依頼者:
オンデュリュクス(Ondieulix)
/ タブナジア地下壕・入口
依頼内容:
ルフェーゼ野の廃屋の近くで
治療に使える葉っぱを採ってきてほしい。
Chemioue : ジャスティニアス! ねぇ!
ちょっと聞きたいことがあるんだけど!
Justinius : ああ、わかった。
でも、後にしてくれないか?
Chemioue : 後って、どのくらい?
Justinius : ちょっとまだ分からないな。
Chemioue : そうかい。
じゃあ……、またにするよ。
Chemioue : ……あんた、いつからいたんだい?
Chemioue : いるなら声くらいかけてよね。
Chemioue : …………はぁ……。
……プリッシュプリッシュプリッシュ……。
Chemioue : ああ、もう!
ここんとこ、み~んなコレばっかりで
イヤになっちまうよ!
Chemioue : 耳にタコができちまうかと思うよ。
……ちょっと聞いてくれるかい?
Chemioue : プリッシュは、そりゃあすごい子さ。
あたいなんか、かないっこないよ。
Chemioue : でもね、あたいは思うんだ。
あの子には強引って言葉が似合うって。
Chemioue : だって、
ジャスティニアスを差し置いてさ。
いつもいつも……、
Chemioue : ナニサマだってんだい!!
と、思うのさ。
Chemioue : ジャスティニアスは、
気にしてないみたいだけどね。
Chemioue : あんたは、どう思う?
強さってなによりも大事かい?
Chemioue : あたいは強さが一番だなんて思わない。
目の前のことばかり見てるから、
みんな、振り回されるのさ。
Chemioue : あんな子の言うことばっかり
きいてたから……、
Tressia : シェミュ!
Tressia : 外から来たやつらに、
あることないこと吹きこむものじゃないよ!
Chemioue : トレッシア!
いつから聞いていたんだい!?
Tressia : はじめから、だよ。
こんなに近くにいるんだから、
いやでも聞こえちゃうさ。
Tressia : まったく……。
Tressia : いつもいつも同じことばっかり……!
Chemioue : だ、だって……。
Tressia : ……あたしの言ってること
間違ってるかい?
Chemioue : そ、それは……。
Tressia : ほんっと、あんたって……、
いつまでたっても子供なんだから。
Chemioue : な、なんて言ったのさ! 今!
Tressia : おやまあ。この慌てようったら。
かわいいねぇ。
Chemioue : ……なにさ!
Chemioue : あたいはね、
自警団員として、心配してるんだよ!
Chemioue : ぜったいに、ぜったいに、
プリッシュのことがキライとかスキとか、
そんなんじゃないんだから!!
Tressia : フフン
Chemioue : ……あたいは、
本当のことを言ってるだけさ。
Tressia : シェミュ。大人はね、
思ったことをなんでもかんでも口にしたりは
しないものなんだよ。
Tressia : あんたも、そろそろ
気をつけるべきじゃないかい?
Chemioue : ふんっ!
Tressia : あらららら。
完全にすねちゃったねぇ、あれは。
Tressia : まぁ、あたしも
ちょっと言いすぎたけどさ。
Tressia : あの子を見てれば
分かるかもしれないけど、シェミュにはね、
兄のように慕ってる人がいるのさ。
Tressia : あんな風に気持ちを
もてあましちゃってて、この先どうやって
折り合いつけるつもりなんだろう?
Tressia : ……そんなことまで
考える余裕は、あの子にはないだろうけどさ。
Tressia : 似た者同士だと、
案外、うまくいったりするって聞くけどねぇ。
Chemioue : あ~、もう!
なんだってんだい! トレッシアったらさ!!
Parelbriaux : まぁまぁ、落ち着きなよ。
Chemioue : パレルブリオー! あんたまで、
あたいに文句があるっていうのかい?
Parelbriaux : いやぁ、文句はないけど。
Chemioue : けど?
Parelbriaux : プリッシュのこと、
また悪く言ってたのかな? って思って。
Chemioue : あんたの知ったこっちゃないよ。
Parelbriaux : プリッシュを頼りにしてる人たち
だっているんだし、そういう態度は
ほどほどにしておきなよ。
Chemioue : 人たち、ねぇ……。
Chemioue : あんただって、いつもは
たった1人の誰かさんのことしか
気にしてないくせに……。
Parelbriaux : ん? なにか言った?
Chemioue : ううん。べっつにぃ。
Parelbriaux : ともかくさ、
シェミュのためでも……
Chemioue : そういうの、
余計なお世話っていうんだよ。
Parelbriaux : ……ほんっと、
シェミュって素直じゃないよなぁ。
Chemioue : それは、お互いさま。
Parelbriaux : そうかもね。
自分に自信があったら、
すこしは素直でいられたりするのかな……。
Parelbriaux : もっと強くて、
みんなをひっぱっていけるような、
今とは違う自分だったら……。
Parelbriaux : なんてね。
思いついてみただけだけどさ。
Parelbriaux : でも、
シェミュはどう思う?
