アリア ティローク

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アリア ティローク


オメガの支配者

アリア ティロークは、1000歳を超えるといわれるアサリで、無法地帯オメガの支配者であり、
その暴君振りは銀河系中に知れ渡っている。

シタデル評議会の影響が及ばないテルミナス星系にあるオメガは、アリアの思うままだが、
この巨大なコロニーは強固で磐石で、防衛システムを備え、何万という住民を住まわすことが出来る。

オメガを知るものは、誰もがアリアに取って代わりたいと思っているが、Mass Effectの物語の初めから
終わりまで、そうした勇気のある人物は現れなかった。

Mass Effect2において、アフターライフに暮らすアリアは、最もその支配者としての力を発揮していた
時期だったが、オレグ ペトロフスキー将軍らの攻撃によってオメガを明け渡し、再び奪回するが、
リーパーとの紛争という波を避けることは不可能だった。

アリアにまつわるエピソードの中で、ゲーム本編ではあまり触れられていない話がある。
ここではその幾つかを紹介する。



テルミナス星系の拠点となるオメガ

いつからオメガが存在しているかは小説にも明確に描かれていないが、「エレメント ゼロの採掘基地」で、テルミナス星系におけるコロニー建設のための鉱山が建設されたが、いつしかそこに異種族が集まってコロニーになったようだ。トゥーリアン、サラリアン、アサリ、クローガンがオメガ・リレイからやってきて、それぞれにコロニー建設に携わった。

支配者の変転

オメガの住人が多くなってきたとき、支配者が生まれたが、それはトゥーリアンだった。彼はオメガに秩序をもたらしてはいなかったので、やがてクローガンの一人によってある日暗殺され、彼の心臓はクローガンに食べられたとある。そして彼の頭蓋骨は族長クローガンが身に付けている。

族長クローガンもやがてダンサーとしてやってきたアサリに決闘で倒されたが、そのアサリは彼の副官をしていた。100年もの間、アサリのアリア ティロークはダンサーをしていたとあるが、どうしてそんなにも長くかかったかというと、2185年になるまではオメガは採掘基地の荒れた状態で、人口もまだ少なかったようだが、明確にその様子が描かれている節はない。

ただはっきりしているのは、トゥーリアンやサラリアン、アサリらがテルミナス星系で探索をするにはコロニーが必要だったからだ、というのと、エレメント ゼロが大量に発見されて採掘基地が大きくなってきた、というのがあるようだ。最初はトゥーリアンの兵士らで、テルミナス星系を開拓しに来たようだが、異種族同士が協力してオメガ建設に携わるのが長くなりすぎてやがて、評議会の介入と支援がない以上、彼らはここに住むしか道がなかったようだ。(評議会はヤーグを特に嫌った可能性がある)

アサリ、サラリアンらはシタデル評議会設立当初からいたが、トゥーリアンはクローガンの鎮圧によってシタデル評議会に議席を設けた種族であり、コロニー統一戦争を経てできたのがヒエラルキー階級社会後のトゥーリアン政府で、オメガに来たトゥーリアン兵士らはトゥーリアン政府には属さない兵士達だったとある。

サラリアンにはサラリアン・タスクフォース(STG)があったが、これに属さない科学者たちもテルミナス星系の開拓に乗り出したし、トチャンカでは核戦争で荒廃していたため、新天地を探しに多くのクランがトチャンカを脱出したとある。

オメガは閉鎖されておらず、大勢の訪問者を受け入れ、採掘基地建設に従事することとなったが、ストーリーとして「アセンション」に登場したのはやはりMassEffect 2 の背景構築のためだったと見るほかない。


レッドサンド

レッドサンドはゲームの前に小説「アセンション」「リトリビューション」などに登場するが、それぞれオメガで登場している。元は火星のラボでエレメントゼロから生成された失敗によるものとあるが、サーベラスがこれを知った時、バイオティクスの育成に役立つと考え、ポール・グレイソンでレッドサンドの実験をしていた。

タロンとナイリーン

オメガに長く住んでいた傭兵トゥーリアン達は、アリアがダンサーとしてオメガに来る前からオメガにいたが、タロンはやがて(小説の中の時間の中でありMassEffect 2の時間とはズレがあるが)人間が作ったレッドサンドをオメガに流通させることを始めた。

アリアが族長クローガンを倒してオメガの支配者となって以降、傭兵のトゥーリアン兵士達はアリアと争ったが、アリアの武装勢力らによってタロンらは大勢殺されて敗北した。デリアスという当時のタロンのボスはアリアに服従することを誓ったが、彼は何者かによって排除されたか行方不明となったため、ナイリーン・カンドロスがいつしかタロンのボスになった。

