はじめに
遠距離魔法攻撃といったらまずはじめに出てくるのはMageだろう。強力な火力を持つRDPSクラスである。
さらにテレポートや食べ物召喚など育成もしやすい。後半になるにつれて攻撃以外の補助魔法も習得していくだろう。
ここではそんなMageについて各種PvE、PvP向けTalentとGear(装備)の方向性を説明していく。
まずはじめに大まかに3つに分けて紹介しよう。
Mage本来のステータスを引き延ばしSpell(魔法)やCast(魔法詠唱)を改善するTalent。強力な直接火力が持ち味。
PvEにおいてRaidに貢献できるBuffを持っているが、Raidの他の人のBuffによる火力UPが少ない。
また、PvPにおいて鬼のような火力を持っているTalentである。CasterKillerとして強力である。
火力に特化したTalent。クリティカル率を上げたりFireSpellの威力をあげたりする。
PvEでは直接ダメージとDoTによる高火力が持ち味。Raid内の他の人のBuffにより
かなりパワーアップするため(クリティカル率UPバフ等)人数が多い25人等ではArcaneより分がある。
Cast自体はMageの中では最遅の部類に入るがクリティカルした時の火力は周囲を圧倒する。
PvEにおいてクリティカルがとても重要なTalentである。それ故にクリティカルダメージを伸ばしたFire/Frostという振り方も存在する。
だが、逆にいえばクリティカルが出ないと火力が出ないため、ある程度Cri＋SPやSpi+Criの装備が集まるまではArcaneにしておくのが無難だろう。
PvPではCastが遅いため分が悪いようにも思えるが、かなり優秀なInstantcast(即時詠唱)とDoTを所持しているため、
PvPTalentとしても強力である。Mageの苦手とする対ローグや対ドルイド(猫)に5分以上をつける。
Mageの貧弱な防御面を強化し、相手を鈍足や氷漬けにするといったコントロール系のTalent。クリティカルダメージがとても高い。
防御面強化というが実際は強力なダメージ吸収バリアーによるものである。
Lv1からの育成用Talentとしては一番いいだろう。Mageをやりたいと思ったらまずはFrostに振るのをお勧めする。
PvPTalentとして有名である。PvEにおいては他2種まで火力が伸びないためPvEで使われることはめったにない。
PvPでは強力な鈍足効果と氷漬けスタン(DeepFreeze)を持っている。特に対ウォーリアが得意。
CasterなどにもArcaneに振ることによりサイレンスを使用できるのでそこそこやっていける。
対ドルイドは鈍足も消され足止めも解除されるため苦手。
Talentの種類と装備の方向性
ここで紹介するTalentはあくまでも一例である
<PvE>
Arcane
57/3/11
Talent(Glyphもリンク先参照)
ローテーション:ArcaneBlast(3-4回)→ArcaneMissiles(Procした場合) *4回してもProcしない場合はArcaneBarrageを打つ
装備の方向性
HitCap 11%
SpellPower>Haste>cri>int>spi
どんな装備でもある程度火力が出る。
SpellPowerとHasteが最重要のため、
SpellPowerとHasteの高い装備を選んでいく。
Fire
20/51/0
Talent(Glyphもリンク先参照)
ローテーション:Scorch→LivingBomb→Fireball→Fireball....(Hot Strakが発動したときPyroblastを打つ)
*ScorchとBombのバフを常にかけ続ける。
(LivingBomb2回分＝Scorch1回)
装備の方向性
HitCap 17%
SpellPower=Cri>spi=haste>int
FireのCri 必須40% 推奨50%以上
クリティカルの時そのダメージの"40%のDoTをつける"というのと、"Hot Streak"がクリティカル2回連続が条件のため
クリティカルを最重要視する必要がある。とりあえずクリティカルが出ないことには始まらない。
そのためある程度装備がそろってからFireにした方が無難ではある。
クリティカルが安定しない場合LivingBomb(Glyph込)をしっかり回しHot Streakを出すようにする。
FrostFire(クリティカルダメージ特化)
0/53/18
