関係者の発言

大東和美Jリーグチェアマン
「個人的な意見だが、将来的な移行を前提として話を進めたい」
「将来的には移行する必要があると考えている」

中西大介競技・事業統括本部長
「どのタイミングでやるかは考えるべきだ。軸を決めないと話が進まない」
「多数決で決めるべき問題ではない」

札幌の矢萩竹美社長
「(秋春制の新案は)受け入れられる範囲」

大仁JFA会長
「タスクフォースはJリーグ独自の部隊でJFAはまったく関与していませんが
タスクフォースが出した結論は移行したほうがメリットが多いと言うものでした」

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【『時系列』の雪国コンサドーレ札幌の矢萩元社長の態度軟化コメント】

2008年12月3日サンスポ
札幌・矢萩社長は「変えることによる決定的な“果実”がない。冬は練習、試合会場とも物理的に100%不可能」

2008年12月8日産経新聞
札幌の矢萩竹美社長も「クリアするためのハードルが高すぎる。100億単位のカネが必要になる」と話す

2012年10月6日埼玉新聞
矢萩社長は1シーズンで「5千万円から1億円の負担増」

2012年10月10日にJ1J2合同実行委員会が開かれ秋春制が話し合われ、ウインターブレイク案などが提案

2012年10月11日付の朝日新聞
降雪の影響などが心配される札幌の矢萩竹美社長も「受け入れられる範囲」と話す。

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http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201302140766.html
2013年2月15日
女子も秋春制を検討 日本女子サッカーリーグ

 日本女子サッカーリーグの田口禎則専務理事は14日、
Jリーグが議論している秋春制移行について「女子は女子でそういう形も考えられる。
年末に行っている皇后杯の日程など年間日程を考慮して考えていきたい」と話した

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【原博実の発言、時系列まとめ】

『2011年9月時点』
秋春といっても、8月には始めないと消化できませんけどね。(①案)
あとは、日本独自のカレンダーを生かして、2月のACLが始まるタイミングでJを開幕させ、12月のアタマで終わりにする。(②案)
クラブW杯に出るチームだけ、もうちょっと頑張る。
【秋春制を考える】原博実技術委員長に聞く日本サッカーの強化ビジョン(前編)
http://www.footballchannel.jp/2013/02/28/post2666/

『2012.3時点』
☆試合数削減★
代表選手を招集できる国際Aマッチデーで、過密日程を考慮して2015年以降の2、8月の開催を廃止!
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2012030600227
 【ロンドン時事】
国際サッカー連盟(FIFA)は5日、代表戦を開催する国際Aマッチデーについて
各大陸連盟や各国リーグ、選手、クラブの代表者と協議し、2015~18年の日程から代表戦の数を減らす案をまとめた。
5日まとまった案では、毎年3、9、10、11月と奇数年の6月に2試合ずつ、2年間合計で18試合を行う計画となった。
(2012/03/06-10:06)

『2013.1月時点』
フットラボの討論
http://mgw.hatena.ne.jp/?url=http%3A%2F%2Fdaihyou.jp%2Fn%2F2013021161.html&guid=on
「2015年以降のインターナショナルマッチデーが決まりました。
Jリーグの佳境になる9月,10月,11月に、10日間ぐらいJリーグを中断しないとならない、
週中と週末に2試合行われるダブルマッチデーがズーッと入っている。これはもう決定事項。
現状のJリーグのカレンダーに、このスケジュールを当てはめていくと、Jリーグの佳境となる終盤に毎月2試合ずつ代表戦が入ってくる。
この時期のJリーグはナビスコ杯の決勝があり、ACLの決勝もある。この2015年以降のFIFAスケジュールは物理的に入らない。
2015年以降のFIFAインターナショナル・マッチデーのカレンダーが出るまでは、
天皇杯を動かしてでも、春に始まり晩秋に終わる日本サッカーのカレンダーが維持しようとしていた。(②案)
しかし、世界のサッカー界はFIFAインターナショナル・マッチデーを中心に動いている。ACLのカレンダーも動きそうな気配がある。
こうなってしまった限り、もう現状のJリーグのカレンダーでは厳しい。(②案は無理)
だったら、この機会にJリーグの日程を動かす決断をしようというのが我々の考え方。」(残るは①案しかない)