アリアはタロンのレッドサンド密売を利用して多くの資金を増やし、かつオメガの居住環境設備増強に力を入れることに成功した。これによって市民の多くの信頼と支持を得た。

そして以下にあるアリアの娘、そしてポール・グレイソンを始め、ナンリーンは小説「リトリビューション(報復)」に登場するが、人間の作った赤い粒、レッドサンドがオメガの存在を大きく強調させた。


アリアとテヴォス評議員

アサリ最高会議は、テルミナス星系への関与を拒否した。しかし、アサリには考古学者の一団があり、テルミナス星系を広く探索したが、アサリ達はなぜかテルミナス星系にコロニーを建設しなかった。理由は、スレッシャーモウがいて、ラクナイも一部に存在し、バタリアン、ヴォーチャ、ヤーグなどの種族と小競り合いのためにテルミナス星系に住みたいと思わなかったようだ。また、アサリは商業を中心とする社会を基本としていたので、シタデル評議会の使うヴォルスが作ったクレジット制を流通させるのは難しいと判断したようだ。

アサリ評議員のテヴォスは、アリアと親しい関係のようだが、ストーリーでははっきり示していないが、どうやらメイトリアークらとの関係があり、アリアはそのメイトリアークらと離れるためにテルミナス星系へ出向いた、というのが過程から読み取れる見解としてあるが、娘のリゼルの母親が誰かのかは明確でないため、MassEffect 2 でも曖昧になってしまったまま今日に至る。


アリアの娘

アリアには、娘がいた。配偶者が誰かは語られていないが、娘の名前をリゼルといった。
もちろん、リゼルはアサリだが、彼女には恋人がいた。それが、ジリアンの父親代わりだった
ポール グレイソンである。

ポール グレイソンは、元々サーベラスよりジリアンの保護者としてグリソム アカデミーに使わされて
いたが、ジリアンをそこから逃がすと、彼はレッドサンドを求めてオメガがにやってきた。

そこでアリアの為に働き、レッドサンドを得ていた。
そこで親しくなったのがアリアの娘リゼルで、彼女のアパートに、ポールはレッドサンドを保管
するようになった。

イルーシヴマンは、ポールがオメガにいると知ると、カイレンを回収に差し向けた。

ある夜、リゼルはポールの為にパーティを催した。共に酒を飲み、楽しい時をすごす。
夜が更けて、2人はアパートでそのまま眠りについた。

カイレンは、広いオメガの中で、ポールが居住区画にいることをエージェントから聞いて知っていたので、
こっそりアパートに侵入した。

リゼル、というアサリは、ただのアサリだとしか聞いていなかったカイレン。
アパートの中で眠るポールとリゼルを見て、アサリをそのまま放置するわけにはいかなかった。

カイレンは考えもなしに、リゼルの喉を掻き切ってしまう。
そして、すぐにポールを部下に命じてアパートの外に運ばせ、彼をサーベラスへと連れ帰った。

ポールは、サーベラスの研究施設に収容されるが、その時彼は、もうろうとした意識の中で、連合への
チャンネルで救難通信を送っていた。

研究施設に収容されたポールは、やがてリーパーの技術の実験台にされる。
イルーシヴマンは、ジリアン グレイソンも取り逃がし、オメガで隠れ住んでいたポールを、もはや
リーパーの実験台にしか見ていなかった。

ポールの体には、リーパーの技術が埋め込まれ、どういうリーパーになるか実験台にされた。


アリアの復讐

娘のリゼルが遺体で発見されると、アリアはその容疑者を探すことに集中する。
アリアは、リゼルと付き合っていたポールを探そうとしたが、オメガには既にいなかったので、まず彼を疑う。

リゼルを殺したのがサーベラスの者だということを知らないアリアは、サーベラスのイルーシヴマンに
ポール グレイソンの情報を求めた。

イルーシヴマンは、アリアとホログラムで対話する。彼は、アリアに、娘をやったのは、今リーパーの実験台
になっているポールだとは言えなかったので、すべて連合側に責任があると言い、グリソム アカデミーにいる
アンダーソン大佐とカーリー サンダースのせいにした。

アリアは、その情報を元に、アンダーソン大佐とカーリー サンダース誘拐を計画し、大勢の部下をグリソム アカデミー
へ送り込んだ。


グリソム アカデミーの戦い

サーベラスの実験施設にいたポールは、救難信号を受け取った連合のトゥーリアンの艦隊に救出され、
グリソム アカデミーに連れ戻されたが、彼がシャトルから施設に入った直後、既にここでは戦闘が
繰り広げられていた。

