ブロック(フォア・バック)
ブロックとは、相手のドライブやスマッシュを防ぐ技術です。
自分と互角な選手または自分より強い選手と対戦したときは
常に先手がとれるとは限りません。相手に攻撃されたときに
それをしっかりとブロックして、自分の反撃のチャンスを
つくっていくことは試合で勝つために重要です。
また、現代卓球で使用頻度の高くなっているカウンターを身につける
ためには、ブロック→伸ばすブロック→カウンターという順序で
習得していく必要がありますので、しっかりと身につけしましょう。
■バックスイング
腕のバックスイングはほとんどとりません。
相手のボールの軌道を予測し、そこにラケットを持っていき
ます。このときに、足から動くことで安定感が高まります。
ラケットの先端が横を向いていると相手のボールの威力に
押されてしまいます。押されないためにはラケットの先端を
上に向ければ良いのですが、真上に向けてしまうと後に
カウンターの習得がスムーズにいかなくなってしまいます。
ですので、ラケットの先端はフォアの場合は右斜め上、バックの
場合は左斜め上に向けましょう。
■スイング
相手のボールがドライブの場合、バウンド後にスピードが増して
くるので、ブロックはバウンド直後を打球します。
このときに、ラケットに力が入っているとオーバーミスが
増えてしまいます。ラケットは必ず軽く握りましょう。
また、体幹を意識して体制を崩さないようにブロックしましょう。
相手のボールの威力が少し弱い場合は少し押すように打球しましょう。
■Point!
相手のボールの回転が強ければラケット面をかぶせ、回転が弱ければ
面をたてましょう。
コースが予測できない場合には、ラケットをややバックブロック
側で構えましょう。フォア側の方がブロックの可能なスペースが
広く、時間的余裕があるためです。
YouTube動画でcheck!
丹羽孝希選手と有延大夢選手の試合前練習です。
有延選手がフォアハンドブロックを、丹羽選手がバックハンドブロックを
しています。二人とも相手のボールを力を抜いてブロックしています。
ラケットの先端の向いている位置にも注目しましょう。
※質問があれば、トップページのコメント欄でどんどん質問してくださいね( ^∇^)
最終更新:2011年12月03日 17:51