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【Jリーグラボで、原博実の発言】
「(Aマッチデー変更される15年からの日程に)そのままそれを当てはめるとJリーグの最後の時に代表のW杯予選、一次予選、二次予選、三次予選が毎月2試合入ってくる。
Jリーグはと言うとナビスコ決勝があり、ACLの決勝があり、天皇杯の決勝があり、今は1月だけど
それを重ねて入れていくのが物理的に入んねぇんだよ
Jリーグのサッカーを重要視するとやっぱりJリーグのカレンダーを少し動かして12月はリーグ戦にして
まぁ、今色々考えてるのは、秋からやるとやっぱりと入らない。冬が出来ないから
夏休み、例えばフランスとかオランダの様に寒い国は8月の頭ぐらいから初めて、フランスは7月の末ぐらいから
それと同じぐらい早く初めて12月ぐらい迄はリーグ戦を入れて行こうと
そうすればCWCがあっても何があってもそこまではリーグ戦を入れて
もし雪が降雪地で降ってもまだ時間が5月までリーグ戦があるからどっかに逃げれる
そうするとシーズンの最後はヨーロッパのチャンピオンズリーグとか見てもらうと分かるけど
ヨーロッパ中心にカレンダーが動いてるの
そうすると4、5月にインターナショナルマッチデーは入らないんだよ
だからリーグ戦に集中出来て、リーグ戦が全部盛り上がるようになってる
(Jリーグラボの26~27分ぐらい)

原博実「それこそ天皇杯だけ動かせれば、カレンダーが全部良くなるんだったら、そう言う風に動いてたの。ねぇ?」

中西大介「うん」

原博実「2015年以降のAマッチデーのカレンダーが出る前までは、
もしこのまま全部くっつけて日本らしく、3月、2月の末から12月の頭まで、そこに天皇杯も全部入ってきっちり終わります
ACLで勝ったチームだけがCWCに出る。これが一番スッキリする
協会も色々あったけど、じゃあ天皇杯を動かしても良いって所まで来たんだけど
さっきも言ったように世界のカレンダーが、世界のインターナショナルマッチカレンダー中心に
動いてるから、こうなった限りはこのカレンダーではキツいよね
世界のFIFAのカレンダー、あとACLのスケジュールもそっちに合わして動きそうだって動きがある
これはもうこのカレンダーでは入らないんではないかと言うのが今の議論」

(Jリーグラボ50~52分ぐらい)

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大仁邦彌 × 二宮清純<後編>「日本サッカーのトップが描く未来図」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34710
 (1/2)
二宮: 日本サッカーの現状を見た時、まず議題に上がるのがJリーグのシーズン制移行問題です。
大仁: Jリーグではタスクフォースをつくり、現状の春秋制と秋春制に移行した場合
どちらがメリットが多いのかを議論しました。
タスクフォースが出した結論は、「移行したほうがメリットが多い」ということでした。
二宮: 日本サッカー協会(JFA)としてはいつぐらいまでには移行したほうがいいとお考えですか?
大仁: タスクフォースはJリーグ独自の部隊でJFAはまったく関与していませんが
我々としては2014年から移行してほしいと要望しました。ですが14年からでは準備が間に合わないということで
早ければ16年くらいからの移行が考えられるのではないでしょうか。
二宮: メリットとしては真夏のゲームがなくなり選手のパフォーマンスが向上し
欧州のカレンダーに合わせることで国内外の移籍もスムーズになることが挙げられます。
大仁: 今の世界のサッカーのスケジュールはFIFAのカレンダーに合わせて、さまざまな国際大会を開催するようにしています。
ですから、結局はJリーグも2年に1回くらいは中断せざるをえなくなります。
そういうことを考えると移行したほうが、代表もJリーグも動きやすいのではないかとは思いますね。

