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CV710 / 2016年02月03日 (水) 20時05分52秒
キャプチャーボードの基本的な知識については、
キャプチャーボードをご覧ください。
キャプチャーボードの選び方については、
キャプチャーボードの選び方をご覧ください。
- CV710は、生産を終了しました。2019.2.14
▲USB 3.0接続できるCV710(リンク先 : Amazon)
- フルHD画質(1080p/60fps)対応
- フルHD画質の1080p/60fpsに対応しています。一般的なHDキャプチャーボードを越えるハイレベルな画質です。
- USB 3.0対応
- USB接続なので、デスクトップPCおよびノートPCで使用できます。ただし、USB 3.0接続が必須であり、USB 2.0接続では動作しません。この点は注意しましょう。
- HDMI端子・コンポーネント端子に対応
- HDMI端子およびコンポーネント端子を搭載しています。そのため、さまざまなゲーム機を接続できます。PS3はコンポーネント接続して映像を表示・録画しましょう。なお、PS3をHDMI接続した場合でも、付属ソフトでなら映像を表示可能です。
- PS3専用ケーブル付属
- PS3を接続するためのケーブル(コンポーネントケーブル)は付属されています。PS3専用のコンポーネントケーブルを購入する必要はありません。1本のケーブルだけでPS3とCV710を接続できます。
- コンパクトなデザイン
目次
動作環境・製品仕様
CV710(Amazonで価格を見る) |
CV710 |
接続方式 |
USB 3.0 |
エンコードタイプ |
ソフトウェアエンコード |
ビデオ入力端子 |
HDMI端子・コンポーネント端子 |
対応OS |
Windows 7/8/8.1/10(32/64bit) |
公式サイト |
AverMedia |
備考 |
1080p/60fps対応、USB3.0に注意。ソフトウェアはダウンロード |
PCのスペックについて
- 1080p/60fpsで録画する場合は、相応のPCのスペックが必要です。推奨動作環境については公式サイトを参照してください。ただ、これより低い性能のPCであっても720p/60fpsでの録画ならば可能な場合があるでしょう。
ゲーム実況で必要なPCスペックと、おすすめPCの選び方
USB3.0について
- CV710を使用するうえで、もっとも注意したいのがUSB 3.0接続についてです。CV710はUSB 3.0専用であり、USB 2.0では動作しません。まずはPCにUSB 3.0が搭載されていることを確認しましょう。
▲USB 3.0は青い端子なので、PCを見ればUSB 3.0対応かどうか、すぐにわかります。
- 公式サイトでは、Intel製、ルネサス製、Fresco Logic製のうち、いずれかのUSB 3.0が推奨されています。そこで、PCのUSB 3.0がCV710に対応しているかどうか、デバイスマネージャーで確認しておいてください。
▲デバイスマネージャーでの表示例
接続可能なゲーム機の例
- CV710に接続できるゲーム機は下表のとおりです。PS3などを接続する場合に注意したいのですが、本製品はHDCPに対応していないため、HDMI接続しても録画はできません。PS3の場合は、CV710に付属されているケーブル(コンポーネントケーブル)で接続しましょう。どうしてもPS3をHDMI接続したいのであれば、HDCPを知るをご覧ください。
|
HDMI端子による接続
|
コンポーネント端子による接続
|
備考 |
PS3 |
× |
○ |
・CV710付属のコンポーネントケーブルで接続する ・HDMI接続したい場合は、HDMI分配器を使う |
PS4 |
○ |
× |
PS4側の設定でHDCPをOFFにしておく(詳細) |
PS2 |
× |
○ |
CV710付属のコンポーネントケーブルで接続可能 |
Switch |
○ |
× |
HDMI接続で問題なし |
Wii U |
○ |
○ |
HDMI接続で問題なし |
Wii |
× |
○ |
|
Xbox One |
○ |
× |
HDMI接続で問題なし |
Xbox 360 |
○ |
○ |
HDMI接続で問題なし |
PSP-3000/2000 |
× |
○ |
|
PS Vita TV |
× |
× |
HDMI分配器を使えば対処可能 |
iOSデバイス |
× |
× |
HDMI分配器を使えば対処可能 |
|
ゲーム画面の表示 |
ゲームの録画 |
スクショ撮影 |
備考 |
PS3 |
HDMI |
○(付属ソフト限定) |
× |
× |
|
コンポーネント |
○ |
○ |
○ |
PS3はコンポーネント接続が基本 |
PS4 |
HDMI |
