トップ > ボツカテゴリ > かんたん配信のやり方 / 2017年10月23日 (月) 20時09分16秒

  • このページは古くなったため、読む必要はありません。ニコ生で配信する場合は、NLEOBS StudioXSplitなどの配信ソフトを使って配信してください。2017.11.17












  • ニコニコ生放送で配信する方法には、「かんたん配信」(「ブラウザ配信」)と「外部ツール配信」の2種類があります。このページでは、かんたん配信のやり方について解説しています。


目次


枠取り


  • ニコニコ生放送で配信を行うためには、放送枠というものを取得する必要があります。ニコニコ生放送ではひとつひとつの放送番組のことをといい、枠数は限られています。いわばイス取りゲームでいうところのイスに該当するのが枠と理解すればよいでしょう。そして、生放送を行うために枠を取ることを枠取りといいます。

  • 枠を取れない場合は、枠が空くまで(イスを確保できるまで)順番待ちをします。ただし、コミュニティレベルが60以上であればすぐに放送を開始できます。また、ニコニコポイントを消費することによって、すぐ放送を開始することも可能です(割り込み)。

順番待ち 備考
コミュニティレベル 60未満 あり コミュニティ作成時はレベル1
60以上 なし コミュニティ特権によりすぐに放送を開始できる
割り込み なし コミュレベルに応じて200~600ポイント必要。レベル60以上は無料。

▲画面の上へ

枠取りの方法


  • 枠取り方法は以下のとおりです。配信するための準備がすんでいることを前提にしています。

枠取り開始


  1. ニコニコ生放送のトップページまたはマイページにアクセスする。
  2. 画面上部の「放送する」をクリックする。


新規番組登録


  1. 「通常配信」が選択されていることを確認する*1
  2. 「タイトル」に配信のタイトル・概要を、「詳細」に具体的な配信内容をそれぞれ記入する。
  3. 放送するコミュニティ」で、さきほど自分が作成したコミュニティを選択する。
  4. 公開範囲/タイムシフト/Twitterなどの設定を開く」をクリックし、各種設定をする。
  5. 「確認する」をクリックする。


▲クリックで画像拡大。任意の設定をしてください。テスト配信したい場合は、「放送を公開する範囲」で「コミュニティ限定で放送する」にチェックを入れましょう。コミュニティに参加しているのが自分ひとりだけであれば、だれにも配信を見られる心配はありません。

登録情報確認


  1. 「上記の利用規約に同意する」にチェックを入れて「放送を開始する」をクリックする。
  2. 枠が取れた場合は放送用の画面に切り替わる。
  3. 枠取りに失敗した場合は順番待ちの画面になる。


▲画面の上へ

配信開始・終了の方法


  • 枠が取れたら、つぎはいよいよ配信を開始しましょう。

「Adobe Flash Player 設定」の「カメラとマイクへのアクセス」で「許可」を選択します*2


「本番開始」→「はい」の順にクリックすると配信が開始します。


「かんたん配信」タブで配信の設定をします。詳細は後述します。


30分経過すると配信が自動的に停止します。

途中で配信を終了したい場合は、「番組終了」→「はい」の順にクリックします。


▲画面の上へ

放送の設定(映像)


  • 以下の解説は、配信に必要なものが用意されていることを前提にしています。

NDCまたはSCFH DSFを使用している場合


  • まずは「映像」にチェックが入っていることを確認しましょう。ここにチェックが入っていないと映像を配信できません。


  • 「映像」では、NDCを使用するのであれば「NDC(XP)」を、SCFH DSFを使用するなら「SCFH DSF」をそれぞれ選択しましょう。なお、「NDC(XP)」が表示されていない場合はこちらを、「SCFH DSF」が表示されていない場合はこちらをそれぞれご覧ください。


  • TVゲーム配信の場合は、キャプチャーソフトを起動してキャプチャーソフトに映っているゲーム映像をNDCまたはSCFH DSFで画面キャプチャーします。ゲーム画面上にほかのウィンドウが重ならないように位置を調整し、画面キャプチャーしてください。PCの画面が広いほうがこのような作業は捗ります。


  • PCゲーム配信の場合は、PCゲームを起動してNDCまたはSCFH DSFで画面キャプチャーします。この場合も、やはりゲーム画面上にほかのウィンドウが重ならないように気をつけましょう。

Webカメラを使用している場合


  • Webカメラを接続しているのであればWebカメラも選択できます。しかし、ここでWebカメラを選択すると、Webカメラ以外の映像は配信できません。したがって、雑談配信の場合はWebカメラを選択すればよいのですが、ゲーム配信などの場合はWebカメラは選択しません。


▲画面の上へ

放送の設定(音声)


  • まずは「音声」にチェックが入っていることを確認しましょう。ここにチェックが入っていないと音声を配信できません。


  • 「音声」では「ステレオ ミキサー」を選択します。ここで「マイク」を選択するとPCの音を配信できません。マイクの音は、マイクミュートを解除することで配信できます(詳細)。「ステレオ ミキサー」が表示されない場合については後述します。


▲(1)「ステレオ ミキサー」を選択し、(2)Windowsの設定でマイクミュートを解除します。「マイク」を選択するとマイクの音しか流せません。

  • 配信時は、再生画面の下にあるスピーカーのアイコンをクリックしてミュートにしておきます。そうしないと、音声がループまたは反響してしまうからです。忘れやすいところなので注意しましょう。スピーカーをミュートにしても音は自分に聞こえます。


