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[[ボルボX]] 208 名前: 猫で女王(女〜録・ラブエロ版3) [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 17:49:45 ID:OviBp73v  (トリスタニアの休日・ごく普通バージョンより続く)  寝転がって恥ずかしく開いた脚の間を、服の生地の上から押さえるようにさすられ続け、そのままかなり経った。  延々と続くゆるやかで甘い刺激に、先ほど一回軽く達してしまっていた。  もうぐっしょり濡れていると思う。手のひら全体で、分厚い生地ごと股間をさすられるたびに、小さな水音が恥ずかしく漏れてくる。 「んっ……ぁ……ぁぅ……」  またしてもゆるゆると押し上げられるもどかしい快感に、我慢しようとしても声が漏れる。  もじもじと自分から腰をゆすってしまったところで、才人の意地悪な声が降ってきた。 「姫さまー、手が止まってますよー」 「…………」  アンリエッタはうるんだ目で恨みがましく彼をにらみ、顔の横にある彼のものに、しっとりと汗ばむ手のひらをそえて上下にこするのを再開した。  健康的なピンク色の舌で、注文どおりに袋の部分をちろちろと舐める。ぷっくりとした柔らかい唇でついばんで、片方の玉をくわえて口の中で転がしたりする。  袋を舐めながら手でしてほしい、というのが才人の注文。  体勢としては、ベッドの上に横たわり、片膝を立てて座っている才人のものを顔の横側に寄せられ、横に顔を向けて奉仕している感じ。  才人がそのまま右手を伸ばして、アンリエッタの秘部を愛撫していた。  あまりしたことはないやり方だが、この体勢自体はそれほど変でもない。  変なのは格好だった。  毛皮で作られた服を着せられていた。大きなネコ耳。下着状の上下、ごていねいに尻尾付きである。首と手足首にも、毛皮のバンドが申し訳ていどに巻かれている。  体の最低限しか隠せていない。早い話が猫っ娘姿だった。 (…………まさかこんな格好でさせられるとは……)  ちょっと泣きそうになりながら、それでも性分で丁寧に奉仕する。  そんなアンリエッタを見て才人のほうは、達成感に感涙して親指を立てたくなっていた。わざわざ蚤の市で、こっそりこの猫娘セットを買った甲斐はやはりあった。 「んー、アン、そこちょっとだけ噛んで。ちょっとね。手も止めないように」  アンリエッタは無言で、言われたとおり口内にふくんでいた玉を甘噛みし、やわやわと転がして吸い上げる。  手首を動かすようにして脈打つ男のものを丹念に擦りあげ、射精をうながす。でも、彼はなかなか出してくれないのだった。  こうしている時はアンと呼んでほしいと言っていたのだが、才人はけっきょく「姫さま」と呼んだり「アン」と呼んだりで一貫しない。もうアンリエッタは諦めている。  それでも恨みがましくなり、ちょっと強めに袋の皮を噛んだ。 209 名前: 猫で女王(女〜録・ラブエロ版3) [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 17:51:47 ID:OviBp73v 「く、あー……今のスパイス効いててよかった。じゃ、お礼ね」  才人の言葉と同時に、責めが変わった。いままでは股間を毛皮下着の上からさすられていたのが、下着の中に手を入れられて直接、秘部全体に手のひらを当てられてこすられる。  グジュッと水音がひびき、アンリエッタの腰がはねた。快楽の汗に濡れた身がくねり、毛皮の乳当てに包まれた大きな胸の双丘が揺れる。 「んんんん!」 「うわ、ここすげー熱い……それにもうベトベト。  あ、手のひらにコリコリしたの当たりますよ。薄皮、剥いときますね」  それはやめて、と言う暇もなく、充血したクリトリスを指でつままれ、包皮を剥き下ろされる。  激痛の混じった鮮烈な感覚に、たまらず口から彼の袋を吐き出して、「ひあああっ」と鳴いてしまう。  そのまま先ほどのように、下着に手を突っこまれたまま直接上下に擦られだすと、少年の手で鳴らされる楽器のように悲鳴が止まらなくなった。 「んんっ、だめっ、それはだめですっ! あああっ、やめてくださいまし、そ、そこの皮、戻してください、擦れているのですっ!」  いつものように、ひどく敏感な肉豆をいきなり嬲られ、痛いのに急速に体が応えて、勝手に快楽として受け取っていく。いや、痛いこと自体が快楽になっているのかもしれなかった。  大陰唇や膣前庭も手のひらで直接こすられ、じんじんと痺れていく。膣孔の入り口を指先でごく浅くかき回される。  その奥のほうで子宮が、『殿方の精をいただく用意ができました』とばかりにどくりと脈打ち、濃い液を吐きだすのが感じられた。  あえぎながら彼の手の下で、淫靡に腰をくねらせる。 「姫さま、もう欲しい? 穴のほうまで指先にちゅっと吸い付いてくるんだけど。  でもその前に、俺の一回出させてからね。それまでこうしてずっとコスっといてやるから。  ほら、手がまた止まってますって」 「ムリですっ、あひ、ぁんんっ、こんなのできるわけがありませぬっ! ぁあああっ、いきますっ、んんんんーっ!」 