「12-658」(2008/02/18 (月) 03:02:53) の最新版変更点
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658 名前:アニエス堕ちる。[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 23:23:03 ID:n13bCwLs
「かかってこい、化け物どもっ!」
鋼の刃が鳥の羽ばたきのように舞い踊る。
袈裟懸けに斬り下ろしたかと思うと、次の瞬間には真一文字に薙ぎ払う。
予想外の戦闘力に触手たちはザァっと震えた。
前、横、後ろと、うねる触手が女剣士に迫る。
しかし、鋭い意志を秘めた瞳は、諦めの感情を浮かべてはいなかった。
あるのは勝利への使命感と、自らの剣に対する自信。そして騎士としての誇りだ。
ドンッッ!
女剣士の放った一撃が、触手もろとも魔法生物の体を両断する。
敵を打ち倒したことを確認すると、剣を下ろし静かに鞘に収めた。
「・・・ふぅ、一件落着だな。」
戦闘中とは違う、女らしい可憐な声でアニエスは呟いた。
659 名前:アニエス堕ちる。[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 23:24:01 ID:n13bCwLs
ハルケギニアに謎の魔法生物が出現するようになったのが数ヶ月前。
夜になるとどこからともなく出現し、人々を襲う。
そのため各国は貴族による警邏隊を組織してこれに対抗し、
ここトリステインでは貴族の不足のために銃士隊も魔法生物退治に参加していた。
城への帰り道、アニエスは思う。
自分が剣を持つ理由は、もはや復讐のためではない。大好きな、守りたい人たちがいるから持つのだ。
そして、たくさんの人を守ることに全力を尽くそう、と。
「きゃぁぁぁっっ!」
響いた女の悲鳴に、踏みだそうとした足を止め、全神経を声のした方へと集中させる。
考えるより体の方が先に反応した。声の方へ体を返し、走り出す。
息を切らせて現場に到着したアニエスは、そこからわずかに奥へと入った林の中に女を見つけた。
そして、見知った艶やかな桃色の髪を持ちマントを羽織っているその女を囲むようにして数匹の魔法生物が見えた。
「ルイズ、こんなところでなにをしている!?今すぐこの場から逃げろ!」
660 名前:アニエス堕ちる。[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 23:25:12 ID:n13bCwLs
降り注ぐ二つの月の光を反射しながら、鋭い爪が、真っ直ぐ頭上へと迫り来る。
アニエスは一切怯まなかった。
湿った空気を軽く吸い込み、剣を持つ両手に力を込める。
目の前ギリギリまで迫っていた魔法生物の腕を斬り落とす。
「はあぁぁっっ!」
確かな手応えが両手を駆け抜け、
袈裟懸けに斬り下ろした刃は、その場の魔法生物を一刀の下に両断していた。
「もう大丈夫だ。立てるか?」
ルイズの腕をそっと掴んで立つのを手伝う。
「もしよければ学園まで送るが?」
「いえ、結構ですわ」
返ってきた答えに少し残念そうな表情を浮かべる。
「そうか、だが夜に一人で出歩いてはだめだ。危ないからな」
ルイズは微笑んだように見えた。ホッとするアニエスの顔は、次の瞬間、驚きのものへと変わった。
「そうね。一人で出歩くなんて・・・・・・危ないわねっ!」
661 名前:アニエス堕ちる。[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 23:26:25 ID:n13bCwLs
ルイズの足下から伸びた触手が迫る。
突然の出来事に避けることすら叶わなかったアニエスの体は、あっという間に捕らえられてしまう。
「まったく、役に立たない連中だこと。グズねぇ」
目の前のルイズは以前出会ったときとは明らかに違っていた。
「ル、ルイズ。どうして!?それよりその魔力は一体・・・」
漏れ出る魔力はトライアングルクラスのメイジの比ではない。
「本当はあいつらに始末させるつもりだったんだけど・・・まぁいいわ。
あんたもあのままやられていれば何も知らずに済んだのに、運が悪いわね」
妖しく微笑みルイズは言った。
背筋に冷たいものが走った。どうして気づかなかったのだろう。
絞められた左手をなんとか動かし、そのまま鞘から剣を引き出すと
その刃で締め付けていた触手を断ち切った。
ルイズはあらかじめ予想していたように平静を保っている。
