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149 名前:オーダー!〜アンリエッタのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/11/09(木) 02:56:56 ID:cxoCkhGv …か、買っちゃった…。 私は、胸に小さな箱を抱いて、街を歩いていた。 これを買い求めたのは、以前に『姿写しの指輪』というマジック・アイテムを買ったのと同じ店。 前の品はしっかりしたものだったし、お値段も、その、手ごろだったから。 正直、今の私では、あまり大きな額を自分のことに使うわけにはいかない。 ちょっとずつ貯めたお金で、私は今胸に抱いている箱の中身を買い求めた。 だ、だって。 やっぱりそれなりに、上手にはなりたいと思う。 もしもう一度機会が巡ってきた時に、彼を満足させられなかったらと思うと、不安になる。 ただでさえ逢う機会の少ない私だ。その機会のたびに、ちゃんと彼を満足させてあげたい。 それに、ルイズに負けるわけにはいかないし! 私は、胸にその小さな箱をしっかりと抱きしめ、王宮への歩を早めた。 その日、才人は貴族年金の受給のために、王都にやってきていた。 いつものように貧乏貴族でごった返す受給所の人ごみを掻き分けて受付にたどり着くと、姓名を名乗り、紋章を見せる。 すると、受付が年金を手渡してくれる、というシステムなのだが。 「シュヴァリエ・サイト。王室から召集がかかっております。年金受給の後、王室までおいでくださいとのことです」 受付がそんな事を言って、トリステイン王室の封蝋がついた封書を手渡してきた。 開けるとその中には先ほど受付が口にしたことと同じ内容の文章が認められている…ような気がした。 「…俺、字読めないって言ってなかったっけ…?」 おそらくこれを認めたのはアンリエッタだろう。 とりあえず才人は、王宮に向かうことにした。 150 名前:オーダー!〜アンリエッタのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/11/09(木) 02:58:57 ID:cxoCkhGv 「すいませんサイト殿、お呼びたてしたりして」 王宮の執務室にやってきた俺を出迎えたのは、予想通りアンリエッタ女王その人だった。 姫様は、優雅な足取りで俺の傍までやってくると、小さな短剣を手渡した。 「大事なことを忘れていたのです。まあ、大事といっても書類上のことですけど。  シュヴァリエになった証に、この書類に血判を押して頂きたいのです」 言って姫様は一枚の書類を差し出してきた。 何事か字が書いてあって、一番下の一行に下線が引いてある。 …血判ってなんだっけ。 俺は必死に自分の記憶を繰る。 …ああ、アレだ、血で指紋を判にするってアレだ。 てことはナニ。この短剣で指切ってここに判押せってこと? なんか痛そうだけど…。 「まあ、それくらいなら」 俺はそう言って、短剣を左のひとさし指に当てる。 …ええい、注射みたいなもんだと思えばっ! 俺は決心すると、短剣を一気に引く。 指先に一本の線が引かれ、そこから血がにじみ出る。 思っていたより痛くない。 ってか、こんなん怪我のうちにも入らんよな、よく考えたら。 俺は、その血が乾かないうちに、紙に指を押し付けた。 紙の上には、俺の指紋が、赤く写しだされた。 「ご苦労様です」 言って、姫様は書類を俺の手から受け取り、そしてまだ血が滲む俺の左手を取ると…。 いきなり咥えた。 ななななななっ!? 「な、なにやってんですかっ!?」 思わず驚く俺。 しかしそんな俺を無視するように、姫様は俺の指先を、咥えたまま舌でぺろぺろと舐めまわす。 あまつさえ、指先をちゅーちゅーと吸い上げたりする。 …な、なんかすっげえヤらしいんですけどっ! 