Chemioue : あたいは、べつに……。
Chemioue : ムチャするのは、……キライだよ。
Chemioue : 大丈夫だなんて言ってて、
突然、ひどい目にあったりするんだ……。
Parelbriaux : もしかして、シェミュ……
Parelbriaux : プリッシュのことが心配なのかい?
Chemioue : そ、そんなことあるわけないだろう?
Chemioue : あんな子は大キライさ!
Chemioue : ふんっ!
そうだ。あんたなんかと
話をしてる場合じゃないんだった。
Chemioue : 見つけたんだよ、アレを。
前に話したの覚えてるかい?
Chemioue : 空気が湿気ってるときにだけ、
見つけられるらしいのさ。
たしか鞄の中にメモが……あれ?
Chemioue : ない!? もうっ!
いやになっちゃうね!
Parelbriaux : あ、こんにちは。
Parelbriaux : 今の、シェミュのこと?
Parelbriaux : よくあることなんだけど、
落とし物をしてきたんだと思うよ。
Parelbriaux : そういうことって
警備の奴に聞くのが一番早いのに、
Parelbriaux : 自分で分かる!って
言ってきかないんだ。いつもさ。
Parelbriaux : 入口の警備をしてる奴が、
いつのまにか落とし物を預かる仕事も担ってて、
Parelbriaux : 自警団って一口に言っても、
いろんな仕事があるんだよ。
Parelbriaux : 君も何か困ったりしたら、
オンデュリュクスに尋ねてみるといいよ。
Ondieulix : ……シェミュの落とし物ですか?
あなたのではなく?
Ondieulix : ……ああ!
思い出しました。確かあったはずです。
えっと……、
Ondieulix : !!
Ondieulix : どうしました!?
そんなにボロボロになって……。
今日は、見張りではなかったのですか?
Parelbriaux : ちょっとね。
外回りに行ってみたんだよ。イテテテテ。
Ondieulix : だいじょうぶ……ではなさそうですね。
Ondieulix : ……しかし、
どうしてまた急に外回りなど?
Parelbriaux : ……冒険者の人を見ていたら、
オレも何かしたくなってさ。
Parelbriaux : でも、急に
はりきりすぎるのはよくないね。
Parelbriaux : なかなか、
……プリッシュのようにはいかないなぁ。
Ondieulix : プリッシュのように……ですか?
Ondieulix : また、どうして急に?
Parelbriaux : あのさ、プリッシュと冒険者って
似たような雰囲気を感じるんだ、オレ。
それだけなんだけど。
Ondieulix : なるほど。冒険者の方の行動力には
驚かされてばかりですが、プリッシュにも、
いつも驚かされているのは確かですね。
Ondieulix : ……逆に言うとプリッシュは、
失敗を恐れないですからね。そこが
冒険をすることに通じるのかもしれないです。
Ondieulix : いえ、恐れないというのとは
少し違うかもしれない……。
Ondieulix : なんと言えばよいのでしょうか……。
プリッシュは……、プリッシュは……、
Ondieulix : 当てはまる言葉がみつからないです。
Parelbriaux : そうだね。
オレにもわからないよ。
Parelbriaux : ……それにしたって、
廃屋に隠れてたのに、
モンスターに見つかるなんて思いもしなかったよ。
Parelbriaux : ……オレってついてないのかな。
Ondieulix : そうでしょうか?
そんな目に遭いながら、
命は落とさずに戻ってこられたなんて
Ondieulix : ……かなり幸運だと私は思いますよ?
Parelbriaux : そうかなぁ。でも、
それってオレの力じゃないような……。
Parelbriaux : どんどん先に進んでいく人もいるのに、
オレだけ、何も変わらないままな気がするよ。
Ondieulix : 他人のことは、
良く見えてしまうものですよ。
Parelbriaux : だといいけど……。
Ondieulix : 私だって、
あなたと似たようなものです。
Ondieulix : さて……と、
その怪我の様子だと、
ちゃんと看てもらったほうがいいですね。
Ondieulix : こういうときに、
シェミュは頼りになりますから。
Parelbriaux : シェミュかぁ……。
今、ちょっとなぁ。
Ondieulix : やれやれ。
また、言い争いでもしたのですか?
Parelbriaux : そんなんじゃないよ。
……でも、ちょっと怒らせてるかも。
Ondieulix : 私も、
シェミュの鞄に入ってた薬を
今、勝手に使ってしまったんですよね。
Ondieulix : 落とし物としてここにあったとはいえ、
パレルブリオーのためともいえ、
……ちょっと心配です……。
Parelbriaux : 今、落とし物って言った?
Ondieulix : ええ。
Parelbriaux : !
……やっぱり、ない……。
イヤな予感がしたんだ……!
Parelbriaux : せっかく見つけたのに
どこに落としてきたんだろう?
モンスターに追いかけられたときかなぁ……?
Ondieulix : 一体、どうしたんですか?
