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拓也サンに手当てして貰ってから、ローの兄さんの所に遊びに行く事にした。
だって暇だったし?
部屋に辿り着くと、そこは会議中な雰囲気。
でも、それで諦めるような一流ちゃんではございません。
龍の兄さんも居たし、入っても平気かな、って。

「ローの兄さん、龍の兄さん、御機嫌よう。なんの話してるの?」
「おや、アリスじゃないですか。今から坊やの所に行こうとしていた所なんですよ」
「ふーん」
あの、白のお坊ちゃんの所にねぇ。
なんだか面白そうじゃないか。

「龍の兄さんも行くの?」
「ああ」
それなら、私も行ってもも平気だよね?
そんな意味合いを含んだ目線をローの兄さんに送る。
その目線に気付き、彼は苦笑した。
「足手まといにならないでくださいね?」
「誰に向かって言ってるのかな、平気に決まってるじゃん」
交渉成立のようだ。
話の判る大人は好きだよ。




そんなこんなでこの森にやって来たわけだが、二人は先にどこかへ行ってしまい、私は一人置いてきぼりを喰らっている。
何か不思議な感じのするこの森にひとりぼっちというのは、何か心細さを感じさせるものがある。
仕方がないので、勘を頼りつつその場から歩き出した。

歩き出してから数分、少し開けた所・・・むしろ森の入り口へ出て来てしまった。
自分は方向音痴のつもりはないのだが、体の中の何かが狂ってしまい、ここに辿り着いたようだ。
そこには、豪華そうなヘリが一機と、白使らしい人間が数人。
運はよかったらしい。
これを一掃しておけば、後々楽そうだ。
森から出て、そいつらの前へ躍り出る。

「白使サン達御機嫌よう。取り敢えず邪魔だから、とっとと死んでくれないかな?」
「お前は・・・ッ!」
その言葉を言い終わらせる前に、左手に鉄扇を構えて走り出し、一気に首をかっ切る。
綺麗な血の雨が降り注いだ。
ざわつくその場で悠然と笑い、近くにいた人間の腹を切り裂く。
倒れるその体を蹴飛ばして、ヘリの操縦者に近付いた。
「”貴方は私の命に従うでしょう”」
「・・・はい・・・」
言霊を仕掛けて、彼を仲間に引き入れる。
そうすれば、後々楽そうじゃん?
助手席に私の可愛いテディベアを座らせて、右手にも鉄扇を構える。

ふと、背中に悪寒が走った。
強い人間が近付いている。
楽しそうだと、私は笑みを浮かべた。