グリソム アカデミーにいた連合部隊と、アリアの部下達は、アカデミーのバイオティクスの生徒達を
巻き込んで大戦闘を展開していた。

ポール グレイソンは、既にかなりリーパー化が進んでいたために、もはや自分の意識を保てなくなり、
ついにはリーパーの力をここで解放してしまう。

彼は、辺り構わず、誰でも攻撃を始め、大勢の犠牲者を出してしまう。

ジリアン グレイソンの友達でもあった、ニック ドナヒューは、ポールの攻撃で負傷するが、
カーリー サンダースの助けで手当を受ける。

ポールは、通信ターミナルに向かうと、銀河系外延部にいるリーパーに向けてここの情報を送信すると、
直後に、通路でアンダーソン大佐に発見され、ショットガンで狙撃される。

アンダーソン大佐は、このリーパー化したポールの遺体を見て、リーパーの来襲を予感し、
急ぎ評議員を辞任してドナルド ウディナに譲り、連合第5艦隊のハケット提督の元に戻る決意をした。

サーベラスのカイレンは、ポールを追ってグリソム アカデミーにやってきたが、連合の部隊に
見つかって、ホールで足止めされ、やがてアンダーソン大佐に両足を撃ちぬかれて、脱出する。

アンダーソン大佐と、カーリー サンダースは、つかの間の一緒のひと時を過ごし、しばしの別れを告げるのだった。


アリアの躓き

アリアは、イルーシヴマンとホログラムで話すが、彼女はとても不愉快だった。
容疑者だったポール グレイソンは既に死んだと聞かされ、リゼルを殺したのが結局、誰かも分からない。

イルーシヴマンは、アリアにお詫びとして、多額の支払いをすることで、その怒りを鎮めようとした。
300万クレジットを、アリアに支払うと約束すると、後日、ある投資家から彼女の口座に振り込まれた。

アリアは、まだまだ不満だったが、その多額のクレジットをもらうことで、とりあえず今はサーベラスには
敵対しないと、そうイルーシヴマンに話した。

また、サーベラスがオメガにおいて、鉱物資源やレッドサンドの搬入をすることもアリアは認めた。

アリアは、イルーシヴマンがオメガを支援するとは、何か企みが隠れてるという予感はしていたが、
この時はまだ、最悪の事態は予想していなかったので、サーベラスと友好的に付き合うことを約束した。

アリアは、娘を失った悲しみは忘れないが、既に1000歳を超える彼女にとって、もはや生甲斐は別なところにあり、
このオメガの将来の計画、そして住民の将来、それが彼女の目下の関心事だった。


コレクター拉致事件

2184年、オメガで奇妙な事件が起こった。
未知の生物がオメガに侵入して、住民を捕らえて持ち去ろうとした。

当時はまだ、コレクターという名前はまったく知られていなかったので、オメガへの突然の奇襲には誰もが恐怖した。

プラエトリアンの激しい攻撃は、傭兵部隊や住民に多くの犠牲者を出した。

アリアは奮戦し、プラエトリアンを倒してコレクターを殲滅させることには成功したが、
多数の住民がコレクターによって拉致された。

コレクターが持っていたパッドを拾うアリア。そこにはこう書かれてあった。

ホライゾン 643、315
オメガ 853、245
フリーダム プログレス 912、810
エデン プライム 3,962、450
テラ ノヴァ 4,145、412
地球 11,490、225

ブルーサンズのバタリアンが仕組んだ計画

このパッドに書かれた詳細について、後にブルーサンズの遺体から発見されたパッドを見て分かった。
パッドに書かれた数字は、実は、コレクターが拉致しようと計画していた人間の数だった

また、それらの数字を書き込んだのは、ブルーサンズのバタリアンで、オメガで既に遺体になって
発見されていた。ソレム ダルサラは、ブルーサンズのリーダーだったが、アリアを裏切ってコレクターに
手を貸す計画を立てていたことが分かった。

アリアは、オメガの防衛体制をもっと固める必要があると考え、部下に命じて強化を図った。


オメガ侵略

(詳しくはイルーシヴマンを参照)

イルーシヴマンは、アジュタントという変異生物を使ってオメガを混乱に陥れ、
オレグ ペトロフスキー将軍もってオメガを占領させた。

この後は、Mass Effect3へと続く。


コミック「レトリビューション」「インカージョン」「インベイジョン」

※「レトリビューション」は、物語の流れを概ね原作通りに変更しました。


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