「不思議の森」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

不思議の森」(2006/11/23 (木) 00:24:01) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

拓也サンに手当てして貰ってから、ローの兄さんの所に遊びに行く事にした。 だって暇だったし? 部屋に辿り着くと、そこは会議中な雰囲気。 でも、それで諦めるような一流ちゃんではございません。 龍の兄さんも居たし、入っても平気かな、って。 「ローの兄さん、龍の兄さん、御機嫌よう。なんの話してるの?」 「おや、アリスじゃないですか。今から坊やの所に行こうとしていた所なんですよ」 「ふーん」 あの、白のお坊ちゃんの所にねぇ。 なんだか面白そうじゃないか。 「龍の兄さんも行くの?」 「ああ」 それなら、私も行ってもも平気だよね? そんな意味合いを含んだ目線をローの兄さんに送る。 その目線に気付き、彼は苦笑した。 「足手まといにならないでくださいね?」 「誰に向かって言ってるのかな、平気に決まってるじゃん」 交渉成立のようだ。 話の判る大人は好きだよ。 そんなこんなでこの森にやって来たわけだが、二人は先にどこかへ行ってしまい、私は一人置いてきぼりを喰らっている。 何か不思議な感じのするこの森にひとりぼっちというのは、何か心細さを感じさせるものがある。 仕方がないので、勘を頼りつつその場から歩き出した。 歩き出してから数分、少し開けた所・・・むしろ森の入り口へ出て来てしまった。 自分は方向音痴のつもりはないのだが、体の中の何かが狂ってしまい、ここに辿り着いたようだ。 そこには、豪華そうなヘリが一機と、白使らしい人間が数人。 運はよかったらしい。 これを一掃しておけば、後々楽そうだ。 森から出て、そいつらの前へ躍り出る。 「白使サン達御機嫌よう。取り敢えず邪魔だから、とっとと死んでくれないかな?」 「お前は・・・ッ!」 その言葉を言い終わらせる前に、左手に鉄扇を構えて走り出し、一気に首をかっ切る。 綺麗な血の雨が降り注いだ。 ざわつくその場で悠然と笑い、近くにいた人間の腹を切り裂く。 倒れるその体を蹴飛ばして、ヘリの操縦者に近付いた。 「”貴方は私の命に従うでしょう”」 「・・・はい・・・」 言霊を仕掛けて、彼を仲間に引き入れる。 そうすれば、後々楽そうじゃん? 助手席に私の可愛いテディベアを座らせて、右手にも鉄扇を構える。 ふと、背中に悪寒が走った。 強い人間が近付いている。 楽しそうだと、私は笑みを浮かべた。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: