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彼女を見た人なら彼女をこうイメージするだろう。 『可愛い』と。 でも彼女は本当に可愛いくて、可愛いくて、可愛いくて、ただ可愛い。 その可愛いさが異常に見える人は本当に異常に見えてしまう。 ――――― 「バトルロワイアルだってクチナワさん。どうして昨日暦お兄ちゃんの家で寝ていたのに起きたら撫子はこんな事に巻き込まれなくちゃいけないの? 撫子はクチナワさんの体を見つけなくちゃいけないのにね」 「しゃしゃしゃ!」と撫子の右手に巻き憑いている蛇の通称クチナワさんが変わった笑い声を上げる。 「撫子ちゃんはこんな状況下においてでも俺の神体を探してくれるのかい?」 「うん、いいよ。だって撫子の償いだもん」 クチナワさんは北白蛇神社で祀られている神であったらしい。 忍野忍さんが私達が住んでいる街に現れたせいもあり、神社の溜まったエネルギーで復活を果たした。 だが結局そのエネルギーをくだらない事に使われてしまったらしく瀕死になり、それで少し前に撫子が行った蛇惨殺の償いによりクチナワさんの体を探さなくてはいけなくなってしまった。 「でもクチナワさんにその事に聞かなくちゃいけない事を忘れちゃてたよ」 「ああん?」 「そのクチナワさんの体ってこの島にあるのかな?」 「しゃしゃしゃ」と数少ない笑い声を上げ(というかこれしかない)、心配無用との声を上げる。 「ここだったんだよ」 と少し興奮気味に言っていた。 「クチナワさんの急所?」 「誰がそんな話をしていたんだよ」 撫子は、わけがわからず頭に?を浮かべる。 いや、これは表現でそれぐらい疑問だったって事。 「この島に俺様の体がある」 「えぇ!?だから撫子達もここに呼ばれたのかな?」 「そうかもな」 「じゃあ早く見つけないとね」 ここに来て一気に大収穫。 そんなドラクエみたいに探していたキーアイテムが入った洞窟にたまたまあったみたいな都合良さは否めないけど。 「武器の刀とか持って本当にドラクエみたいだねクチナワさん」 「ドラクエは刀じゃなくて剣だぜ撫子ちゃん」 「なんで神様なのにドラクエ知ってるの」 やっぱり神様の世界にもドラクエってあるのかな? ドラクエしてる蛇の神様。 不可能だね。 「良いじゃないかそんな事はよ。 ところで撫子ちゃんはあんなに人が死んだのに怖くなかったのかい?」 都合が悪くなり話題を変えるクチナワさん。 でも話を続けるあたり、本当に話をするのが好きなんだね。 「怖かったけど怖くなかったよ」 「ああん?どういう事だい撫子ちゃん?」 納得の出来なかったクチナワさんから不満の声が上がる。 どうやら共感はしてもらえなかったらしい。 「だって知らない人だったんだもん。これが暦お兄ちゃんだったら怖かったね」 「いや、今の撫子ちゃんの答えの方が怖いよ。まるであの3人の事なんてどうでも良いみたいだね? いや、撫子ちゃんは見ないだけなのかもね」 「どういう事?」 「しゃしゃしゃ、こっちの話さ」 楽しそうに笑うクチナワさん。 現在私は1人なのだけれどクチナワさんという話し相手が居ると自然とお話ししてしまう。 楽しいから良いんだけどね。 「じゃあもし暦お兄ちゃんがあの時に死んでいたり、このバトルロワイアルの中で死んじゃったらどうするんだい?」 クチナワさんはいじめっ子の様にニヤニヤと楽しそうに聞いてくる。 「何言ってんのクチナワさん?」 撫子は笑ったよ。 多分人には見せなかった笑顔で。 だってクチナワさんは神様なんだし。 「暦お兄ちゃんは死なないよ♪」 ――――― 彼女――千石撫子。 彼女は一体誰と話しているのだろうか? 参加者? いや、彼女はまだ誰とも合流出来ていない。 主催者? いや、彼女はただのゲームの参加者だ。 では彼女の言う『クチナワさん』とは誰なのだろうか? 