自由になったアニエスは剣の切っ先を艶やかに微笑むルイズに向けた。
662 名前:アニエス堕ちる。[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 23:27:41 ID:n13bCwLs
「魔法生物・・・あれはお前の仕業だったんだな!おまえの目的はなんだ、言え!」
「ふふ、『教えてください』でしょ?話せば話すほど、サイトから聞いていた通りの性格ねぇ。
いいわ、教えてあげる。サイトのいない世界になんてもう興味がないの、だから壊して遊んでいるだけよ!」
アニエスもサイトが聖地で殉死したということは知っていた。
聖地を守護するエルフの攻撃からルイズを守った上での名誉の死であった、ということも。
「ゾクゾクしちゃう。あなたみたいな真っ直ぐな女が欲しかったのよね」
だがこんなことが許されるはずがない。
「うるさいっ!力に溺れたか。ルイズ、お前を斬る!」
「いいわよ。かかってらっしゃい。あなたのかわいらしい声で『ご主人様』って呼ばせてあげる。
わたしに足蹴にされながら、それでも嬉しそうに答えるの。ああ、想像しただけで感じちゃいそう」
「黙れっ!今のお前に示す敬意などない!」
閃光が走る。アニエスはひと跳びでルイズの懐に攻め入ると、
微笑を浮かべるルイズに向けて高速の刃を放った。
663 名前:アニエス堕ちる。[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 23:29:09 ID:n13bCwLs
ルイズのゆらりとした回避行動で刃は空を切ったが、アニエスの攻撃が止まることはない。
続けざまに二回、三回と斬りつけていく。
「うふふ、怒った表情も素敵だわ」
アニエスの攻撃にルイズも杖を取り出して応える。
ガキィィン!
魔法障壁がアニエスの剣を受け流す。
「意気込んでいるところ残念だけど・・・わたしの前にこの子たちの相手をお願いね」
ルイズの言葉と同時にアニエスの立つ地面に変化が生じた。
地面の中からちょうどヒルとナメクジを足して割ったような虫が現れる。
ネバネバとした皮膚、口とおぼしき場所には小さな牙なのか吸盤なのかよくわからないものがびっしりとついている。
虫たちが這った後は、糸を引いてネバついていた。
「う・・・気持ち悪い・・・」
正直な気持ちだった。胃の中のものが戻りそうになる。
ルイズが杖を振ると、虫たちが一斉に飛び掛かってきた。
664 名前:アニエス堕ちる。[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 23:30:21 ID:n13bCwLs
「くっ、ふざけるのもいい加減にしろっ!」
「口だけじゃこの子たちは防げないわよ」
冷笑を浮かべるルイズに言葉を返す暇などなかった。
軽く百や二百はいるだろうか。無数の虫たちが黒い巨大な塊となってアニエスの下へと迫ってきた。
「ふざけるな。こいつらが終われば次はお前の番だ。ルイズっ!」
一匹一匹の戦闘力は皆無に等しい虫たちだったがとにかく数が圧倒的だ。
いつ終わるとも知れない虫たちとの戦いは、アニエスの体力を確実に削ぎ取っていった。
「勝負あり、かしら。おとなしくわたしの奴隷になるなら命だけは・・・人としての心くらいは残してあげるわよ?」
闇の奥から優越感に浸るルイズの声が響く。
体力は限界を迎えていた。ルイズに一撃を与えるどころか、立っているだけで精一杯だ。
気づいたときには、鎧の内側、足首から太股に向けて、数匹の虫たちがジュルリジュルリと這い上がってきていた。
「い・・・やぁ・・・。離れろ・・・この・・・くぅぅっ」
なんとかしようと懸命に虫たちを取り除こうとするが、肌に食いついた虫たちは、どんどん上へ上へと昇っていく。
665 名前:アニエス堕ちる。[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 23:31:41 ID:n13bCwLs
「ひっ、いぃ・・・っ。や、お尻なんて・・・な、ぁぁあっ!?入ってく・・・虫がわたしのお尻に・・・そん、ふあぁ・・・やぁぁ」
(う・・・お尻で動いて、る・・・。気持ちが悪い・・・でも、ここで負けるわけには・・・っ)
虫が尻穴に入り込むたびに、背筋がピクピクと跳ねた。
「どうしたのかしら?苦しそうねぇ。少し待っててあげましょうか?」
「くっ、あ・・・誰が・・・っ。この程度で勝ったと思う・・・なぁっ」
