王道ロワイアル@ ウィキ内検索 / 「運命は英語で言うとデスティニー」で検索した結果

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  • 書き手紹介
    ...rture 077 運命は英語で言うとデスティニー 097 That is the question ◆eQhlNH2BMs氏 1 032 運命に抗うもの ◆MFKn59eM9c氏 1 050 剣ツルギ物モノ語ガタリ ◆jZCpcbFowc 2 085 Oath Sign 089 朝霧の幻影殺人鬼 ◆9hJQr3//3o氏 1 090 HEROES ◆fNONBETA4o氏 1 102 翼ある銃
  • 運命は、英語で言うとデスティニー
    と、決意と同時にサーベルが総一の頭を狙っていた。 「うわぁっ……!」 総一はそれを後ろに吹っ飛ぶようにして避け――実際は転んだだけだが――事なきを得た。 しかし脅威は終わっていない。 狂った椎名の標的は、未だ総一のままだ。 総一は起き上がって、椎名からの攻撃に備える。 椎名は、サーベルを大上段に構えて勢いよく振り下ろそうとしている。 万事休す、ただの学生である総一が避けられる道理はない。 だが、幸運の女神が微笑んだのか。 総一は今度の攻撃も避けることができた。 「……っくそ!」 それが分かるとすぐに体勢を整え、総一は椎名に背を向けて走り出す。 椎名も遅れはしたが、素早く総一の背中を追い始める。 森の中、2人だけの追いかけっこが始まった。 ◇◇◇ 森の中を横に並んで歩く影が2つ。 黒神めだかと、桂ヒナギク。 眉目秀麗、才色兼...
  • E列
    E列のSS一覧 E-1 1日目午前10時侵入禁止エリア E-2 E-3 047 魔女の惨劇会 068 幻想会話 E-4 014 幻物語 028 少女の戦 055 堕ちないネイロ 077 運命は、英語で言うとデスティニー 087 撫子の唄 089 朝霧の幻影殺人鬼 090 HEROES 100 奇跡――それはつくられた偶然―― 110 circulation(前編) E-5 023 夢想曲 040 エンドブレイカー! 049 ああっ、侍さまっ E-6 010 その男ら、凶暴につき 036 天城雪子は笑えない 056 終わりのクロニクル 069 朱より赤し E-7 075 学園黙示録 E-8 005 強い意志 058 Departure
  • HEROES
    「こんなにも全力で戦える者がいるなんて私は嬉しいぞイカロス後輩!別に貴女が後輩かどうかはわからないがな!」 「……別に私は嬉しくなんかない。ただマスターの命令だから殺すだけ」 私の最初の同行者で仲間のめだかさんは原初の海という扇子の様な物を持ちながら、イカロスという参加者の持つ大きな刀相手に互角以上の力を見せていた。 おそらくこれが拮抗しているという状態なのであるのだろう。 どちらともあまり武器よりも素手で戦っているようなものだが……。 私、桂ヒナギクは本当であるなら仲間のめだかさん相手に助太刀したいのはやまやまだ。 私が乱入すれば少しは戦局を変えられるであろうか、足手まといになるかはわからない。 しかし私の横には気絶している椎名さんという参加者がいるので戦いの巻き添えや北条かりんさんや他の殺し合いに乗った人が現れた場合恰好の獲物になるだろう。 それだけはあって...
  • 【第1回放送までの死亡者】
    【第1回放送までの死亡者】 時間帯 死亡者 殺害者 タイトル 死因 凶器 深夜 古河渚 岡崎朋也 001 アナタは恋人を殺せますか? 射殺 ドラグノフ 直枝理樹 持田哲志 015 闇に濡れたCatastrophe 射殺 デザートイーグル50AE 霧島佳乃 春原陽平 007 それと便座カバー、それと…… 刺殺 サバイバルナイフ 上条当麻 宮沢謙吾 009 生き抜く事/守り抜く事 射殺 S W M19 マリア 篠崎あゆみ 013 汚染残留 爆殺 クレイモア地雷 花村陽介 グリムジョー・ジャガージャック 017 破面の告白 消滅 虚閃(セロ) 沢田綱吉 古里炎真 031 歪曲スル正義 射殺 グロック17 園崎魅音 アーチャー 029 Island Days 射殺 赤原猟犬 黎明 ライダー 真アサシン 025 散りゆく者への子守唄 心臓破壊 妄想心音(ザバーニーヤ) 篠崎あゆみ...
  • No.051〜100
    【No.051〜100】 No. タイトル 登場人物 051 偽善正義 衛宮切嗣、六道骸 052 「ミッションスタートだ」 棗恭介、伊吹風子、雲雀恭弥 053 かみのおとされものかみのおとされもの(後編) キョン、ニンフ、姫萩咲実、長門有希、川澄舞、国崎往人、球磨川禊 054 魔神が 目覚める 日 白鐘直斗、直井文人、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア、立華奏 055 堕ちないネイロ 来ヶ谷唯湖、C.C.、椎名、御剣総一 056 終わりのクロニクル 更木剣八、キャスター、巽完二、刻命裕也、遠野美凪 057 中二病でも殺したい! 北川潤、長沢勇治 058 Departure 前原圭一、朝比奈みくる 059 ぜんきちタイガー 坂上智代、人吉善吉 060 この島に1人、――がいる! 三千院ナギ、??? 061 決意と殺意が交わる時 涼宮ハルヒ、黒崎一護、ロロ・ランペルージ、バーサーカー、春原陽平 ...
  • 御剣総一
    【名前】御剣 総一(みつるぎ そういち) 【出展】シークレットゲーム-KILLER QUEEN- 【種族】人間 【性別】男性 【声優】なし 【年齢】18歳 【職業】高校生 【外見】黒髪短髪の少し目が鋭い。 がたいが良いらしく格闘技でもしているのかと聞かれる事もある程(本人は卓球部所属)。 【口調】 一人称は「俺」、二人称は「お前」「君」「あなた」。丁寧語で話す事が多い。 【概要】 わけがわからないまま13人が閉じ込まれたゲームに参加させられる。 渡されるPDAはAであり、解除条件はQの持ち主を殺す事である(とあるEPでJOKERも手渡される場合もある)。 ゲーム開始より少し前、幼なじみで彼女であった桜姫優希を亡くしており後悔の念と喪失感に捕らわれている。 しかし優希と卑怯な事はしてはいけないと約束しており人殺しは出来ないと考えており脱出不可能な状況...
