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「こ、これはどういう事なのだー!」

ゲームの参加者の1人。
金髪で髪を2つ結いのいわゆるツインテールにして、小柄な体、高い声。
三千院ナギの目覚めの一声であった。

「なんなのだこれは!?人が死んだ夢を見たのだ……」

ナギの記憶に思い出されたのは人間の首が飛ぶという誰も見たいと思うわけのない夢の事であった。

何もしていない自分と同じくらいの女の子2人。
マンガで見た事がある様な男。
そして夢の中にも関わらず催眠ガスを嗅がされたみたいに沈み落ちていく。
そして夢は『自分が起きて夢から覚めた』わけではのに不自然に途切れた。

「ハヤテ〜、マリア〜、クラウス〜、タマ〜」

ここは自分の家。
呼べば駆けつけてくれる召使いやペットが居る。
だが今日に限り足音すら近付いてこない。

「おーい、ハヤテ〜」

目を凝らす。
そしてナギは自分が知らない広い建物で寝かされた事に気付く。

「ちょ、ちょっとなんなのだここは!?」

広い建物は自分の屋敷も同じ。
だがここは明らかに違う。
同じスロットやカード台、それはカジノ内の景色であった。

「ゆ、誘拐……?いや、私は昨日はちゃんとマリアの隣で寝たのだ」

外に居て意識がなくなったのならわかる。
だがしっかりとナギの記憶にはマリアの隣で寝た記憶がある。

「なんか息し辛いな……、ん?首輪かなにかか?」

首に触ると首全体に捲かれた何かがある。
すぐに首輪だと思い当たる。

「ちょっと待て、首輪?」

先程の夢で死んだ人の原因はなんだった?
首輪が爆発し、首が飛んだ。

「ば、爆弾だー!?」

ナギは無理矢理外そうと手にかけるが、犯人側が言ってた事を思いだす。

「ショックを与えたらダメだったはずなのだ」

辺りを見渡す。
ただ自分が寝ていた近くにデイパックが置かれてある。

そこでようやく、夢ではなく現実に起きていた事だったと気付いた。

  ◆  ◆  ◆

「なんで私がこんな事に参加しなくてはならないのだ……」

ハヤテやマリア達が側に居てくれればそれで良い。
20億円なんてお嬢様の自分には必要ない。
願いなんて物もない。

「ふざけるでないのだー!」

怖い。
泣きたい。
ハヤテとマリアに会いたい。
それをぐっと堪えた。

「よくわからんが中身はなんなのだ!?」

デイパックに手をかけながら主催者の言葉を思い出す。
食料1日ぶん、水、デバイス、地図、参加者の名簿、筆記用具、ノート、ライトとランダムに配られるランダム支給品を3つを渡すと言っていた。

「むむ、なんなのだこれは?なんか怪しい本なのだ?」

本が数冊まとまっていた。
その一冊を手に取る。

巨乳の女の人が寝ながら誘惑している目でポーズをしている本であった。

「エロ本ではないかー!?」

顔を赤くして叫んでしまった。
周りには誰も居なくただカジノに声が響いただけであった。

「けしからん、けしからん!ハヤテには絶対見せられないのだ!マリアには秘密だな!うわっ、デカッ!?」

捲るページ、捲るページが女性なら誰でも憧れるボン、キュ、ボンのナイスバディの人ばかりが写っていた。

「こんな裸に近い水着があるのか!?こっちは露出の少ないメイドなのにマリア以上にエロいのだ」

結構長い時間読んでいたがナギの手はエロ本を離さなかった。

「むむ、私やヒナギクには無理なのだー……って呑気に読んでいる場合か!?全く、子供にエロ本なんか渡すなよ全く」

集中して読んでいた自分が恥ずかしくなりエロ本をしまい、次の支給品を取り出した。
しまい込む辺り、また読む気があるのがうっすらとわかってしまう。

「これは目安箱?なんかめだかボックスにでも出てきそうな形をしているな」

興味がなく、それもしまい込み、最後の支給品を取り出した。

「これは……剣の鞘?」

刃が出る部分だけがないのに疑問がる。
その疑問を晴らす為、デイパックにあった説明書を読む。

「これは超振動光子剣『クリュサオル(chrysaor)』です。普段は刃は閉まってありますが持ち主の意志で刃を出せます。強力な武器ですので取り扱いには気をつけてください……か」