「うわ、いててて! 握りしめないで!」  しがみつくように才人のものを握りしめ、アンリエッタは二度目の絶頂に達した。  上気した肌をひくひくと痙攣させながら、「ぁ……ぁぁ……」と目を一層うるませる。  奉仕をしなければ、とぼんやり思い、震える可憐な舌を袋に伸ばしたとき、また才人の手が動き出した。ごくゆっくりだったが。  それでも押しつけられた手のひらに、くにっと肉豆をつぶされ、アンリエッタは「ひんっ」と舌をひっこめた。涙目で彼を見上げる。 「う……動かさないでくださいまし、何もできなくなってしまいます……」 「だーめ。出せたら止めてやるから頑張って。どんどん速くするよ?」  彼がこう言うときは、本当に止めてもらえない。どうも肌を重ねるときは、変なスイッチが入っているらしい。アンリエッタはあきらめて、手を動かしだした。  基本的には速くだが、緩急もつけて上下にこする。すっかり固い才人の肉棒を、根元から先端に向けて先走りをしぼりだすようにしごき立てる。  袋ではなく、棒のほうに舌と唇を使わせてもらえるならずっと簡単なのにと思う。 210 名前: 猫で女王(女〜録・ラブエロ版3) [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 17:52:19 ID:OviBp73v  同意したとはいえ今の自分の状況が、たまらなく惨めに思えてきた。  猫のコスチュームを着せられ、本物の猫が甘えるように腹を見せて転がり、才人の手で開いた脚の間をなぶられている。  股間から伝わる甘い電流にあえぎながら、必死に奉仕する手を動かしつつ赤い顔でちゅぱちゅぱ彼の袋を吸いあげている。  蕩けている股間全体を揉みこむようにつかまれて、アンリエッタはまた口を離して鳴いてしまった。  才人の指にほぐれた膣孔を浅くかき回されながら、掌底のほうで秘部の上のほうを押しもまれるとあっさり高まってしまう。  本当に、才人の手がどんどん速くなっていく。  クリトリスに手のひらの中央を押し当てられ、くるくる円をかいて擦られる。自分の愛液で彼の手がぬるぬるになっているからか、もう痛みはなく、鋭い快楽しかない。  人差し指の付け根で上下に擦られたとき、あっさり三回目の絶頂に達し、すすり泣きながら報告した。 「いきました……」 「アンって本当にお豆好きだよなあ。痛がっててもすぐ感じだすし、ずっと弄ってるとコレで連続していっちゃうし。最後にはここだけで潮吹くだろ。  今のうちにがんばらないと、もっと状況悪くなんない?」  才人の言葉に、気力をふりしぼって奉仕を再開する。  このままずっとこうされていたら、彼に言われるとおり連続して気をやるようになってしまう。そういう体にされてしまっていた。  どんどん絶頂までの間隔が短くなって、最後には泣き叫びながら身をよじるしかできなくなる。そうなったら、彼の気が済むまで許してもらえない。  全身を桃色に染め、奉仕に没頭する。  舌で袋の左側をなめあげ、左手で先走りの垂れてきた肉棒をこすりあげながら、右手で袋の右側を中の玉ごと揉むようにマッサージしていく。 「あ、それ気持ちいいや、俺もうすぐ」  そううめきを漏らした才人も、手を激しく動かしてきていた。アンリエッタの脳裏がしびれ、腰骨がとろけそうになる。  ぶるっと腰をふるわせ、四度目に登りつめてしまいそうになったが、ここで手を止めたら先ほどの繰り返しになる。 (はやく出して、お願いだから!)  絶頂の寸前に引っかかってどうにか我慢し、激しいといえるほどの速さで才人のものをしごきあげる。  と、才人が「っく」とうめき、アンリエッタの手の中の肉棒がようやく痙攣しだした。  びゅくん、びゅくっ……と震えながら、白い液が撃ち出され、寝そべる猫少女の胸から腹にかかっていく。  自分の体に精液をかけていく肉棒を、どこかとろけた目で見上げながら、アンリエッタはそれをもっと多く搾り出そうとするかのように、脈動に合わせて根元から丁寧にしごいていく。  上半身を横にねじり、ややくたっとした肉棒を両手でつつみ、いつものように唇と舌で丁寧に亀頭を清める。先端をちゅーっと吸って残り汁を掃除して、才人から躾けられた後始末は終わり。 「ちゅ、ん……おわりました……」 211 名前: 猫で女王(女〜録・ラブエロ版3) [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 17:53:01 ID:OviBp73v 「うん」  彼は嬉しそうにうなずいて、とんでもない暴挙に出た。  アンリエッタの毛皮パンツの中で動かしていた手を抜くかと見せかけて、クリトリスを人差し指と親指でつまんで、指の腹でこするように揉みつぶしてきた。  充血しきって勃ちあがっていた快楽神経の塊を、容赦なくこねられる。 「〜〜〜!?!!! っ、  ひいいいっ!? な、なにしてっ、やぁ、うそ、うそつきぃ! ぃ、イきますぅっ! ん、んんんーっ……! はぁ……ぁ、……ひどいぃ……」  せっかく踏みとどまったはずの四回目の頂を強制的に越えさせられ、シーツの上でひくひくと体をよじりながら荒い呼吸を漏らした。  才人が見せつけるように、パンツの下からぬるぬると愛液にまみれた手を抜いた。