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君は僕に似ている」(2012/12/27 (木) 16:20:33) の最新版変更点

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「くっ……。こないだ僕は先輩方に助けてもらったばっかりなのにまたこんな事件に巻き込まれるなんて……。探偵失格じゃないか」 1人自分の力がない事に失望している者が居た。 学ランを着ている身長の低い彼の異名は『探偵王子』。 いや、本当は彼ではなく彼女の方に該当する。 常に男装をしている事は伏せている事実である為、一部の以外の者は知らない事実だったが、狭い町の中で学校中には知られてしまったが……。 だが、この島にはその事を知る者は居ないだろう。 今の自分の格好はいつもの男装姿であったのだから。 (でもこのロワイアル中は伏せた方が良い事実だよな。変態にしか見られないだろうから) 直斗はそういう事にし、まずはデイパックからすぐに名簿を取り出す。 最初は知らない名前から始まる。 アーチャー、相沢祐一、アウレオルス=イザード、一方通行、アサシン、朝比奈みくる、アストレア、足立透……ん? 「足立さん!?」 知り合いという仲と言って良いのかはわからないが知り合いの人を見つけ、それから急ぎ下に目を向けると天城先輩、巽君、鳴上先輩、花村先輩と僕を助けてくださった先輩方の名前が見つかる。 見逃しただけかと思い見直すが里中先輩と久慈川さんとクマ君の名前がないという事はあの3人は無事であったらしい。 「出来る限りみんなでこの島を脱出しないと」 先輩方以外にも巻き込まれた被害者は103人居て3人が亡くなって100人か……。 賛同してない者だっているはずだ。 「僕もその意見に賛成ですよ」 「っ!?」 と直斗に向かい歩く青年が居た。 1人名簿に目を向けていた直斗はその者の気配に気付かなかった。 「僕の名前は直井文人です。出来たら貴様と話がしたい」 「う、うん。僕は白鐘直斗です」 直井文人と名乗った青年も直斗と似たような学ランを着ていて、背も低く、男とも女とも聞こえる声など、性別の偽り以外は直斗とそっくりだった。 直斗と直井。案外名前まで似ている2人であった。 ――――― 「僕は音無さんを尊敬しています。音無さんはそれはとても良い人で〜」 「はぁ……」 直井は自分の尊敬をしている音無結弦の話をたくさん語り出した。 自分と結弦の敵対関係から、今の慕う過程などなど。 しかしやはりというか直井は直斗の事を女とは見抜けなかった。 「ねぇ、すごい人でしょ?」 「……そうですね」 直斗は後半は適当に相槌を打っていたが、次の言葉に直斗は時間が止まるのだった。 「いやぁ、僕が死んだあとに尊敬出来た人は音無さんが始めてですよ」 「え……?」 「ん?どうかしましたか?」 直井は『自分の言った言葉にどこか変な事があった?』と言いたげな眼だ。 まさか……? ここは……? 「おかしな事と言えば死んだってところか?」 「ぼ、僕はこないだ殺されそうになりましたが先輩方に助けられました。昨日までは何もなかったんですよ」 直井は結弦の話を中断してまで考え込む。 単なる死後前の記憶がないだけか、はたまたあのシャルルとやらが言った未知なる力とはこの事なのか? 前者なら気にする事はないのだが、もし後者だとしたら……? ――この島は死後の世界なのか。 ――それとも自分の生前の世界なのか。 「僕は不吉な物を感じますね。白鐘、僕と組んで脱出しよう。もしかしたら長くいたらいけない世界かもしれない」 「え……?」 「まぁ、貴様には意見を言う隙を与えないがな」 「え……?」 勝手に決まったとばかりに頷く直井。 直斗としても協力する事は願ったり叶ったりでもあるのだが随分と口が悪い。 ――――― 直井は2つの仮説を建てていた。 1つは死後の世界の長く住みすぎた為の神からの天罰。 2つは死後と生の世界の硲の世界。 (この説を音無さんや生徒会長などに言えば何かわかるかもしれない。それに白鐘を巻き込むのは気が退けるが……。まぁ、僕は神だから許されるだろう) 勝手に直井はそれで納得をした。 ――――― 直斗は探偵が故に自分も少し状況を考えていた。 もしかしたらテレビの世界の異変なのかと直斗は仮説を建てる。 そしたら世界の崩壊などが起きてしまうのかもしれない。 (テレビの世界の話に直井君は巻き込みたくはないですが仕方ないでしょうか) 直斗はそれで自分に納得させた。 ――――― 「直井君。音無さんという人以外の知人がいるなら教えてください」 「音無さん以外の知人はゴミです」 「え……?」 結弦以外の事になるとテンションの下がる直井だったが直斗は死後の世界の説明、知人達死んだ世界戦線の説明、この世界の2つの過程を、 直斗は直井に事件の内容と知人、この世界の自分の考えをそれぞれ述べた。 「なるほど。大変興味深いです」 両者共、疑いはしなかった。 両方の世界がどちらも特殊な世界だったというのもあり受け入れられる話だった。 直井は死んであの世界に行かなければ、直斗は事件に巻き込まれる前でなければきっと信じてはいなかったであろうという内容であった。 偶然とは時に必然的に話が噛み合うのだ。 「行くぞ貴様。それと貴様がなんて言おうと最初は音無さん探しからだ。神からの命令だ」 「ぅ、うん。わかったよ」 直井は口は悪いながらも襲おうとしたりする本当の意味での悪人ではないみたいだった。 直斗も素直な人で襲ったり、騙したりする人間でもないみたいだった。 それがお互い思っていた事であった。 【A-3 橋周辺/未明】 【直井文人@Angel Beats!】 【装備:不明】 【所持品:支給品一式 ランダム支給品×3】 【状態:健康】 【思考・行動】 1:音無さんと合流したい。 2:音無さん以外の世界戦線メンバー、直斗の仲間探し。 3:島からの脱出。この島に不吉を感じている。 【備考】 ※ユイが消える少し前からの参戦です。 【白鐘直斗@ペルソナ4】 【装備:不明】 【所持品:支給品一式 ランダム支給品×3】 【状態:健康】 【思考・行動】 1:先輩方または戦線メンバーとの合流。 2:島からの脱出。 【備考】 ※直斗救出から少し経ってからの参戦です。 |[[ジャッジメントですの!]]|時系列|[[戦士は独り遥か戦地に埋もれてわたしを動かす]]| |[[戦士は独り遥か戦地に埋もれてわたしを動かす]]|投下順|[[強い意志]]| |&color(cyan){START}|白鐘直斗|[[魔神が 目覚める 日]]| |&color(cyan){START}|直井文人|~|
「くっ……。こないだ僕は先輩方に助けてもらったばっかりなのにまたこんな事件に巻き込まれるなんて……。探偵失格じゃないか」 1人自分の力がない事に失望している者が居た。 学ランを着ている身長の低い彼の異名は『探偵王子』。 いや、本当は彼ではなく彼女の方に該当する。 常に男装をしている事は伏せている事実である為、一部の以外の者は知らない事実だったが、狭い町の中で学校中には知られてしまったが……。 だが、この島にはその事を知る者は居ないだろう。 今の自分の格好はいつもの男装姿であったのだから。 (でもこのロワイアル中は伏せた方が良い事実だよな。変態にしか見られないだろうから) 直斗はそういう事にし、まずはデイパックからすぐに名簿を取り出す。 最初は知らない名前から始まる。 アーチャー、相沢祐一、アウレオルス=イザード、一方通行、アサシン、朝比奈みくる、アストレア、足立透……ん? 「足立さん!?」 知り合いという仲と言って良いのかはわからないが知り合いの人を見つけ、それから急ぎ下に目を向けると天城先輩、巽君、鳴上先輩、花村先輩と僕を助けてくださった先輩方の名前が見つかる。 見逃しただけかと思い見直すが里中先輩と久慈川さんとクマ君の名前がないという事はあの3人は無事であったらしい。 「出来る限りみんなでこの島を脱出しないと」 先輩方以外にも巻き込まれた被害者は103人居て3人が亡くなって100人か……。 賛同してない者だっているはずだ。 「僕もその意見に賛成ですよ」 「っ!?」 と直斗に向かい歩く青年が居た。 1人名簿に目を向けていた直斗はその者の気配に気付かなかった。 「僕の名前は直井文人です。出来たら貴様と話がしたい」 「う、うん。僕は白鐘直斗です」 直井文人と名乗った青年も直斗と似たような学ランを着ていて、背も低く、男とも女とも聞こえる声など、性別の偽り以外は直斗とそっくりだった。 直斗と直井。案外名前まで似ている2人であった。 ――――― 「僕は音無さんを尊敬しています。音無さんはそれはとても良い人で〜」 「はぁ……」 直井は自分の尊敬をしている音無結弦の話をたくさん語り出した。 