○ |
○ |
○ |
|
コンポーネント |
× |
× |
× |
|
Switch |
HDMI |
○ |
○ |
○ |
|
コンポーネント |
× |
× |
× |
|
Wii U |
HDMI |
○ |
○ |
○ |
|
コンポーネント |
○ |
○ |
○ |
|
Xbox One |
HDMI |
○ |
○ |
○ |
|
コンポーネント |
× |
× |
× |
|
Xbox 360 |
HDMI |
○ |
○ |
○ |
|
コンポーネント |
○ |
○ |
○ |
|
PS Vita TV |
HDMI |
○(付属ソフト限定) |
× |
× |
|
コンポーネント |
× |
× |
× |
PS Vita TVはコンポーネント端子非対応 |
iOSデバイス |
HDMI |
○(付属ソフト限定) |
× |
× |
|
コンポーネント |
× |
× |
× |
|
▲HDMI対応ゲーム機をCV710に直接接続し、付属ソフトを使用した場合にできること一覧
▲画面の上へ
付属品
|
説明 |
備考 |
1.本体 |
|
|
2.専用PlayStation3ケーブル |
PS3を接続するさいに使用するコンポーネントケーブル |
PS2にも対応 |
3.AV IN - コンポーネントAV変換ケーブル |
WiiやPSPなどを接続するさいに使用するコンポーネント端子 |
|
4.USB 3.0ケーブル |
CV710をPCに接続するためのUSBケーブル |
|
5.クイックガイド |
簡単な取扱説明書 |
|
- HDMIケーブルは付属されていません。ゲーム機をHDMI接続したい場合は、別途HDMIケーブルを用意しましょう。
- CD-ROMは付属されていません。公式サイトでソフトウェアをダウンロードするかたちになります(後述)。
▲画面の上へ
他製品との比較
- CV710と似た製品についてまとめておきます。すでにCV710を購入している場合は読み飛ばしてください。
MonsterX U3.0R
- MonsterX U3.0Rは、HDMI端子を搭載したUSB対応製品です。最大1080p/60fpsで録画できる点や、製品をUSB 3.0接続する点でCV710と共通しています。どちらの製品を購入すべきかは、使用目的や人によるといってよいでしょう。両製品が大きく異なっている点は、パススルー出力の有無、コンポーネント端子の有無、です。
▲MonsterX U3.0R
- パススルー出力があるMonsterX U3.0Rは、PCだけではなくTVにもゲーム画面を簡単に表示できます。そのため、「ゲームをプレイするならTV画面で」という人に適した製品です。この点、CV710の場合は、同じことをやろうとすると分配器を購入してなくてはいけません(後述)。ただ、MonsterX U3.0RはHDMI端子以外の端子を搭載していないので、同端子に対応していないゲーム機は接続できないという点に注意が必要です(例 : PS2、Wii、PSP)。
|
パススルー出力 |
コンポーネント端子 |
MonsterX U3.0R |
○ |
× |
CV710 |
× |
○ |
- 上表以外でCV710とMonsterX U3.0Rの違う点としては、付属ソフトの使いやすさがあります。CV710は便利な機能が搭載されているのに対し、MonsterX U3.0Rは最低限の機能のみを搭載しています。もっとも、付属ソフトを使わないという人にとっては、この点は考慮することのない事項ではあります。
GC550
- CV710の上位モデルの製品としてGC550も覚えておきましょう。GC550も1080p/60fpsに完全対応しており、かつUSB 3.0接続です。コンポーネント端子も搭載しています。両製品との違いで大きいのは、パススルー出力の有無でしょう。PCのゲーム画面を見ながらゲームをプレイするつもりならCV710のほうがよいですし、TVにゲーム画面を映してゲームをプレイしたいならGC550を購入するべきです。
▲GC550
|
パススルー出力 |
過去の映像遡り |
付属のキャプチャーソフト |
GC550 |
○ |
○ |
RECentral 3 |
CV710 |
× |
× |
RECentral |
- GC550には、ゲームをプレイ中に過去の映像を再生できる機能もあります(ライブ編集機能)。そのほか、GC550はRECentralから大幅にパワーアップしたRECentral 3が付属されており、GC550はCV710の上位モデルと考えておけばまちがいありません。
▲画面の上へ
ソフトウェアのインストール
ドライバーとRECentral
- CV710を使用するために、まず必要なソフトウェアをインストールしましょう。ドライバーとRECentralの2種類が重要です。
