>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/169.html#id_810a77c2]]の製品は、基本的にラグ対策が必須です。ただし、&font(#0080FF){ラグ軽減機能}を搭載している製品の場合は、この限りではありません。また、かりに同機能を搭載していない場合であっても、&font(#0080FF){パススルー出力}(後述)という機能に対応していれば簡単に対処できます。 -2019年現在、ハードウェアエンコードの製品の場合、ラグ軽減機能、またはパススルー出力機能のいずれかを搭載していることがほとんどです。どちらの機能も搭載していないハードウェアエンコードの製品は、すでに過去のものとなっています。 **ソフトウェアエンコードの製品の場合 -[[ソフトウェアエンコード>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/169.html#id_ed8794d7]]のキャプチャーボードの場合、&font(#0080FF){ラグを妥協できるかどうかは最終的に人それぞれ}です。ソフトウェアエンコードの製品を使用する場合は、必ずしも以下の解説を読まなくてもかまいません。いったん自分でキャプチャーボードにゲーム機をつないでプレイしてみて、ラグがあると感じた場合に解説を読んでみてください。 -参考までに、下記動画はソフトウェアエンコードである[[CV710]]のラグについて検証したものです。 &html(<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/o8XihxeNO00" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>) &link_up(▲画面の上へ) *TVまたはPCディスプレイが別途必要 -このページではいくつかのラグ対策の方法を掲載していますが、共通して最低限用意するものは&font(#0080FF){TV}または&font(#0080FF){PCディスプレイ}です。ノートPCの場合であれば、TVまたはPCディスプレイを用意しましょう。デスクトップPCの場合は、TVを用意するか、または現在使用しているPCディスプレイとは別に、もう1台PCディスプレイを用意します。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/tv02b.png) **TVの種類 -用意するTVは、ふだんゲームプレイで使っているものでかまいません。ただ、&font(#0080FF){液晶TVの場合、TV内部の映像処理によりキャプチャーボードとは無関係に遅延が発生しています}((具体的には、映像を高画質に見せるための加工処理により、ゲーム画面を表示するまでに時間がかかっています。そのためにTV側でも遅延が発生するのです。現在の液晶TVはそうでもありませんが、初期の液晶TVでゲームをプレイしようとすると、TVの遅延が原因でゲームをプレイできないということがありました。あまりに遅延の大きいTVだと、そもそもキャプチャーボードの遅延対策のためにTVを用意する意味がなくなります。))。遅延のなさという観点からいえば、ブラウン管TVがベストではあります。ブラウン管TVの場合、遅延は事実上0だからです。しかし、現在ブラウン管TVを持っている人は少ないでしょう。 -かりに&font(#0080FF){液晶TVを使用する場合は、TV側で「ゲームモード」「ゲームダイレクトモード」「スルーモード」などのモードに設定}します。そうすれば、TV側の遅延を減少させることができます。ただ、そのようなモードが搭載されていないTVであっても、ふだん違和感なくゲームをできているのであれば問題ありません。 **TVの代わりにPCディスプレイでも可能 -TVの代わりに&font(#0080FF){PCディスプレイ}(PCモニター)も使えます。PCディスプレイの遅延は、液晶TVよりも小さいため、少しでも遅延の少ない環境でゲームをしたいならPCディスプレイを使うのもありです。 &link_up(▲画面の上へ) *パススルー機能を使う方法 -ラグ対策の方法は複数ありますが、もっとも無難なのは&font(#0080FF){キャプチャーボードのパススルー出力機能を使う方法}です。簡単にラグ対策できるうえに、よけいな費用がかかりません。下図のようにHDMIケーブルを接続し、&font(#0080FF){TVを見ながらゲームをプレイ}します。そして、PCのほうで録画・ライブ配信を行うというかたちです。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt02.png) -そこで、&font(#0080FF){これから購入しようとしている製品、あるいは自分が購入した製品に、同機能があるか最初に確認}してください。同機能を搭載したキャプチャーボードを購入するのが、もっとも合理的な方法となります。詳しい使い方については、下記ページをご覧ください。 &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[パススルー出力機能の使い方]]を参照 |CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):パススルー出力機能| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[AVT-C875]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[AVT-C878>AVT-C878の使い方]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[BU110>BU110の使い方]]|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[CV710]]|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[C988>C988の使い方]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[DC-HC3PLUS]]|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):DC-HC4FSPEC|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[DC-HE1U]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60 S]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60 Pro]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GC550]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GC553>GC553 Live Gamer