  • 堕ちないネイロ
    ――ざわっ。 音を殺したかの様な素早い音が風と混ざり合い、弱々しい音となる。 本来なら聞き逃すくらいの小さい音。 だがただ戦いを傍観する者の耳にはしっかりとその音をキャッチしていた。 それからはしばらく変化という変化がない。 つまり、それは誰かが自分を監視しているという事。 なかなかに計算高い者といえる。 「参加者のご到着か」 問いかける。 そんな口調で女は隠れた人物に投げかける。 そこの木に隠れているのはわかる。 そんな表情で女は問題の木を眺めていた。 「まさか私の接近に気付く者が居るとはな」 降参とばかりの女の声。 だが……。 「貴様は無警戒の様で警戒を誰よりもしておるのだな」 黒くて長い髪に鋭い目つき、長身の女であった。 その女が右手で、ぶら下げていた鞘から取り出す日本刀。 その刃先を女目掛けて突き出...
  • 第1回放送までの本編SS
    【オープニング】 No. タイトル 登場人物 000 それはとても眩しい夜 音無結弦、シャルル・ジ・ブリタニア、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア、郷田真弓、朝倉涼子、持田由香、北条沙都子、茶渡泰虎 【未明:0〜2時】 No. タイトル 登場人物 場所 001 アナタは恋人を殺せますか? 岡崎朋也、古河渚 F-4 002 ジャッジメントですの! 白井黒子、雲雀恭弥 G-5 004 君は僕に似ている 白鐘直斗、直井文人 A-3 003 戦士は独り遥か戦地に埋もれてわたしを動かす 足立透、ランサー D-2 026 Angel Meets! ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア、立華奏 A-1 005 強い意志 前原圭一、朝比奈みくる E-8 012 皆の世界をまもるヒト 竜宮レナ、アーチャー G-6 008 Melodia〜僕に捧げるIの歌〜 阿良々木暦、仲村ゆり B-5 015 闇に濡...
  • つぎへの方向
    「タイム!」 目の前に立ちふさがる番犬『雲雀恭弥』に対峙する棗恭介は手を上げながらそう叫んだ。 タイム、つまり恭介は恭弥に『待ってくれ』と頼んだのであった。 トンファーで殴られ、しかもタイムを頼んだ恭介だ。 当然同行している伊吹風子からは「どれだけ格好悪くなれば気が済むんですかっ!最悪ですっ!」と呆れられた。 「そんなの僕が許すとでも思うの?」 ただでさえ低い声の恭弥がそれ以上に低い声で睨みながら恭介のタイムは無しで戦闘を続行させようとトンファーを構える。 『戦闘は出来る時に全力でやり合いたい。』 恭弥の言動で思考が読み取れた。 「まぁ、待てお前。ここで俺がタイムを取る事によって俺はパワーアップしてお前と全力で戦えるだろう。ただの地球人からスーパー地球人へと変わるぐらいになっ! どうだ、タイムを取らせる気はないか?」 「…………10分以上は認め...
  • 仮面は微笑む。
    暗闇が徐々に明けていく中、姿を表す黒い暗殺者の姿があった。 不気味な髑髏面、抑えられた気配。 こんな姿であるのは、全参加者を探しても彼『真アサシン』のみであろう。 その真アサシンは数時間前にライダーという強敵のサーヴァントを葬ってからはなるべく動かない様にしていた。 理由はサーヴァントに対しての不意打ちの為。 あくまでもサーヴァントのみという事が重要である。 北川潤に手は出してしまったが、本来真アサシンは無益な人間には手を出さないそんな暗殺者であるのだから。 「クフフフフ」 そして目の前に怪しげな少年を見かけても、自らが襲いかかる事はしないのであった。 「お前は何者だ!?」 少年に問いかける。 少年はこの男が参加者であるのかの悩みどころであったが、今口を開いたし何より首輪が填められてある。 参加者に間違いない事を察した。 ...
  • 生徒会の一存
    桃色の髪の少女が1人バットを握りながら怒りを抑えている。 ――あんな小さな女の子達が何したっていうのよ! ――こんなゲームになんの意味があるっていうのよ! その怒りの数は1つ1つと増えていき、やがてその数は手の指で数えられる10を越した。 「ふざけんじゃないわよ!」 そのバットで怒りをぶつける為、八つ当たりで木に叩きつける瞬間バットは刀に変形し、『サクッ』と気持ち良い音をたてて木に突き刺さる。 「驚いたわ……。まさかこんなバットがあるなんて」 すぐに刀はバットへと戻り、突き刺さっていたバットが刺さらなくなり、重力に沿って下に落ちる。 と、今の科学では作れそうにないバットを見て彼女は少し未知の力を信じ始める。 ――――― 「そういえばこんなくだらない事をしている場合じゃなかったわね」 どうやらこのバトルロワイアルには...
  • SSタイトル元ネタ一覧
    SSタイトル元ネタ一覧 ここに記載されているのは、SSの作者が明言したもののみです。 【000~100】【101~200】 No. タイトル 元ネタ 000 それはとても眩しい夜 ゲーム「D→A WHITE」OP『From silent sky』の歌詞より 001 アナタは恋人を殺せますか? ゲーム「シークレットゲーム-KILLER QUEEN-」OP内キャッチコピー『アナタはQを殺せますか?』より 002 ジャッジメントですの! ライトノベル「とある魔術の禁書目録」の登場人物の白井黒子の名言及び口癖より 003 戦士は独り遥か戦地に埋もれてわたしを動かす 初音ミクオリジナル曲『子猫は独り遥か雪に埋もれてわたしを見つめる』より 004 君は僕に似ている アニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」第4期EDより 005 強い意志 アニメ「ひぐらしのなく頃に解」第11話皆...
