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244 名前:>>200勝手にその後[sage] 投稿日:2006/12/14(木) 17:13:12 ID:Rvs0/42x
「自由に」
「していいんですよ?」
シエスタと揃えた様にそんなことを言いながら、サイトの頬に唇を寄せる。
サイトの手が伸びてきて、ぐっと引き寄せられる。
「サイトさん、…今夜の主役はミス・ヴァリエールですよ?」
え?と横を向くと、サイトの腕をゆっくり振り解きながら面白そうにわたしを見ているシエスタと目が合った。
「お、おう」
「サイトさんって、果報者ですよね。普通だったら二股だって、両方からそっぽ向かれたりしちゃいますよ」
「そ、それを言うなって…」
そう言いながらも、サイトはわたしから目をじっと離さずにいる。
「サイト?」
「あ、うん。…ほんとに良いのか?」
「く、くどいわよっ」
ほ、ほんとはこんな展開になると思わなかったから、心の準備とかまだその…あれだけどっ。
放っておいたら、他の娘がまたちょっかいだしてきそうだし。あのちっこいのとかエルフだとか、…そういえば姫さまも。
「い、犬はご主人様がしっかり面倒を見てあげないとすぐ浮気しちゃんだから、わ、わたしがしっかり繋ぎ止めておいてあげるんだからっ」
「なんだよそれ」
口調は不満げだけれど、目は笑っていた。なんか見透かされているようで悔しいけど。
「ほらほら二人とも、喧嘩しちゃだめですよ?」
シエスタが後ろから抱きしめてくる。この感触は…むぅ、ずるいなぁ。
「あら、ミス・ヴァリエール緊張しているんですか?」
「そ、そんなことないわ」
耳元でくすっと声がした。
「サイトさん、ミス・ヴァリエールは初めてだから…しっかりほぐしてあげましょう」
「あ、ああ」
シ、シエスタってこんなキャラだったの?
246 名前:>>200勝手にその後[sage] 投稿日:2006/12/14(木) 17:13:53 ID:Rvs0/42x
「ひゃん!」
サイトとシエスタに挟まれるようにしてサイトと深いキスをしていると、シエスタが後ろからわたしの胸に触ってきた。
サイトと唇を合わせていられなくて、思わず叫んでしまう。
「あら、もう立ってるみたいですよ?」
「ちょ、ちょっと…んっ」
抗議の声を上げようとするわたしを、サイトが唇で塞ぐ。
シエスタは乳首を直接触るんではなくて、その周りを円を描くようにして撫でてくる。
ぴりぴりするけれど、高みに上るにはちょっと足りない微妙な位置。
虚無の曜日にじゃれあう時、我慢できなくなって最後は自分から擦り付けてしまうのはいつもこの指だった。
前からはサイトの舌。後ろからはシエスタの指と、首筋に唇。
どうしようもなく気持ちいい。うっとりしている間に、シエスタはわたしのシャツのボタンを外して脱がしてしまう。
「ふふふ。ミス・ヴァリエールの肌、すごく綺麗ですね…」
「ひゃ、ちょっとシエスタ待って」
「いーえ。これはお詫びも兼ねているんですよ?」
ほ、ほんとかしら、なんだか楽しんでいる気がするんですけどー。
けれど、何か言う前に今度はサイトが胸に吸い付いてきた。
「やぁっ、吸っちゃだめぇっ」
「本当に肌理が細かくて綺麗な肌…。うらやましいなぁ」
「や、シエスタまでっ」
乳首を強く吸うサイトと、背中を強く吸うシエスタ。前から後ろへ、まるで刺し貫かれるような快感が走る。
サイトの頭を抱えて喘ぐことしかできないわたし。気づけばスカートも取り払われて、残すは一枚の薄い布だけ。
それも、体のうちから漏れてきたもので隠す用を成さなくなっていた。
247 名前:>>200勝手にその後[sage] 投稿日:2006/12/14(木) 17:14:51 ID:Rvs0/42x
ルイズ感じやすくなったよなぁ…。
シエスタが妙に手際がいいのもそうだけど、毎週のアレが予行練習(?)みたいな感じになっていて、感じるところを的確に責められるようになっていたというのもある。
けれど、
「ああっ、やっ、おかしくなっちゃうぅ」
胸だけで仰け反る様にして感じているルイズに、ふとそう思う。
「サイトさん」
耳元に響くシエスタの声に顔を上げると、視線で次の行動を促された。…びっしょりだ。
「はっ、はぁっ…。な、何?……!!!」
ルイズも気づいて足を閉じようとするけれど、そこはシエスタが抑えてしまう。
「や、いやあああぁ…っ」