Ultraの使い方]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GC573>GC573 Live Gamer 4Kの使い方]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GV-USB2]]|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GV-USB3/HD>GV-USB3-HDの使い方]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[HD PVR Rocket]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[HD PVR 2]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):Intensity Shuttle|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[MonsterX U3.0R]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[MonsterXX2>MonsterXX2の使い方]]|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):XCAPTURE-1|○| &link_up(▲画面の上へ) *パススルー機能がない場合の方法 -では、キャプチャーボードにパススルー出力機能が搭載されていない場合、どのようにしてラグ対策すればよいのでしょうか。結論から書くと、&font(#0080FF){ゲーム画面・ゲーム音声を、キャプチャーボードとTVの双方に分配出力}させればよいのです。具体的には3通りあります。 **分配器を使用するやり方 -&font(#0080FF){分配器}(スプリッタ)とよばれるものを使用して、&font(#0080FF){ゲーム機の映像・音声をPCとTVの双方に分配}する方法です。&font(#0080FF){キャプチャーボードが搭載する入力端子の種類を問わず採用できる方法}です。たとえば、ゲーム機とキャプチャーボードをHDMIで接続しているのであれば、HDMI分配器を購入します。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/c42f.png)&br()&size(small){▲ここでは「&html(<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B075QG9P2B/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B075QG9P2B&linkCode=as2&tag=vipdshosgemuj-22&linkId=f05b69bea3f578a4e6836f22f9cdaf03">AstroAI 4K HDMI 分配器 スプリッター 1入力2出力</a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=vipdshosgemuj-22&l=am2&o=9&a=B075QG9P2B" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)」(リンク先 : Amazon)を使用しています。} &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[こちら>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/213.html#id_2e541242]]を参照 **分配ケーブルを使用するやり方 -&font(#0080FF){分配ケーブル}とよばれるものを使用して、&font(#0080FF){ゲーム機の映像・音声をPCとTVの双方に分配}する方法です。キャプチャーボードがコンポジット端子またはS端子を搭載している場合に採用できる方法です。たとえば、[[GV-USB2]]などHDMI端子を搭載していない製品の場合です。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/cap60.png) -この方法のメリットは、とてもシンプルにラグ対策できる点です。デメリットは映像・音声信号をそれぞれ分岐させるので、画質・音質が劣化する(画面は少し暗くなる)点です。 &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[こちら>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/213.html#id_dc488eb7]]を参照 **S端子+コンポジットケーブルを使用するやり方 -&font(#0080FF){S端子とコンポジット端子の両方を備えているケーブル}を使用する方法です。キャプチャーボードがコンポジット端子またはS端子を搭載している場合に採用できる方法です。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/cap59.png) -この方法のメリットは、簡単で金銭的な負担が少なくすむ点です。他方デメリットは、TVからはゲーム音を聞くことができず、PCから音を聞くことになる点です。かりにTVからゲーム音を聞こうとすれば、分配ケーブルなどを追加する必要があります。 &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[こちら>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/213.html#id_bb65e3ba]]を参照 &link_up(▲画面の上へ) *関連ページ -[[コメント>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/187.html]] --質問など -[[キャプチャーボードの選び方]] --いますぐわかる!キャプチャーボードの賢い選び方 -[[キャプチャーボードの映像・音声が出ないときは]] --ゲーム画面がPCに映らない、ゲーム音がPCから出ないときの対処法 &link_up(▲画面の上へ) ---- &meta_description(キャプチャーボードにゲーム機を接続している場合、遅延(ラグ)が原因でゲームをプレイしづらいことがあります。このページでは、ラグを回避する方法を踏み込んで紹介しています。現在は、パススルー出力機能というものを使って対処するのが一般的な方法です。同機能を搭載しているキャプチャーボードの場合、簡単にラグ対策ができます。)