▲スピーカーをミュートにします。

▲画面の上へ

画質・音質の設定


  • 最初に「映像」および「音声」にチェックが入っていることを確認してください。そのうえで画質・音質の設定をしていきます。

比重


  • 「映像重視」と「音質重視」がありますが、「音質重視」側にスライダーを移動しましょう。映像重視にしても映像の品質は変わらないうえに、音質が悪くなるからです。今後、この設定を変更する必要はありません。


映像


  • 「映像」の「640 x 360」というような部分の設定は、画質を重視したいのか、それとも動きをできるだけ滑らかにしたいのかによって設定方法が異なります。下表をご覧ください。バランスのとれた設定は、「512 x 288」または「512 x 384」です。


解像度 アスペクト比 画質 動き 備考
640 x 360 16:9 よくなる カクカクになる
640 x 480 4:3 よくなる カクカクになる
512 x 288 16:9 バランスのとれた無難な設定
512 x 384 4:3 バランスのとれた無難な設定
320 x 180 16:9 とても悪くなる 滑らかになる PCの動作は軽くなる
320 x 240 4:3 とても悪くなる 滑らかになる PCの動作は軽くなる

  • 表中のアスペクト比というのは、画面の縦横比のことです。配信したい映像のアスペクト比が16:9なら16:9の解像度(例 : 「512 x 288」)を選び、アスペクト比が4:3なら4:3の解像度(例 : 「512 x 384」)を選びます。アスペクト比がよくわからない場合は、実際にどちらかの解像度を選んでみてください*3

  • 「コマ数重視」と「画質重視」のところの設定は、なかなか悩ましいところです。動きの激しい映像を配信したい場合は「コマ数重視」、動きのない映像を配信したい場合は「画質重視」がよいでしょう。スライダーを移動して調整します。


動き 画質 備考
コマ数重視 よくなる とても悪くなる 動きの激しい映像の場合に
画質重視 カクカクになる よくなる 動きの少ない映像の場合に

▲画面の上へ

こんなときは(映像)


「NDC(XP)」または「SCFH DSF」が表示されない


  • NDCを使用している場合はこちらを、SCFH DSFを使用している場合はこちらをそれぞれご覧ください。

モザイク状の画質になる、動きがカクカクする


  • 画面上に表示されるモザイクのようなノイズのことをブロックノイズといいます。ブロックノイズは映像が激しく動いているときに発生しやすく、逆に動きが少ない映像の場合はほとんど発生しません。ニコニコ生放送では、ある程度動く映像だとブロックノイズがどうしても発生します。そのため低画質な配信となることが多いでしょう。


  • もっとも、「高画質」のチェックを外して「映像」のスライダーを「画質重視」に移動することで、ブロックノイズを消すことはできます。しかし、画質がよくなる代わりに今度はカクカクとした動き(紙芝居のような動き)になります。ニコニコ生放送の仕様上、画質と動きの滑らかさを両立できないのです。


文字が潰れる、にじむ


  • NDCを使用している場合はこちらを、SCFH DSFを使用している場合はこちらをそれぞれご覧ください。

画面左上しか映らない


  • NDCを使用している場合はこちらを、SCFH DSFを使用している場合はこちらをそれぞれご覧ください。

再生画面が遅れる


  • 環境にもよりますが、3~5秒程度の遅延は必ず発生します。

画面のなかに小さい画面を入れたい


  • ゲーム画面のなかにWebカメラの映像を映して2画面にしたい場合は、「映像」で「SCFH DSF」を選択したうえで同ソフトのレイアウト機能を使用しましょう。または、外部配信ツール配信でNLEなどを使用します。

▲画面の上へ

こんなときは(音声)


「ステレオ ミキサー」が表示されない


  • 「音声」で「ステレオ ミキサー」が表示されない原因としては、(1)PCにステレオミキサーが搭載されていない、(2)ステレオミキサーが無効になっている、(3)放送画面のページを更新していない(更新は「F5」キーで可能)、といったことが考えられます。(1)と(2)については、ステレオミキサーの基礎をご覧ください。

  • なお、Sound Blaster X-Fi Go! Pro r2などを使用している場合は、「ステレオ ミキサー」ではなく「再生リダイレクト」と表示されます。

ステレオミキサー選択時に音が繰り返し聞こえる


  • 再生画面の下にあるスピーカーアイコンをクリックしてミュートにします(上述)。

こもった音質になる


  • 音がこもる場合、まず「映像重視」と「音質重視」のところにあるスライダーをいちばん右側に移動ます。



「サーッ」というノイズがする



音量を調整したい



▲画面の上へ

関連ページ




  • Webカメラ
    • Webカメラの基本的な知識と、賢い選び方

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最終更新:2017年10月23日 20:09

*1 「新配信(β)」を選択した場合、このページに掲載している画像とは少し異なる画面で配信することになります。

*2 このポップアップは、画面上で右クリックして「設定」→「設定を保存」→「閉じる」の順にクリックすると、つぎからは表示が省略されます。また、まちがえて「拒否」を選択してしまった場合は、画面上で右クリックして「設定」→「許可」の順にクリックしてください。「拒否」を選択してしまうと、NDCやSCFH DSFで映像を取り込めなくなります。

*3 たとえば、「512 x 288」を選択したあとに配信画面を見てみます。画面にほぼぴったりと合った映像が表示されたでしょうか。このとき、もしも画面の左右に幅の広い黒帯が表示されたのであれば、「512 x 288」ではなく「512 x 384」を選択しましょう。