細い糸がつっと引かれる。  そのままアンリエッタのうっすら汗ばんだ細い腹に手を置き、かけた精液を肌にしみこませるように塗り広げていく。  才人の手で、ぬるぬるとお腹に淫猥な美容をほどこされながら、はふ、とアンリエッタは熱っぽく淫らなため息をつき、余韻に目をほそめた。 「あのさ、姫さま。追加でさっそく『お願い』があるんだけど。えっと、後ろ向いてくれない? 四つんばいになる感じで」 「…………知りませぬ……ばか……」  アンリエッタは思いきり恨めしげにそうは言いながらも、律儀にのろのろと身を起こし、四つんばいになってネコ耳のついた頭をベッドの枕元に向けた。 (やはり、後ろからされるのかしら……)  恥ずかしさに目を固くつぶり、下着に手をかけられるのを待つ。  しかし、才人の気配がベッドから離れたので、目を開けて様子を見る。  彼は部屋の隅で、猫セットの入っていた袋からさらに何かを取りだし、心底嬉しそうにベッドに戻ってきた。  首輪と鎖。 「……………………」  沈黙と硬直以外に選択肢が見つからないアンリエッタの細首に、手早く首輪を装着する才人。  首輪から伸びる頑丈そうな鎖は、短めにしてベッドの枕元の格子に通し、もう片端をアンリエッタの手首にぐるぐると厳重に巻きつけた。  それから才人は、四つんばいからぺたんとベッドにお尻をおろして困惑しているアンリエッタの姿をじろじろ見て、くっ……と感涙し、目頭をおさえた。 212 名前: 猫で女王(女〜録・ラブエロ版3) [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 17:53:35 ID:OviBp73v  つややかな栗色の髪の上にネコ耳。  豊かな胸やくびれた腰は毛皮でわずかに覆われている。尻尾付き。  繊弱なほど細い首に無骨な首輪。  さらに首輪から伸び、ベッドの格子に通されて手首にも巻きつく大きな鎖との対比で、白く華奢な体の繊細さが映える。  被虐美むんむんとでも言うべきか、そんな拘束ネコ耳美少女の姿だった。  ただでさえ匂いたつような危うい色気を発しているアンリエッタだが、このときはさらに……なんというか、ヤバかった。とくに才人にとって。 「ネコ素晴らしい。どーぶつっ娘には首輪だよな。首輪つけるなら鎖も必要だよな」  姫さまソレ最高、と彼は鼻を押さえて上を向きつつ親指を立てる。  アンリエッタは彼の奇行にどう対応していいかわからず、無意識に指で鎖をいじりながら言ってみた。 「あの、猫には普通、鎖をつけないのではと思うのですが……それに、手首まで鎖で縛る必要はないのでは……」  才人は聞いていない。激しく感動に打ち震えつつ、どこかにトリップしている。立派な変態紳士がそこにいた。輝いていた。  それから才人ははっ! と目覚めたように正気にかえり、「じゃ、そろそろ」とアンリエッタの背後に戻ってきた。  才人にうながされて泣きそうになりながら、羞恥心をどうにか殺して四つんばいに戻り、お尻を上げる。  尻尾のついたパンツを脱がされかけ、間をおかれたために心の準備が整っていなかったアンリエッタは慌てて言った。 「ま、待って……」 「待ちません。俺もはやくしたいんで」  却下され、あっさり引きおろされた。  秘部から布地が離れるときヌチャ、と音がしたような気がして、顔が真っ赤になる。 「あ、やっぱりすごい蒸れて熱くなってますよ。糸もいっぱい引いてる」 「そ、そういうことを、言わないでくださいまし! あなたのせいではありませんかっ……え、当たっ……ひっ、んぁ、あああんっ!!」  彼のものをほころびかけた蜜壺に押し当てられ、ぬぬっ、と押し入ってこられる。肘をついて突っ伏した。自然と、お尻のほうが高くなる。  奥近くまで一気に挿れられると、いつも女の肉体が悦んで、声帯を震わせてしまう。  なんでこんなに与えられる快楽に弱いのだろう、とアンリエッタがいつも悩むほど、彼女は感じやすいのだった。 「あ、あふ……いきなりぃ……」 213 名前: 猫で女王(女〜録・ラブエロ版3) [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 17:54:48 ID:OviBp73v  甘い怨嗟を、背後の才人につぶやく。  胎内に彼のものを納めていると、脈動が伝わってきてそれだけで陶然としてしまう。精神と肉体双方のゆるゆるとした快感に、うっとりとひたる。  才人が背中にのしかかるように上体を倒してきて、首筋に唇をつけてきた。  浮かんだ汗の珠を吸われ、その下の肌にまで優しく歯をたてられた。「んっ」と反応し、それから、惜しいと思いつつ首をふった。 「だめです、見える場所にあとが残るのは……明日からまた、公務ですから」 「あ……そうか」  こういうことでは、あっさり引き下がってくれる。  かわりに彼は、前に手を伸ばしてきて、アンリエッタの胸を覆う乳当てをずらし、乳房をあらわにさせた。  四つんばいという体勢で重力にしたがって、ただでさえ大きな乳房が強調される。  爪の先でくしゅくしゅと横の乳肌をくすぐられ、鳥肌がたつような微妙な快感をおぼえた。双乳の下に手をさし込まれ、たぷたぷと揺らされる。  挿入されたまま、時間をかけて胸を愛撫されていく。  