Parelbriaux : 葉っぱを落としてきちゃったんだよ。
薬になる葉っぱなんだけど、
ルフェーゼ野で見つけたんだ。
Parelbriaux : 怪我にとてもよく効くらしくて。
みんなのためになるって……あいつが。
Ondieulix : なるほど。
でも、葉っぱならその場所に行けば、
まだ生えているでしょう?
Ondieulix : !!
ちょうど、冒険者の方が……!
Ondieulix : すみません。つい話し込んでしまって。
……今の話、お聞きになっていましたか?
Ondieulix : 怪我をしている彼の代わりに、
その場所まで行って、葉っぱを
採ってきてはもらえないでしょうか?
Ondieulix : この町の人たちのためにも、
というと大袈裟かもしれませんけど……。
Ondieulix : ともかく、ぜひ、
あなたにお願いしたいんです。
(天候が霧の時に???を調べる)
[Your Name]は、Baumeselを倒した。
(???を調べる)
Chemioue : こんなとこで、いったい
何してるんだい?
Chemioue : あたいはね、
薬の材料を集めに来たんだよ。
ずっと探してたものがあって……。
Chemioue : パレルブリオーが? これを?
Chemioue : ……そっか。
あいつ、探してくれてたのかな……?
Chemioue : そうなのかい!?
あたい、すぐに町に戻るよ!
Chemioue : ……あんないけすかない奴、
知ったこっちゃないんだけどさ。
Chemioue : でも、
……心配だからね。
Chemioue : そうそう!
あんたも探してくれてたらしいね、あたいの鞄。
オンデュリュクスから聞いたよ。
Chemioue : ……ありがとね……。
Chemioue : 冒険者っていうから、
無謀なだけな奴かと思ってたけど、
おかげで助かったよ。
Chemioue : オンデュリュクスの言ってたこと、
正しかったのかな……?
だいじなもの:臭いのする葉っぱを手にいれた!
臭いのする葉っぱ
その臭いを嗅ぐと
口中に苦味が広がる。
しかし、体には良さそうだ。
Ondieulix : それが例の葉っぱですか?
……けっこう臭いますね……。
Ondieulix : そうそう。さきほど
シェミュが駆け込んできたのですが、
声をかける間もなくて……。
Parelbriaux : そんなに息をきらして
どうしたの?
Parelbriaux : 怪我? これなら
たいしたことないのに。
Parelbriaux : イテテテテ。
Chemioue : やせ我慢かい? いいから
あたいに、ちょっとお見せよ?
Parelbriaux : ……怒ってないのかな……?
……?……
シェミュ、この臭いって……。
Chemioue : そうさ、あの葉っぱだよ。
偶然、冒険者の人と会えたんで
分けてもらったんだよ。
Parelbriaux : ……そう。
……だから、ご機嫌なのか……?
Chemioue : あんたもこれ、
見つけてたんだって?
Parelbriaux : あ、ああ。うん。
……まぁ、ね。
Chemioue : ふ~ん。
誰かさんの役にたちたい
って思ったりしちゃったのかい?
Parelbriaux : どういう意味だい?
よく分からないんだけど。
Chemioue : へぇ~。
あたいはてっきり、背が高くって……、
Parelbriaux : !
Chemioue : とっても美人な……、
Parelbriaux : !!
Chemioue : 赤みを帯びた長~い髪をした、
Parelbriaux : !!!!!
Chemioue : っていう人の
役にたちたいのかと思ったよ。
Parelbriaux : そ、そんなんじゃないよ。
Chemioue : へぇ。そうなのかい?
Parelbriaux : そうなんだよ!
しつこいやつだなぁ。
Parelbriaux : ! ……痛くない……。
……腕あげた?
Chemioue : そう思うかい?
Chemioue : でも、あんたに褒められると、
なにやらヘンな感じがするね。
Chemioue : ま、怪我したらさ、
いつでもあたいに言いなよ!
Parelbriaux : ……シェミュに、
励まされてる……のかな……?
Ondieulix : ……シェミュに
私が言ったことですか?
Ondieulix : ……実は、シェミュのお兄さんは、
ムリをしたときの怪我が原因で、
数年前に他界していて……。
Ondieulix : 彼女はそのときから、
治療の勉強を始めたんです。
だから……
Ondieulix : きっと、シェミュは
とても頑張っている人を見ると、
不安になるんだと思います。
Ondieulix : でも、私はそういう人は、
言葉ではなく、行動で私たちのことを
励ましてくれているような気がするんですよ。
Ondieulix : あなたにも、そういった
印象を受けます。ですから、多少のムチャは
必要だってシェミュに言ったんですけど、
Ondieulix : 受け入れてもらえなくって。
でも、いずれ分かってもらえると思います。
Ondieulix : シェミュは、自警団のみんなにとって、
妹のようなものなんです。だから、
つい、口うるさくしてしまうんですが……。
Ondieulix : よかったら、
これを持っていってください。こんな町でも、
引き取り手のない物が
いろいろと溜まってしまって……。
パワフルロープを手にいれた!
パワフルロープ
HP+20 MP+20
Lv44~ All Jobs
■関連項目
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最終更新:2015年07月09日 22:04