感想14-5.紙の上の魔法使い

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*&bold(){[[紙の上の魔法使い>https://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/game.php?game=20988]]} &bold(){点数:57P 票数:33票 (2014-12-19) [[ウグイスカグラ>http://kagura.rdy.jp/]]} ▲[[感想14-4.ランス9 -ヘルマン革命-]] ▼[[感想14-6.VenusBlood -HYPNO-]] ▲[[2014年に戻る>https://www18.atwiki.jp/2chbesteroge/pages/138.html]] ---- &bold(){1-420■紙の上の魔法使い■+2 SC H2 2752} 書かれた内容を現実に展開する「魔法の本」に、登場人物達が翻弄される物語。 しかし決して、操り人形のように動かされるキャラクター達を鑑賞する作品ではない。 各章毎にさまざまな魔法の本が提示されるのだが、その度スポットの当たるキャラクターが変わり、 それぞれが秘めた想いを叶えんと、もがき苦しみ諦め振り切り散っていく。 魔法の本を開く者の願いがあり、物語に刃向う者の意志があり、 どこまでもキャラクターに焦点を当てた作品であると思う。 「魔法の本はあくまで台本で、どう演じるかは役者次第」なのである。 夜子について語らせてほしい。彼女は本作の主人公だ。 迫害され溺愛され本に埋もれた籠の中の存在が、泥沼のような人の想いに侵されて、 立ち向かったり引きこもったり進退を繰り返しながら、人と交わることや外の世界を知っていく。 彼女の喜怒哀楽は子供のそれであるけれど、やっぱりかわいい。これは愛でたい。 彼女が本を置いて何かがんばる度に、それこそ闇子sideとなってによによしつつ見守っていた。 彼女が抱える無意識の恋心は、読んでるこちら側でさえどうなんだ?と思うほど奥底に秘められたものであったが、 あいつ嫌いよと突き放し、それでもやっぱり気になって、心配で、むきになってしまう様はいじらしい。 ゆえに終盤の激しい感情の揺れや痛ましい告白は、彼女が迎えてしまった顛末としてひどく心を打った。 散歩が好きと穏やかに語る彼女に、どうしようもない郷愁を覚えた。 かなたについて語らせてほしい。彼女は本作の主人公だ。 もし彼女の正体を知ったなら、一章を読み返してほしい。 この章はただの犯人探しのお話ではなく、彼女と瑠璃の無意識の叫びが詰まった章である。 彼女に関連する物語のギミックとしての面白さは真っ先に挙がるだろうが、それ以上に夜子というあからさまな主役に対して、 これほど説得力のある強さを持ったヒロインが殴り込みをかけるという立ち位置が面白い。 その強さは、「立ち向かう」という点に集約されると思う。 図書館をめぐる恋模様において、それぞれの想いに翻弄されるのが夜子とすれば、 それをくみ取り寄り添って、時には自分の身を厭わず叱咤激励しぶつかっていくのが彼女である。 明るく丁寧な話し言葉で他人の内にグイグイと踏み込み、その裏は小悪魔のように腹黒く、しかし真心を込めて。 陰鬱な渦中に沈む物語を読み進めるうちに、傍らの彼女の存在がどれほど明るさや安心を与えてきたか。 「……私は、それでも」 チェックメイトをかけられるその瞬間までは、抗いたいと思った。 「スマイル、スマイル、にこー」 笑顔が消えそうになるのを自覚して、精一杯笑ってみた。 妃の強さとは相反する、彼女の強さが表れるシーンである。 悲劇に狂気に憎悪に、怯まずめげずスマイルスマイルにこーときて、もう彼女から目を離せなかった。 それは紙の上の魔法使いが恐怖し、憧れる、純然たる煌めきであったのだろう。 「――は、これにて読了です」 そして悲劇の端緒となる彼女の物語は、本作で語られる中で最も美しい結末へ至る恋愛譚であったと思う。 ---- &bold(){1-372■紙の上の魔法使い■+2 S  H1 1641} 「私の愛は、私だけのもの。他の誰にも、揺るがせない」 今年やったエロゲで間違いなく一番大っ嫌いな作品。 主人公のみを愛して、仮初めの物語に従うことを良しとせず、 自分の信念に従うなら与えられた命を投げ出せる、 物語の登場人物としては最高に魅力的なヒロインが唯一完全に救われない結末に納得がいかない。 かなたが真ルートのヒロインとして選ばれたも納得できない。 夜子エンドが実質的なBAD扱いされているのも納得がいかない。 妃が実は二番でしたとか言われるのも納得できない。 OP曲もED曲もないしバグは多いしで納得がいかない。 