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567 名前:サイト×アンリエッタ 1/2[sage] 投稿日:2006/10/28(土) 10:05:01 ID:M4wAFLba
「ん…」
「ここじゃ…まずいんじゃ…」
「野暮な事は…言わないで下さい…」
女王の間。例え城を失ったとしても、女王の玉座がある以上ここは女王の間である。
やはり、一国の主と言うには粗末なもので、石造りの床に絨毯が敷かれ、その絨毯の先に一際立派な玉座がある、だけの部屋である。
本来はそれでも護衛の兵二、三人は配置されている筈だが、今は…
「んふ…」
サイトが玉座に押し込まれるようにして座っていた。
体全体を彼に密着させ、その膝の上に乗り、唇をついばんでいるのはアンリエッタである。
「もう…わたくしに飽きてしまわれたのですか…?」
「いいえ…今でも大好きです…」
「嬉しい…」
本当はすぐにでもドレスを脱いで、全身の肌をサイトに触れあわせたい。
しかし、今は一応公務中だ。それ程の時間は無かった。
「キスだけじゃ…俺…」
「わたくしも…」
もどかしい思いに捕らわれて、二人の制御は徐々に効かなくなって来た。
ただ、水音がいたずらに興奮させていくだけである。
アンリエッタは一度サイトから離れ、長いスカートの下から下着を取り出していく。
サイトからは見えないが、おそらくその中が何も無くなってから、アンリエッタは再びサイトの膝の上に乗る。
568 名前:サイト×アンリエッタ 2/2[sage] 投稿日:2006/10/28(土) 10:06:08 ID:M4wAFLba
サイトの方もチャックを下げ、ソレを取り出して待ち構えていた。
チュプ…
「あん…」
「んぅっ…」
ゆっくりアンリの体温が、サイトのソコに染みていく。
その長いスカートの下で、二人は確かに繋がっているのだ。
「すみません…本当ならお胸を使って差し上げるのに…」
「いえ…これだけで充分です…」
アンリエッタはサイトの肩に手を置き、下から突き上げる熱に身を任せていた。
何より、サイトの顔を見られるのが嬉しかった。
「いつ…」
「…は?」
「いつ…誰が亡くなるのかわかりません…だから…こんな場所でも…」
アンリエッタは弁解したかった。この場所で行為に及んだ事を。ウェールズにしても、ルイズにしても、思いが完全になる前に逝ってしまった。
だから、目の前に愛する存在がいると我慢が出来なかったのだ。
「わかってますよ…」
「あぁんっ!」
アンリエッタの熱が高まっていく。それはすぐ、下半身の締め付けと言う形でサイトに知らせられた。
「俺だけはずっといます」
「あ…ありがとう…」
アンリエッタは常に、中を望む。
孕んでも良いのだ。愛する者との間ならば。そう思っていた。
この時、アンリエッタの頭の中に民の事は無い。
「はぁ…はぁ…」
「ん…」
アンリエッタはサイトの胸に縋るようにして倒れ込んだ。
胸の中にある彼女を、サイトは撫でてやる。
「今日も…」
アンリエッタは上目使いに、サイトの顔を見た。
サイトはその顔を見下ろす。
「今日も…夜は…」
「はい…わかってますよ…」
今だけは軽いキスで応える。
そうされると、アンリエッタは瞼をストンと落とし、サイトの胸の中で眠りにつくのだ。
(女王様…姫様…アン…)
サイトはその寝息を聞きながら、背中を撫でる手を止めなかった。
華奢な、温かで、柔らかな背中。
この後、サイトが状況を思い出し、アンリエッタを起こしたのは五分後の事である。
ルイズが…いないorz
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