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http://www.sanfrecce.co.jp/club/conf01.html
【シーズン移行・2ステージ制について】
 それから、今後大きくクラブ経営や運営に絡む問題として、
「シーズン移行」と「ポストシーズン制」もしくは「2ステージ制」の現状、
及びクラブのスタンスに関する質問も多かったので説明いたします。
現在の春秋制から秋春制へのシーズン移行の話については、具体的にはまだ何も決まっていません。
ACLが秋春制になる可能性がある一方で、2022年カタールW杯が冬季開催になる可能性があり、
UEFAの方でも「春秋制にした方が良いんじゃないか」という話が出てきていて、
今は相当話の方向性が見えていないのが実情です。
一方で、来年から2018年にかけてのFIFAの国際カレンダーをみると、
9月、10月、11月には国際Aマッチデーが週末と週中の連戦で必ず入って来ます。
これらの月ではJリーグは1週間から2週間必ず中断することになります。
ここでJ1リーグ18チーム制を前提とすると、来年以降、常にJリーグの日程を回すのがかなり大変になり、
平日開催を増やさざるを得なくなります。
ご存じの通り、どのJリーグクラブにとっても平日開催増は避けたい事態ですので、
可能であれば2月下旬、12月第2週や第3週というところで試合開催ができないだろうか、
という検討が重要課題になっています。

 そのなかで、降雪地域や、広島のように世間一般では降雪地域とは称されてはいないけれども、
実際には冬が厳しい気候の試合会場はどういった運営対策を敷けば良いのか、
という課題の洗い出しをしようということで、Jリーグの実行委員(各クラブの社長レベル)は合意しています。
今後は運営担当の者も交えてより実務的な検討が始まるところです。
結論的に言えば、現在の議論は、単純な秋春制への議論ではなく、
2月と12月にJリーグはどこまで試合開催できるのかという検討段階にあります。
Jリーグにおける本件の検討状況等につきましては、私個人もメディア等を通じて情報発信をすると同時に、
クラブとしての意見もしっかり言っていきたいと思います。

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http://www.urawa-football.com/post/10678/
椛沢:シーズン移行については、大方合意を得たという報道もされています。

橋本:シーズンの見直しは実行委員会で、決議がされて、
それぞれのクラブが合意したという形で、理事会に上程をします。
理事会で決議がされたら、Jリーグの決議事項という扱いになります。
現在の3月開幕、12月閉幕という形を変更して、
7月末頃開幕、5月閉幕というヨーロッパのシーズンにあわせてシーズン移行をしたらどうかという話をしています。
カレンダーの日程を考える上でどうか、フットボールのメリット、チーム強化のメリットはあるのかどうかなどです。
日本代表の強化にどう繋がるかという話や、アカデミーの育成のためにはどういったことが良いのかという議論もしています。
この検討が開始された背景はふたつあって、ひとつは、今のヨーロッパのシーズンにあわせて、
2018年までのFIFAのインターナショナルマッチデーが決定されていることです。
来年以降10月、11月にJリーグが開催できないインターナショナルマッチデーが2018年まで続く状況になります。
今のシーズンのままで行くとJリーグの一番盛り上がる終盤戦に月に1試合か2試合しか開催できない事態になりますし、
代表を選出する際に難しいという問題から、ここを見直したほうが良いということで、ほとんどのクラブが納得をしています。
もうひとつはAFCでもヨーロッパに合わせる形で、今のACLの日程を変えたほうが良いという声がかなり前から挙がっています。
特にヨーロッパに近い西側の国は、そこに合わせるべきだと話しています。
日程を変えると、今のJリーグの終盤の10月から12月にかけて、ACLのグループリーグの第6戦やベスト16を戦うことになり、
Jリーグの優勝を争うクラブがACLにも出ていたら日程的に成り立たないということになるため、
今のヨーロッパの日程に移行したほうが良いという話になっています。
ただ、ヨーロッパと違って、1月は日本でサッカーをするのは難しい。2月も基本的にJリーグが開幕をしていない。
12月は第1週で終わっているということを考えるとシーズンを移行するとしてもある程度ウィンターブレイクを設けないといけない。
ただ、今、シーズンオフになっているところをウィンターブレイクにすると、シーズンが極めて限られた月数になり、
超過密日程になってくるので12月の第3週までやるとか、2月は第3週、4週で全国で試合を開催できるような環境にならないと難しい。
それはスタジアムだけではなく練習場も含めて、降雪地域を中心とした色々な設備の改善が必要です。
そのためには時間も必要です。その方がサッカーが出来る期間が広がるという意味でもJの理念に合致する方向のはずだから、
それを今から積極的にJリーグと日本サッカー協会が協力をして、各都道府県に協力要請を仰いでいきましょうという話を決めました。
これについてはほとんどのクラブが反対のない形で理事会に上程をする形になりました。
最終更新:2013年08月27日 13:43
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