神様と言うぐらいなのだから、端から見たら空気と話しているのか? 否。 彼女は下を向いて、左利きの人の様に右手首に巻いた腕時計がありそうな位置を向いていた。 いや通信機能の付いた腕時計の向こう側の誰かか? でも彼女が巻いていたのはそんな通信機能の付いた腕時計なんかじゃなく――、 ただの白い白い、本当に白いだけのシュシュであった。 千石撫子、彼女は戦場ヶ原ひたぎに嫉妬し、神に祈った撫子の「神の声を聞いている」という妄想に取り憑かれていた。 彼女はこれからどう動くかはわからない。 そして、どこかにあるクチナワの体を見つける事が出来るのか。 もし、体を見つけてしまった場合に起こる悲劇はまだ誰も知らない。 【E-4 森/未明】 【千石撫子@物語シリーズ】 【装備:神鎗@BLEACH】 【所持品:支給品一式 ランダム支給品×2】 【状態:健康】 【思考・行動】 1:クチナワさんの体を探す。 2:暦お兄ちゃんは死んでほしくない。 【備考】 ※囮物語の暦の家で寝泊まりした直後からの参戦です。 ※彼女は右腕にある白いシュシュをクチナワという神になっているという妄想に取り憑かれています。しかし、人前ではこの妄想は発生しません。 ※クチナワの体は蛇のお札で、撫子がお札を食べてしまうと神様になり同時に怪異になります。 ※その蛇のお札はこの島のどこかにあります。誰かの支給品なのかどこかに貼られてあるかなどは次以降の書き手さんに任せます。 【神鎗@BLEACH】 市丸ギンの斬魄刀。封印時は脇差しの形状になっている。解放すると伸縮を自在にする刀。 解号は「射殺せ『神鎗』」であり脇差し100本ぶんまで伸びる。 |[[ぜんきちタイガー]]|時系列|[[LIttle Busters!]]| |[[汚染残留]]|投下順|[[闇に濡れたCatastrophe]]| |&color(cyan){START}|千石撫子|[[幻想会話]]|
彼女を見た人なら彼女をこうイメージするだろう。 『可愛い』と。 でも彼女は本当に可愛いくて、可愛いくて、可愛いくて、ただ可愛い。 その可愛いさが異常に見える人は本当に異常に見えてしまう。 ――――― 「バトルロワイアルだってクチナワさん。どうして昨日暦お兄ちゃんの家で寝ていたのに起きたら撫子はこんな事に巻き込まれなくちゃいけないの? 撫子はクチナワさんの体を見つけなくちゃいけないのにね」 「しゃしゃしゃ!」と撫子の右手に巻き憑いている蛇の通称クチナワさんが変わった笑い声を上げる。 「撫子ちゃんはこんな状況下においてでも俺の神体を探してくれるのかい?」 「うん、いいよ。だって撫子の償いだもん」 クチナワさんは北白蛇神社で祀られている神であったらしい。 忍野忍さんが私達が住んでいる街に現れたせいもあり、神社の溜まったエネルギーで復活を果たした。 だが結局そのエネルギーをくだらない事に使われてしまったらしく瀕死になり、それで少し前に撫子が行った蛇惨殺の償いによりクチナワさんの体を探さなくてはいけなくなってしまった。 「でもクチナワさんにその事に聞かなくちゃいけない事を忘れちゃてたよ」 「ああん?」 「そのクチナワさんの体ってこの島にあるのかな?」 「しゃしゃしゃ」と数少ない笑い声を上げ(というかこれしかない)、心配無用との声を上げる。 「ここだったんだよ」 と少し興奮気味に言っていた。 「クチナワさんの急所?」 「誰がそんな話をしていたんだよ」 撫子は、わけがわからず頭に?を浮かべる。 いや、これは表現でそれぐらい疑問だったって事。 「この島に俺様の体がある」 「えぇ!?だから撫子達もここに呼ばれたのかな?」 「そうかもな」 「じゃあ早く見つけないとね」 ここに来て一気に大収穫。 そんなドラクエみたいに探していたキーアイテムが入った洞窟にたまたまあったみたいな都合良さは否めないけど。 