自分の周りにある共通認識・風潮を、僕から見える感じでつらつらと。


ゲームの改造による練習

まず、ここでは「改造」という言葉を「メモリ操作等によりゲームへ本来とは異なった動作をさせる」という意味で用いる。
具体的には、妖々夢の面プラで桜点初期値を変化させる、スペルプラクティスの無いゲームでそれを行う、といったようなことがこれに該当する。
これらは自身の練習のために用い、本番のプレイではバニラ(改造を行っていない)ゲームにて記録を出す、というスタイルであれば認められる。

一方、改造を利用し、かつそれがバニラのリプレイと互換性がある場合、それは認められず悪質な行為とされる。
分かりやすい例で言えば意図的にゲームスピードを落とした状態でプレイすることが挙げられる。

基本的に、この「バニラのリプレイと互換性がある」かどうかというのが、改造を許容するかどうかという基準となる。


改造したゲームのリプレイ公開

改造したゲームのリプレイは一般に同様の改造をした環境でなければ再生できない。
ただ、これらのリプレイもバニラのリプレイと同様のヘッダーを持っており、スコアボードに投稿できてしまうという問題がある。
本人はそのつもりがなくとも、悪意ある第三者によってスコアボード荒らしができてしまうので、このようなリプレイは一般公開すべきではないと私は思っている。


他言語で表示する改造

東方という一同人ゲームではあるものの、日本以外にも熱心なプレイヤーが居て、それらの人が自国言語で東方がプレイできるような改造が紹介されている。
これは言語表示(グラフィック)のみの変更であり、ゲーム内容には変更を加えないため、バニラのリプレイと互換性を持つ。
もちろん自分だけで楽しむのであれば問題無いが、稼ぎのプレイに於いては、これは認めるべきではない改造だと思っている。
なぜなら、スペルカード等の文字列が変更されると、視界に影響がでるからである。

具体的に言えば妖精大戦争の3面第2スペルカードで、ボスのライフの最後の部分が、バニラだと完全に隠れ、詳細な値を知ることができない。
これが隠れてないだけで難易度がそれなりに下がってしまうので、そこは公平にしたい、ということを思っている。

これに限った話では無く、どこでどう差がでるかは分からないが、差がでうるという可能性は潰しておくに越したことはない。
今回は文字の部分に触れたが、キャラのグラフィックを変えるのも同様に認めるべきではない。


Vパッチ

これもバニラのリプレイと互換性があるため、日本語スコアボードにおいては禁止されている。
ゲームの入力遅延を改善し、一方的な有利を取れるからだ。

しかしながら、最近はVパッチを認め、皆がそこをスタートラインとする風潮があるように感じる。
これはVパッチ側の「ゲームスピードを落としてプレイできなくする」という歩み寄りがあること、よく普及していること、などの理由から、これをスタートラインとすれば公平性が保たれるからだと思う。

昨今のOS変化の事情もあり、Vパッチを用いないと正常にプレイできないケースも発生している。
このようなことからも、「Vパッチはスタートラインとして利用可能」という立場を、私は取っていくつもりである。


音楽の差し替え

上で書いたグラフィックの差し替えと同等であり、動作に互換性がある。
ただ、ゲームの機能でBGMを切ることができ、その上で他の音楽プレイヤーを用いることにより音楽差し替えと同様の環境でプレイできる。
このことから、リソースファイルを書き換える形の音楽差し替えも、認められる傾向にあると思う。


まとめると

  • 練習において改造したゲームを用いるのは可能
  • 改造したゲームのリプレイは一般公開しない方がいい
  • バニラのリプレイと互換性がある改造はダメ
  • グラフィック変更ももちろんダメ
  • 音楽の差し替えはバニラの機能と同等とみなす
  • Vパッチは例外的に認める

…とこんな感じで。
繰り返すけどこれは僕個人の考え方なのでそれ以上かつそれ以下でしかないからね。








最終更新:2016年06月01日 21:28