物騒な説明にバトルロワイアルの実感が沸いたナギ。
自分にこんな物が支給された以上、他の人にも刀や銃が支給されたのは想像がつく。

「護身用にしては物騒だがただ持っておくのはなー」

運動能力皆無の自分が堂々と持つと簡単に盗まれるだろう。
だがデイパックに入れるとデイパック自体を盗まれるかもしれない。

扱いが難しい。
自分の力の無さが情けない。

「ちょうど私は制服を着ている。腰に隠しておこう」

これですぐにクリュサオルを取り出せるし、デイパックを盗まれてもこれだけは盗まれない。

「ところで名簿見てないや」

今更ながら名簿を見ていない事に気付く。
ハヤテやマリアやクラウスやクラスメートが居れば協力出来る。
ヒナギクが居れば最強だろう。
だがもし、知り合いが居なければ1人でこの島で生きていなくてはならない。
そう考えながら名簿を見る。

「ハヤテとマリアとヒナギクが居たが……、なんで変態執事まで居るのだ」

瀬川虎鉄の名前を見つけた。
瀬川泉の双子の兄でハヤテにストーカーするホモ執事。
ナギは彼からも誘拐をされた身である。

「誘拐犯が誘拐されるとは皮肉だな〜」

なんて愉快な事と思っているとナギの目が変わる。

「む?涼宮ハルヒ、セイバー、黒神めだか、ルルーシュ、黒崎一護?こいつらアニメやゲームのキャラクターではないのか?」

そういえば主催者側にもシャルルとか朝倉涼子も居た。
死んだ男はBLEACHのチャドに似ていた。
そういえばシャルルに反乱した男はルルーシュではなかったか?

「すごいのだ!現実の世界がアニメの世界と融合したのだ!未知の力はすごいな!まるでスマブラだ」

無意識に手にノートとペンを持っていた。

「サインもらえないかなー?」

キラキラした目になっていた。
だが肝心な事を忘れてはならない。

「だがそう考えたらもし彼らがマーダーになってたらハヤテですら適うわけないのだ」

アニメで見る必殺技が現実で起きたら?
一般人なんかすぐに死んでしまうだろう。

「とりあえずしばらくは動かない方が良さそうなのだ」

ナギはカジノに留まる事を選んだ。
ハヤテ、マリア、ヒナギクに会いたいが危険過ぎる。
協力者が現れるまでここで息を殺していた方が良い。
窓からなら街を歩く信頼出来そうな参加者が来たかどうかも見渡せる。

自分が長時間動けないからこその方針であった。



【A-3 カジノ/黎明】

【三千院ナギ@ハヤテのごとく!】
【装備:クリュサオル(chrysaor)@そらのおとしもの】
【所持品:支給品一式 大量のエロ本@そらのおとしもの 目安箱@めだかボックス】
【状態:健康】
【思考・行動】
1:しばらくは動かないで様子見なのだ。
2:アニメのキャラクターは本人?
【備考】
※アテネ編直前からの参戦。
※ある程度の参加者の特徴を知っています(基準は今までハヤテのごとく!の原作、アニメ、劇場版、OVAでパロディまたは伏せ字にされた事のある作品のキャラクターが該当します)



【クリュサオル(chrysaor)@そらのおとしもの】
アストレアの持つ最強の矛。近接戦最強の武器らしい。

【大量のエロ本@そらのおとしもの】
桜井智樹の所持しているエロ本。捨てたり持って行かれても減る事のないエロ本。

【目安箱@めだかボックス】
箱庭学園の生徒が相談する事がある時に紙に書いて入れると直々に解決しに生徒会が動く。



037:悪がもう一人の自分をつくる 時系列 040:エンドブレイカー!
045:Lの殺意 投下順 047:魔女の惨劇会
START 三千院ナギ 060:この島に1人、――がいる!
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