#settitle(キャプチャーボードの遅延(ラグ)を回避する方法 - VIPで初心者がゲーム実況するには) [[トップ>https://www18.atwiki.jp/live2ch/]] > [[キャプボカテゴリ概要]] > [[キャプチャーボードの基礎知識]] > &font(#0080FF){キャプチャーボードのラグを回避する方法} / &lastmod() ---- #center(){{{ &size(20px){&font(DarkGray){キャプチャーボードで必ず発生する遅延。その回避方法を紹介}} }}} -このページでは、&font(#0080FF){キャプチャーボードが原因で発生するラグ(遅延)を回避する方法}について解説しています。&font(#0080FF){TVまたはPCディスプレイを用意して対策}します。基本的に、&font(#0080FF){TVまたはPCディスプレイを別途用意することを前提とした解説}なので、注意してください。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/splitter06a.png) >目次 #contents() *ラグとは -まずはラグについて意味を確認しておきましょう。ここでいう&font(#0080FF){ラグ}(タイムラグ、遅延)とは、コントローラーで操作をしてから、その&font(#0080FF){操作を反映した映像が表示されるまでの時間差}のことをいいます。キャプチャーボードにゲーム機を接続してPCでプレイする場合、ラグが必ず発生します。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/gv-usb2/lag02.png) -キャプチャーボードでラグが発生すると、&font(#0080FF){思いどおりにゲームをプレイできなくなることがあります}。たとえば、シューティングゲームで敵からの攻撃を避ける操作をしたとしましょう。しかし、攻撃を避ける映像が実際に表示されまでに時間がかかるわけです。また逆にいえば、現在見ている映像は少しまえに操作したときの、過去の映像なのです。そうするとリアルタイムでゲームを操作するのが困難になります。 -なお、ライブ配信自体のラグについては、以下のページをご覧ください。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/latency01a.png) &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[ライブ配信のラグ(遅延)を減らす方法]] &link_up(▲画面の上へ) *ラグ対策が必要か調べておく -ラグ対策の必要性があるのは基本的に、(1)&font(#0080FF){キャプチャーボードがハードウェアエンコードである}、(2)&font(#0080FF){キャプチャーボードが遅延軽減機能を搭載していない}、(3)&font(#0080FF){すばやい操作が必要なゲームである}、のいずれかに該当する場合です。下表をご覧ください。 |CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):エンコード方式|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):遅延の程度| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[AVT-C875]]|ハードウェアエンコード|大きい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[AVT-C878>AVT-C878の使い方]]|ハードウェアエンコード|大きい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[BU110>BU110の使い方]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[CV710]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[C988>C988の使い方]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[DC-HC3PLUS]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):DC-HC4FSPEC|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[DC-HE1U]]|ハードウェアエンコード|大きい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD]]|ハードウェアエンコード|大きい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60]]|ハードウェアエンコード|大きい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60 S]]|ソフトウェアエンコード|小さい&footnote(Game Capture HD60 Sには、インスタントゲームビュー機能というラグ軽減機能が搭載されています。そのためラグが小さい製品となっています。)| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60 Pro]]|ハードウェアエンコード|小さい&footnote(Game Capture HD60 Proも、Game Capture HD60 Sと同様にインスタントゲームビュー機能を搭載しています。)| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GC550]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GC553>GC553 Live Gamer Ultraの使い方]]|ソフトウェアエンコード|大きい&footnote(4K/30fpsの場合の話です。1080p/60fpsの場合は、遅延は大きくありません。)| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GC573>GC573 Live Gamer 4Kの使い方]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GV-USB2]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GV-USB3/HD>GV-USB3-HDの使い方]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[HD PVR Rocket]]|ハードウェアエンコード|大きい| |BGCOLOR(#E1F0FF):Intensity Shuttle|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[MonsterX U3.0R]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[MonsterXX2>MonsterXX2の使い方]]|ソフトウェアエンコード|小さい| |BGCOLOR(#E1F0FF):XCAPTURE-1|ソフトウェアエンコード|小さい| **ハードウェアエンコードの製品の場合 -[[ハードウェアエンコード>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/169.html#id_810a77c2]]の製品は、基本的にラグ対策が必須です。