張り詰めてきた乳房を、ねっとりとこね回されると甘やかな声が、アンリエッタの喉からごく自然に出てくる。 「アンの大きくて、やーらかいなぁ……指埋まりそう」  感心したように才人がつぶやいた。ぎゅーっと手の形に赤くなるほどわしづかまれて、アンリエッタは喉をそらせ、「んん……」と苦痛と陶酔の入り混じった声をもらす。  喜んでくれるなら、お乳が大きくなってよかった、と考えた。  やがて、ぷっくり膨らんでいた乳首を重点的に責められだした。  乳肌にしたように、爪先で軽くひっかかれる。指の腹を当てられてくにくに押し込まれる。そのような責めすべてに、驚くほど自分の体が反応した。  鎖で拘束された手でシーツをつかみ、首筋まで紅潮させて切れ切れにあえぐ。  胸脂肪がとろけたように気持ちいい。つながったままの腰をもじもじさせてしまいそうになる。  最初は、つながっているだけでも十分だと思えたのに、もう動いてほしくて焦れったくなっている。  いきなり、両乳首を強くひねられて、「あんっ!」と鳴かされてしまう。 「痛かった?」 「……ええ、少し……」 「でも、このくらいのがいいんでしょうに」 「そ、そんなこと言ったことはありませぬ」 「今までのえっちでわかるんですってば。姫さまの体、すごい正直だから」 214 名前: 猫で女王(女〜録・ラブエロ版3) [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 17:55:20 ID:OviBp73v  そう言うと才人は、アンリエッタの肉の薄い背中に顔を寄せてきた。  ついばむようにキスを降らされたり、舌で舐めあげられる。  肩甲骨の下あたりにキス、「ふぁっ」。背骨にそって舌先で舐め上げられ、「ひゃうぅ」。 「……ね? 声出てますって」  彼の言葉に、赤面して黙りこむ。勝ち誇ったような彼も、刺激に弱い自分の体も恨めしかった。  が、背中にキスされながら、先ほどのように乳房全体を乱暴にこねくられると、簡単に声を絞り出されてしまう。  両乳首をつままれてやや痛い程度に揉みつぶされると、痛痒感がそっくり快美感に化けて、もうたまらなくなった。  肩越しに振りむいて、才人を見上げる。小さな舌でちろりと唇をなめ、熱い息で声をつむいだ。 「あ……あの、お乳ばかりでなくて」 「ん?」 「ねえ、そろそろ、動いてくださいまし……?」  言わされるのではなく、自分の意思でおねだりすることに、アンリエッタは羞恥を感じながらもそうせずにいられなかった。  つながった部分から、新たな蜜がとろとろとこぼれている。  意識したからか勝手に括約筋が締まり、きゅっと彼のものを秘肉で食い締めてしまう。  才人が「うわ」と驚いていたが、締めたとなるとアンリエッタ自身もより鮮烈に胎内の肉棒を味わうことになる。  「んっ」と背を反らせ、つながった尻をぶるぶるっと震わせてしまった。 「うわ……大胆なおねだりの仕方ですね……」 「い、今のは違うのですっ! もう……いいから、はやく……」  わかりましたよ、と彼が答えた。  それと同時に、抽送がはじまる。  それほど激しい動きではなかったが、すっかり待ちくたびれていた蜜壺は、雄のものにこすりあげられただけで歓喜にわなないた。 「――ふぁああああぁっ!」  淫らで嬉しげな悲鳴を、気がつくと自分があげていた。アンリエッタは拘束されて突っ伏したまま、とろんとして無意識に尻を高くあげる。  雄の精をねだるための、本能的な姿勢だった。  自然と差しこんだときの結合がより深まり、子宮口まで届く。  一番好きな場所を、丁寧にノックされて、ゆっくりと深い快楽の沼にはまっていく感覚に、ぞわっと毛穴が開いた。  熱い息をはふぅと吐きながら、ゆるんだ笑みを浮かべてしまう。  それから、あわてて言い添えた。 「あ、あのサイト殿、お願いがあるのですが」 215 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 17:55:54 ID:8ME0fVdt 新参でも何でも、物には言い方があるけどねw 注意する場合には特に。 216 名前: 猫で女王(女〜録・ラブエロ版3) [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 17:55:55 ID:OviBp73v 「はい?」 「その……何でも聞くと言いましたが、あまりその、無茶なほど、き、気を……気をやらせないでいただけませんか」 「えー」 「えーではなくて、こ、これは大事な部分です! 毎回毎回、あれでは身がもたないのです! ……休ませてくれるとか、あまり弱いところを……執拗にしないでいただければ」 「……はいはい。まあ俺だって、ときどき自分が変なスイッチ入っちゃうことは心得てますよ。  わかりました、その猫耳姿だけでけっこう満足ですし。じゃほどほどに楽しみますか」 「はい、それなら……ん、ん、奥……コンコンして……それ、快い……」  すっかり安心して、ふたたび才人に身をゆだねきり、与えられる淫楽に没頭する。  奥を責められると、少し時間はかかるけれど深く重い絶頂に通じるのだった。  