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真相への扉」(2006/11/23 (木) 00:37:09) の最新版変更点

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白使側の少女-燐が現れ、ローティスは珍しく動揺していた。 “卿師”と呼ばれる者の噂は聞いている。それに、よく知っている。 吹っ飛ばされたまま呆然としている間に、彼女が帆希と瑪瑙を逃がす。 燐が大剣を再び構えるのを見て、ローティスもゆっくりと立ち上がり、銃を向けた。 大剣を寸での所で避け、銃を撃つが、全て大きな剣の刃に弾かれる。 この戦いはローティスにとっては、かなり不利だった。 ところが、突如、燐は大剣を向けるのを止め、ローティスに言った。 「…ずっと思っていた。アナタは誰?」 「……闇也」 「そんな事じゃない!」 燐は再び大剣を構え、ローティスと視線を合わせる。 「よく似ている…知り合いに」 「他人の空似だ」 「違う。銃の撃ち方、目の動き、対処の仕方…全部が似ている。…桐島炉都(きりしまろと)に。そっくりだ」 「…」 「…”閃光の炉都”。アナタなの?」 「…」 黙ってローティスは、銃口を向ける。 「お喋りが過ぎると、痛い目を見ますよ?」 「質問に答えなさい」 クスっと笑い、ローティスはおもしろそうに燐を見やる。 「…さあ?その答えを導き出すのは、アナタですよ?」 そしてまた、銃と剣の戦いが始まった。

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