Talent(Glyphもリンク先参照)
ローテーション:FireのFireballをFrostfireBoltにしただけ
装備の方向性
HitCap 14%
Fireとまったく同じ
データ(Fire/frostfire)
Recount(25発平均値)より集計
| Nダメージ(SP) | Criダメージ(SP) | Nダメージ | Criダメージ | Dmg/SP(N) | Dmg/SP(Cri) | |
| SpellPower | 2527 | 2527 | 1772 | 1772 | 差755 | 差755 |
| FrostFireBolt | 4065 | 9454 | 3132 | 7217 | 1.235/SP | 2.962/SP |
| Pyoroblast | 5207 | 9565 | 4102 | 7717 | 1.439/SP | 2.447/SP |
| Fireball | 4456 | 7953 | 3446 | 6224 | 1.337/SP | 2.290/SP |
| LibingBomb(Dot) | 963 | 1684 | 792 | 1386 | 0.226/SP | 0.394/SP |
| LivingBomb | 1398 | 2516 | 1212 | 2184 | 0.246/SP | 0.439/SP |
PvEの豆知識（ネタ含む）
<PvP>
Arcane
-特徴-
鬼のような火力でHPをｺﾞﾘｺﾞﾘ削る。Procしたら、ArcaneMissiles→ArcaneBarrageで9000～14000ダメージを約2秒で奪う。
サイレンスやInstantcastで羊やArcaneBlastを打てる。
ミサイルのバフをProcした時は迷わず、"ArcaneMissiles→ArcaneBarrage"を打ちましょう
-連携-
【1vs1】Presence of Mindを使ったInstantCastの羊(Polymorph)が強力
対物理クラス：羊(Polymorph)→羊(Trinket潰し、無敵技の催促)→Slow→ArcaneBlast→ArcaneBarrage
対物理クラス(War.Hunter)：羊(Polymorph)→羊(Trinket潰し、無敵技の催促)→Slow→近づいて距離調整→ArcaneBlast→FrostNova→ArcaneBlast→ArcaneMissiles→ArcaneBarrage
対魔法クラス：羊(Polymorph)→羊(Trinket潰し、無敵技の催促)→Slow→ArcaneBlast→CounterSpell→ArcaneBlast→ArcaneMissiles→ArcaneBarrage
【多人数】1人羊にすると楽になる
対近距離クラス：FrostNova→Slow→IceLance→ArcaneBlast→ArcaneBarrege *ProcしたらMissilesを打つヤバそうならその後Blinkする
対魔法クラス：ArcaneBlast→CounterSpell→Slow→ArcaneBlast→ArcaneMissiles→ArcaneBarrage
-戦略と対策-
まずマナシールドを常時はりましょう。
近距離相手の場合はFrostNova→(羊)→Slow連携で安定に確実にSlowを入れること。
ウォーリア、ハンター以外の近距離は羊の間に距離をとること。
ウォーリアの場合は、Charge(ダッシュ＋スタン)はSlowにしただけでは使えるので確実にFrostNovaで止めSlow連携を使い2~7ヤード内で戦闘する。
相手が回り始めたらIceBlockすること。
Procした際はArcaneMissilesの連携でごり押して勝つことが出来るだろう。
Palが一番戦いやすいと思う。遠距離でSlowをかけて追いかけっこしながらInstantでチマチマ削る。
デバフ解除されるのでSlowをかけなおすこと。これだけで勝てるだろう。
ステルス持ちの対処法として"Blink→Slow"や"Blink→羊"、さらにはIceBlock→解除→FrostNova→逃げながらSlow"という連携がある。
相手が消えないうちにArcaneBarrageできればNetを投げたいところ。(Netは回避バフ使われても網にかかる)
そこまでいければ有利状況だろう。
DKの緑のもやもやが見えたらIceBlockが大安定である。ダメージ減少＋特殊効果無効なので