  • 剣ツルギ物モノ語ガタリ
    ■□ 殺した。 殺した。殺した。 殺した。殺した。殺した。 成し遂げた。 成し遂げた。成し遂げた。 成し遂げた。成し遂げた。成し遂げた。 目的だった復讐、シモンファミリーの悲願を首尾よく遂げてやった。 しっかり死体は確認した。間違いなく、あいつ―――沢田綱吉の頭をぶち抜いて、殺したんだ。 もしも大空のリングを持っていたら危なかったけれど、間抜けなことにあいつは丸腰で、敵対している僕に向かってきた。そして、すぐに殺した。 ああも拍子抜けする程あっさり殺されるとは、ボンゴレの呪われた名が泣いているだろうな。 ざまあみろ。お前等のボスは死んだ。 誇りも何もない、どうしようもなく無様な最期だったぞ。 心配するな、残った奴らもすぐにボスの元へ逝かせてやる…………。 ボンゴレに肩を貸す者も当然皆殺し―――――1人だって、生かしてやるものか。 しか...
  • fallen down
    殺し合いのゲームに巻き込まれた不幸な参加者はここにも居た。 大きな体、図太い声、悪い目付き。 端から見たら彼は恐ろしい不良にしか見えないだろう。 「バトルロワイアルだとぉ!?ふざけんじゃねぇ、人の命を奪い取るだ!?バカか!」 巽完二は地元の稲羽市、八十神高校1年の見た目通り不良だと思われている。 何人もの不良と揉めて喧嘩して地元のテレビで報道され騒ぎにすらなった事がある。 だが、それは本来は母親が煩くて眠れないという事情がありやり方が悪いが成敗したに過ぎなかった。 悪く見えるだけで子供にも優しい、本当はそんな少年である。 強き力を正しき事に使う。 バトルロワイアルに怒りを感じるのも当たり前である。 「本当は俺はこんなふざけた事している場合じゃねぇんだ!」 街で騒がれ、起きている行方不明殺人事件。 この事件で2人が亡くなった。...
  • 運命の旋律
    (俺はこれからどうしたら良いかなぁ……) 音無結弦は虚無感に満たされていた。 死んだ世界戦線の仲間達、リーダーの仲村ゆりや日向秀樹達を成仏させ、そして自分の告白と共に立華奏も成仏させた。 そして自分はこれから死んだ世界を訪れる者を待つ為、死んだ世界に止まった。 だが今は悲しみが体に溢れ、何もするつもりがない。 ただ体を休ませ眠らせていたかった。 ここは、自分しか居ない静かな空間だから。 『こらー、起きなさいよ君達!』 (なんだよ、煩いなぁ……) なんだがコンピューターの様な聞いた事のない声に結弦は嫌々と体を起きあがらせた。 今は刃向かう気力も結弦には無かった。 「ん?なんだこれ?」 結弦が起きてコンピューターの声の主を探したが見つからなかった。 いや、わからなかったと言うべきだろう。 何故なら声の主が誰かわ...
  • 運命に抗うもの
    「う〜…ひっくなのです」 目の前の光景に、衛宮士郎は呆然としていた。 10歳くらいと思われる女の子が、顔を赤くしながらへらへらと陽気に笑っている。 その手に持っているのは…酒瓶。 「っておい、子供がそんなもの飲むんじゃない!」 我に返った士郎は、少女の手から酒瓶を奪い取ると、投げ捨てる。 投げ捨てられた酒瓶は、木っ端みじんに砕け散る。 「…何するのよ」 酒瓶を割られ、少女は士郎をぎろりと睨み付ける。 子供とは思えないその雰囲気とドスの利いた声に士郎は一瞬びびる。 「…まあいいわ。十分憂さ晴らしは出来たし。それじゃあさようなら」 そういった少女は、懐からナイフを取り出し、自らの胸に… 「させるかぁ!」 …突き立てようとしたところへ、士郎が少女の腕をつかみ、それを止める。 「放してよ!私は沙都子のいない...
  • Melodia〜僕に捧げるIの歌〜
     □ 青春に君の死は―――――?  □ 今回の件、『バトルロワイアル』という言葉に僕は無論のこと馴染みはない。 つい先ほど聞いたばかりで馴染めというのが無理な話で、その内容もその居心地の悪さを促進しているだろう。 『バトルロワイアル』。 簡単に言っちまえばそれは殺し合い。 殺し合い、人と人とが、ないしは人と怪異が互いに互いを殺し合う、ただそれだけのこと。 それだけという言葉を使えば中々に危機感が衰えてしまっているがこの場合の「それだけ」とは言ってることが単純、といってることに対してだ。 まあ。 内容については言うまでもなく、意味不明だ。意味朦朧、魑魅魍魎。 これまでの人生に置いて僕に人の死というものが全く縁の無い代物という訳でもないけれど。 正直に言ってなによりも先行する気持ちと言ったら「理解不能」。 冷静でいられるかと言ったら勿論嘘になる...
  • この島に1人、――がいる!
    明るく派手なカジノ。 だがカジノ内にはそんな派手さとは温度差が激し過ぎるぐらい来客は1人しか居なかった。 「誰も来ないではないかー!?」 放送まで残り1時間もない。 既に何人も被害者が出ている中、目覚めてから誰1人とも出会っていなく、惨劇という惨劇にも巻き込まれていない。 ラッキーでもあり、アンラッキーでもある参加者の1人である。 だが臆病である彼女にはアンラッキーな面の方にばかり傾いていたのであった。 そのアンラッキーの中で彼女はどの様な行動へと移すのであろうか。 「こうなると暇だなー……」 ただ少しずつ明るくなっていく窓の景色を眺めて2時間以上。 疾うに随分と前から見慣れた景色でバトルロワイアル中に言うのは不謹慎だが面白くないのだ。 「ハヤテ〜、マリア〜、ヒナギク〜」 この島に来ている執事、メイド、親友の名前を呼んでも来...