- 付属のUSB 3.0ケーブルを使い、CV710をPCのUSB 3.0ポートに接続する。
- 公式サイトのダウンロードページにアクセスする。
- 「DOWNLOAD」ボタンをクリックし、ソフトウェアをダウンロードする。
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックする。
- 画面の指示に従ってインストールを進めていく。
- インストールが完了すると、デスクトップに「AVerMedia RECentral」および「AVerMedia USB3.0 Diagnosis Tool」のショートカットアイコンが作成される。
▲インストール画面
USB 3.0の速度テスト
- 念のため「USB3.0診断ツール」の速度テストを行います。
- デスクトップにある「AVerMedia USB3.0 Diagnosis Tool」をダブルクリックする。
- 「次へ」→「スタンダード」の順にクリックする。
- 計測が開始する。
- 診断結果が正常であることを確認する。
- 診断結果が正常でない場合は、取扱説明書(PDFファイル、p.34~)を参考にしてフレームレートを半分にする(例 : 60p→30p)。
- 診断テストを終了する。
▲画面の上へ
ゲーム機の接続
コンポーネント接続
- ゲーム機をコンポーネント端子で接続する場合、PS3であればCV710に付属されている専用PlayStation3ケーブルを使って接続できます。
▲PS3の接続例
▲PSP-2000/3000の接続例。Wiiの場合は、Wii専用 コンポーネントAVケーブルで接続することになります。
HDMI接続
- ゲーム機をHDMI端子で接続する場合は、HDMIケーブルを使って下図のように接続します。
▲PS4の接続例。Switch、Wii Uも接続方法はまったく同じです。
▲iOSデバイスの接続例
キャプチャーボードを使ってiPhoneの画面をPCに映す方法を参照
▲画面の上へ
ゲーム画面の表示(RECentral)
- ゲーム機を接続できたら、つぎは付属のキャプチャーソフトであるRECentralにゲーム画面を表示してみましょう。RECentralを使わずアマレコTVを使用することもできますが、同ソフトについては後述します。
デスクトップにある「
RECentral」のショートカットアイコンをダブルクリックします。
「録画」を選択します。
「上級者向け」を選択します。
「ビデオソースを選択」で、
ゲーム機を接続するのに使用している端子に合わせて「コンポーネント」または「HDMI」を選択します。ここの設定をまちがえるとゲーム機の映像が表示されません。
▲いずれかのビデオ入力端子を正しく選択します。
「準備完了」をクリックします。
ゲーム機の電源を入れます。PSPの場合は、さらにPSP本体の画面下にあるディスプレイボタンを5秒以上長押ししてください。
ゲーム画面が表示され、音が聞こえてきます。
映像・音声を視聴できない場合は、「フォーマット」を「w=1280,h=720,fps=59.94,fcc=YUY2,bit=16」または「w=1920,h=1080,fps=59.94,fcc=YUY2,bit=16」に変更して「OK」をクリックします。それでも問題が解決できない場合は、
こちらをご覧ください。
プレビュー画面をダブルクリックすると画面が
フルスクリーンになります。なお、ウィンドウ状態のままの場合、サイズは固定です。
ゲームの
音量調整は音量ミキサーから行います。音量ミキサーでの音量調整は、録画ファイルには影響しません。
次回からゲーム画面を表示するときは、RECentralを起動後に赤いボタンをクリックしてください。そうすればすぐにゲーム画面を表示できます。
▲画面の上へ
録画(RECentral)
- ゲームの録画方法は以下のとおりです。最初に録画についての設定をします。
ゲーム画面を表示している場合は、ゲーム画面をいったん閉じます。
右上の歯車アイコンをクリックします。
「保存フォルダの設定」で動画の保存先を設定して、「OK」をクリックします。
「上級者向け」を選択します。
「映像設定」で各種設定をします。設定の意味がわからない場合は、下記画像のように設定してください。解像度の設定が不適切だと、録画中などにプレビュー画面の縦横比が狂う場合があるので注意しましょう。
▲画像クリックで拡大。この画像では「ビデオソースを選択」で「コンポーネント」を選択していますが、ゲーム機とCV710をHDMI接続している場合は「HDMI」を選択します。
|
お薦めの設定 |
説明 |
映像のフォーマット |
MP4 (H.264+AAC) |
タイムシフトをONにしている場合は強制的にTSになる |
解像度 |
1280x720 |
画面サイズのこと。1920x1080でもよいが、1280x720が無難 |
映像ビットレート |
5.0 Mbps~20.0 Mbps |
