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「向こうさんもなかなかやりますねぇ」
返り討ちの報告を2つほど聞いた後、ローティスは呟いた。
「しかも、一方はあの坊やですか。いつも私を楽しませてくれる…」
「…はぁ」
報告に来た部下が、困惑気味に返答する。
そんな部下の様子も楽しげに見ながら、
先程アリスから貰った案件リストに手を伸ばす。
「…ふむ。此方に来ているのと、さほど変わりませんね。……おや?」
「どうされました?」
「見てください。ここだけ印が付いている」
リストの中で一つだけ、色が引かれている。
「これは、何かありますね」
「いかがいたしましょう?」
「……この場合、能力者が来ると思って間違いないでしょうね。こちらも向かわせましょう」
「分かりました。手配します」
ローティスは窓の外を見ながら、おもしろそうに言う。
「向こうは誰が来るんでしょうね。あの坊やなら、私が出向いても良いのですが」
「…」

と、そこへ
「失礼します!」
「?」
「偵察隊…何かありましたか?」
「はっ!先程、能力者が数名、出て行くのを確認しました」
「きっとコレ(色付きの案件)でしょう。他には?」
「…例の少年なのですが、白卿の指示で数名と遠方へ向かった模様です」
「少し怪しいですね。場所は特定できませんか?」
「やってみます。では、失礼しました!」

勢い良く出て行く姿を見送って、呟いた。
「楽しみですね」
行く気満々のローティスに、部下はげんなりしながら呟くように言う。
「…あまりむやみに歩き回らないでいただきたいのですが」
「それは無理ですよ。私の性分なのでね」
「探す方の身にもなってください!」

その言葉を聞き、ローティスはおもしろそうに微笑んだ。