「武器の刀とか持って本当にドラクエみたいだねクチナワさん」 「ドラクエは刀じゃなくて剣だぜ撫子ちゃん」 「なんで神様なのにドラクエ知ってるの」 やっぱり神様の世界にもドラクエってあるのかな? ドラクエしてる蛇の神様。 不可能だね。 「良いじゃないかそんな事はよ。 ところで撫子ちゃんはあんなに人が死んだのに怖くなかったのかい?」 都合が悪くなり話題を変えるクチナワさん。 でも話を続けるあたり、本当に話をするのが好きなんだね。 「怖かったけど怖くなかったよ」 「ああん?どういう事だい撫子ちゃん?」 納得の出来なかったクチナワさんから不満の声が上がる。 どうやら共感はしてもらえなかったらしい。 「だって知らない人だったんだもん。これが暦お兄ちゃんだったら怖かったね」 「いや、今の撫子ちゃんの答えの方が怖いよ。まるであの3人の事なんてどうでも良いみたいだね? いや、撫子ちゃんは見ないだけなのかもね」 「どういう事?」 「しゃしゃしゃ、こっちの話さ」 楽しそうに笑うクチナワさん。 現在私は1人なのだけれどクチナワさんという話し相手が居ると自然とお話ししてしまう。 楽しいから良いんだけどね。 「じゃあもし暦お兄ちゃんがあの時に死んでいたり、このバトルロワイアルの中で死んじゃったらどうするんだい?」 クチナワさんはいじめっ子の様にニヤニヤと楽しそうに聞いてくる。 「何言ってんのクチナワさん?」 撫子は笑ったよ。 多分人には見せなかった笑顔で。 だってクチナワさんは神様なんだし。 「暦お兄ちゃんは死なないよ♪」 ――――― 彼女――千石撫子。 彼女は一体誰と話しているのだろうか? 参加者? いや、彼女はまだ誰とも合流出来ていない。 主催者? いや、彼女はただのゲームの参加者だ。 では彼女の言う『クチナワさん』とは誰なのだろうか? 神様と言うぐらいなのだから、端から見たら空気と話しているのか? 否。 彼女は下を向いて、左利きの人の様に右手首に巻いた腕時計がありそうな位置を向いていた。 いや通信機能の付いた腕時計の向こう側の誰かか? でも彼女が巻いていたのはそんな通信機能の付いた腕時計なんかじゃなく――、 ただの白い白い、本当に白いだけのシュシュであった。 千石撫子、彼女は戦場ヶ原ひたぎに嫉妬し、神に祈った撫子の「神の声を聞いている」という妄想に取り憑かれていた。 彼女はこれからどう動くかはわからない。 そして、どこかにあるクチナワの体を見つける事が出来るのか。 もし、体を見つけてしまった場合に起こる悲劇はまだ誰も知らない。 【E-4 森/未明】 【千石撫子@物語シリーズ】 【装備:神鎗@BLEACH】 【所持品:支給品一式 ランダム支給品×2】 【状態:健康】 【思考・行動】 1:クチナワさんの体を探す。 2:暦お兄ちゃんは死んでほしくない。 【備考】 ※囮物語の暦の家で寝泊まりした直後からの参戦です。 ※彼女は右腕にある白いシュシュをクチナワという神になっているという妄想に取り憑かれています。しかし、人前ではこの妄想は発生しません。 ※クチナワの体は蛇のお札で、撫子がお札を食べてしまうと神様になり同時に怪異になります。 ※その蛇のお札はこの島のどこかにあります。誰かの支給品なのかどこかに貼られてあるかなどは次以降の書き手さんに任せます。 【神鎗@BLEACH】 市丸ギンの斬魄刀。封印時は脇差しの形状になっている。解放すると伸縮を自在にする刀。 解号は「射殺せ『神鎗』」であり脇差し100本ぶんまで伸びる。 |059:[[ぜんきちタイガー]]|時系列|021:[[LIttle Busters!]]| |013:[[汚染残留]]|投下順|015:[[闇に濡れたCatastrophe]]| |&color(cyan){START}|千石撫子|068:[[幻想会話]]|

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