問題は、連続して責められると底なし沼みたいに出てこれなくなることだが、釘をさしておいたからには才人だって適当に切り上げてくれるだろう。  頭の猫耳がかわいらしくも妙にユーモラスだが、アンリエッタの快楽の受け止め方自体はひどく艶かしかった。本来、愛されて味わう快楽には貪欲な少女といっていい。  彼女を後ろから抱いている才人自身、アンリエッタの肉の薄い背中が、最初の雪のような白からだんだん紅潮してゆき、それが妖艶にくねるのを見るだけで楽しい。 (まあ猫セットと首輪装着させるという目的は達したし、こうなると姫さまを楽しませてやるのもいいか。毎回意地悪するのもアレだし)  そんなことを思いながら、才人はアンリエッタを小刻みに突きあげ続ける。  禁欲中の男なら、聞いただけで気が変になり禁欲を破る決意をするか、悪魔の声と断定して逃げるような、甘い甘い声が部屋に響き続ける。 「ぅぁ……ぁぁん……く、ぅ……」 「くふ、だめ、そこ敏感すぎて……んん……ぁぁ、でも、少しなら……」 「ぁは、あ、すごく、奥が気持ち良くなっております……ね、このまま……」 「あ、ぐりぐりされて、ひぅ、んんっ、あうううっ! ぅぁぁ……今の、いってしまいそうになりました、あ、やだ、もう限界みたい、サイト殿っ、最後はおもいきり動いていいのです、よ?」  すっかり淫楽にトロトロになった声。  言外に最後は激しくしてほしい、と言われ、才人も苦笑してそれに応えようとした。  が、いきなり邪魔が入った。 217 名前: 猫で女王(女〜録・ラブエロ版3) [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 17:56:40 ID:OviBp73v  部屋のドアがノックされ、幼い子供の声が聞こえた。 『おきゃくさまー、うちの犬しりませんか?  またどっかいっちゃってみつからないの。あのこかってに部屋にはいったりするの』  先ほど会話した、この酒場兼宿屋の娘である。  アンリエッタが凍りついた。驚いたからか、ぎゅぅと膣が締まり、才人は「わ、こ、こら」と危うく暴発しそうになった。  才人がドアに向けて答える。 「い、いや、この部屋にはいないよ」 『でもさっき、なにかの鳴き声みたいなのきこえた』  それはアンリエッタの澄んだ嬌声だろう。ネコ耳姿の少女が、羞恥に本物の耳を赤くする。  才人はとっさに言い訳を考えた。  彼でなければ出ない素敵なセリフがこの場で出た。 「いやいや、ここにいるのは猫だから。犬じゃないから」 (サイト殿ーーー!?) 『ねこ、みたい』 「残念だが見せられない。鳴き声で我慢してくれ」  興味津々な幼女の言葉に、変態が頭の沸いた答えを返した。  アンリエッタにささやいてくる。 「姫さま、猫の鳴き真似してください」 「な、な……」 「あの子、鳴き声くらい聞かないとドアの前から動かないかもしれませんよ。  それに、今日は言うこと聞いてくれるんでしょ?」  いろいろと理不尽だったが、幼女に早くどこかに行ってほしいのは確かである。純粋な会話を交わした相手であり、この場面はあまりにも恥ずかしすぎる。  きっと自分たちがなにをしているのかは理解できないだろうが、それでもアンリエッタは自分がここにいることを、どうしても幼女に知られたくなかった。  猫の鳴き真似のほうもかなりキてるが、まだそっちよりはましである。 218 名前: 猫で女王(女〜録・ラブエロ版3) [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 17:57:54 ID:OviBp73v  羞恥に震えながら覚悟をきめて、突っ伏したまま口を開いた。 「な、ナーーーッ」  意外と似ていた。才人が吹きだした。少年にちょっと殺意がわくアンリエッタである。 「いいよいいよー。そのまま続けてて。俺動くから」 「ナーーッ、ニァー……え? っあああああああっ!!」  腰をつかまれ、ずん、と激しく奥を突かれる。中断させられていた快楽が一瞬で再燃し、叫んだ瞬間にグシュグシュと激しく抽送される。  溢れきっていた蜜が、肉棒が引き出されるたびにびゅっと一緒に外にこぼれ、ベッドのシーツにねばり落ちた。 『あの…………?』  下がりきっていた子宮を突き上げられ、一瞬意識が飛びかけた。  快楽の霧が脳裏に流れこみ、肌と同じく桃色に思考が染まる。  それでも、ドアの外の幼女に知られたらと恐怖して、必死で鳴き真似をしようとする。  それなのに奥の、一番弱い部分を連続して叩かれ、むりやりに与えられる肉悦に舌がもつれてしまう。 「にゃ、にゃ、ふあぅ、にゃー! ひぃん、にゃーーっ!」 「あ、すげ締まってきた……ごめん俺、出る」 「だめっ、ぁ、にゃーー! っ!? ひ、んむ、ふぅぅぅぅっ、むーー!」  よだれを噴きこぼしながら、鎖に拘束された手でどうにか口をふさごうとする。  シーツの布に噛み付いて、淫らな声をおさえようとした。  けれど、奥をぐりぐりこじられながらびゅぷっ、びゅ……と射精された瞬間、口を離して叫んでしまっていた。 「ああああああああっ、ああああああーーっ!」  びゅくびゅくと注ぎ込まれる感覚に、うれしげに子宮が収縮し、意思を離れて秘肉全体が肉棒をねっちり食い締め、射精の脈動を受けるたびにきゅ、きゅと肉棒を締めつける。  