  • バトルロワイアル狂奏曲
    とりあえず。 先に言っておこう。 人ってものは何時でも狂うことが出来る。 いくら正義を貫こうと。 いくら王道を歩もうと。 いくら良心が働こうと。 いくら公正で在ろうと。 いくら正しく、より正しく生きたところで、狂うこと自体は容易いのである。 ただ、ここで狂うという言葉を使うと。 このバトルロワイアル内で「狂う」という単語を使うとどうしても負のイメージが先行してしまうものだが。 ここで言う「狂う」は別に負のイメージとは限らない。 要するに。 今までの「存在証明」という名の志から逸れることを「狂う」と使わせてもらおう。 例えば、今まで軽犯罪を繰り返してきた男が真っ当に生きているのも一つの「狂い」だろう。 例えば、ずっと引き籠って不登校生活していた学生が学校に行こうとするのもまた一つの「狂い」。 ただ一つ。 一つの切っ掛けにおいて...
  • たとえバラバラになろうとも
    1人のか弱かったが強くなると誓った少女。 1人の強い力を持ったが、強くなれなかった青年。 そんな2人は邂逅を果たし、先程バーサーカーに襲われていたのだが、現在はそういった危険な参加者とは会わないで済んでいた。 そして、敵襲をされた時には詳しく話せなかった事を対面しながら話していた。 本当は人見知りな性格の鈴はどこか遠い世界で積極的になった力を発揮させながら……。 「あうれおるすも私と同じくばとるろわいあるとやらに巻き込まれたわけなのだが知り合いは居たのか?」 「知り合いというのかはわからないが……、たった1人だけ知っている者が居たな」 上条当麻。 1年毎に記憶を消される儚く優しい少女インデックスを助けると誓ったのだが、アウレオルスよりも先に、短時間で助けた最弱で最強の少年。 彼の正義感はこのバトルロワイアルでも参加者を助ける為に翻弄しているであろう少年の...
  • 零れたカケラ達
    「チクショウ、俺は一体この6時間何してやがった!」 放送を聞いた茶髪の少年は悔しそうに膝を地面に付け、大声で叫び、地面を叩きつける。 痛みが走るが痛みなど気にもならなかった。 それほど彼、音無結弦は自分の無力さを呪いながら悔やんでいた。 目の前で小、中学生くらいの女の子2人と筋肉質な男の犠牲から始まりもう14人。 いや既に15人目の犠牲者が現れていたとしても不思議ではない。 「脱出が目標だったとしても……」 だからといって自分以外の人達が次々と消えるのを我慢して見ている事は出来ない。 「しかし俺は殺し合いに乗った奴と勘違いされちまった……」 名前がわからない5人といずれ会った時自分は彼らに襲われる可能性がある。 自分がゲームに乗ったという偽りの噂を流す可能性も否めない。 あの場に居たやつらとは再会しない事を願うだけだ。 ...
  • 闇に濡れたCatastrophe
    直枝理樹は立っていた。 焦点が定まっていない目で。 見つめるのは、虚空――――。 「……鈴」 棗鈴―――――彼が守れきれなかった、大好きだった人。 しかし、彼女は壊れてしまった。 自分も、壊れてしまった。 弱い自分では、彼女は守れなかった。 「…………」 これからは強く生きようと―――その先の彼が考えようとも。 彼は、今弱いのである。 弱いままなのである。 そんな彼がどう足掻こうとも、主催に対抗できる術はない。 優勝しても、得られるものは虚しい『孤独』のみ。 鈴がいるのに自分が優勝するなんて、ありえない。 では、鈴を優勝させてはどうだろうか。 ―――それも却下だ。 彼女が帰ったって、さらに壊れるだけだ。 僕はそんなこと、認めたくないし、させたくない。 じゃあ、どうすればいいんだろうか。 ________  |皆を探...
  • DEAD or ALIVE
    1つの人間であった亡骸があった。 既に息はなく、死臭がするぐらいこの体は機能していなかった。 その亡骸に泣いて詫びる少年が居た。 岡崎朋也。 亡骸になった彼女、古河渚を本人の両親並みに愛していた男。 理不尽なバトルロワイアルに巻き込まれ、自分や親友達の命を踏みにじってでも彼女を生かして帰らせようとした直後に自分で犯した罪。 「……渚」 彼女の手を永遠と握っていた。 冷たい手にまたぬくもりを与えて蘇らせようと。 彼女の死を誰より理解しながらも、その手は離さない。 「俺がみんなを売ろうとしたから……、……こんな罰が待っているなんて」 因果応報。 自業自得。 わかってはいるのに……。 やり切れない自分が居る。 朋也は渚を撃ったライフル、ドラグノフを手にする。 結構な重量だが人の体重よりはない。 「……人...
  • ああっ、侍さまっ
    「落ち着いたか音無」 「あぁ、なんとかな」 「そっか、良かった」 俺と相沢はあの化け物2人から死に物狂いで逃げ出した。 まぁ、俺も何度か死んだのだから死に物狂いなんてのも変だが。 それからもしばらく動いた俺と相沢。 「しかしこれからどうしような音無」 「そうだなー……」 相沢の提案に考える俺。 無闇に逃げているだけじゃまた危険な奴と出会ってしまうかもしれない。 ただ動かないのも敵を待つ様なものだし……。 となると襲われにくい環境を作ってやれば良い。 その為には……。 「まずは仲間探しじゃないか音無?」 「それが一番か……」 やはりそうであろう。 俺もその事が真っ先に思い浮かんだ。 だが奏や日向や椎名は大丈夫だろう。 直井は人殺しはしそうだが、俺の事を慕っている。 奴は俺相手なら問題ないが相沢が若干やばいかもな。 だ...
  • 僕は/俺は友達が少ない
    森の中で、僕は/俺は、覚醒した。 周りをぐるりと見渡すと、僕の左に/俺の右に、少年が居た。 その少年に、声を掛けられた/声を掛けた。 どうやら彼も/こいつも、このバトルロワイアルの参加者の様だ。 バトルロワイアル。まさか僕が/俺が、殺し合いに巻き込まれるとは。 だけど、僕は/俺は、殺し合いなんてするつもりはない。 そう、僕には/俺には、しなければいけないことがある。 兄さんを/みんなを、守らなければいけない。 そのためには―――― ◆◇◆◇◆◇◆ 息が苦しい。脇腹が痛い。心臓が早鐘を打つ。 立ち止まり、息も絶え絶えに後ろを振り向いた。 今の所、誰かが後を追ってくる様子はない。が、用心はしておくべきだろう。 ここがどこかはわからないけれど、周りは野原で、見通しもいい。 それは人を見つけやす...
  • この大地の果てで(前編)
    あうれおるすからかみじょーに謝らせるんだ。 本当は、私の親友のバカの謙吾からも頭を下げさせたいがそれはあいつが罪の意識を持ってから殺し合いに乗った事を後悔させたうえで謝らせるんだ。 それまで私は生きる。 弱い私だけど理樹のぶんも生きなきゃいけないから。 「鈴、そろそろ覚悟を決めた方が良い」 あうれおるすが辛そうに言う。 はて?なんの事だ? あうれおるすの話は難しくて理解するのに時間がかかる。 これで本当に18歳なのか? 「時間なんだ」 「時間……?」 私は忘れていた。 本当に時間が過ぎていっている事。 このバトルロワイアルが始まってからはショックの連続だったのだから。 『ご機嫌いかがですか皆さん?』 定時放送。 あうれおるすはペンをと名簿を取り出し必死に死んだ者に印を付ける準備をしている。 私はただ呆然と聞いていた...
  • Departure
    殺し合いの舞台となった島の、【E-8】にある民家。 そこで少年、前原圭一と、少女、朝比奈みくるは出会った。 そして、圭一をリーダーとして、この殺し合いから脱出する、もしくは主催者を打倒するチームを作ることに決めた。 しかし、二人はすぐには行動しなかった。 これからどこへ向かうか、そしてどう仲間を増やすかを考えるためだ。 圭一はテーブルに地図とノートを広げ、何やらノートに書き込んでいる。 みくるはキッチンにあったティーバッグを使い、お茶汲みの準備をしている。 「(あたしは……殺し合いなんてできない。だからせめて、自分の身を守らなくっちゃ)」 朝比奈みくるは、特殊な能力も無いただの少女である。 前原圭一は「俺が朝比奈さんを守りますよ」と言ったが、中学生に頼るだけではいけない、と彼女が考えたのは当然だと言える。 しかし、みくるのデイパックに彼女が扱える武器は...
  • 朱より赤し
    キャスターであるジル・ド・レェは、自分が人を殺した直前をその目に焼き付けながらも臆する事がないどころか、興奮しながらわくわくとした感情が沸く目をした少年に目を惹かれた。 その目はまるで先程殺した巽完二には見る事の無かった自分を鏡合わせをした目であったのだから。 「僕――、いや俺の名前は刻命裕也だ」 そして殺人者、しかも人間から見たら化け物に近い自分を目にしながらも堂々とする態度にキャスターは刻命を気に入ったのであった。 マスターであるならば理解の出来るマスターが欲しい、それはサーヴァントも人間も当たり前の感情であった。 「よろしくですユウヤ、この私ジル・ド・レェはアナタの様な理解ある者を探しておりました アナタと出会えるまでは臆病なエサにしかならない少年2人に戦闘狂の騎士、私を騙す愚か者にしか出会えないのでした この出会いはサーヴァントとして我が召喚されてか...
  • それはとても眩しい夜
    ――明日まで残り1時間、現在23時00分。 また明日も毎日の様に死んだ世界戦線メンバー達と一緒にどこかへ連れられる日になるのだろう。 いつも巻き添えをくらっている形になっているが俺は今の生活が好きになってきている。 明日はどんな1日になるのだろうか? また、日向と一緒に嫌な仕事をゆりに押し通されるかもしれない。 また、みんなと武器を用いて戦いへ参加させられるかもしれない。 また、奏と一緒に話しながら新たな一面が見られるかもしれない。 無限に広がる明日の可能性。 ――だが俺達の日常は、狂った世界が干渉し合いやがてそれは絶望が始まる事を告げるのだった。 It is a very dazzling night. 『それはとても眩しい夜』の物語。 ――――― 「ここはどこだ?」 俺が目を、いや意識を覚ましたのは暗い外の...
  • イキキル非日常編
    011 そんなこんな僕が知らない展開が繰り広げられていただろう。 これは少し長かった前章とでも言うのか。 僕という人間が終わる物語。 阿良々木暦の物語である。 012 「C-7からC-5まで来たわね。もう少しでC-4ね」 「でもあっちも東側から合流して来るとは限らないけどな」 「でも言ったでしょう。こうなった以上再会するのは不可能に近いとね」 誰かが死ぬ事。 普段なら考えられない事なんだけど……いや僕は吸血鬼ハンターやら神原やら死と隣り合わせな事もあったがそんな事考えたくは無いな。 いずれ僕が死ぬ事になっても、死ぬ瞬間まで希望は持ちたい。 そんな事はただの寄り道であり、この話はA-7に居るであろう井ノ原達の話である。 確かに西側からの方が合流しやすいだろう。 『あっちだと禁止エリアから逃げて来る人が居るかもしれない...
  • おまえのような乱入者がいるか
    「なんなんだよお前!?」 カジノ内にて謎の人物に叫んでいた金髪のツインテールをした小柄な少女は三千院ナギであった。 その三千院ナギの視線の先に見えるは自分より明らかに年上の女であった。 5歳くらいは上ではないかとナギはその彼女を見て思った。 彼女はナギと同じく金髪にしている長い髪なのだが、ナギの様にツインテールにしているわけでもなければポニーテールやお団子にしているわけでもない。 髪を結わないで長いその髪に整った顔は男性はもちろん、女性にすら目を惹くほどであるいわゆる美人である。 胸もナギの様に貧相ではなくそれなり大きかった。 ただ明らかにナギと違うのは首輪の有る無し。 この島に居る人間は皆首輪をしている。 参加者が全員集められた者達もきちんと首輪が巻かれてあったのは確認済み。 つまり、彼女は主催者の回し者の可能性がぐっと高い位置にあるはずであった。 ...