俺が煩悩に負ける寸前、姫様はようやく指から口を離してくれた。 「ごめんなさいね。痛そうだったからつい…」 …いや謝らなくてもいいです。不埒な事を考えた俺の頭脳が悪いのです。 えい、このモグラ頭っ。ダメな子っ。えいえいっ。 なんて俺が脳内で自分のダメな部分をしかりつけていると、突然指先が何かに包まれた。 見ると、水の塊が俺の指先を覆い、そこに血が溶け出していっている。 「今、水の魔法で治療を施しています。すぐ終わりますから」 姫様の言葉どおり、少しすると指先から痛みが消え、その水の塊から抜き出した指先には、傷一つ残っていなかった。 …すごいな、魔法って。 俺が感心していると、姫様は杖を振って、俺の指の治療をしてくれたその水の塊を、机の引き出しから取り出してきた小瓶に入れた。 …消したりするんじゃないんだな。 魔法に関する知識のあまりない俺は、その光景を黙って見ていた。 その後、姫様は仕事だとかって、俺は王宮からの帰路についた。 151 名前:オーダー!〜アンリエッタのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/11/09(木) 03:00:16 ID:cxoCkhGv ば、ばれなくてよかったぁ…。 私はばれるんじゃないかと、ずっと肝を冷やしっぱなしだった。 ちなみに、シュヴァリエの認可書に血判がいるのは本当。 形の上だけとはいえ、一応トリステインに忠誠を誓っていただかないと、王室としても年金を支払うわけにはいかないから。 私はサイトさんの認可書を仕舞い込むと、先ほどの魔法で手に入れた、サイトさんの血液の入った小瓶を手にする。 …認可書は、これを手に入れるための、口実だった。 本当は血判じゃなくても、赤いインクでも十分だったんだけど。 私はその小瓶を眺め、期待に胸を膨らませる。 いよいよ今夜。今夜から。 私の、修行が始まるの…。 その日の執務が終わると、アンリエッタはいそいそと自室に戻っていった。 いつもなら、明日の予定の準備を済ませておくアンリエッタが、その日に限ってそれをせず、すぐに自室に戻った。 疲れているのだろうか、とマザリーニは心配していたが、気にするほどのことでもない、とアニエスがフォローをしていた。 アンリエッタは自室の扉を閉じると、念入りに『ロック』の魔法をかける。 そして、部屋の壁に沿って『サイレンス』の魔法もかける。音が外に漏れないようにするためだ。 魔法を掛け終わると、アンリエッタは、自分のクローゼットから、小さな箱を取り出した。 そこには、大人の指先から肘くらいの人形がニ体、並べられていた。 魔法小人形、スキルニル。 血を吸った相手と全く同じ姿になる、マジック・アイテム。 アンリエッタは箱からその一体を取り出すと、懐に忍ばせていた小瓶の中の液体を、スキルニルにふりかけた。 スキルニルは才人の血液を吸い込み、軽く震える。 そして、光を放ち、むくむくと膨れ上がると…。 そこには、全裸の平賀才人が、立っていた。 一糸纏わぬその姿に、アンリエッタの頬が朱に染まる。 「あ、あの、サイトさん」 恐る恐る声をかけるアンリエッタ。 スキルニルの化けた才人は、自分が全裸であることも気に留めず、 「なんですか?姫様」 と、才人の声で語りかけてくる。 スキルニルは、使用者の望むままの行動を取らせられる。 あの魔法具屋の主人は、そう語っていった。 この才人は、アンリエッタの望むことしか、しないのだ。 アンリエッタはごくり、と喉を鳴らすと、言った。 「ド、ドレスを…ドレスを、脱がせてくださいまし」 152 名前:オーダー!〜アンリエッタのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/11/09(木) 03:00:52 ID:cxoCkhGv ああ、なんてはしたないんでしょう、私…。 