情報収集のための集スト

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 情報収集を目的とした集団ストーカー犯罪が行われることがあります。集ストで集められた個人情報は、創価学会の選挙の票集め活動や暴力団の犯罪などに悪用されることがあります。アイディアの豊富な被害者の個人情報であれば、アイディアが必要な人間に利用されるような可能性があります。

 広告代理店である電通は、多くの広告やイベントのプロデュースなどを行っています。その際、仕事として電通がやるべきことは、よりよい広告のアイディアを提供することです。広告だけではありませんが、企画業や作家など、常に新しいアイディアが期待されるような職種の人間は、自分のアイディアにそれなりに自信を持った人が、その職についています。

 しかし、人のアイディアというのは、使ってしまうと、すぐになくなってしまうそうです。常に新しいアイディアを出し続けるということは非常に難しいそうです。数学者などは40歳までに学術的な発見などの成果が出せなかった場合、それ以降に成果を出すのはたいへん難しく、現実的にはほぼ不可能だとされているそうです。

 どの職種でも、おおむね40歳くらいになると新しいアイディアというのはほとんどでなくなるようです。

 このアイディアが出ないというのは、電通など広告業界の人間にとっては致命傷となる大問題でしょう。人の真似ばかりでは、すぐにその職を失ってしまうことでしょう。そのアイディア枯渇問題の解決策として、集ストで集められた個人情報が利用されている可能性があります。

 NPOテク犯ネットの被害報告にもありますが、被害者は自分の使ったものや趣味などがテレビや社会で流行した経験を報告しています。このように監視された被害者の個人情報がマスコミに利用されている可能性があります。

 特に優れているわけでもない集スト被害者のアイディアがなぜ盗まれるのかというと、テレビやその影響下にある社会は、もともと優れたアイディアでなくても、テレビで話題のものであれば、それほど優れたものでなくても注目してしまうという性質があり、利用価値があるためです。つまり、それほど優れたアイディアでなくても、それなりに便利であったり、気を引く部分があれば、テレビで扱う話題としては問題ないのです。テレビでは、よくわからないものが流行っていたり、なぜテレビに出ているのか、どのような基準で選ばれたのかわからないようなタレントが出演していることがよくあります。おそらく、テレビ業界内での流行や出演者は、はじめからあまり明確な根拠のない、組織の都合や誰かの思いつきなどで決められているのでしょう。

 テレビ業界、特に広告代理店である電通などにとっては、アイディアの供給源やマーケティング情報として、集スト被害者の個人情報は、利用価値があるはずです。アイディア不足におちいった人間であれば、ワラをもつかむ気持ちで、被害者の個人情報からアイディアを探そうとしても不思議ではありません。

 集スト被害者から、自分のアイディアがCMで使われていたという報告もあります。CMについては、電通は全体の40%という巨大な占有率を誇っていますから、容疑がかかっても仕方のないことでしょう。

 後から主張しても、文字通り、後の祭りですが、これを書いている筆者も、いくつかのCMで、「あれは自分が先に考えたのに」と思ったことがあります。アイディアや企画・学術的な分野などのクリエイティブな世界では、アイディアというのは先に発表した者が権利を手に入れることなりますので、当時は自分のアイディアが盗まれたとは思いませんでしたが、当然、盗まれていた可能性もあるでしょう。

 アイディアの世界における、この先に発表した者が権利を持つというルールは、情報発信力のある側に有利に働きます。盗まれた情報でも先に大々的に発表してしまえば、常識的にみても、疑いがかかることはありません。集スト被害者の個人情報利用は、アイディアを盗む側にとって非常に便利なやり方となります。これが犯罪者のアイディア盗作を助長している要因のひとつとなっていることでしょう。(2015/12/27)

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最終更新:2015年12月27日 19:08
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