時間をかけて丹念に積み上げられてきた快楽が、一気に臨界点を超えていた。  長く重い絶頂に汗をふりしぼって、拘束された四つんばいの体をよじりながら、やけくそのように必死に鳴く。 「にゃあああああああー!! にゃぁ、に゛ゃあああああああぁぁーーっ!!!」  もう全然似ていない。  ドアの外で、何をしているのかはわからなくても異様な雰囲気を感じ取ったのか、女の子がパタパタと走って去っていく音が聞こえた。 219 名前: 猫で女王(女〜録・ラブエロ版3) [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 17:59:07 ID:OviBp73v  アンリエッタは上体をベッドに突っ伏したまま、重すぎる快楽の余韻にぴくぴくと震えつつ、絶望感たっぷりにその音を聞いた。 「にゃあぁぁぁ……うぅ、待って……猫です、猫ですから……」  才人が動きを止めて、晴れやかな顔で額の汗をぬぐった。  ふー気持ちよかったー、いいもん見れたし聞けたし。そんな顔である。  が、アンリエッタの様子を見てさすがに顔色を変えた。 「ぅぅ……ひっく、ぐすっ、えっく……えぇん……」  汗まみれで、シーツに顔を埋めてマジ泣き。 「……あ、あの姫さま……なんだかものすごくごめんね……?」 「ひっく、もういやぁ、ここ二度と来ないぃ……!」  子供に戻ったように泣いている。  少々どころではない罪悪感に一気に萎えかけた才人だったが、泣き伏せていたアンリエッタが、地の底から響くような声で言った。 「……もういい……して、思いきりして」 「え?」 「今のことは全部忘れます、お願いだから忘れさせて! 頭まっしろになるまでしてくださいましっ!」  後ろからつながっている才人にはわからないが、アンリエッタの目が据わっていた。  恥辱の極みを軽々と突破し、何かがプッツンしたらしい。  才人がすっと真顔に戻り、ぐっと親指を立てた。なにやら危険な兆候であったが、この体勢ではアンリエッタが気づくよしもない。 「……わかりました。徹底的にやらせてイタダキマス」  受難の、そこからが本番になった。 220 名前: 猫で女王(女〜録・ラブエロ版3) [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 17:59:54 ID:OviBp73v ………………………… ……………… …… 「あ、あひ、イったんです、イきまひたっ、やぁ待って、今やめてっ! ひふっ、またイく、イきます、ぁ、ああああああああーっ!」  朱色に上気して濡れ光る肌に、どっと新たな汗を噴く。  間断なき絶頂に身をもみしぼる。濃密に与えられる肉の悦びに、舌を突き出してよだれをこぼす。  連続絶頂で強制的に快楽を叩きこまれる頭が小刻みに震え、それにあわせて本物の猫のようにネコ耳まで震える。  首輪と手首の鎖がぢゃらんと鳴った。  シーツの上につっぷした上体をくねらせながら、高々と差し上げた尻を抱えこまれてずっと突かれ続けている。 「ゆ、ゆるひてぇ、もういい、もういいのれすっ、  もうじゅうぶんにまっしろになりましたぁっ! イくぅ、あひ、ひぃ、んんんんんんっ………………!!」  手首を拘束する鎖をすがるようににぎりしめ、もうずっと止まらない絶頂に身をわななかせて耐える。  アンリエッタの美しい尻をつかみながら、ぐちゅぐちゅ音を鳴らして奥を小突きつつ、才人は「んー」と生返事。 「いやぁ、俺も三つほどスイッチが入っちゃったらしくて。ごめん、いまさら止まれそうにないです。言われたとおり思いきりやります」  危ないスイッチ、複数あったのか。  とはいえ、そんなことを考えている余裕はアンリエッタにはなかった。  上りつめっぱなしで、泣き叫びながら余計なことを言った自分を恨むばかりである。 「やぁ! とりけしまふ、とりけしまふから! ゆるひてくださいまひっ、あ、またイきまふっ、もぉやあぁっ、んんぅ、あ、いや、いや、あんんっ、あああああぅ……っ!!!  イっへるの止まらなひぃ、もうずっと降りてこられないのっ、こんなの気が変になりまふぅ!」  才人が「そりゃわがままってもんです」と無慈悲なことを言った。 「アンが自分で言っただろ? 最初は『あまりいかせないで』って釘をさしてきたのに、その後で『思いきりして』って。  何度も前言をひるがえすようなことをしてはいけません。というわけでお仕置きかねて限界までやっちゃいましょう」  そう言いながら、絶頂で痙攣しつづけている蜜壺にぐちゅりと根元まで埋め込む。  アンリエッタの紅潮した背中と尻を見下ろし、乱れきった泣き声を聞きながら、温かく濡れた肉が卑猥にからんでくるのを楽しむ。  今夜は前技で一度、アンリエッタの膣内で二度出している。が、どうも自分の興奮もおさまらず、まだまだ出来そうだった。おそるべしネコ耳。 (それにしても姫さまのここ、最初は少し硬いんだけど、何度かいかせてると柔らかく吸い付いて中が動いてくるんだよなぁ。うん、これすげー気持ちいい)  激しく動かすと、抱えこんでいるアンリエッタの尻がビクビクとはね、濡れた肉の鞘がきゅーっと締まって痙攣を直に伝え、才人のものを優しく執拗にしごいてくる。  