私は真っ赤になりながら、全裸のサイトさんのされるがままになる。 サイトさんは私を抱きしめると、そっと背中に手を伸ばし、ドレスの紐を解く。 次にそっとドレスの肩を掴むと、私の腕に沿ってドレスをずり下ろす…。 コルセットに包まれた上半身が、露になる…。 私は恥ずかしくなって、思わず顔を背ける。 …あの時は…あんなに、大胆になれたのに…。 今はどうして?『アン』じゃないから? なんて考えているうちに、サイトさんはドレスのスカートを開き、私を完全にドレスから解放してしまった。 コルセットと、下着だけが、私の身体を夜気に晒すのを防いでいる。 心臓がバクバクと高鳴って、今にも爆発しそう。 そんな私に、サイトさんが不意に言った。 「綺麗だよ、アンリエッタ」 言って…命令もしていないのに、私を抱きしめて、唇を奪う。 使用者の、望むまま。 そう、私はこうしてほしいって、望んでいた…。 私は思わず目的も忘れ、偽りのサイトさんの唇を貪る。 サイトさんは私の背中に手を回すと、今度はコルセットの紐を解いていく。 サイトさんの胸の中で、私の上半身は生まれたままの姿になった。 軽い音をたてて、コルセットは床に転がった。 その音が、私を現実に引き戻した。 そうだ。これは修行。 そのサイトさんは、本物じゃない。 修行、しなきゃ…。 私は確固たる決意を持ってサイトさんから唇を離すと、言った。 「ベッドに、掛けてください」 そう言うと、サイトさんは何も言わずに、ベッドに腰掛ける。 開かれた足の間で…サイトさんが、まっすぐ天井を向いている。 私は、その前に跪くと…そっとサイトさんに、口付けした。 162 名前:オーダー!〜アンリエッタのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/11/09(木) 12:33:49 ID:cxoCkhGv アンリエッタは、必死に才人のモノを舐めていた。 舌でちろちろと先端を舐めまわし、茎に這わせる。 足元で痴態を繰り広げる女王を、才人はじっと眺める。 「そうじゃないですよ、アンリエッタ」 才人が口を開いた。 これも彼女が望んだこと。 上手にできるように、教えてほしい。 才人は、自分を見上げるアンリエッタの薄紫の髪をそっと撫ぜ、言う。 「舌先で、返しの裏側から、裏筋をなぞるように、舐めてください」 言われるまま、アンリエッタは才人の指示したポイントを責める。 才人の背筋がびくん、と反り、そこが彼のツボであることを教える。 「キモチ…いいですか…?」 言って、今度は濡れたその唇で、裏筋を蹂躙するアンリエッタ。 才人は、耐え切れなくなったようにアンリエッタの頭を抱える。 「く、咥えてっ…!」 サイトの声に、アンリエッタはその先端を口に含む。 アンリエッタの口内に広がる、牡の匂い。 「そのままっ…喉まで使って、咥え込んで…」 言われるままに、根元まで才人を飲み込む。 「口を全部使って、動かしてみて…」 そして頭を前後にグラインドさせ、才人を吐き出し、そして飲み込む。 舌を裏側に這わせ、唾液を絡ませ、先端を舐めまわす。 そんな行為を続けていると、不意に才人が、四つん這いになったアンリエッタの腰に手を回した。 「ひゃぁっ!」 サイトさんが、不意に私のお尻を、下着の上から撫ぜた。 突然の刺激に、思わず才人さんから口を離してしまう。 「さ、サイトさんっ?」 しかし私の言葉を…サイトさんは全く聞いていない。 だめ、下着引っ張っちゃだめぇっ! 強く引かれた布が、私の股間に食い込む。 おしりが、おしりが全部、そとにでてるぅ…! 「…姫様にも、キモチよくなってもらわないとね」 サイトさんはそう言って…。 「やぁっ!」 むき出しのおしりの…すじをっ! だめ、ゆびでこすっちゃだめぇっ! 私は必死になって、サイトさんの腰にすがりつく。 自分でしか、排泄の時にしか、いじらないそこを…サイトさんが、指で撫で回す。 