ただし、&font(#0080FF){ラグ軽減機能}を搭載している製品の場合は、この限りではありません。また、かりに同機能を搭載していない場合であっても、&font(#0080FF){パススルー出力}(後述)という機能に対応していれば簡単に対処できます。 -ハードウェアエンコードの製品の場合、ラグ軽減機能、またはパススルー出力機能のいずれかを搭載していることがほとんどです。どちらの機能も搭載していないハードウェアエンコードの製品は、すでに過去のものとなっています。 **ソフトウェアエンコードの製品の場合 -[[ソフトウェアエンコード>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/169.html#id_ed8794d7]]のキャプチャーボードの場合、&font(#0080FF){ラグを妥協できるかどうかは最終的に人それぞれ}です。ソフトウェアエンコードの製品を使用する場合は、必ずしも以下の解説を読まなくてもかまいません。いったん自分でキャプチャーボードにゲーム機をつないでプレイしてみて、ラグがあると感じた場合に解説を読んでみてください。 -参考までに、下記動画はソフトウェアエンコードである[[CV710]]のラグについて検証したものです。 &html(<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/o8XihxeNO00" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>) &link_up(▲画面の上へ) *TVまたはPCディスプレイが別途必要 -このページではいくつかのラグ対策の方法を掲載していますが、共通して最低限用意するものは&font(#0080FF){TV}または&font(#0080FF){PCディスプレイ}です。ノートPCの場合であれば、TVまたはPCディスプレイを用意しましょう。デスクトップPCの場合は、TVを用意するか、または現在使用しているPCディスプレイとは別に、もう1台PCディスプレイを用意します。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/tv02b.png) **TVの種類 -用意するTVは、ふだんゲームプレイで使っているものでかまいません。ただ、&font(#0080FF){液晶TVの場合、TV内部の映像処理によりキャプチャーボードとは無関係に遅延が発生しています}((具体的には、映像を高画質に見せるための加工処理により、ゲーム画面を表示するまでに時間がかかっています。そのためにTV側でも遅延が発生するのです。現在の液晶TVはそうでもありませんが、初期の液晶TVでゲームをプレイしようとすると、TVの遅延が原因でゲームをプレイできないということがありました。あまりに遅延の大きいTVだと、そもそもキャプチャーボードの遅延対策のためにTVを用意する意味がなくなります。))。遅延のなさという観点からいえば、ブラウン管TVがベストではあります。ブラウン管TVの場合、遅延は事実上0だからです。しかし、現在ブラウン管TVを持っている人は少ないでしょう。 -かりに&font(#0080FF){液晶TVを使用する場合は、TV側で「ゲームモード」「ゲームダイレクトモード」「スルーモード」などのモードに設定}します。そうすれば、TV側の遅延を減少させることができます。ただ、そのようなモードが搭載されていないTVであっても、ふだん違和感なくゲームをできているのであれば問題ありません。 **TVの代わりにPCディスプレイでも可能 -TVの代わりに&font(#0080FF){PCディスプレイ}(PCモニター)も使えます。PCディスプレイの遅延は、液晶TVよりも小さいため、少しでも遅延の少ない環境でゲームをしたいならPCディスプレイを使うのもありです。 &link_up(▲画面の上へ) *パススルー機能を使う方法 -ラグ対策の方法は複数ありますが、もっとも無難なのは&font(#0080FF){キャプチャーボードのパススルー出力機能を使う方法}です。簡単にラグ対策できるうえに、よけいな費用がかかりません。下図のようにHDMIケーブルを接続し、&font(#0080FF){TVを見ながらゲームをプレイ}します。そして、PCのほうで録画・ライブ配信を行うというかたちです。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt02.png) -そこで、&font(#0080FF){これから購入しようとしている製品、あるいは自分が購入した製品に、同機能があるか最初に確認}してください。同機能を搭載したキャプチャーボードを購入するのが、もっとも合理的な方法となります。詳しい使い方については、下記ページをご覧ください。 &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[パススルー出力機能の使い方]]を参照 |CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):パススルー出力機能| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[AVT-C875]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[AVT-C878>AVT-C878の使い方]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[BU110>BU110の使い方]]|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[CV710]]|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[C988>C988の使い方]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[DC-HC3PLUS]]|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):DC-HC4FSPEC|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[DC-HE1U]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60 S]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60 Pro]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GC550]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GC553>GC553 