アシュリー

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アシュリー ウィリアムズ


降伏した大佐の娘

アシュリーは、ファースト コンタクト戦争で唯一トゥーリアンに降伏したウィリアムズ大佐の娘である。

アシュリー マデリー ウィリアムズは、2158年、4月14日、植民地で生まれた。
ウィリアムズ一家は大家族で、姉妹の中で長女。すぐ下の妹にサラがいる。

彼女は高校を卒業すると、すぐに軍に入隊。彼女は様々な訓練を経て、ソルジャーとしての能力を成長させ、
アサルトライフルの能力に秀でた。
アシュリーは、数多くの業績評価を得たが、昇格は見送られた。父親の影響が強かったかもしれない。

アシュリーは、Mass Effect1と3でシェパード チームのクルーとなり、2では登場しただけで
クルーにはならなかった。
(Mass Effect1で死亡した場合は、それ以降はシェパード少佐の夢でしか出ない)

連合士官でソルジャーのアシュリーは、バイオティクスのケイダン アレンコと、どちらを残すかで
比較されるクルーだ。

BioWareによると、アシュリーとケイダンとどちらが多く使われたかを比較すると、アシュリーのほうが
断然多いのである。女性シェパードだと、ケイダンとロマンスになれるのだが、それでもケイダンの
利用率はとても少ない。

Mass Effect3で、アシュリーを戦闘資産にしてしまって、人によっては、アシュリーは影の薄い
キャラクターかもしない。一見クールに見えるアシュリーだが、男性シェパードとはロマンスができるなど、
とてもホットでセクシーな一面もある。

DLCシタデルでも、彼女の別な一面を見ることが出来る。

アシュリーは、どちらかというと人間を好んで異星人は避けるタイプだが、そこがシェパード少佐との
大きな違いなのかもしれない。

ともあれ、ここでは、Mass Effect1が始まる直前のアシュリー ウィリアムズのエピソードを紹介する。




ビーコンの護衛任務

アシュリー ウィリアムズ中尉は、人間の植民地であるエデン プライムで任務に就いていた。

彼女は、212部隊の指揮官で、ドッグ隊、ブラボー隊、エイブル隊、チャーリー隊などの部隊を率いていた。

212部隊は、ここで発掘されたプロセアン遺物のビーコンの護衛を任されていた。
特に、ビーコン周辺はドッグ隊が担当していて、アシュリーはドッグ隊の指揮官をしていた。

ドッグ隊には、ドンキー軍曹、ペニーローファー、通信士のジェンナー、ベイツ、ロバ、ラスプーチンと6人いた。

ドッグ隊のリーダーは、ドンキー軍曹で、彼はとても女好きで、酒が入るとつい、肉体的な欲求を丸出しにする癖がある。

彼は、中尉のアシュリーを、女性としてとても気に入っていたが、同じドッグ隊のペニーローファーにも気があって、
彼女にもちょっかいを出すため、結局、2人にからかわれて、冗談のエサにされていた。

ゲスの襲撃が起こる日の夕方、212部隊はバーで楽しいひと時を過ごす。

夜、ドッグ隊は任務に向かう時刻を迎えた。
だが、酔ってふざけてばかりのドンキー軍曹のお陰で、ドッグ隊だけは任務に出るのが1時間以上遅くなった。

この時既に、ブラボー隊、エイブル隊、チャーリー隊は任務地へ向かい、そこで敵に遭遇していた。

既に、戦闘が始まっているとも知らないドッグ隊は、とてものんびりしていた。
だが、通信士のジェンナーには、一切連絡は入らない。

ドンキー軍曹は、ロバとベイツに、無理やりバーから担ぎ出されて、酔いが醒めてない彼は、
なんとかアシュリーの後をついていった。

アシュリーは、彼がまたお尻を触ってくるのではないかと心配していたが、ペニーローファーが彼の手に、
グレネードのバッグを持たせていたので、それができなかった。

ペニーローファー「軍曹、それを落とさないでよ、ここで皆と心中したくないから」と、冗談を言って
笑いながら入植地へ向かう。

ドンキー軍曹は、目の前を歩くアシュリーのお尻を、ただ追いかけるように歩くだけだったが、
彼は、早くベッドに入って寝たい気持ちだった。

ドッグ隊は、そんなドンキー軍曹がリーダーでも、仲良くやっていた。
ドンキー軍曹は、女好きだが、仲間思いで、これまで多くの仲間を助けてきたので、アシュリーも信頼していた。

