※ネタバレをふんだんに含むキャラ紹介です。
ここは【キャラ紹介・前編】
アシュレイ・バンデット
容姿や言動に荒々しさがあるが、基本的には考えた上で行動できる男。
自身を“戦士”だと認識しているので、見た目にもそうと分かる服装に拘る。
何に関しても決めつけが激しく、「○○はこうなのだ」というを思考をし、
一度思い込んだらなかなか訂正しない。それは、自身の伴侶に関しても同様である。
聖暦3000年の生まれ。もともとはいたって普通のどこにでも居る男だったが、
イド戦役を経験。このときに弟以外の家族と死別する。
全身を機械化し、シミラーになってからの彼の人生は荒んだものだった。
命に尊さが見出せず、生き残った自分の価値がまるで分からなかった。
己が身の頑丈さゆえ死ぬことも難しく、日々をラフに過ごしていた。
そうこうしているうちに数百年が流れ、ニド戦役が始まる。
そこで彼はこれまでの鬱憤を晴らすかの如く、エウレカ相手に獅子奮迅の活躍をする。
殊更、格闘センスに関してはずば抜けており、それが戦場で真に開花したのだった。
依然として生命に対しての考察は避けていたが、戦時中に瀕死の女『ヒトミ』をある男の手から救い出し、
彼女との交流を通じて彼の価値観が、良いほうへとシフトして行くのである。
ティルミン・レラ
世界に現存する、四人の医車のうちの一人。空中城ブリュッセンを我城とし、
教会に対して軽いテロ活動(嫌がらせ)を続ける彼女の正体は、
アシュレイ・バンデットの“弟”である。
もっとも、彼女が男であったのは280年以上前の話であり、
当時から少女にしか見えぬ美貌を誇っていた彼がシミラーに転向する際、
女型に手を出したのはわりと自然な流れであった。その後も、レラは一貫して女型を貫いている。
(余談だが、アシュレイのほうは生まれ持った容姿を機械化しただけで、大規模な身体の改造や替えは一度も行っていない)
レラが女の容姿に拘る理由はずばり、『兄により深く愛されたい』から。
彼女は実兄であるアシュレイをこの世のどんな男女より愛しており、嫉妬深い。
赤の燕尾服+Tバックの黒パン+赤黒のロングソックス、お尻は燕尾服の尾で隠す、
というものすごいファッションスタイルもすべてアシュレイの嗜好に合わせたものである。
アシュレイと恋愛関係にあるヒトミは、生涯のライバル。
紺沌のナミダ第一部開始より前には殺し合うくらい関係が悪化したこともあったが、
第一部終了後はかなり落ち着いたようである。
トレマル・チャリオット
ヒトミ・ラクシャーサ
天真爛漫、という言葉が似合う明るい女性。普段から魔導師のような身なりに凝っていて、
スリットの入ったロングスカートを愛用している。
かつて自分を救ってくれたアシュレイを熱愛しているが、同じく彼を熱愛するレラの存在があり、婚約には至っていない。
しかし、アシュレイは自分にとって最高のパートナーであると確信している。
レラよりは大人じみた思考が出来るが、恋愛絡みになると基本的に弱い。
機械人にしては珍しくエウレカを信奉する姿勢をとっている。それは、自らもまた
エウレカの要素を得てしまったからで、世間に対しての過剰な防衛反応とも言える。
本名、ヒトミ・シスベリア・リュナン。反教会思想の根強いフリソニアという街の出身であり、
父母は機械身メーカーの社長と副社長。教会議員にはそのコネでのし上がった。
目的としては、教会の体制を内部から変えていこうというもの。
もともとエウレカに高い関心を示していたヒトミだが、ニド戦役中は
エウレカへの警戒を怠り過ぎたがゆえ、半死半生の目にあう。
しかもその結果として、機械人でありながらエウレカの一部を身に宿すという、
“ロスト・アーカイブ”になってしまう。科学者の間では、さらに進化した人類の姿とも言われ、
それを理由にヒトミは、ある男によって徹底的に身を調べられることになる。
実験は教会の研究所で、ヒトミの意思とは関係無く行われた。
度を超えた痛みと恥辱とが伴い、彼女にとっては地獄と形容しても足りぬほどの日々だったが、
そこをアシュレイによって救出され、運命的な出会いを果たす。
エウレカになった我が身を肯定も否定もしないアシュレイのことがひどく気に入り、
“保護”を口実にアシュレイのもとへ転がり込んでいる。
アズキ・ミルドーレ
カッシュ・ジワルド
エリザ・バミッシュ
ランディ・スィウーズ
ツォング・フライト
最終更新:2006年11月05日 00:01