  • 悠久の旅人〜Dear boys
    001 ――僕は死んでしまったらしい。 それは僕と今一緒に同行している仲村ゆりの言うぶんには、である。 これに関しての僕の結論はNoである。 これが僕と忍のみだったら多分信じていた。 『僕の死=忍の死』であるのだから。 だが、そこに戦場ヶ原、羽川、神原、千石の4人がこぞって死ぬのか? しかも八九寺が参加しているのなら決定的な証拠になるのだが、成仏したから参加出来ないのかはわからないが残念ながらそうはいかないらしい。 くそー、八九寺が入れば俺がそのまま八九寺のところにすっ飛んで――おっと、話の方こそすっ飛んでいるではないか。 「阿良木君、他に聞いておきたい事はもうないのかしら?」 「ちょっと待て仲村、僕の名前は阿良々木暦だ」 「そうだっけ?ごめん、間違っちゃたわ」 「違うわざとだ」 「……」 無言で蹴られました。 うはっ、ご褒美ありがとう...
  • かみのおとされもの(後編)
     ◆◇◆◇◆◇ 姫萩咲実は下校途中を最後に元の世界の記憶は無かった。 つまり彼女は下校途中にゲームに巻き込まれたのだろう。 そんな咲実は実はキョンとニンフには話していないが、肉親を失っている過去を持つ。 そして親戚を転々としたが酷い生活、酷い生活の転々とした暮らしでもあった。 人の信じる事にかけた彼女は学校でも良い生活とは言えなかった。 そして、皮肉にもこのゲームに巻き込まれたキョンとニンフが彼女の支えとなった。 わずか数時間としか話せなかったがそれは確かに彼女を強くさせようとする事であった。 だが、それは急遽殺人者の乱入続きでついに自分の死が決まってしまった。 こんなゲームで何がしたいのだろう? ん な 私の価値とは? の 人として生まれて幸せじゃなかった! 生   と   せ っ   は   に て   な ...
  • 番外編参加者名簿
    参加者名簿 6/6[シークレットゲーム-KILLER QUEEN-] ○御剣総一/○矢幡麗佳/○綺堂渚/○長沢勇治/○高山浩太/○手塚義光 6/6[永遠のアセリア] ○高嶺悠人/○アセリア/○エスペリア/○碧光陰/○岬今日子/○秋月瞬 6/6[スパイラル〜推理の絆〜] ○鳴海歩/○結崎ひよの/○アイズ・ラザフォード/○浅月香介/○竹内理緒/○カノン・ヒルベルト 6/6[真剣で私に恋しなさい!] ○直江大和/○川上一子/○椎名京/○風間翔一/○福本育郎 5/5[ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生] ○苗木誠/○舞園さやか/○霧切響子/○十神白夜/○戦刃むくろ 5/5[スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園] ○日向創/○狛枝凪斗/○九頭竜冬彦/○辺古山ペコ/○七海千秋 5/5[物語シリーズ] ○阿良々木暦/○戦場ヶ...
  • 例外の方が多い法則
        アンリミテッドルールブック ――『例外の方が多い法則』 ・◆・◆・◆・◆・ 仲村ゆりは1つのくだらなくて嘘っぽくて有り得ない、それなのに信憑性の高い推理を建てた。 答えは2の次。 ただ、自分の置かれた状況のみを考えれば今は良いのだから。 「もしかしたら本当に私達はゲームの中の住人なのかも知れないわね。なんかのテレビゲームのシュミレーションみたいなね」 「僕達がゲームの世界に入れられるなんて信じられるか!」 いきなりわけのわからない事を言うゆりに同行者の阿良々木暦は大声で突っ込みを上げた。 この突っ込みだけはどこへ行っても彼は変わらない。 しかし、ゆりは暦の言葉を無視する様に推理の言葉を並べていった。 「ゲームのキャラクターだって自分の住む世界がゲームなんて気付いていないものなのよ?住む世界を現実だと思わされているのよ」 「っ...
  • disillusion
    陽の光を頼りに、衛宮切嗣は名簿に斜線を引いていた。 弓の英霊アーチャーと決別してから、およそ一時間。 アーチャーと対話をした民家とはまた別の民家で、切嗣は休憩がてら放送を聴いていた。 メモを取りつつ、冷静に情報の重要度を格付けしていく。 禁止エリアは、どちらも切嗣が今いるエリアからは離れているので深くは考えない。 エクストラゲームは、要するに不確定要素の追加あるいは補充であり、考えたところで詮無いことだ。 つまるところ、切嗣が重要視することになったのは、死亡者の発表だけだった。 とはいえ、最も心待ちにしたそれも、別段強い衝撃や影響を与えるということはなかった。 例えば、ライダーが脱落したことに、特別な驚きはない。 この島には、聖杯戦争における七騎のサーヴァントが顕現しているのだ。 ゲーム開始直後から、サーヴァント同士で潰し合いが起こっても何ら不思議ではない。 ま...
  • 散りゆく者への子守唄
    それはそれは、キレイな夜。 真っ赤な血で汚された夜とは思えない程それは静かな夜。 「な、なんで俺はこんな意味不明な展開に巻き込まれているんだか……」 金髪の少年がその静かな夜、キレイな月から照らされていた。 元は無人島なのかはわからないが海に囲まれている島。 その海面に移る月は波打つ水面でぶれている。 「キレイだなー……」 人が傷付け合い、地面が血で染まり、服を汚している者すら居るだろうとわかってはいるのだがその珍しい水面に心を奪われてしまった。 少年は座り海は呆然と眺める。 本来は寝ている時間ではあるのに今はまったく眠たくない。 人の死を目撃したショックや今のキレイな海。 その2つが少年の眠気を取っ払っていた。 「お前らは無事だよ……な……」 クラスメートの相沢祐一と水瀬名雪も俺と同じ状況に巻き込まれているのはわかってい...