額に汗を浮かべながら剣を構えて駆けた。
気合いを込めた一撃にはまるでキレがない。魔法障壁に受け止められてしまう。
「ひ、ひぅぅっっ!」
(噛まれ、たぁ・・・!?あ、ああ・・・お尻、おかしく。これくら・・・いあぅぅっ)
思わずかわいらしい声を漏らした。頭は痺れて、お尻がキュッと締め付けられる。
「なぁに、そのいやらしい腰つきは。騎士がはしたないにもほどがあるわね」
ルイズに言い返してやりたくて口を開くと、
「はぁ・・・あぁ・・・」という自分でも思いがけない甘い声が漏れだした。
(おかしい・・・こん、んぁ・・・感覚・・・はぁ、噛まれるたびにお尻が跳ねて・・・なんで熱い、のぉ)
「足がガタガタいってるわよ。腰もそんなにくねらせて。虫にお尻を弄られるのが、そんなに気持ちいいのかしら?」
「ふわぁ・・・もうらめ、れぇ・・・っ」
熱い刺激が全身を駆け抜けて、今にも剣を手放してしまいそうになった。
667 名前:アニエス堕ちる。[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 23:33:11 ID:n13bCwLs
「ほらわかる?アニエス、目がトロンとしてるわよ。そろそろいい頃かしら」
ルイズが杖を振ると直腸に詰まった虫がブチブチと一斉に潰れだし、
アニエスの身体に虫の体液が染み込んでいく。
「ふぁ・・・っあ!ひぅぅぅっっ」
甲高い声を上げながら、背中が一気に仰け反る。
お尻から頭のてっぺんにまで、甘く鋭い閃光が駆け抜けた。
(か、あはぁぅっ・・・なに、今の・・・頭が真っ白になっ・・・くひぃぃっっ!)
直腸内で甘噛みを開始した虫が、アニエスの白い肌を汗まみれにしていく。
「うーん、これだけ動いて媚毒まで出してるのに。まだお尻だけじゃ無理みたいねぇ」
なにが無理なのか、そんなことを考える余裕すらなかった。
ひっきりなしに訪れる快感に思考回路はズタズタにされている。
今はただ発情期の犬のようにハッハッと舌を出し続けることくらいしかできない。
「まぁ、どうせそのつもりだったし・・・いいかしらね」
身体が痺れて思うように動かないアニエスを、新たな虫たちが襲う。
668 名前:アニエス堕ちる。[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 23:34:19 ID:n13bCwLs
「ひ・・・くぅ、こいつら、また・・・。え、な!?そこは・・・こないでっ!」
キュッっと内股を締めて無駄な時間稼ぎをする。
恐怖で心臓がバクバクいっている。
「い、や・・・いやぁぁっっ!入ってくるなっ!」
思わず叫んでしまった。
「あぐっ、こいつら・・・しつこ、いぃっ。くるな、もうやめてぇぇっっ!」
股間にジュルジュルと虫の感触がする。
「ほーら。かわいい虫がアニエスのアソコに入っていくわよ」
ゾワゾワとした鳥肌が全身を駆け抜ける。
(あぁ、入る・・・入って・・・)
虫たちが体をくねらせながらアニエスの中に進入した。
「ふ、ふぁぁぁっっ!あぐぅ、ひはぁぁぅっ!」
お尻同様に虫が甘噛みを開始する。
熱病にかかったように視界がぼやけ、時間の感覚すらもなくなっていった。
669 名前:アニエス堕ちる。[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 23:35:31 ID:n13bCwLs
「聞いてもいいかしら?気持ちいい?」
もう逆らえなかった。思わずコクンと頷いてしまう。頷く義理などないというのに。
瞳の焦点は薄れ、ハキハキとした声を発していた口は涎を垂れ流しながら
「気持ちいい、狂っちゃう」
を連呼していた。
痙攣しているアニエスの腰にルイズの手が伸びる。
「んんっっ!らめぇぇっっ!そこ摘んじゃ・・・わらひ、ひんじゃうよぉぉぉっっ!」
「そう。それならわたしの奴隷になってくれるかしら?」
「な、なる・・・なり、なりますからっっ!そ、それだけは許してくださ・・・いぃぃっっ!」
意味を解す間もなく、アニエスは叫んだ。
答えに満足したのかルイズは微笑みながら言った。
「じゃあ最初の命令をするわね。おとなしく摘まれてイっちゃいなさい」
アニエスの鉄の理性が完全に吹き飛ぶ。
「あああっっ!きちゃうっっ!気持ちいいっっ!虫、動いて・・・激しっ、食べられちゃうぅぅっっ!」
肉という肉が収縮し、痙攣し、そして弾けた。
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