小話02


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なにをやっても人並み以下の、魔法少女サティ。

勉強もしている。努力もしている。

それでも何故か、彼女の火炎魔法はステーキのひとつも焼けやしない。

魔法学校において、サティの魔法は悲惨なものだった。



落ちこぼれはすぐに苛めの対象にされる。

苛めは日増しに酷くなり、

やがてサティは、夜、まったく眠れなくなってしまった。



だからこそ気付けた。

夜、サティの自宅には妖精が訪れていたことを。

妖精が、サティの魔力を日夜盗んでいたことを。

彼女は大いに憤慨して、妖精からすっかり魔力を返してもらった。



その翌日。

サティはとても満足した面持ちで、すべて灰になった校舎といじめっこを見下ろしていた。

空中へ浮いた彼女はそのままどこかへ飛んで行き、二度と街に戻ってくることは無かった。



豪炎の魔女サティの、若かりし頃のエピソードである。