Live Gamer Ultraの使い方]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GC573>GC573 Live Gamer 4Kの使い方]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GV-USB2]]|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[GV-USB3/HD>GV-USB3-HDの使い方]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[HD PVR Rocket]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[HD PVR 2]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):Intensity Shuttle|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[MonsterX U3.0R]]|○| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[MonsterXX2>MonsterXX2の使い方]]|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):XCAPTURE-1|○| &link_up(▲画面の上へ) *パススルー機能がない場合の方法 -では、キャプチャーボードにパススルー出力機能が搭載されていない場合、どのようにしてラグ対策すればよいのでしょうか。結論から書くと、&font(#0080FF){ゲーム画面・ゲーム音声を、キャプチャーボードとTVの双方に分配出力}させればよいのです。具体的には3通りあります。 **分配器を使用するやり方 -&font(#0080FF){分配器}(スプリッタ)とよばれるものを使用して、&font(#0080FF){ゲーム機の映像・音声をPCとTVの双方に分配}する方法です。&font(#0080FF){キャプチャーボードが搭載する入力端子の種類を問わず採用できる方法}です。たとえば、ゲーム機とキャプチャーボードをHDMIで接続しているのであれば、HDMI分配器を購入します。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/c42f.png)&br()&size(small){▲ここでは「&html(<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B075QG9P2B/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B075QG9P2B&linkCode=as2&tag=vipdshosgemuj-22&linkId=f05b69bea3f578a4e6836f22f9cdaf03">AstroAI 4K HDMI 分配器 スプリッター 1入力2出力</a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=vipdshosgemuj-22&l=am2&o=9&a=B075QG9P2B" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)」(リンク先 : Amazon)を使用しています。} &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[こちら>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/213.html#id_2e541242]]を参照 **分配ケーブルを使用するやり方 -&font(#0080FF){分配ケーブル}とよばれるものを使用して、&font(#0080FF){ゲーム機の映像・音声をPCとTVの双方に分配}する方法です。キャプチャーボードがコンポジット端子またはS端子を搭載している場合に採用できる方法です。たとえば、[[GV-USB2]]などHDMI端子を搭載していない製品の場合です。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/cap60.png) -この方法のメリットは、とてもシンプルにラグ対策できる点です。デメリットは映像・音声信号をそれぞれ分岐させるので、画質・音質が劣化する(画面は少し暗くなる)点です。 &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[こちら>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/213.html#id_dc488eb7]]を参照 **S端子+コンポジットケーブルを使用するやり方 -&font(#0080FF){S端子とコンポジット端子の両方を備えているケーブル}を使用する方法です。キャプチャーボードがコンポジット端子またはS端子を搭載している場合に採用できる方法です。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/cap59.png) -この方法のメリットは、簡単で金銭的な負担が少なくすむ点です。他方デメリットは、TVからはゲーム音を聞くことができず、PCから音を聞くことになる点です。かりにTVからゲーム音を聞こうとすれば、分配ケーブルなどを追加する必要があります。 &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[こちら>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/213.html#id_bb65e3ba]]を参照 &link_up(▲画面の上へ) *関連ページ -[[コメント>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/187.html]] --質問など -[[キャプチャーボードの選び方]] --いますぐわかる!キャプチャーボードの賢い選び方 -[[キャプチャーボードの映像・音声が出ないときは]] --ゲーム画面がPCに映らない、ゲーム音がPCから出ないときの対処法 &link_up(▲画面の上へ) ---- &meta_description(キャプチャーボードにゲーム機を接続している場合、遅延(ラグ)が原因でゲームをプレイしづらいことがあります。このページでは、ラグを回避する方法を踏み込んで紹介しています。現在は、パススルー出力機能というものを使って対処するのが一般的な方法です。同機能を搭載しているキャプチャーボードの場合、簡単にラグ対策ができます。)

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: