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[[ボルボX]] 541 :女王様調教録・ラブエロ版・一:2007/08/27(月) 19:11:48 ID:QQ/3luxL   町娘が着るようなコットンのシャツを身につける。髪をたばねて後ろでまとめる。   簡易な変装を終えると、鏡の前でそっと唇に指を当て、ごく薄くひいた口紅の具合を確かめる。  (こんなところね)   ほう、と押さえていた桜色の唇から、自分でもおどろくほど熱い息がもれた。  逢い引きに行くわけではない、と浮かれる自分をたしなめる。  それすらも嘘だと自分でわかっているけれど。  (逢い引き以外のなんだというの? 最初は細かく国内外の情報を交換するために   会うという口実だったけど、最近はもう……部屋に入ったら、触れあって、キスして、それから……)   かっと燃えた頬をおさえて、アンリエッタは部屋の中で立ち尽くし、あれこれを思いかえした。   あまりにも恥ずかしすぎて、ほとんど飛ばし飛ばしでしか回想できない記憶だったが。  (あの方ったら、なんだかだんだん要求が、その、エスカレートしていくし……)  この前会ったときには、スカートとパンツだけを脱がされ、 延々と自らの手で慰めることを命じられた。彼に向けて開いた脚のあいだを 自分の指でかきまわし、半泣きで何度のぼりつめても許してもらえなかった。  その彼はアンリエッタの目の前で一物をしごき、何度も年若い女王の顔と 全身に熱い精液をあびせた。アンリエッタは精臭にもうろうと酔ったように なってしまい、最後のほうでは彼に劣らないほど激しい手淫に没頭し、 顔にぶっかけられると同時に、彼の名を呼びながら潮を吹いてしまった。  そのまま快楽の余韻にぼんやりしていると、 『き、きれいにしてくれると嬉しいかなーと思いますがその』  と彼の手の中でまだびくびくはねているものを口にふくまされ、 ねとねとの粘液にまみれた亀頭に自分からうっとりと舌をからめた。  とろけた頭でちゅうと残り汁まで吸いあげてから、我にかえった。  それと同時に彼に言われた。あの憎たらしいひとはこう言った。 『っく……うわー…ほんとえっちになりましたよね、姫様。あ、女王様か』 542 :女王様調教録・ラブエロ版・二:2007/08/27(月) 19:13:51 ID:QQ/3luxL  (あ、あなたがそんな風にしたんでしょう!?  それにアンって呼んでと言ってあったのに、それもしょっちゅう忘れるんだから!)   いじいじとシャツの襟をいじりながら、羞恥八、怒り二の割合で思い出し赤面する。   唐突に親友であるところのルイズの言葉が頭に思いうかんだ。   『あの犬ったら調子に乗りますからね! 使い魔の躾(しつけ)はキッチリやらないと。  えー、ぶつくらいは基本です。生ぬるいです』   その親友の使い魔に、躾とよべる苛烈な行為を受けているのは自分だ。   (い……言えない)   おろおろと室内を歩き回る。  この前のときはとくにひどかった。アンリエッタに自慰をやめさせて床にすわりこんだ彼に新たに命じられるまま、口を使って奉仕したとき、軽くだがお尻まで叩かれている。  痛みは軽かったが皮膚への衝撃と、屈辱感を感じた。なのに甘い声が出てしまった。 『アンって叩かれるのも好きなんだな?』 とさんざんからかわれながら、リズムと緩急をつけて、真っ赤に染まって 感覚が痺れるまで尻をスパンキングされた。 彼が彼女の口内から肉棒をひきだしてそれをしごき、彼女の頭から背中にかけてぶっ掛けた後、 堰が切れたようにアンリエッタは泣き出してしまった。 彼はあわてて『うおごめんなさいマジ調子のりました!』と必死に謝ってきた。 (でもあのとき、わたくし……叩かれたとき自分から、お尻をかかげて…… そのあとに愛されたときも、いつもより強引なのがすごくよくて…… わ、わたくしいったい何を!?)  どう言おうとも、叩かれて濡れていたのは彼にも一目瞭然だったはずだ。そのせいか、 謝りはしたものの彼はやはり興奮していた。 その日はベッドに横たえられてキスされた後、 脚を頭の横につくまで上げられ、体を曲げさせられて股間が上を向くような 恥ずかしすぎる体勢にされた。  そのまま真上から、一気に奥までずるん! と貫かれたとき、甘く叫んでしまった。 543 :女王様調教録・ラブエロ版・三:2007/08/27(月) 19:15:15 ID:QQ/3luxL (あのときは声出さないようにしていたのに……ど、どうして食いしばってた口が緩むの、わたくしの根性なし!)  それからグチュグチュと恥ずかしすぎる水音をたてながら、力強く抽送されだすと もう駄目だった。