不正の改善策


[Fraud_of_improvement_measures] (2016/03/17)

不正行為の間接的な抑止、再発防止策




目次





不正を抑止する不正事実の公表


 権力者や政治家、警察などのあらゆる役人は、自分から不正や犯罪を認めることを全力で拒み、言い訳を繰り返し、隠蔽し続けようとします。この状態でどのようにして不正や犯罪を改善すればよいのでしょうか。それには相手が認めなくても不正や犯罪を告発し、世間に対して事実を公表し続けることが有効な対処法となります。

 不正や犯罪を告発し続けても、彼らは黙殺や隠蔽を続けることでしょう。しかし、彼らの不正や犯罪が、世間の人々に知られてしまっていること、発覚しているという事実を自覚させることで、抑止効果、再発防止効果が期待できます。

 彼らは不正や犯罪が世間に知られてしまっていることを理解すると、次からは知られないように気を付けるようになります。それがしばらく続くと、次は非難されないように違うやり方にしようと考えるようになります。そして、最後には公表されている不正行為は、「発覚する恐れがあるからやめよう」という考えにいたり、不正行為の再発が防止されることになります。

 一般市民などによる不正・犯罪の告発や公表は、このように再発防止効果から始まり、最後には不正・犯罪を改善する効果が期待できるのです。われわれ市民のささやかな世直し活動としては、不正や犯罪をできる限り的確に、より多くの人に伝えることが重要なのです。




公表されても不正をやめない愚か者は大事件を引き起こす


 不正事実が公表されると、不正を行っている権力者や公務員などは、おおむね改善、中立、悪化の3種類の態度をとるため、3つのグループに分類できます。



不正改善グループ

 このグループは自分の不正が露見し非難されることを警戒し、公表されている不正も、公表されていない不正も行わないようになります。不正公表による改善効果が高いのがこのグループの特徴です。



中立グループ

 このグループは自分の不正発覚は恐れていますが、警戒するにとどめ、違うやり方で似たような不正を行おうとします。不正改善効果は見込めますが、新たな不正の温床となる危険もあるのがこのグループの特徴です。

 このグループは不正をやめるわけでもなく、新たな不正方法を探すという、大変たちの悪い迷惑なグループです。



不正悪化グループ

 このグループは自分の不正発覚などはまったく恐れていません。いくらでも隠蔽できると信じているようなグループです。不正が公表され世間から警戒されているにもかかわらず、不正を続けて、さらにはよりひどい不正を行ってしまいます。

 犯罪心理学などでも扱われていますが、見つからない不正行為は、安全な不正行為(?)として、繰り返されます。不正行為は繰り返されるなかで工夫され、効率化、最適化が進み、不正の内容はよりひどいものへと悪化していきます。

 よりひどい不正を繰り返すため、直接的に不正が発覚される危険性が高まります。大きな不正事件を引き起こし世間を騒がせるのがこのグループの特徴です。

 困った人たちであることには変わりありませんが、彼らはミスを犯して引き起こす大事件は、不正の改善するきっかけとなるという点で、いけにえのような存在価値があるとも言えます。(2016/03/17)

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最終更新:2016年03月17日 18:31
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