年表

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聖暦2922年

グニィール社が、年齢性別問わず着脱可能な“機械身”の開発に成功。
(ものすごく高性能な、人工臓器・義手義足の類だとお考え下さい)

聖暦2999年

カルジャ・マグラ(後のオーディン)が、51歳でグニィール社 三十三代目の社長に就任。
翌年には天才科学者クゥライド・ドラクロアが、20歳で副社長として入社。
クゥライドがグニィール社のスカウトに応じたのは、“機械身”に生命工学発展の可能性を見た為だという。


聖暦3033年

“トータルジハード”が、発生前に露見。
トータルジハードとは、某先進国による一方的な極地清浄化計画を指す。
発展途上国を自然災害に見せかけ、ことごとく破滅させようとした悪魔の計画だった。
トータルジハードの首謀国が、いずれも国連の常連理事国であったため混乱は大きく、
この世界において初の世界戦争が勃発する。
後に“イド戦役”と称される、大戦争の始まりであった。


聖暦3053年

“イド戦役”終結。アルヴェイスを除き、世界の大陸は全て滅亡とする。
極めて有毒な無味無臭のガスが世界中で溢れ、生き残った人々も次々に倒れてゆく。
人口は戦役前の1/10以下にまで減少してしまう。


聖暦3054年

辛くも戦火を逃れたグニィール社が、人民の救済に乗り出す。
クゥライドが提案した人類のシミラー(疑似人類)化計画により、機械人のプロトタイプ達が誕生。


聖暦3210年

社会の水準が、ようやく「中世」レベルに達する。
この頃になると、環境はわずかに回復しているが、それでも機械化した身でないと生きられない。
グニィール社は“教会”と名を変え、引き続き世界のために尽力している。


聖暦3318年

教会がアルヴェイスを復興中に、“エウレカ”と遭遇する。
“エウレカ”の存在を教会は悪しきものとし、掃討を開始。
(これには、教会が3054年に、機械身を意図的に分け与えた事実を隠す目的や、
機械人の絶対的優位を主張するためでもあった)


聖暦3320年

知能の高いエウレカが仲間を率い、教会によるエウレカ狩りを封じるべく
機械人の都市へ逆に侵攻し、ニド戦役勃発。


聖暦3340年

“医車”の存在が確認される。また、テモンド・ロキを中心とした
エウレカを擁護する機械人達があらわれ、戦局は一時 混乱を極める。


聖暦3349年

ヒトミが、アシュレイの手によってクゥライドから助け出される。


聖暦3350年

“医車”達が、エウレカのシミラー化に成功。この頃になると、
反教会機構がその勢力を次第に拡大し、シミラーとエウレカの間を取り持つように。
同年、シミラーの代表者オーディンと、エウレカの代表者ヴァルハーゼが
教会本部で会談を行い、ニド戦役は一応の終結をみる。


聖暦3353年

物語(紺沌のナミダ・第一部)の始まり。



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最終更新:2006年10月23日 04:56