そう…今日までは…。


ゲスの襲来

ゲスは、212部隊の知らない間にエデン プライムに降下してきていた。

ゲスを率いたのは、サレン アルティリウスで、彼は、自分の探しているプロセアンのビーコンが
連合によって発見されたことを知り、ここに探しに来た。

ドッグ隊の6人とアシュリーは、プロセアンのビーコンに向かって、徒歩で移動する。
さっきいたバーから、施設を幾つか経た奥にビーコンはある。

夜も更けて暗い中、ドッグ隊は敵の気配を感じないまま、酔いを醒ますかのようにして歩いていた。

まだ少し酔いが残るドンキー軍曹は、ふと足に何かが当たったのを見て、地面を眺めた。

ドンキー軍曹「あれ? なんだ? これは…。」と、彼は足元を見ると、それは人の骨のようだった。
「う…うああ!」彼は驚いて飛びのいた。

皆は、ドンキー軍曹が驚いたのを見て、ライトを照らして地面をよく見てみると、そこら一面に死体が散らばっていた。

ペニーローファー「これはブラボー隊のクルーよ、間違いない。だって、彼らの持ち場はここでしょう?」
ジェンナー「ええ、そうね。ブラボー隊からは何の連絡もなかったし…。」

ベイツ「まさか、エイブル隊やチャーリー隊も…。」
アシュリー「ジェンナー、彼らからは連絡は?」

ジェンナーは、通信機でエイブル隊とチャーリー隊に連絡を試みる。

ロバは、ベイツの左前を指差して「その人、ベイツの知り合いなんじゃないのか?」
ベイツは、倒れている死体を見ると、がっくりとうなだれて悲しんだ。
「くっそう…。一体誰がこんなことを…」

アシュリーは、ベイツの肩に手を置いて慰めた。「敵を討ちましょう、私達でね」

ラスプーチンは、スナイパーライフルを構えて、敵の攻撃に備えた。
ロバも同様に。

ドンキー軍曹は、やや怯えていた。
まだ眠かったが、死にたくない、と彼は思っていた。

アシュリー「ジェンナー、エイブル隊とチャーリー隊にはつながった?」
ジェンナー「あ、ちょっと待ってください。今声が入りました。えと…。謎の敵から攻撃されてるって…。
彼らはそう言っています。」

ドンキー軍曹は、気分が悪くなったのか、がっくりとうなだれた。

ペニーローファー「軍曹、もうしっかりしなさいよ! あんたリーダーなんでしょ? ねぇアシュリー…。」

アシュリーは、すぐにドンキー軍曹のリーダーの資格を剥奪し、それをロバに与えた。
「今からあなたがドッグ隊のリーダーよ。しっかりお願いね」

ロバ「了解です! 指揮官! 皆を敵から守って見せます!」
ペニーローファー「うわあ、かっこいい。じゃ、私には1発も銃弾が当たらないように、お願いね」
と、ロバにキスした。

ベイツ「俺にも…こににほら、チュってして…ね…。」
ペニーローファーは、グレネードのバッグをベイツに渡して「はい、これあなたの分。がんばって」と、
彼女は投げキッスを彼に与えた。

ベイツ「りょーかい…。」

アシュリー「ふふ、敵を倒したら、また飲みなおすわよ! さあ私についてきて!」

ロバ「さあ、ドンキー軍曹しっかりしろ!」と、彼の腕を引っ張っていく。

ドンキー軍曹「怖い…怖いよぉ…。まだ死にたくない…」
彼は戦う気力を失せていた。

連合では、このように、普段勇敢に戦っていた兵士でも、気が緩むと、このように戦意を失って恐怖を
覚えるという心理状態が誰でも起こり得るという。

後にアシュリーは、ドンキー軍曹を思い出して「私だけはあのようにならない」と回想する。


212部隊の崩壊

ドッグ隊は、プロセアンのビーコンのある施設へと向かっていたが、何かおかしな音がする。

どんどん近づいてくる異音。あれは、どこかで聞いたことのある特有の機械音だと気づいたドッグ隊は、皆身構えた。

アシュリー「これは…ゲスよ! みんな 緊急退避! どこかに隠れて! 急いで!」

ペニーローファー「アシュリー! 私がおとりになって…う…。」と言おうとして立ち上がると、彼女は撃たれて倒れた。

アシュリーは、彼女の体を引っ張って岩陰に隠したが、既に死んでいた。
青ざめたアシュリー。

ベイツ「この!」と、彼は岩陰に隠れながらゲスを狙撃しようとした。
だが、反対方向からドローンが撃ってきて、彼もやられてしまった。

アシュリー「皆! ゲスの数は多いわ! 前に出ないで!」
仲間に近づこうとするゲスにグレネードを投げるアシュリー。

ジェンナーは、応援を呼ぼうと通信機を持って木陰にいたが、そばにゲスがやってきて彼女を撃った。

それを見ていたラスプーチンは、「くそお! ジェンナーをやりやがったな!」
と、向かっていって、彼も複数のゲスに蜂の巣にされた。

ロバは、スナイパーライフルで高い岡の上から狙撃しようとしたが、やがて彼も、ゲスの威力の高い
スナイパーライフルのせいで命を落とした。

ドンキー軍曹は、怖くてずっとクレートの影に隠れていたが、アシュリーの横顔を見ると、
ふと彼女の元に行きたくなった。
「アシュリー、助けて…」と、彼が立ち上がった瞬間、ゲスがそばにきて、彼を撃った。