無理矢理に犯されるような錯覚を覚えてしまい、 甘い泣き声をもらしつつ、組みしかれた肢体から、汗を一気に噴かせた。  意思とは関係なくきゅーっと秘肉が絞られ、子宮口がぐぐっと下がって、 〈殿方のお情けをくださいまし〉とばかりにぶつかってくる男性器に媚びる。 子宮口をぐりぐりとこじられたとき、アンリエッタは暴力的な快感にあっさりと 屈服した。 「イクぅ……」  そう言うように教えこまれた台詞が、まったく自然にあえぐ唇から滑りでた。  でも、深い絶頂の後で全身が過敏になって、びくびくと震わせていたのに、 彼はまったく容赦してくれなかった。もっと深く体を折りまげさせると、自分も体を密着させてきて、 ――さっき以上のペースで激しく腰を打ちつけはじめた。  アンリエッタはその後自分が何を言ったか半分以下しか覚えていないが、 支離滅裂な泣き言(『またいくっ、死にますっ、もうゆるひてくだひゃいましっ』)、 破廉恥な卑語(『言いますっ、オマ○コって言いますっ、オマ○コもう助けてっ』、 恥辱の告白(『そうです好きです、あなたとコレするの好きれすっ! 言った、いいまひたからぁっ! ひぃイクぅ、休ませて、もぉグチュグチュしないでっ、奥叩かないでっ』)、  (ぜ……ぜんぶ言いました……)   かかえた頭を部屋の壁に押し当てて、死にそうな羞恥に身もだえする。   あの少年と関係ができてから、ときおりどこかに消えたい時間がやってくる。今とか。   いやほんと自分自身と彼を、呪わしく思わないでもない。 545 :女王様調教録・ラブエロ版・四:2007/08/27(月) 19:17:58 ID:QQ/3luxL (さ……最後はあんな声だしました……あれ絶対、宿中の人に聞かれました……でも 無理! あんなの我慢なんて無理ですっ、サイト殿のばかぁ!)  アンリエッタにさんざん許しを乞わせたり、吹きこんだことを言わせたりしておきながら、 彼はまったく抽送を止めずに、絶頂を重ねてびくびくと絞ってくる肉壺をえぐり続けた。  下のシーツが何度も吹いた潮や愛液でぐしょぐしょになり、 アンリエッタの頭上までかかげられた脚の指がきゅっと丸まりっぱなしになり、 彼女の叫びがほとんど意味をなさず、『ころしてっ、ころひてぇ』と哀願するまでになったころ、 ようやく彼は放出して終わらせた。深く一物をアンリエッタの胎内にしずめて先端を 物欲しげにすすりつく子宮口に埋め、自分も汗まみれで苦しそうにうめきながら ぐりぐりとこじり、そのまま熱い粘液をびゅるびゅるとほとばしらせた。  声帯からいやおうなしに声がしぼりだされた。 『ああああああああああーっ!!』  ずっと男の精を待ちわびていた子宮が、たっぷり注ぎこまれてきゅうきゅうと収縮した。  アンリエッタはシーツを握りしめて硬直し、うす桃色の舌を突きだして震わせた。  子宮がビクビクととびはねるのを感じるような激しい達し方だった。 『あああっ、あああああああっ、あー! あーっ! ぅぅ、もう充分にイキましたぁ……』  度重なる絶頂の涙と汗、よだれにまみれたその顔は、男にとっては最高に美しかった。 『……あの、ヤリスギマシタ?』 『は……ひぃ……はーっ、はーっ、はー…あぁ…ぁ……ひどいぃ……』  そのまま意識が消えたのだと思う。われに返ったらしく、一転して青ざめた顔で こちらをのぞきこんでくる彼の憎らしい台詞を最後に、あとを覚えてないから。 546 :女王様調教録・ラブエロ版・五:2007/08/27(月) 19:20:12 ID:QQ/3luxL  (れ、冷静に考えてみると、あの人はいつも無茶をして突っ走るんですっ!   それにその、普段は優しいのにああいうことでは度を越して意地悪が好きのような……   ルイズにいつも手荒く扱われているから、てっきり逆の性癖だと……    で、でもいじめられるのが好きなのは、もしかしてわたくしなの?    あんな抱かれ方で、はしたなくその、み、乱れますし……   た、確かにそういう人だっていると宮廷の噂話にはありますけど、   自分がそういう性癖の持ち主だとは……ち、違います! ……違わないかしら……?)   耳まで赤くなった顔を両手でおおってしゃがみこんだり、ぶるぶると首をふったり。   トリステインの女王様、それなりに感情表現は豊かなのだった。   ついでに言えば、部屋の隅でアニエスがやさぐれたオーラを出して待機していることを  きれいさっぱり忘れている。   そんなアニエスは、女王陛下の年相応? な煩悶を鉄の無表情で見やりつつ、  どのタイミングで馬車の用意ができたとうながす声をかけるべきか、とか、  今日こそいっぺんあの小僧を、死なない程度に刺しておくべきか、とか熟考を重ねていた。

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