牝としてのアンリエッタの体は、雄を歓迎しているのだった。  白く濁った愛液と自分の出した精液が混ざったものが、つながっている部分からシーツにふきこぼれていく。 221 名前: 猫で女王(女〜録・ラブエロ版3) [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 18:00:47 ID:OviBp73v  室内はとうに、うっすらピンクに色までついているような、淫らな妖しい空気が充満していた。  少女の甘い匂いと艶かしい泣き叫びが、嗅覚と聴覚を淫靡に愛撫してくる。  そろそろ出すよー、と声をかけて才人がより激しく動き出した。 「あああ、おねがいっ、っあふ、はやく出ひて終わってっ、……ぅあああっ! それ激しすぎますっ、  奥そんなにされるのはらめっ、やや子の部屋をそんなに揺らさないれっ! あああああああああああっ!!!……………………ぁ……」  奥を執拗にいじめられ、ひときわ高く達する。許容量を突破した快感にぶつりと意識が強制終了して、視界がブラックアウトする。  …………が、股間で激感が炸裂して、声をあげて飛び起きる。 「ひあああぁぁぁっ!?!!!!」 「寝ちゃだめだって。こっちもあと少しで出すんだから」 「起きましたっ、起きましたからそれやめへぇっ、ひうぅぅぅっ!!! 寝ませんから!」  才人がつながった部分の前に手をまわし、包皮の戻っていたクリトリスの皮をあらためて剥き上げ、強く揉みほぐしてきたのだった。  目の前が真っ赤に染まったような強すぎる刺激に、歯の根が合わなくなってアンリエッタの舌がこぼれる。  下がっていた腰をまた高く上げさせられて、泣きながらまた真っ赤になった美尻を突き上げられだす。  『隣すごいな』と、部屋の薄い壁をとおして向こう側から感心したような声が聞こえてくるが、それに羞恥をおぼえる余裕もない。  すぐに膣内に三度目の射精を受けて、牝としての幸福感さえある深い絶頂に身を揉みしぼって鳴いた。  装着したネコ耳に神経が通っていれば、それもくたりと倒れていただろう。  はーっ、はーっ……と荒い呼吸をしながら、もう肘をつっぱることもできず、尻を上げたまま上体が完全にベッドに倒れこんだ。シーツの上で汗に濡れた巨乳がくにゃりとつぶれる。  とくんとくんと流れこんでくる男の精を、密着された子宮がすするようにして貪欲に受け入れている。  そのたびに、「殿方の精を授けていただき、ありがとうございました」とばかりに、膣内が浅ましく肉棒に媚びてうねり、奥に引き込むようにねっとりしごいていた。  才人がそれを引き抜いた……が、まだ終わらなかった。 「あんんんんんっ! あぅ、うそ、またするのですかっ!?」  抜いたものの代わりに、才人の指がぽっかりと開いたそこに触れてきた。精液をだらしなく噴きこぼしていた秘穴が、指に反応してきゅっとくわえこむ。 「俺、なんか今日はまだまだできそうですけど、ちょっと回復するまで時間は必要かな。  というわけでまた入れるまで、指でしてあげます」 「い、いやです、ひぅ、んーっ! だめかきまわさないでっ、敏感だからぁ!」 222 名前: 猫で女王(女〜録・ラブエロ版3) [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 18:01:36 ID:OviBp73v  また追い込まれていく感覚に、おびえて後ろを見る。  アンリエッタは拘束された手首の鎖をひっぱり、ガチャガチャと鳴らした。   「せ、せめてわたくしも休ませてっ、お願い、少しだけでいいですから手加減してくださいまし! 気が変になりますっ!」  鎖を引っ張り、肩越しにふり向いて哀願するアンリエッタをしげしげと見て、真顔の才人はぐっ! と親指をたてた。 「姫さま、その格好でそういうことするのは反則です。俺ちょっとブレーキがかかりません」  アンリエッタはもう何を言う気力もないのか、シーツの上にくてりと倒れこんだ。  が、才人があらためて人差し指と中指をそえて膣内に入れてくると、「ひぅん」と弱々しく声をあげて身をはねさせた。  逃げようとする尻を追い回すように、才人は丹念にくちゅくちゅと指で愛撫する。  奥からあふれてくる精液などをかき出し、膣内のさまざまなポイントをさぐっていく。横や上などに触れ、反応を引き出していく。  肉棒ではなかなか当たらない場所。自分でも知らなかった快楽神経の集まる場所をつぎつぎと指で見つけられ、アンリエッタははふ、はふっ、と息を荒げてシーツをかんだ。  何度もくわえたシーツは唾液でべとべとになっている。最後には結局、口を離して快楽を告げてしまうのだが。  このときもやっぱり、右横のポイントを見つけられたときにシーツを離して甘やかに歌わせられた。  あっという間に絶頂寸前まで追い詰められ、耐えきれず飛翔しかけたところでようやく指がそこから離れてくれた。 (あ……ああ、本当に、おかしくなってしまう……)  アンリエッタはとろけきった脳裏で恐怖する。もうずっと絶頂か、その寸前のずっと高いところで、快楽の鎖でつなぎとめられていた。本物の鎖をにぎりしめる。  と、才人の指が恥骨裏のある一点に触れてきた。  黒い電流に腰が震えた。  