緑のもやもや状態に無理に戦わないこと。DK戦ではBlinkの使いどころがカギになる。引っ張られる前にBlinkを消費しないようにしたい。
他の近距離はSlowかけつつ戦えば何とかなると思うSlow消されてもかける。これが重要。
遠距離のCasterやヒーラーは対魔法クラス連携で簡単に処理できるだろう。
ハンターには羊を使い、Blinkで近寄って連携を決めましょう。ハンター相手は楽な方です。
57/3/11
Talent(Glyphもリンク先参照)
火力に特化したスタイル。鬼の火力であるがもろ刃の剣である。
60/0/11
Talent(Glyphもリンク先参照)
火力特化その2。基礎火力を少し下げバランス調整した場合のTalent。
全ダメージ6%カット＋ダメージ吸収効率向上、吸収ダメージの15%がSpellPowerになる。
66/2/3
Talent(Glyphもリンク先参照)
Arcaneの火力を保ったまま。防御/使いやすさを考慮した振り方。
防御力(Int150%分)とFireBlastが6秒CDになり使いやすくしてある。
その分上記のTalentにあるIcy Veins(Haste20%+PushBack無効 /2.4mCD)が無くなっている。
Fire
-特徴-
強力なLivingBombのDoT、Dragon'sBleathによるスタン連携で相手を攻撃する立ち回りが重要なスタイル。
慣れるまで立ち回りが難しい。
LivingBomb（12秒かけて4500～9000ダメージを奪うDoT。最終段に10ヤードの範囲ダメージ）
Dragon'sBleath(Cone of Coldと同じ範囲。対象を5秒間フラフラさせる。ダメージ攻撃で解除されるがDoTでは解除されない)
PvPでもある程度クリティカル率が必要だが基本的にMageAmorで相手の特殊効果の時間を半減させる。
Combustionが強すぎるってくらい機能する。
-連携-
立ち回りとしては近中距離 相手が遠いと思ったら羊にする
Dragon'sBleath→(LivingBomb)→FrostfireBolt→FireBlast
Dragon'sBleath→(LivingBomb)→FrostfireBolt→BlastWeve→FireBlast
Dragon'sBleath→(LivingBomb)→FrostFireBolt→FireBlast(スタン)→InstantSpell(Scorch[高速Cast]/BlastWave/PyroBlast[Proc])
BlastWave→FireBlast
FrostNova→(LivingBomb)→Ice Lance→Dragon'sBleath→FrostfireBolt→FireBlast
-戦略と対策-
特に苦手とするクラスが少ないが得意とするクラスも少ない。基本的にはスタン連携にもっていきそこでダメージを稼ぐ。
油断禁物。Trinketで解除する場合があり。その時はBlastWaveでふっ飛ばしましょう。
敵が見えたらまずLivingBombを入れ相手が近寄って来る、または遠距離の場合はCounterSpellのサイレンスを入れ
自分から近づいていきDragon'sBleathの連携を決めます。BlastWaveにはふっ飛ばしと同時に6秒間50%鈍足がつくので
簡単に確実にDragon'sBleathを決めることが出来るでしょう。
大体この連携で少なくとも4500(LivingBombDoT)+2500(Dragon'sBleath)+3500(FrostfireBolt)+2000(FireBlast)ダメージを奪います。
そのあとはBlinkで逃げDragon'sBleathのCDを待ったりLivingBombのDoTをつけたりScorchを打ったりと様々です。
相手がローグ等の場合は、攻撃され始めたら"Trinketで解除→BlastWave→(LivingBomb)→Dragon'sBleath連携"とやれば
たいていの場合有利に立てます。
FirePvPは状況判断が重要です。相手が逃げるようならLivingBombうって放置したり
追いかけて(攻めて)くるようならBlastWave→Dragon'sBleathを当てて連携に行ったり、
CasterならCounterSpellをしDragon'sBleathを当てに行く。
他のTalentより対ドルイド対ローグには強いです。
ハンターには羊使い、Blinkで近寄ってNovaを決めましょう。その後は相手の様子を見て確実にドラゴンブレスを当てることで有利となります。