  • 傭兵とリフレイン
    時計を見る。殺し合いが始まってから、もう一時間半ほど経っていた。 周囲を警戒しつつ、まだ他の参加者に遭遇していないことに焦りを覚える。 さっさと優勝して首輪を外して貰わねばならない。 しかし、隣にいるこの男は、全く焦った様子は無い。 「ところでよぉ、高山さん」 共に歩く青年が、まるで友人に電話してくるような気楽さで話しかけてくる。 緊張感の欠片もないその声に、少し苛立ちを覚えながら反応する。 「どうした、何か問題が発生したか」 「いやぁ、カタいねぇ、やっぱ」 「……?」 何を言いたいのかが分からない。固い?硬い?難い? 脳内で手塚の発した単語を変換しようと試みるが、どれも意味がしっくりこない。 考えている内に、手塚が続きを言う。 「オレの事は呼び捨てでかまわねぇからさ、アンタもあだ名とかあれば教えてくれない?」 ああ、そういうことか。と納得する。 自分の...
  • ひぐらし/CLANNAD night
    「……待ってろよ、みんな」 俺はもう……。 「力を貸してくれ、渚……」 迷わない! 「絶対にゲームなんか終わらせてやるっ!」 罪を背負って生きる。 それは調子の良い事だっていうのはわかっている。 でも、……このゲームは命を掛けてでも、止めさせてやる事が俺の使命だ。 「まずはどうする?森に入るべきかどうか……」 未だゲーム開始時から俺はほとんど動いていない。 ずっと森と野原の境目に居ただけであった。 迷っていると森の方から高い、男の声が聞こえてくる。 まだ幾分か遠いか、耳を澄ませる。 「こんのぉぉぉぉっ!てめぇぇっ!」 二刀流の黒と白の短剣を握って俺に走る男がやって来た。 俺と同い年ぐらいの少年が殺気を見せつけてくる。 「くそっ、ゲームに乗った参加者か!?」 俺もゲームに乗った者。 人...
  • circulation(後編)
    008 人吉善吉という人間を説明するとする。 人吉瞳の一人息子で、 箱庭学園1年1組所属で、 箱庭学園第98・99代生徒会執行部庶務で、 格闘技・サバットの使い手で、 欲視力(パラサイトシーイング)の持ち主で、 並外れた服装センスの持ち主で、 「デビル」「カッ!」が口癖で、 普通(ノーマル)の人間で、 口調はぶっきらぼうで、 でも実は真面目で、 かなりの努力家で、 友情に厚くて、 実際は臆病で、 母想いの男。 たった一人の人間にも、これだけの情報がある。 だいぶ主観が入っているが、そのことを抜きにしても、一人の人間を説明するには事足りる情報量だ。 だがやはり、人吉善吉という人間を語るには、黒神めだかの存在は欠かせない。 二歳の頃から、めだかと常に一緒に過ごしてきた。 めだかに生きる意味を与え、また、めだかから傍に居る価値を...
  • 語られなかった想い
    「まったく馬鹿馬鹿しいな……」 B-3と4を繋ぐ橋を渡りコソコソと行動していた直井と直斗。 しかしルルーシュと奏と出会ってからは参加者の遭遇は0。 彼らはこのロワイアルの中でも参加者と出会った数は少ない方である。 とりあえず出会う参加者が居ないのにコソコソとする自分。 プライドの高い彼はそれが情けなく思い直井は呟いた。 「参加者と出会わない事は良い事なんじゃないかな直井君」 「一概には言えんな。仲間を増やせないという事もある」 「まぁそうだけど。ただたくさんの仲間は集めたいところだね」 「いや、仲間はそんなにはいらん」 仲間が増やせないと言ってからの否定。 直井の意図がわからなく直斗は考えた。 しかし直井の言った意味に辿り着けなかった。 それを察してか直井が直斗に解説を語り出した。 「さっきルルーシュと会ったがあいつも同じ考えなんじゃない...
  • 「ミッションスタートだ」
    棗恭介と伊吹風子の二名は、校内の探索を開始していた。 先の超能力者のように殺し合いに乗った人物と出会ってしまうことも有り得る話ではあったが、もし運良く志を同じくする同志に出会えたなら殺し合いへの反逆は大分楽になる。 一人より二人、二人より三人の方が心強い。 単純明快な理由であったが、勿論一刻も早く大切な仲間や友人と合流しておきたいというのも理由の一つである。亡くすには余りにも惜しい人達ばかりなのだから。 さて、少し話は変わるが。 恭介は仲間を探すにあたり、一つ最悪の可能性を頭に浮かべていた。 リトルバスターズの結束は余りにも強く、そしてその強すぎる結束が生み出すかもしれない事態を脳内で想定してみて、恭介には杞憂と笑い飛ばすことができない最悪。 ある意味では、棗恭介のIF。バトルロワイアルにて、守りたいものを守るために道を踏み外す可能性だって彼にはあった。むしろ可能性はかなり高...
  • circulation(前編)
    001 どうしましょう。 誰か助けてください。 撫子を救ってください。 目の前にいる悪鬼から。 初対面の人を悪鬼呼ばわりなんて失礼だと言うかもしれません。 ですが、だったら撫子のいるこの場に来てみてください。 ええ、判っています。解っています。 目の前にいるのは確かに人間です。 撫子の常識で捉えるならば、間違いなく人間です。 けれど、例え常識の上ではそうでも、感情が反発してしまいます。 認めたくない事実というやつです。 あの顔を、あの風貌を見てしまったら。 そして、あの目で睨まれてしまったら。 目の前の人間をまともな人間とは思えません。 なので、撫子は目の前にいるそれを、“悪鬼”と呼ぶことにします。敬称略です。 別にいいですよね。撫子がそう呼んでいるだけなのですから。 さて、その悪鬼ですが。 百歩譲っても『かたぎ』の人ではありません。 風貌か...
