欧州の外国人枠

【日本】
一般外国籍選手枠(外国人枠)※試合出場は3名まで
A契約外国人選手 - 3名まで登録可能
C契約外国人選手 - 5名まで登録可能(A契約数含む)
準外国籍選手枠(通称在日枠) - 1名まで登録可能
AFC国籍選手枠(通称アジア枠) - 1名まで登録可能
上記を合計すると、外国人の同時試合出場は5人が最高である(例、ブラジル人+フランス人+アメリカ人+在日韓国人+オーストラリア人)


【イングランド・スコットランド】
EU及びEFTA加盟国(アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイス)の国籍を持つ選手は登録に制限がない。また、イギリス(イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランド)、およびアイルランド国籍の選手は国内選手扱いとなる。

その他の地域については何名でも登録が可能であるが、労働ビザの許可条件が「直近2年間の国際Aマッチに75%以上出場」と厳しくなっている。

プレミアリーグでは2010-11シーズンより「ホーム・グロウン・ルール」が導入された。これは、トップチームの登録人数を25人以内とし、21歳の誕生日を迎えるシーズン終了までに、3シーズンもしくは36か月以上イングランドおよびウェールズのチームでプレーした選手(選手の国籍は問わない)を8人以上登録しなければならないというルールである。

【スペイン】
EU加盟国の国籍を持つ選手の獲得・保有は無制限。
「EU圏外選手枠(non-EU players)」はベンチ入り・出場ともに3名と、ヨーロッパの主要リーグの中では最も少ない数となっている。ただし、EFTA加盟国・トルコおよびACP諸国(コトヌー協定加盟国)出身の選手の獲得・保有はEU圏外選手枠にカウントされない(EU圏外であっても相互協定がある地域であればその地域出身の選手をEU圏内選手として扱うというコルパック判決に基づく)[3]。また、EU圏外選手でもスペインのクラブに5年以上在籍することで市民権を取得し、EU圏外選手枠から外れることも多い。

【イタリア】
EU加盟国および加盟申請中の国、EFTA加盟国の国籍を持つ選手に制限はない。
EU圏外選手の登録については、以下のルールが適用される。
2002年7月18日以前にイタリアのクラブと契約した選手は外国人とは見なされない。
毎年8月31日までに新たにイタリアのクラブと契約を結ぶEU圏外選手の登録については、以下のルールが適用される。
1.EU圏外選手を保有していない:3名の「EU圏外選手獲得枠」が認められる。
2.EU圏外選手を既に1名保有:2名の「EU圏外選手獲得枠」が認められる。
3.EU圏外選手を既に2名保有:1名の「EU圏外選手獲得枠」に加え、a)保有するEU圏外選手を1名国外へ移籍させる、b)同選手と契約を解除する、c)同選手がEUパスポートを取得する、のいずれかによりもう1枠認められる。
4.EU圏外選手を既に3名以上保有:3.と同様の条件付きで2枠認められるが、保有するEU圏外選手2名をb)のパターンで放出する場合は1枠しか認められない。
セリエB、レガ・プロのクラブはEU圏外選手を海外から連れてくることはできない。
イタリア国内のクラブ間でのEU圏外選手の移籍に際しては、外国人とは見なされない。
この規定に基づき、ビッグクラブは獲得後の即レンタルなどの形で他クラブの獲得枠を利用し、より多くのEU圏外選手を「国内移籍」の形で獲得するケースが多い。
EU圏外選手でもイタリア人と結婚したり、10年以上イタリアに滞在することで、イタリア国籍が取得できる。
2010年7月には2.-4.の場合に認められる「EU圏外選手獲得枠」を2から1に減らす決定が下されたが、翌2011年7月には2に戻すこととなった。

【ドイツ】
2006-2007シーズンから外国人枠を撤廃し、それにともないドイツ人枠を設けた。これは、各クラブがドイツ国籍を持つ選手12人と契約し、そのうち6人が各々の地元で育成された選手でなければいならないというルール。

【フランス】
EU加盟国の国籍を持つ選手の制限なく、それ以外の国籍の選手は3人までである。

【ポルトガル】
EU加盟国の国籍を持つ選手の制限はない。また、ポルトガル国内においてブラジル人労働者はポルトガル人と同じ権利を有するためブラジル人選手にも制限はない。それ以外の国籍の選手の登録は6人、一試合に登録できる人数は4人まで。

【オランダ】
かつては外国人枠があったが現在は撤廃され、ドイツ同様に自国人枠を設けている。
最終更新:2012年09月07日 11:53
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