あまりに正直な反応に、才人がその一点を集中して責めてくる。人差し指と中指の腹で、優しくこすってくる。  猛烈な官能の波に、「ひぃぃっ」と歯を食いしばって耐える。  が、今度の絶頂はちょっと違った。 「んんんんん――な、なにこれ、出る、あ、いや、出ますっ、うううううーっ!!」  潮を強制的に噴かされた。  これまでにも、肉豆や子宮口で絶頂に達したときに、結果として噴いてしまうことはよくあったが、こんな風に『噴かされる』のは初めてだった。  クリトリスの鋭い絶頂感、子宮口の重い絶頂感ともまた違う、とろけた自分自身が噴きだしていく感じ。  才人の指が恥骨裏をこするたびに、潮が尿道を通って出ていく。その感覚に、舌が垂れっぱなしになる。 223 名前: 猫で女王(女〜録・ラブエロ版3) [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 18:02:31 ID:OviBp73v 「あああ、あひっ、ひぃ、なんですか、これ、すごいぃ、くるうぅ……!」  動物の格好で尻を上げて、指で後方に潮を噴かされているという、屈辱的な状況にもかかわらず、完全に体が屈服してしまう。   延々とこすられつづけ、シーツがぐっしょりと濡れていく。 「アンの体ってイキ癖ついちゃってるなぁ、完全に」 「ひんん、あなたにこんな体にされたんですっ、全部あなたのせいれすっ、  恨みますから、一生恨みますからぁ! あひ、ん、やぁあああっ……!」 「抱いてるうちに姫さまが勝手にそうなっちゃったような気がするけど……あ、すごい。  噴くものがなくなってるのに、おしっこの穴ぱくぱくしてイってる」  指で膣内をこすりたてられながら、秘部に口をつけられ、尿道口を吸われた。  アンリエッタは尿道に残っていた潮をジュッと吸い上げられ、ひときわ高く達してしまった。  気が変になりそうな快楽の後、脳裏が完全にドロドロになり、「ぁぁぁ…………ぁぁ……」とうめくことしかできなくなった。  才人が準備できたらしく、そのまま後ろからのしかかってくる。  その前に、と顔の前に指を持ってこられた。  精液と愛液にまみれた指を清めるように言われる。  首をあげて舌を伸ばすと、首輪の鎖がジャラと音をたてた。  この後はまた、延々と突き上げられ続けるのだろう。  本当に、彼の性欲処理用の愛玩動物として飼われている気がしてきて、アンリエッタはどこか陶然とした気分で震える舌をからめ、彼の指を愛しげにしゃぶっていった。 ………………………… ……………… …… 「……ん、これで最後」  結局、膣内で五回も出してしまった。もうさすがに無理だな、と才人はうなずいた。  アンリエッタは射精を受け、とろんとした目で腰をゆすっている。 「…………あ、イくぅ……はいってきておりまひゅぅ……トクトクって……」 「……姫さま、大丈夫?」 「……ふにゃああぁぁ…………あったかいぃ…………」 224 名前: 猫で女王(女〜録・ラブエロ版3) [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 18:03:06 ID:OviBp73v ………………………… ……………… ……  次の日。  なぜか魔法学院の午後の庭で、アニエスと向かい合っている才人だった。 「……あの、アニエスさん」 「なんだ?」 「修行つけてやるって言われましたけど、なんで俺がこれで」  ネコヤナギの枝をふる。ガンダールヴの力を極力出さないようにするため、アニエスに剣を教えてもらうときは木の枝が常だが……へにゃへにゃのネコヤナギの枝は、さすがに木剣がわりにすらならない。  というかその前に。 「アニエスさんは真剣を抜いているんですか!?」 「なぜなら修行というのは嘘で、これは私刑だからだ」 「堂々とリンチ宣言!? というか、仕事ほっといてこんなことしてる暇はないんでは!?」 「問題ない。陛下の護衛だったのだがな……陛下がベッドから起き上がれないので、今日の公務はキャンセルになった。  陛下の御病だが、腰 痛 だ」  ギラリとアニエスの目が、手にした真剣と同じ光を放った。この人殺る気だ、と才人は直感した。 (そ、そういえば姫さま最後のほうピヨってたし、腰完全に抜けて立てないから馬車まで俺がおぶってったし、馬車に乗せてもなんだか燃え尽きてたような……)  ……あれ? なんだか俺、罰を受けてもしょうがないような気がしてきたと才人は冷や汗をたらした。  両眼に「天誅」と書いたアニエスが、ふふふと危ない笑みを漏らした。 「心配するな、魔法治療士を同行した。致命傷以外なら直してくれるそうだ」  は……ははは……と才人は乾いた笑いをもらす。  ちなみに後ろでは、大体の事情を察したルイズとシエスタが、憤怒の表情と冷たい笑みの表情で退路を断っている。  観念しながら、才人は昨夜のアンリエッタの姿を思い返し、幸せな気分で微笑んで親指をぐっ! とたてた。  まあいいさ。悔いることなどない、男の野望のひとつを達成したのだから………… 注・猫に鎖は虐待です。つながないであげてください。

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