「あらあら。でもミス・ヴァリエール?いやよいやよもすきのうちという言葉があるんですよ?」
ちょ、そんなのどこで覚えてくるんですか。…まぁ、この際そんなのどうでもいいことではあるが。
最初は下着の上から、塗れて張り付いた部分をなぞる様に指を動かす。
ルイズは今度は口を閉じて頑張っているようだ。…そらなら、とシエスタに目配せする。
シエスタがルイズの首筋に次々とキスマークを付けていく。その一方で両足の動きも封じてくれているので、ゆっくりと反応を見ながら責め立てることが出来る。
二人掛りで一人をってなんかすごく背徳的で燃えるなぁ…。
「…ぅんっ!!!んんーっ」
両手で口を押さえて声は閉じ込めても、鼻息までは止められない。そろそろ限界かな。
ぴくぴくと小刻みに体を震わせて上り詰めようとするルイズに、しかし直前で指を止める。
何でって目をしてる。もちろん、止めるつもりな訳じゃないけど、
「折角なんだから、ルイズの逝くときの声聞かせてくれな?」
「ばっ、んんっ!?」
言い掛けるルイズを今度はシエスタの唇が塞ぐ。なんか、こういう連携って楽しいな。
「ぷはっ、あんっ、二人ともちょっ、あああっ」
「ふふっ、我慢しなくていいんですよ、ミス・ヴァリエール」
「やああっ、あっ、はあっ、だめだめっだめえええええっ」
この瞬間の切ない声と、表情が堪らなく好きだったりする。
全身を引き攣らせて絶叫すると、ルイズはぐったりとシエスタにもたれ掛ってしまった。
「逝っちゃったみたいですね」
シエスタ楽しそう…。
「ほら、サイトさん。濡れてしまったから脱がせてあげないと」
「そ、そうだな」
そんな訳で、最後の部分を覆っている布っぱちに手を伸ばす。あ、そういえば靴下脱がせてなかった…。
ん?
待てよ…。靴下は…。
全裸。なのに、靴下は履いてる。
…やばい。それ、すごくいい。
「サイトさん?」
「シエスタ…」
「は、はい?」
「俺は天才かもしれない」
「どうしたんですか?」
シエスタが戸惑っているが、そんなことは気にしちゃいけない。
「そのまま、ルイズを支えてて」
「え、ええ…」
シエスタにルイズを膝枕させたまま、するするとパンツを降ろす。糸を引いているのが、ものすごくいやらしい。
「あ、靴下も」
「いいんだ」
「え?」
「このままが、いいんだ」
するっと全部脱がせてしまうと…
頬を紅潮させて、荒い息を吐きながらぐったりと寝そべる、ニーソックスだけ履いた美少女の完成…。
…。
…やばいよこれ。
鼻血がでそうだ…。
嘗め回すようにして神の造形を鑑賞していると、シエスタが呆れたように言う。
「サイトさんって…分かってましたけどやっぱり変態さんですね…」
ふ、何を今更っ。
248 名前:>>200勝手にその後[sage] 投稿日:2006/12/14(木) 17:15:36 ID:Rvs0/42x
何だかすーすーする。
ふわふわしたと高いところから降りてくるような余韻に浸っていると、急に股間が心細くなったような気がして、目を開けてみると…。
「えっ?…きゃっ」
い、いつの間にか脱がされてるっ。
慌てて両手でそこを覆い隠すけど…それをじっと見ているサイトと目が合った。
やだ…すっごいえっちな顔してる…。
「もう、隠しちゃだめですよ、ミス・ヴァリエール」
え?と思う暇も無く、手を取り払われる。
「恥ずかしい、そう思うことをわざとやってみるほうがほんとは気持ちよかったりするんですよ?」
「そ、そんなこといわれても…」
「…シエスタも俺のこと言えない気が」
うー、じっくり観察されてる…。顔から火が出そう。
「サイトさん、その…」
「うん。…ルイズ、多分かなり痛いと思うけど…出来るだけ優しくするから」
あ、そうだった。さっきのはその、なるべく痛くないようにするためのもので…。やっぱりすごく痛いのかな。
…ううん、サイトなら痛くてもいいの。
サイトが覆いかぶさってくる。さっきズボンを脱ぐときにチラッと見えたけど、思ってたよりずっと大きかった。あれが…
「あっ」
当たってる。すごく熱いのが、当たってる。
「ルイズ、力を抜いて」
いよいよ、なんだ。
「…うん」
「行くよ」
ゆっくり腰を進めると、途中で少しばかり抵抗を感じた後…ぬるっと根本まで入った。
「くぅっ」
キツい…。先端から根本まで、全体を余すところ無く力いっぱい締め付けてくる。
この肉の感触はしばらくご無沙汰だったから、尚更気持ちいい。苦しいくらいに。
「んぅぅ…」
もしこれが初めてだったら自制が効かなくなりそうな程の快感が頭を貫くけれど、ルイズの苦しげな声とともに僅かに残る理性がそれを押しとどめる。