  • 破面の告白
    「ったく、どうなってんだよぉ!!!」 臆病な声が、ただ広いだけの教会内に響き渡っている。 声の主はただの高校生。 ついさっき目が覚めたが、彼はまだルールを理解できていないようだ。 彼の名前は花村陽介。 デパート「ジュネス八十稲羽店」店長の息子で見た目は、ヘッドホンをつけているただの高校生。 ただ、ペルソナを使用できると言う以外は──── (どうすればいいんだよ!?) 彼の頭の中は、混乱しきっている。 ついさっき、目の前で、3人が殺されてた。 二人は何もしていないのに、殺された。 もう一人は、勇敢に立ち向かって死んだ。 そして、勇敢に立ち向かって殺された男の腕は奇妙に変形していた。 つまり、化け物みたいな奴が普通にいるということだ。 デイパックからはみ出ているのは、木製の野球のバット。 一目見るだけで分かる。─────これで、人は殺...
  • 少女の戦
    タッ、タッ、タッ。 ダッ、ダッ、ダッ! 2つの足音が野原を掛ける足音が響く。 1つは逃げる音。 1つは追いかける音。 しかも明らかに速度が追いかける音の方が早く、逃げる音と重なるのは時間の問題だ。 「はぁ、はぁ、はぁ……」 少年の足は既に限界だった。 ほぼゲーム開始時から逃げ、追われていたのだから。 「な、なんで追われなくちゃいけないんだ……。しかもまたこんな殺し合いをさせるゲームかよ!?」 ――――― 彼、御剣総一は少し前に殺し合いのゲームに巻き込まれた事がある。 13個のPDA、13人の参加者、巻き付けられた首輪。 そして解除条件の通りにすると晴れてその人物はゲームを抜け出せるのだ。 全員は助けられなかったものの、ゲーム内では3人だけ脱出する事が出来た。 だが今回のゲームは規模が違う。 100人もの参...
  • 王道ロワ用語集
    阿良々木ハーレム 某上条さん並みに意図せずにフラグが何本も経つ阿良々木暦の美少女達である。 原作内のメンバーは戦場ヶ原ひたぎ、八九寺真宵、神原駿河、千石撫子、羽川翼、忍野忍である。最近は斧乃木余接や妹である阿良々木火憐と阿良々木月火が入るとか入らないとか。 王道ロワイアルでは襲ってきた仲村ゆりと行動し、わずか次の話で簡単にフラグを作る。 実は中嶋直美とアストレアもメンバー入りが期待されたが、井ノ原真人が居たからかフラグを作れなかった。 まぁ直美もアストレアも好きな人が居るのが原因かもしれないが……。 ただの女垂らしみたいだが本人はまったく意識しておらず、彼女は戦場ヶ原ひたぎであり戦場ヶ原にベタ惚れである(理想の女の子は羽川だけどね) 余談だが本人は阿良々木ハーレムについて「そんな悪趣味なグループを組織しちゃいねえよ!」と偽物語で語っている。 生き残り予想ランキング 誰...
  • ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア
    【名前】ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア※偽名にルルーシュ・ランペルージがある。 【出展】コードギアス 反逆のルルーシュ 【種族】人間 【性別】男性 【声優】福山潤(参加者関連はBLEACHの小島水色、綾瀬川弓親とハヤテのごとく!のあやつり執事とCLANNADの生徒会役員 その他に、えむえむっ!の砂戸太郎、WORKING!!の小鳥遊宗太、武装錬金の武藤カズキなど) 【年齢】18歳(物語開始時17歳) 【職業】高校生、テロリスト『ゼロ』 【外見】黒髪で紫の瞳のイケメン、長身 【口調】  一人称は「俺」、「私(ゼロ、皇帝時)」、二人称は「お前」、「貴様」。人、状況により異なる。基本は見下した口調が多い。 【概要】  このロワの主催者であり、ブリタニア皇帝であるシャルル・ジ・ブリタニアを父に持つ少年。  皇族であることを公には隠されたまま『エリア11(日本)』に...
  • 俺の救世主さま
    ――どうなってんだよ、こりゃ! 今、自分はどんな状況なのか整理をしろ俺! 肩で息をしている俺はぼんやりだが大体の事を思い返してきた。 ――――― おまじないを俺達9人が行ったんだ。 だがそこで俺達は友人を何人も亡くしてしまい最終的には5人で『逆打ち』という方法で脱出をした。 戻ってきたのはもちろん学校。 だが、俺達がおまじないを行った自分の学校ではなく、室内でもない屋外に戻ってきた。 そこはグラウンドだった。 脱出をして俺達が見た最初の色は見慣れた赤色、『血』の色であった。 赤色の景色からまた赤色の景色へと移り変わり、また1人死んでしまった。 ――どこまで俺達は死と隣り合わせなんだよ! 眠らされた俺は目を覚ますと砂浜。 制服に付いた砂浜の砂を落としていると、髪の長いおしとやかな女性が話しかけてくる。 「あなた...
  • 決意と殺意が交わる時
    男女3人のメンバーがバトルロワイアルの会場となった無人島を歩いていた。 1人は涼宮ハルヒという少女。 1人は黒崎一護という少年。 1人はロロ・ランペルージという少年。 何も接点のない3人が知り合うきっかけとなったのがこのバトルロワイアルにて協力して殺し合いを止めるといった事であった。 だが1人、本当は別の目的を持つ者が巻き込まれていた。 「(気に食わない……。この涼宮ハルヒも黒崎一護も……)」 ロロであった。 彼は最初からの目的は兄を優勝させる事である。 殺し合いを止めるメリットなどほとんどない。 むしろ殺した方が安全だ。 「(どうせ危険が訪れたら真っ先に逃げ出して殺す偽善者のくせに)」 ハルヒと一護はそれなりに仲良くなっている。 だが彼の目にはお互い腹の探り合いをしている様にしか見えなかった。 それに2人には自分...
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