数字が大きいほど高画質になり、かつファイルサイズも大きくなる |
音声ビットレート |
128kbps~256kbps |
数字が大きいほど高音質になり、かつファイルサイズも大きくなる |
フレーム |
60 |
動きの滑らかさ(単位はfps)。解像度が1280x720の場合は60fpsがお薦め |
「準備完了」をクリックします。
録画ボタンをクリックします。
停止ボタンをクリックすれば録画が停止します。
さきほど設定した動画の保存先を開いて、動画を確認してください。
録画した動画は、
Windows ムービーメーカーや
AviUtlなどの動画編集ソフトで編集することができます。また、ファイルサイズを小さくしたい場合は、上記アプリケーションのほか、
つんでれんこを使用することでも可能です。
▲画面の上へ
アマレコTVの使い方
アマレコTVとは
- CV710は、アマレコTVを使用することもできます。アマレコTVはキャプチャーソフトとして定番であるため、使い方を覚えておいて損はありません。RECentralが使いづらい、調子がおかしい、というような場合は、アマレコTVを使用してみましょう。無料で使用できます。
▲画像は、PS4版『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』(コナミ)より
- なお、HDMI接続したPS3の映像を表示することができるのはRECentralを使用した場合だけです。アマレコTVでは、HDMI接続したPS3の映像を表示することはできません。これに対し、PS3をコンポーネント接続した場合は、RECentralであってもアマレコTVであっても、問題なく録画できます。HDCPに対応していないCV710の仕様です。
インストール
- アマレコTVのダウンロードおよび起動については、こちらをご覧ください。アマレコTVを起動するためにはAMVコーデックというソフトウェアが必要ですが、同コーデックも無料で使用可能です。
ゲーム画面の表示・録画
アマレコTVを起動します。
RECentralは終了しておきます。アマレコTVを使用するのであれば、RECentralを起動する必要はありません。
設定画面が自動で開きます。設定画面が表示されなかった場合は、ツールバーの
をクリックします。
「グラフ 1(デバイス)」タブを開いて設定します。どの設定も重要ですが、とくに
「入力端子」と「フォーマット」の設定に注意しましょう。
設定をまちがえると映像が表示されません。
▲クリックで画像拡大
「OK」をクリックします。
ゲーム機の電源をONにします。
ゲーム画面が表示され、音が聞こえてきます。
映像・音声を視聴できない場合は、「フォーマット」を「w=1280,h=720,fps=59.94,fcc=YUY2,bit=16」または「w=1920,h=1080,fps=59.94,fcc=YUY2,bit=16」に変更して「OK」をクリックします。それでも問題が解決できない場合は、
こちらをご覧ください。
ゲームの
音量調整をするには、アマレコTVのプレビュー画面で右クリックして「ボリューム」から任意の音量を選択します。
アマレコTVのプレビュー画面をダブルクリックすると
フルスクリーン表示になります。
アマレコTVで録画するには、ツールバーの
をクリックします。録画中に
をクリックすると録画が停止し、動画が保存されているフォルダが自動的に開きます。
▲画面の上へ
自分の声を動画に入れるには
RECentralの場合
- RECentralには、録画中にマイクの音(自分の声、実況音声)を動画に入れられる機能があります。この機能により、実況プレイ動画の作成が容易にできます。
- PCにマイクを接続する(USBヘッドセットでも可)。
- RECentralの「録画」を選択する。
- 「上級者向け」を選択する。
- 「マイクを使用する」をONにして、その右横で「マイク」を選択する。
- 「マイク音声を別のmp3ファイルとして保存する」にチェックが入っている場合は外す。
- 「オーディオソースを選択」のところにある「設定」ボタンをクリックすると、ゲームの音とマイクの音のバランスを調整できる(それでもマイクの音が小さい場合はこちらを参照)。
- 「準備完了」をクリックする。
- 録画を開始し、マイクに向かって声を入れる。
- 録画を停止する。
- 実況プレイ動画が完成する。
- 中・上級者向けの方法になりますが、マイクの音を動画とは別に保存することもできます。動画は動画、マイク音声はマイク音声として別々に保存し、あとで動画編集ソフトで両方を合成する方法です。
声を動画に別録りで入れる方法
- 上記4まで同じ手順。
- 「マイク音声を別のmp3ファイルとして保存する」にチェックを入れる。
- 「準備完了」をクリックする。
- 録画を開始し、マイクに向かって声を入れる。