「だ、大丈夫…動いて、サイト」
健気な言葉にいじらしさを感じながら、そしてそんな可愛いご主人様をこの手に抱きしめられる幸福を噛み締めながら、ゆっくり動く。
こつっと先端が当たる感触と、それと同時にルイズの体が跳ねるような感触と。
それを何度か繰り返して…うねうねと蠢く中をしばらく味わった後、溜まったものを爆発させた。
サイトさんがぶるっと体を震わせて、ミス・ヴァリエールをギュッと抱きしめた。
眉を寄せて苦しそうな表情だけど、今はそうじゃないってことが分かる。…私の時もこんな顔をしてくれていたのかな。
「お、終わったの?」
ミス・ヴァリエールがお腹に手をやって、何かを確かめるように撫でている。私もあの時の、じわって広がってくるような感触は好きだなぁ…。
「うん…、痛かった?」
「だ、大丈夫よこのくらい…。それより、サイトはその…気持ちよかった?」
「えっ」
「わたし、シエスタみたいに胸ないし、体も小さいから気持ちよくなかったらどうしようかなって…」
「そ、そんなこと無いよ。…最高だった」
妬けちゃうなぁ…。でも、サイトさんがミス・ヴァリエールに惹かれたのも分かるような気がした。
「その、すっごいキツくて、柔らかくて」
「ばっ馬鹿、説明しなくていいのっ」
…なんだかちょーっと悔しくなってきたわ。
「サイトさん…私とどっちが良かったですか?」
「え?ちょ、シエスタ?」
サイトさんの頭を抱えて胸に押し付ける。膝の上のミス・ヴァリエールが慌てる。
「ちょっと二人とも苦し…んぅ、サイトぉ?なんか大きくなってきてるんだけど…」
「あ、ごめん…」
249 名前:>>200勝手にその後[sage] 投稿日:2006/12/14(木) 17:16:42 ID:Rvs0/42x
「…はー」
「大丈夫ですか?ミス・ヴァリエール」
「うん…。まだちょっと痛いけど、我慢できないほどじゃないから…。何かが残ってるような感じはまだするけど」
あの後、ミス・ヴァリエールの体を二人で拭いてあげて、…流れ出てくるものを見たサイトさんが元気になってきたから今度は私とその…で。
それを興味津々に見ていたミス・ヴァリエールにもう一度二人で逆襲して、今に至る。
何だか、思ったより激しかったけど…サイトさんも、ミス・ヴァリエールも幸せそうだからいいかな、なんて。
私もだけど。
「ふふ、サイトさんっ」
そう言ってしな垂れかかる。ミス・ヴァリエールがちょっと不満そうな顔をするけれど、同じように反対側からしな垂れかかって…サイトさんも今更慌てること無いのに。
「これからもよろしくお願いしますね…」
そっとキスをした。
「さて諸君。これより、サイト・シュヴァリエ・ド・ヒラガの弾劾を始めたいと思う」
「ちょっとまてぇぇぇ」
朝錬に顔を出したら、いきなり取り囲まれて、気づいたら縛られてるんですけどぉぉっ。
「やかましいっ。君というやつはメイドに手を出しただけじゃ飽き足らず、使い魔という身分で在りながらそれを利用して主人を誑かした挙句、さらには年端も行かない女の子にまで手を出した嫌疑が掛けられている。おとなしくしたまえ」
「ちょ、年端も行かないとか言うけどタバサは同じ学年だろっ」
「見た目の問題なのだよサイト君。さて、君の処遇だが…」
「たいちょー」
「なんだね、マリコルヌ君」
「どのような処分を下すにしろ、まずは事実を知る必要が在ると思われます」
「それで?」
「メイドに手を出した件については先日皆が聞いたとおりですが、主人を誑かした件については報告が上がっておりません。ここは、本人に反論の機会を与えることも踏まえまず話を聞くべきだと思います」
「おお…僕としたことがすっかり忘れていたよ。さてサイト君」
「なんだよ」
「昨晩はどうだった?」
「は?」
「いやなに、君と君の主人との間で何があったのかを、隊長たるものきちんと把握しておかなくてはと思ってね」
こ、こいつ…。
ってか、ずるいぞギーシュ、皆に聞こえるように話せよーってお前らなぁ…。
う、この気配は…。
「水臭いなぁ。別に話したっていいじゃないか、減るもんじゃ…げ、ルイズ!?」
「あんたたち…覚悟は出来てるんでしょうね…?」
ちょ、逃げるにしても縄解いてから…おーい。
「ねぇ犬?」
…ああ、今日の訓練もお休みらしいです(泣
終わり。
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