アシュリー「ドンキー軍曹! ち…。」と、彼女は急いで後方へ下がり、走った。
多数のゲスが、まだまだ追ってくる。

アシュリーは、必死で逃げた。
もう既に、ドッグ隊は一人も残っていない。

いや、エイブル隊も、チャーリー隊もきっと全滅しているに違いないと察したアシュリーは、
ただ走って逃げた。

父のウィリアムズ大佐は、敵に降伏した。
自分は決して降伏したり、任務で死んだりなんかしないと思いながら逃げた。

妹達の顔を思い出すと、勇気が沸いてくる。
サラ…。もう1度会いたい…。

インヴィクタス…家族にもう1度会わせて…お願い…。


シェパード少佐の救援

アシュリーは、連合の施設まで後退して、そこに隠れようとしたがここにもゲスがいて、
彼女はすぐ岩陰に隠れた。
「ここにもいたのね…。く…。バーまで逃げられるかしら…。」

アシュリーは、複数のゲスが何をしているのか注視した。

エイブル隊の一人が、一瞬でハスクにされるのを見た瞬間、アシュリーは身が凍った。
「うそ…。」

アシュリーは、なんとかしてこの場を逃げようとし、逃げる方向を探していると、
突然、連合の武器の音が聞こえてきた。
「何? 援軍?」

周辺にいたゲスに向かって発砲する2人の連合士官。
2人はすぐにゲスを倒し、アシュリーに声をかけてきた。

アシュリーは、よし、まだ生きられる…と心を強くもった。


部下が一人も残っていないアシュリーは、シェパード少佐とケイダン アレンコの2人と
行動を共にすることとなった。

212部隊はゲスに対して全滅したが、シェパード少佐と共に戦うと、さっきの劣勢が嘘のようだった。

この時、アシュリーは、指揮官とはいかにあるべきなのか、シェパード少佐から学ぶことになる。
ただ、戦闘が上手いだけでは敵には勝てない。どうしたら敵に勝てるのか…を。

この後、シェパード少佐がプロセアンのビーコンに触れて、ビジョンを見て倒れたことで、
アシュリーは、SSVノルマンディーSR1に乗艦することになった。

だが、アシュリーにとって、エデン プライムの話はまだ終わってはいなかった。


チャニング大佐のインタビュー

シタデル。

アシュリーは、連合士官の心理学者だとかいう、チャニング大佐にインタビューを受けることになった。

チャニング大佐は、本当はサーベラスのエージェントであるラサである。ラサとはマヤ ブルックスのことである。

チャニング大佐「エデン プライムでは何が起こったのですか?」
アシュリー「そうね…。昨夜、突然ゲスが襲ってきたの…。ドッグ隊が対処しようとした時は、
既に手遅れだったわ…。」

チャニング大佐「212部隊の生存者はいるのですか? 植民地に生存者は?」
アシュリー「入植者は何人か、シェパード少佐が助けたらしいわ。212部隊は…。
その…。私一人よ…。私だけが生き残ったの…。」

チャニング大佐「指揮官はあなたでしたよね? 部隊が全滅して、あなたは一人で逃げ帰ってきたわけですか?」

アシュリー「逃げ帰ってきたとは失礼な! わ…私は…。シェパード少佐と一緒にゲスを始末して…。
それからプロセアンのビーコンを見たわ…。そこでシェパード少佐が倒れて帰還したの。」

チャニング大佐「プロセアンって何ですか?! ビーコンって一体…。」

アシュリー「後は報告書を見てちょうだい。インタビューはもう終わりよ」

チャニング大佐「あの…。アシュリー中尉…。もう少し詳しく…。あの…。」
連合士官「さあ、もうお帰りください。さあ…。」

アシュリーは、もうチャニング大佐とは二度と会わないと誓った。
「あんな娘が大佐だなんて…。まったく有り得ないにもほどがあるわ…。」

チャニング大佐ことラサは、イルーシヴマンに、このアシュリーのことを報告したが、彼女はやはり
ウィリアムズ大佐の娘だったと付け加えた。



シタデル、大使館のラウンジ。

212部隊の仲間が写った映像を、パッドで見ると、涙がこぼれてきて止まらなかった…。

そしてアシュリーは、死んだ仲間達の為に、必ず敵を討つと、そう心に固く誓った。

そこにシェパード少佐が来て「さあ、アシュリー…。」と呼びに来た。

アシュリー「はい、今行きます…。」
彼女は涙を拭いて、気を引き締めなおした。



アシュリー中尉はこの後、シェパード少佐と共に、フェロス、ノヴェリア、ヴァーマイア、アイロスと戦い抜いた。
(プレイヤーの選択次第では死亡する)

そして、シタデルを襲撃したソヴリンを撃退し、父親であるウィリアムズ大佐の不名誉をすすいだ。

Mass Effect3では、アシュリーは少佐に昇進してスペクターとなり、シェパード少佐やそのクルーと共に
(或いはハケット提督らと共に)、リーパーとの紛争で戦いに貢献する。


コミック「ファウンデーション3」

※アシュリーの声優は、キンバリー ブルックス。


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