- 録画を停止する。
- 動画ファイル(マイクの音がないプレイ動画)と音声ファイル(マイク音声)のふたつができあがる。
- 動画編集ソフトを使って、プレイ動画とマイク音声を合成する。
- 実況プレイ動画が完成する。
アマレコTVの場合
▲画面の上へ
ラグ
ラグの程度
- ビデオキャプチャーを使用してゲームをプレイする場合、ラグ(タイムラグ/遅延)が問題になることがあります。ラグというのは、ゲームを操作してから映像が表示されるまでの時間差のことをいいます。CV710もビデオキャプチャーである以上、ラグはあります。問題はそのラグが妥できる範囲内かということですが、CV710の場合は基本的に支障が出るレベルではありません。
- ラグが気になる場合は、キャプチャーボードのラグを回避する方法を見て対策してください。TVと分配器を用意し、ゲーム機の映像・音声をPCとTVの両方にそれぞれ分配出力します。そして、TVを見ながらゲームをプレイし、PCのほうで録画・配信を行います。この方法は、大画面TVでゲームをプレイしたいという方にも適した方法でしょう。
- なお参考までに、CV710のラグについては筆者が作成した下記動画も参考にしてみてください。
分配器
- 分配器については、現在のところこちらのHDMI分配器(リンク先 : Amazon)を使用するのが現実的です。そして下図のように各機器をHDMI接続します。いま紹介したHDMI分配器のメリットは、HDMI接続したPS3などの映像をCV710で表示・録画できるようになるという点です。
- どういうことかというと、上で述べたとおりCV710はHDCPに対応していません。そのため、HDMI接続したPS3の映像を録画できませんでした。しかし、このHDMI分配器を使うことでPS3の映像を録画できるようになるわけです。ラグとHDCPの両方に対処できるので、一石二鳥の分配器といえるでしょう。
- ただ問題は、PS2やWii、PSPなどのHDMIに対応していないゲーム機の場合です。なぜなら、コンポーネント端子に対応した分配器は高価だからです(例 : XVI-2)。高価な分配器を購入するくらいであれば、割りきってラグ対策を諦めるのも手かもしれません。繰り返しますが、CV710のラグは小さいからです。
▲画面の上へ
動画作成・ライブ配信のポイント
実況プレイ動画を作成する場合
- 動画は動画共有サイトの仕様に合わせる必要があります。たとえば、投稿できる動画のファイルサイズには各動画共有サイトによって制限があります。声を動画に入れる方法については、上で述べたとおりです。
詳細は、
ニコニコでゲーム実況または
YouTubeでゲーム実況を参照
ライブ配信する場合
- ゲーム配信をするためには、基本的には配信ソフトを使います。配信ソフトには、ゲーム画面・ゲーム音・マイク音を視聴者に向けて配信できる機能があります。ゲーム配信の基本的なやり方については、下記ページをご覧ください。
|
解説記事 |
備考 |
ニコニコ生放送 |
こちら |
|
ツイキャス |
こちら |
|
Twitch |
こちら |
|
YouTube Live・YouTube Gaming |
こちら |
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OPENREC |
こちら |
|
Mixer(旧Beam) |
こちら |
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▲画面の上へ
その他
- スクリーンショット撮影をするには、RECentralの画面下にあるカメラのアイコンをクリックします。撮影した静止画像は、動画が保存されているフォルダと同じ場所にできます。
- 画面が暗い場合は、RECentralの画面下にあるパレットのアイコンをクリックして輝度やコントラストを調整できます。
▲画面の上へ
筆者がCV710を使用した感想
よい点
- さまざまなゲーム機に対応している。PS2やWiiにも対応しているので、ゲーム機の接続で困ることはない。
- PS3をHDMI接続している場合でも、付属ソフトでPS3の画面を映すことができる(付属ソフトで録画はできないが)。
- 2017年現在、筆者が持っているキャプチャーデバイスのなかでは、ラグがもっとも小さい。PS4(HDMI、1080p/60fps出力)とアマレコTVとの組み合わせで、ラグは1~2フレーム以内に収まる。
悪い点
- コンポーネント接続の場合、基本的にラグは妥協するしかない。CV710にはパススルー出力機能がなく、映像を分配しようにもコンポーネント端子対応の分配器は高いので。
- 付属ソフトのライブ配信機能は、場合によっては配信に手こずる可能性がある。ニコ生での使用は微妙。
▲画面の上へ
関連ページ
▲画面の上へ
最終更新:2016年02月03日 20:05