あくまで優しく、壊れ物に触れるように…。 163 名前:オーダー!〜アンリエッタのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/11/09(木) 12:35:12 ID:cxoCkhGv 「ふぁっ、ふぁぁっ、あぁっ」 背徳感と快感に、私の喉が踊る。 そこを通るたび…サイトさんは、指を軽く沈めて刺激してくる。 そんなところ…きたないのにっ…ちがうのにっ…。 私の体は、まるでそこが性器であるように、サイトさんの愛撫で感じていた。 おかしいっ、こんなのだめっ…。 「キモチよくない?姫様」 容赦なく降ってくる、サイトさんの言葉。 その言葉に、私の中の黒いものが、蠢き始める。 わたし、こんなの、ほんとはっ…。 シテホシカッタンデショ? ちがうっ…わたしはっ…こんな…。 キモチイイコト、シタクナイノ? そうなの?したいの?わたし…? スナオニナレバ、シテクレル。コレハ、アナタノノゾムモノ。 わたし……わたしは……。 サイトさんにシテほしい。 それが、私の望み。 だから、だから…。 私は、これを、求めた。 「ひゃぁぁぁぁっ!」 一際高い声を上げると、アンリエッタの体が脱力した。 尻への愛撫だけで、アンリエッタは達していた。 荒い息をつき、床の上にへたりこみ、才人の腰に体を預ける。 スキルニルの才人は、そのアンリエッタの身体を持ち上げると、いったん抱き上げて、そしてベッドに横たえた。 荒い息をつくアンリエッタを置いたまま、才人はクローゼットへ向かう。 そして、箱の中のもう一体のスキルニルを取り出すと、床の上に置かれていた小瓶の中の液体を、振りかけた。 血を吸ったスキルニルは…。 もう一人の、才人になっていた。 二人はゆっくりとベッドに歩み寄ると、一人は仰向けに横たわるアンリエッタの頭のほうへ、もう一人は足のほうへ、座り込む。 キングサイズのベッドが軋み、アンリエッタの意識を徐々に覚醒させる。 視界の中の反転した才人の姿に、アンリエッタは自分が仰向けになっていることを自覚する。 164 名前:オーダー!〜アンリエッタのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/11/09(木) 12:36:13 ID:cxoCkhGv 「あ、サイトさん…」 一旦うつ伏せになり、腕を使って身体を起こすアンリエッタ。 その瞬間、その豊満な胸が、扇情的にぷるぷると揺れる。 うつ伏せになったアンリエッタの頭に、正面の才人が手を伸ばす。 そして、そっとその頭に載った、王冠を外す。 「…これを、汚すわけにはいきませんから」 言って、ベッドサイドのテーブルに、王冠を置く。 そして、もう一度アンリエッタの方を向くと、その肩を抱きしめ、身体を起こさせると、唇を奪った。 何度もついばむように、唇を合わせ、舌を絡ませる。 しばらくすると、二人は唇を離した。 「サイトさん…」 アンリエッタの目は、獣欲に濁っていた。 才人が手を離すと、アンリエッタは四つん這いになり、あぐらをかく正面の才人のモノに、顔を寄せる。 「どうすれば、よろしいですか…?」 腕と腕の間で、胸の球が歪み、揺れる。 正面の才人は、そんなアンリエッタの胸を見つめて、言った。 「そのはしたない胸で、挟んでください」 …はしたない…。 私は、はしたない女…。 サイトさんに言われて、私は自分の立場を自覚した。 今、ベッドの上にいる私は、サイトさんを貪ることしか頭にない、淫乱な女だ。 だったら、サイトさんの望むまま、私の望むまま、乱れよう。 私は、目の前でそそり立つサイトさんを、自分の胸の谷間で、挟み込んだ。 サイトさんは、私の胸の谷間にすっぽりとはまり込んだ。 「こ、こうですか…?」 「両手で挟んで、上下に動かしてみて」 私は言われるまま、サイトさんを挟み込み、上下に動かす。 