小話06


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狙った獲物は必ず手に入れてきた、赤い眼の女怪盗、アズサ。


今回彼女が狙うのは、ルディアス王城の地下深くに眠るという、暁の至宝玉。


幾重にもわたる警備の隙をつき、数々の罠をかいくぐり、回廊をアズサはひとり往く。

ついに、宝物庫の内部に辿りついた彼女が目にしたもの。

そこにあったのは、空っぽの宝箱。


憤慨する彼女の傍らにひょっこりと現れたのは、ルディアス王その人であった。


 ここまでやって来ることができるとは、ワシの目に狂いは無かったのう。
 やはりアズサ、お前こそがワシの妃に相応しい。


アズサが呆気にとられている間に、次々と宝物庫に入ってくる兵士たち。

彼らはそれぞれ花嫁衣装を手にしていた。



ルディアス王国。かつて蛮勇として名を轟かした大海賊、ルディアスの興した国。

その王城の地下には、王が妃のために改築させたという、巨大な地下宮殿が広がっているという。