本当に不条理な点が多すぎてこの作品を全くもって好きになることができない。 というかもう一度言うけど大っ嫌いな作品。 それでも加点したくなるくらいには面白い作品で、物語にグイグイ引きこまれていたんだから悔しい。 幼馴染スキーなのに妹キャラが一番魅力的に感じたのが悔しい。 自分の信念を曲げない妃とかなたと汀が魅力的で、もろく不安定な夜子が見守りたくて幸せになってほしくて、 理央には紙の上の記述に縛られない幸せなエンドを用意してほしくてで、登場人物が素敵だったんだから悔しい。 そして何よりも、妃エンドが俺の一番好きな展開なんだから悔しい。 本当に妃が踏み台扱いされてるのがむかつくわ。 全くもって認めたくないエロゲなんだけど、 仮にエロゲ星人が地球に来て、去年のエロゲで一番おもしろいエロゲやってから地球滅ぼすかどうか決めるって言われたら、 間違いなくこれを地球代表の去年のエロゲとして差し出す。 西暦2236年に地球の命運は託せないし、彼女のセイイキにも地球の命運は託せない。 申し訳ないけど地球人は紙の上の魔法使いとともに死んでくれと声高に主張する。 地球規模で考えるとどうしてもこれに+2点しないといけないのよ。 ---- &bold(){A-242■紙の上の魔法使い■+2 S  H1 1068} キャラのためにストーリーが展開されるのではなく、 プロットに沿ってキャラが動く、という点には、 作り手の思いを強く感じました。 この作品の、「どこかちょっと歪んでいるけど普通に見える人たち」の 人物描写が秀逸で、「それぞれの歪みが原因で事件に巻き込まれていく」 という話の流れに納得できる舞台作りでした。 (父親をゴルフクラブで半殺しにしたシーンとか、 当事者、目撃者ともに罪悪感なさげでおっかない、、、。そら家庭崩壊もしますわ。) システム的なバグや誤字脱字、体験版箇所のクオリティが最も練られている等、 褒められない箇所も多いですが、それを補って余りある ち密な人物描写に感動したため、今年の1位に上げました。 「不幸になりましょう」と言い、好きでもない人と 恋に落ちるくらいなら自殺を選ぶくらいの妃が、 なぜかなたルートではあっさり2番手に甘んじられたのか、 ――を開く前のかなたは、図書館メンバーにどう認識されていたのか、 など(まさか無関係とは言わせない!)が もう少し深く説明されていれば、と思いますが、、、、 ファンディスクで説明する余地を残したと信じております!!! ---- &bold(){1-017■紙の上の魔法使い■― S  H2 938} 近年稀に見るほどに感情のままに読み進めていく作品。 本作では,主要な登場人物たちは例外なく酷い境遇に立たされる。 その上,分量的にも明らかに彼らの心情を描き出すことに注力しており,その生々しい想いや叫びを見せつけてくる。 その結果心を打たれた読み手自身が,感銘や怒り,あるいは悲しみといった何らかの感情を抱き,物語に没入し,冷静さを失い,まるで狂ったかのように読み進めてしまう。 これが本作の最大の売りにして魅力である。 しかし,キャラクターへの感情移入が強すぎることによるマイナスもあった。 本作にはTRUEENDが存在し,しかもそれが残虐非道の限りを尽くしたクリソベリルの救済となっている。 俺自身は大天使かなたちゃんに惚れ込み,かなたちゃんの幸せを願い続けていたために,TRUEENDに納得することができずに,何とも言えないモヤモヤ感が残ってしまった。 もっとも,そんな欠点を補って有り余るほどに本作が心に訴えるものは強い。 感情移入タイプの紳士諸兄には是非ともプレイして頂きたい一作である。 ---- &bold(){1-308■紙の上の魔法使い■+1 SC H3 858} 夜子ちゃんが朝起こしに来る絵、小柄な身体、小ぶりな胸でありながらむっちりした美味しそうな太腿、そこから見えるぴんくのおぱんつと股間の絵を見ながら、 この子の股間からは絶対、フルーティーなレモンな香りがすると思ったんですよね。 何故かそれから、夜子ちゃんに惹かれ、罵倒する夜ちゃんに興奮させられ、時々デレる夜ちゃんに魅了され、作品終盤ド欝な展開、 絶望しレイプ目で涙流しながら三角座りしている夜ちゃんの底辺部分に顔を股間方向に顔を向けて、すんすん匂えばいい香りがするんだろうなと思ったり。 まあ、それだけ、夜子というキャラが、好きだったので終盤のオチは少し気に入らないところはあるんですけど、シナリオ展開、話の引き込み力は良かったと思います。 体験版部分までを評価する人が多いですけど、個人的には終盤、上手い事伏線が回収され全てが明かされる部分を評価しています。 夜子ちゃんが一番好きですけど、他のキャラも魅力的な部分があって好きです。 ---- &bold(){1-118■紙の上の魔法使い■+1 SC H2 663} はっきり言ってこのゲームはバグや誤字・脱字が目についたり、OPがなかったり、基本的には個別ルートがバッド風味など、 人を選ぶ作品ですが、シナリオは今年出たエロゲの中では個人的にかなり際立ってました。 具体的には、伏線の張り方や展開がとても秀逸で、一見何でもない描写が伏線だったり、ミスリードを誘っての、 それをひっくり返す伏線と展開に久々に唸らされました。本に踊らされる登場人物が決められた運命に抗うその姿に、とても感動しました。 先に述べたようにバグや誤字脱字が酷く、trueシナリオが個人的にご都合主義に見えてしまったりしたので、 名作には届かなかったなー、という所が惜しかったです。それを差し引いても面白かったので、+1加点させてもらいました。 ---- &bold(){1-403■紙の上の魔法使い■― S  H1 636} 登場人物たちと共に、読み手であるこちらもひたすらに翻弄され続けていた気がします 伏線やら謎が謎を呼ぶ展開やら要不要わからぬ言動や素振りやら、そういった諸々の断片に思考を常に要求され、 視点変えを多用しての抉るような心理描写や回想に引き込まれ、 重大事に於いては、時に畳み掛けるような、時に文章を1つ送るのにすら緊迫感を持たせられるような場面展開に目を離せなくなり、 何と言うか感覚としては、ひたすら深みに引き摺り込まれていくような、病み付きになるような妖しい魅力がありました 誤字脱字、文法の誤り等は明らかに見直して無いだろって程度でちょっと看過出来ず、その点は残念 あとは終盤、サファイアが閉じて以降の失速感も ---- &bold(){A-174■紙の上の魔法使い■+2 SC ― 501} 設定の時点で既にメタフィクションぽさを感じていたけどエンタメ分も意外にしっかりしていた 物語の構成や展開といった派手な部分も魅力だし ストーリーに絡みついている様々なメッセージには共感できたり興味深い部分も多かった 相変わらず執拗なまでの失恋描写もやたら力が入っていて見どころの一つ 妃とかなたは強メンタルで格好よく夜子は期待してた通りの弱い生き物だった 本編とは直接関係ないけどQ&A企画含めてWebデザインも良かった でも次回作からは商業作品としての完成度をちゃんと高めてほしい ---- &bold(){1-233■紙の上の魔法使い■+2 SC H1 402} クリソベリルは悪役のまま終わったほうが話はすっきりしたと思うので、最後のクリソベリル救済ルートは助長だった気がしなくもないですが、 それを余裕で補うほどのシナリオのすばらしさ、伏線の回収度。圧巻でした。 キャラもそれぞれ個性があって、物語においてとても引き立っていたと思います。 体験版やった時点では理央ちゃんprprだったですけど、ゲーム終わったころにはかなたちゃんまじ天使ってなっちゃった☆ ---- &bold(){1-051■紙の上の魔法使い■― S  H2 300} 正直問題作といってもいい作品。 体験版が三章まででなく、一章だけで終わっておけばここまで叩かれなかったんじゃないかなぁと思うが、 かと言って三章まで含まなかったらここまで話題になったかも怪しいという、なんもと痛し痒し。 シナリオのギミックは評価するが、テキストの粗さが目立つ点はマイナス。 ---- &bold(){1-230■紙の上の魔法使い■― S  H2 296} シナリオ特化型のゲームをまだ未クリアの段階で評価するか悩んだが投票 最近のエロゲはキャラの為にシナリオが用意されているように感じるがコレはその逆で シナリオの為にキャラが居る。最近ではあまり見かけ無い尖った感じのエロゲ ただテキストが読みづらいためなかなかサクサク読み進められないのが難点 ---- &bold(){1-390■紙の上の魔法使い■+2 SC H2 265} 最近では珍しいシナリオ特化のゲームです。体験版後の期待は高かったですが期待通りの素晴らしいシナリオでした。 かなたちゃんの笑顔に何度救われたことかわかりません。かなたちゃんまじ天使!!ウグイスカグラの次回作に期待して2点加点にしました。ルクルさん応援しています。 ---- &bold(){1-036■紙の上の魔法使い■+2 SC H1 252} 予想を裏切り期待を裏切らない。シナリオの伏線の貼り方と読み手を騙す手法は常に楽しませてもらえる。 ここのライターは面白い物を書くんだが、それは読み物として面白いでエロゲとして面白いってわけじゃないのが残念。 しかし、今年で一番楽しめたのはこれ。 ---- &bold(){A-292■紙の上の魔法使い■+1 SC H2 248} シナリオだけなら2014圧倒的No1。 伏線の貼り方やミスリードが見事で最初から最後まで楽しく読み進められた。 