鈍足がない分ちょっと追いかけるのが大変です。
17/54/0
Talent(Glyphもリンク先参照)
一般的なFireTalent
Frost
-特徴-
相手を鈍足にし、氷漬けにし痛いクリティカルを当てて勝つ。
Castを必要としているため相手に近づかれないようにコントロールする必要がある。
近距離相手(特にウォーリア)に強い。しかしCaster相手にはちょっと物足りなかったりする。
強力なスタン・条件によりクリティカル率大幅UP・強力なProc・強力なダメージ吸収バリア等がある。
-連携-
FrostNova(PetのFreeze)→少し距離をとる→FrostBolt→IceLance
FrostNova(PetのFreeze)→少し距離をとる→FrostBolt→DeepFreeze→FrostBolt→IceLance→IceLance
-戦略と対策-
相手が近距離の場合鈍足を入れ続けることが重要となる(FrostBolt/Corn of Cold)。
Frostは他のTalentの鈍足より強力な鈍足効果(最大70%速度減少)があるのでしっかりと使っていく。
ローグ系にはIceBarrierがあるため少しは楽にやれるだろう。逆にドルイドはきつい。羊も効かないし足止めも鈍足も効かない。
DeepFreezeの間でどれだけ減らせるかが課題となりそう。
ハンターには羊使い、Blinkで近寄ってNovaを決めましょう。その後はConeOfColdやFrostBoltやその連携で押していくことが出来ます
20/0/51
Talent(Glyphもリンク先参照)
PvPの豆知識（ネタ含）
Mage用のMacro
--Mage全般--
#DPS Boost(PvE.PvP)
/cast Combustion
/cast Icy Veins
/cast Arcane power
/cast Mirror Image
上記持っているものすべてCastする
--Arcane --
#ArcaneBlast(PvE.PvP)
/cast Icy Veins
/cast Arcane power
/cast Arcane Blast
3つ同時にCastする
#ArcaneBlast(PvP)
/cast Presence of Mind
/cast Arcane Blast
InstantCastでArcaneBlastを打つ 例:ArcaneBlast→InstantArcaneBlast等
#ArcaneMissiles(PvE)
/cast Presence of Mind
/cast Arcane Missiles
Presence of Mindの効果で率30%追加したミサイルを打つ、そして次のSpellがInstantとなる。
#InstantCast羊(PvP)
/cast Presence of Mind
/cast Polymorph
InstantCastで相手を羊にする
--Fire--
#FrostfireBolt(PvE)
/cast Combustion
/cast Icy Veins
/cast FrostFire Bolt
上記3つを同時にCastする
#Dragon'sBleath & FrostFireBolt(PvP)
/castsequence [nochanneling] reset=4/nocombat Dragon's Breath ,Frostfire
Bolt,Frostfire Bolt
Dragon's Breathを打ってから4秒間そのボタンはFrostfireBoltが出る。PvPのFire連携にどうぞ
--Frost--
#FrostBolt(PvP)
/cast Icy Veins
/cast FrostBolt
上記２つを同時にCastする
#PetのFreeze(PvP)
/cast freeze
PetバーのFreezeをマウスで押さなくてもこのマクロをスロットに登録すればボタンで使うことが出来る。
#FrostNova→Ice Lance(PvP)
/castsequence [nochanneling] reset=6/nocombat Frost Nova ,Ice Lance
FrostNovaを打ってから6秒間はIceLanceがでる。FrostTalent以外でFrostNovaを使うとき重宝するだろう。
書き換え、追記ぜひぜひどうぞ。