自分と結弦の敵対関係から、今の慕う過程などなど。 しかしやはりというか直井は直斗の事を女とは見抜けなかった。 「ねぇ、すごい人でしょ?」 「……そうですね」 直斗は後半は適当に相槌を打っていたが、次の言葉に直斗は時間が止まるのだった。 「いやぁ、僕が死んだあとに尊敬出来た人は音無さんが始めてですよ」 「え……?」 「ん?どうかしましたか?」 直井は『自分の言った言葉にどこか変な事があった?』と言いたげな眼だ。 まさか……? ここは……? 「おかしな事と言えば死んだってところか?」 「ぼ、僕はこないだ殺されそうになりましたが先輩方に助けられました。昨日までは何もなかったんですよ」 直井は結弦の話を中断してまで考え込む。 単なる死後前の記憶がないだけか、はたまたあのシャルルとやらが言った未知なる力とはこの事なのか? 前者なら気にする事はないのだが、もし後者だとしたら……? ――この島は死後の世界なのか。 ――それとも自分の生前の世界なのか。 「僕は不吉な物を感じますね。白鐘、僕と組んで脱出しよう。もしかしたら長くいたらいけない世界かもしれない」 「え……?」 「まぁ、貴様には意見を言う隙を与えないがな」 「え……?」 勝手に決まったとばかりに頷く直井。 直斗としても協力する事は願ったり叶ったりでもあるのだが随分と口が悪い。 ――――― 直井は2つの仮説を建てていた。 1つは死後の世界の長く住みすぎた為の神からの天罰。 2つは死後と生の世界の硲の世界。 (この説を音無さんや生徒会長などに言えば何かわかるかもしれない。それに白鐘を巻き込むのは気が退けるが……。まぁ、僕は神だから許されるだろう) 勝手に直井はそれで納得をした。 ――――― 直斗は探偵が故に自分も少し状況を考えていた。 もしかしたらテレビの世界の異変なのかと直斗は仮説を建てる。 そしたら世界の崩壊などが起きてしまうのかもしれない。 (テレビの世界の話に直井君は巻き込みたくはないですが仕方ないでしょうか) 直斗はそれで自分に納得させた。 ――――― 「直井君。音無さんという人以外の知人がいるなら教えてください」 「音無さん以外の知人はゴミです」 「え……?」 結弦以外の事になるとテンションの下がる直井だったが直斗は死後の世界の説明、知人達死んだ世界戦線の説明、この世界の2つの過程を、 直斗は直井に事件の内容と知人、この世界の自分の考えをそれぞれ述べた。 「なるほど。大変興味深いです」 両者共、疑いはしなかった。 両方の世界がどちらも特殊な世界だったというのもあり受け入れられる話だった。 直井は死んであの世界に行かなければ、直斗は事件に巻き込まれる前でなければきっと信じてはいなかったであろうという内容であった。 偶然とは時に必然的に話が噛み合うのだ。 「行くぞ貴様。それと貴様がなんて言おうと最初は音無さん探しからだ。神からの命令だ」 「ぅ、うん。わかったよ」 直井は口は悪いながらも襲おうとしたりする本当の意味での悪人ではないみたいだった。 直斗も素直な人で襲ったり、騙したりする人間でもないみたいだった。 それがお互い思っていた事であった。 【A-3 橋周辺/未明】 【直井文人@Angel Beats!】 【装備:不明】 【所持品:支給品一式 ランダム支給品×3】 【状態:健康】 【思考・行動】 1:音無さんと合流したい。 2:音無さん以外の世界戦線メンバー、直斗の仲間探し。 3:島からの脱出。この島に不吉を感じている。 【備考】 ※ユイが消える少し前からの参戦です。 【白鐘直斗@ペルソナ4】 【装備:不明】 【所持品:支給品一式 ランダム支給品×3】 【状態:健康】 【思考・行動】 1:先輩方または戦線メンバーとの合流。 2:島からの脱出。 【備考】 ※直斗救出から少し経ってからの参戦です。 |002:[[ジャッジメントですの!]]|時系列|003:[[戦士は独り遥か戦地に埋もれてわたしを動かす]]| |003:[[戦士は独り遥か戦地に埋もれてわたしを動かす]]|投下順|005:[[強い意志]]| |&color(cyan){START}|白鐘直斗|054:[[魔神が 目覚める 日]]| |&color(cyan){START}|直井文人|~|

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