熱い…胸の間が…。 肌と肌の擦れる感覚に、私の思考が揺さ振られる。 しかしサイトさんは容赦なく、次の要求をぶつけてきた。 「動きが悪いですね。姫様のよだれで、濡らしてください」 「…はい、わかりました…」 165 名前:オーダー!〜アンリエッタのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/11/09(木) 12:37:27 ID:cxoCkhGv 私は口の中いっぱいによだれを溜め込むと、胸の隙間から覗くサイトさんめがけて、それを零した。 私のよだれはサイトさんを濡らし、私の胸を濡らし、動きをよくする。 溶ける…胸が…溶けちゃう…。 頭の芯が、どんどん熱くなってくる。 お腹も…熱く…。 私は我慢できなくなって、高く上げた腰を振り、足を擦り付けて股間を刺激する。 たりないよぉ…いじって…。 でも、そんなこと、恥ずかしくて、言えない…。 私は必死になって胸でサイトさんを擦り、目でサイトさんに訴える。 でも、目の前のサイトさんは、私の髪を撫ぜるばかりで、動かない。 …いじわる、しないでぇ…。 そう思った瞬間、股間に衝撃が走った。 「あぅっ!?」 後ろから突然、私を、擦り上げられた…!? 後ろを振り向くと、そこには…。 もう一人の、サイトさんがいた。 …そういえば、スキルニルは、二体、あった…。 これも、私が望んだものなの…? 戸惑っていると、後ろのサイトさんは、容赦なく私の下着をずり下ろした…。 「ふあぁっ!いい、いいのっ!」 「キモチいいよ、姫様っ!」 「こっちも、最高だっ!」 白い液体で体中をベトベトに汚されたアンリエッタが、二人の才人の間で喘ぐ。 正面の才人を胸で責め、後ろから才人に貫かれる。 何度も口で、胸で、性器で、二人の才人を受け止め、アンリエッタの理性は飛んでいた。 獣のように才人を貪り、浴びせられる白い液体に身体を歓喜に震わせる。 胸の隙間から覗いた才人にキスをすると、その瞬間、才人が弾ける。 「あぁっ、かけて、もっとかけてっ…」 突き上げられる快感にアンリエッタの膣が才人に絡みつき、一気に引き抜かれてアンリエッタの望みを叶える。 「やぁ…。あついのぉ…。せなかにぃ…」 脱力した腰を、しかし才人はもう一度責めにかかる。 今度は、アンリエッタを上に跨らせ、下から突き上げる。 「あはっ!おく…おくまでぇ…」 才人の膝に手を置き、自ら腰をグラインドさせ、才人の上で暴れる。 感じるアンリエッタの口を、もう一人の才人の一物が塞ぐ。 「んっ…んぁ…」 そんな才人に、アンリエッタは舌を這わせ、容赦なく吸い上げる。 「ああ、最高だよアンリエッタ!」 「ここも、とろけそうだ…!」 「んんっ、んんんーーー!!」 そして三人は、もう何度目かも分からない、絶頂を迎えた。 166 名前:オーダー!〜アンリエッタのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/11/09(木) 12:38:26 ID:cxoCkhGv …私はルーンを唱え、スキルニルを元に戻す。 …や、やっちゃった…!! 修行のつもりだったのに、途中で歯止めが利かなくなって…。 姿見に映った自分の姿に、一気に頬が染まる。 体中、サイトさんの白いので、べとべとだった。 私はあわてて魔法を使い、身体とそこらじゅうに飛び散った液体を洗い流す。 …だ、だめね、こんなんじゃ。 今度はちゃんと、修行しよう。 本当のサイトさんを満足させられるように、頑張ろう。 …でも。 私の中に生まれた獣が、囁いている…。 …タマニハ、イイヨネ…。 上手に出来るようになったら、本物のサイトさんも一緒に…。 こんなことを考える私は、やっぱり女王失格なのかしら? 〜fin

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