trueだけは他のendに比べご都合主義感が凄かったのは不満。 シナリオが良かっただけにテキストのミスや早着替えといった細かいバグが残念。 ---- &bold(){1-340■紙の上の魔法使い■+1 S  H1 248} 体験版からの急展開だったり、ほぼ一本道のルートだったりと否定的意見の多い作品だが、 自分は特定のキャラに思い入れはなく、シナリオ目当てで買ったので、多いに楽しめた。 伏線もよく練られ、終盤の回収劇はここ数年で一番勢いのあったシーンであった。 ---- &bold(){1-273■紙の上の魔法使い■― S  H1 234} 設定や伏線回収は面白い。ただし荒っぽい。 修正パッチが必要。全体的に発売に向けて強引に作業を進めた感がある。低予算だろうか。 なんだかんだといって、割とのめり込んで楽しめたので個人的には高評価。ただし万人受けする作品ではない。 ---- &bold(){1-162■紙の上の魔法使い■― S  H2 221} シナリオは良く練られていると思いましたが、テキスト・他色々と物足りなく惜しいとしか言えない作品。 体験版部分を超えることが無かったのが残念です。 釣り乙2より先に手を出したので、それだけインパクトはあったのは確か。 ---- &bold(){1-165■紙の上の魔法使い■― S  H1 191} 設定とストーリーは近年稀に見るレベルで面白いです ですがテキストが小学生レベルなのと、それによる弊害でキャラに余りにも魅力がなかったのが悔やまれる しかしそれを補うレベルの展開はありました ---- &bold(){1-196■紙の上の魔法使い■+1 S  H3 148} ほぼシナリオだけの評価 逆にいえばシナリオだけで選ばれるほどシナリオが抜き出ていた どんでん返しが多く伏線もしっかりと回収し最後まで楽しめた ---- &bold(){1-159■紙の上の魔法使い■― SG H2 146} 体験版で期待していたようなシナリオではなかったが読み物としては楽しめた しかし他人に薦めようとは思わない かなたちゃんがチートすぎて可愛い ---- &bold(){1-425■紙の上の魔法使い■+1 ― ― 144} ここまで重い話はひさしぶりにやりました。 ですがどんどん引き込まれる話に 進む手が止められませんでした。 ・・・個人的には妃に救済を ---- &bold(){1-059■紙の上の魔法使い■+1 S  H1 132} 昨今、なかなか会えなくなった伏線回収シナリオはお見事、世界観との相乗効果で魅了されました。 ただOPやEDがないのは唯一の不満ですね ---- &bold(){1-072■紙の上の魔法使い■― ― H1 128} 作者と、物語、キャラクターにおける奴隷性を提示した作品。 粗が目立つし、始終退屈だったけど、いろいろ考えさせられて楽しめた。 ---- &bold(){1-240■紙の上の魔法使い■― S  H2 102} 思い出に残るタイトルだけど、不快に思わせるキャラが多くてやっててスッキリしないのがなんとも言いがたい。 ---- &bold(){1-163■紙の上の魔法使い■+1 S  H1 98} 今年のダークホース枠、一貫して純愛をテーマに絞ったおかげでぶれない物語が作られたように感じられる ---- &bold(){1-111■紙の上の魔法使い■― SG H3 68} かなたちゃんアホかわいい こういう元気でアホな女の子に罵られたい ---- &bold(){1-068■紙の上の魔法使い■― SC ― 66} まだよくわかっていないところがあるのでもう一回やろうと思ってます! ---- &bold(){1-339■紙の上の魔法使い■― S  H2 62} 期待していた展開とは真逆のシナリオだったがそれでも面白かった。 ---- &bold(){1-262■紙の上の魔法使い■+1 S  ― 44} シナリオだけなら今年一番だったかもしれない。 ---- &bold(){1-149■紙の上の魔法使い■+1 SC H1 36} 妃とかなたちゃんが好き それだけ ---- &bold(){1-088■紙の上の魔法使い■― ― ― 0} ---- &bold(){1-113■紙の上の魔法使い■― ― ― 0} ---- &bold(){1-384■紙の上の魔法使い■― SG H1 0} ---- ▲[[感想14-4.ランス9 -ヘルマン革命-]] ▼[[感想14-6.VenusBlood -HYPNO-]] ▲[[2014年に戻る>https://www18.atwiki.jp/2chbesteroge/pages/138.html]]

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