ロビング
ロビングとは、体勢をくずされたときに相手の攻撃を後陣で
しのぐ技術です。また、ただしのぐだけではなく、上回転を
中心に様々な回転をかけ、コースを工夫することで、相手に
打ちミスをさせたり自分が反撃をすることができます。打ちミスを
した相手からすると精神的なダメージが大きいため、試合の
流れがかわりやすいです。
プロでは水谷選手やメイス選手(デンマーク)シュテーガー選手(ドイツ)
が得意とします。
ラリー戦が得意な選手はぜひ身につけておきたい技術です。
■バックスイング
後陣にさがり、相手のボールのコースを予測します。
相手コートのフォア側に自分のロビングが入った場合、
相手がクロスに打つと厳しいコースになりますが、
ストレートに打つと厳しいコースにはきません。
このように自分のロビングのコースによってある程度
範囲が限られてきます。これにより自分の立ち位置が
ある程度きまるので、そこへ動きボールを待ちます。
次に相手のバックスイングの肩の方向を見ます。ロビングが
フォア側に入った場合、相手の肩の入りが小さければクロスに
打ってくる確率が高く、大きければストレートの確率が高い
です。バック側では逆のことがいえます。
スタンスは広めに保ちましょう。
ラケットのバックスイングはほとんどいりません。
■スイング
相手がボールを打ったら体をボールのとんで来る位置に運びます。
フォアの場合は右足をボールの延長線上に、バックの場合は
おへそをボールの延長線上に運ぶようにします。
しかし、相手もこちらが取れないように強いボールを厳しいコースに
打ち込んでくるため、時間的余裕がありません。
ですのでバックスイングをほとんどとらずに回転をかける技術が
必要になってきます。そのためには前腕と手首を中心に
いきなりスイングスピードがトップスピードになるように
スイングします。熱いやかんに触れてしまったときに
手を引っ込めるときの力の入れ方のイメージです。
ラケットの角度は相手の回転や自分のかける回転によって
変わりますが、地面に対して垂直より少し上を向くくらいに
します。
相手コートの深い位置をねらいましょう。
■Point!
弾道の頂点がネットの少し手前に来るイメージで
打球するとミスが少なくなります。
上回転だけでなく横回転も加えて、相手のミスを
誘いましょう。
隙があればすかさずドライブで反撃しましょう。
YouTube動画でcheck!
ロビングを集めた動画です。
立ち位置、コース取り、反撃、回転などに注目しましょう。
フォア側に来たときは反撃が多いのがわかります。
※質問があれば、トップページのコメント欄でどんどん質問してくださいね(^^)/
最終更新:2011年12月03日 18:09