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日:2006/12/24(日) 20:08:10 ID:4a7WMG3s 「どこでどう間違えたのかしら?」 自分は一線級のトライアングルメイジのはずだし、組んでいるのは世にも稀なスクウェア。 「もうちょっと、日のあたる場所に居てもおかしくないと思うんだけど?」 まるで神でも敵に回したかのようについていない。 「あの使い魔たちと戦ってからねぇ」 まるで世界が彼らのために回っているようだ。 大きく溜息を吐くと、思考を切り替える。 「ま、ぼちぼち行くとするわ」 その名を知られた『土くれ』としてフーケにも意地が有った。 それにしても…… 何だかんだで怪盗稼業は休止中。 相棒にしても、騎士団長は罷免。 あの後仕えたクロムェルは戦死。 ……ぶっちゃけ収入がない。 「なんでわたしが男を養わないといけないのよ……」 貴族育ちのワルドは生活を全般的にフーケに頼っていた。 生活といってもクロムェルの側近としてワルドを追う者達からの逃亡生活。 それも自分の蓄えを食いつぶしながら…… 「あーもうっ、むかつくわねぇ」 騎士としての振る舞いは問題ないかもしれないが、ワルドは……目立った。 スクウェアメイジにして、旧家の御曹司。 「組むには美味しい相手だと思ったんだけどなぁ……」 ぼやいても現実は変化しなかった。 「まぁ……とりあえず『アレ』今日こそどうにかしないとね」 537 名前:2/5[sage] 投稿日:2006/12/24(日) 20:08:42 ID:4a7WMG3s 「ここの宿の食事は今一つだな」 部屋に入ったとたんにワルドに苦情を言われる。 「……そりゃー貴族の口には合わないでしょうけどね」 わがまま貴族ってあの辺の特産品なのかしらね? 自分が逃げているという自覚が無いこの男にも困りものだ。 実際戦えば彼が勝つだろう。 スクエアを打ち負かすのは、そんなに簡単ではない。 それでも戦い続ける等と言うのは実際問題として不可能なのだから、大人しくして欲しいものだ。 「わたし達だってばれ難くすれば、もうちょっと良い宿だって取れるんだからっ……」 何度も何度も頼んでいる事をもう一度頼む。 「さっさと『ソレ』どうにかしなさい」 わたしが持っているのは髭剃り。 そう……この男、逃亡中なのに見かけを触るのをとことん嫌がった。 「むぅ……しかしな、フーケ……ヒゲを剃るのは……」 「あー、もう、むっさっくるしいっ、さっさと剃れ」 「なっ……貴様、ヒゲの魅力が分からんのか?」 なんでそんなに自信満々かあんたはっ 「騎士隊長だった頃等は、『ワルドさま〜おヒゲが素敵〜』と言われていたんだぞぉぉぉ」 いやそれ、ヒゲじゃなくて、スクウェアとか団長とか顔とか見てたから、絶対。 白けた視線で見つめ続けると、ワルドが口を滑らせた。 「ふっ、おヒゲの魅力も分からんから、未だに一人身なのだ、未熟者」 頭の奥で何かが切れそうになる。 「大体だな、作中に一人しかいない僕の様なスクウェアは必ず出番が回ってくるはずだ、 山のよーに居て商品価値の少ないトライアングルなどが、僕に意見するなど……」 …………へー 「スクウェアに相応しい、囚われた貴婦人の救出とか、出番さえ…… 出番さえ有れば僕はまた作品に復帰できるんだっ」 萌えなスクウェアでも出て、あんたの出番がまったくなくなる可能性とか考えないのねー そんな事を考えながら視線だけ動かして杖の位置を確認。 懐にしまっていた杖を取り出して一振り。 未だにベットの中に居たワルドの手足がベットに拘束される。 「ちょ……なんだ?これ?おいっフーケっ!!」 「動くと……綺麗なお顔に傷がつくわよ?」 剃刀を構えながらジリジリとワルドに近づく。 「やめろぉぉぉぉフーケぇぇぇ、ぶっとばすぞぉぉぉ」 ふん、杖の無いメイジなんて、トライアングルでもスクウェアでも同じよね。 もう一度杖を振って、身動き取れ一つ取れないように拘束。 「変装のバリエーションが殆ど無いでしょうが、今はっ、ほーらきれいきれいしましょーねぇ」 喋ることすら出来ないワルドのヒゲを…… ジョリ (ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ) 538 名前:3/5[sage] 投稿日:2006/12/24(日) 20:09:14 ID:4a7WMG3s ヒゲ……僕のおヒゲ……素敵な素敵な僕のおヒゲ。 つるつる…… 「こ……こんな……こんな屈辱……」 部屋代の節約の為に、夫婦扱いで同室に泊まっているフーケを睨む。 「……すかー」 ……寝てるし。 食事もせず、精神崩壊から立ち直ったのはついさっき。 すっかり日も暮れている。 「フーケめぇぇぇぇぇ、この屈辱……どうしてくれよう……」 僕はしっかりと杖を握る。 さっきもコレさえ有ればっ……ヒゲを……おヒゲを守れたのに。 「すまないっ……僕のおヒゲ……」 いや……後悔の涙を流すよりも……今は…… 「復讐だ……フーケ……貴様の……貴様のおヒゲもっっっ」 ※フーケにヒゲは有りませんでした。 「何だとぉぉぉ、この卑怯者めぇぇぇぇ」 「んー、もう……うるわいねぇ、さっさと寝なさい」 し、しかも熟睡する気満々だとぉぉぉ。 ゆ、許せん…… 「ユビキタス、デル、ウィンデ……」 四人の分身が現れ、フーケを囲む。 「ゆけ」 布団を剥いで、一人一人が手足を取り押さえる。 「きゃっ……え?ちょっと……なにこれ?」 ふん、今更遅いわぁ 「復讐だ……フーケ……」 そう聞いても何の事か分からないフーケが叫びだす。 「ちょっと……どーゆーつもり?感謝されても復讐される覚えは無いわよ」 「恨みというのは、した側に覚えが無くとも……された側には……」 五人そろって重々しく頷くと、流石にフーケも自信が無くなって来た様だった。 「え……ごめ……なんかした?」 そう言いながら見回すと、五人のワルドに血走った目で睨まれる。 恐怖の余り黙り込むフーケを見下ろしながら、僕は考えていた。 (復讐って……なにしよ?) 539 名前:4/5[sage] 投稿日:2006/12/24(日) 20:09:45 ID:4a7WMG3s 「おぃ、本体」 「何だ?ワルドD」 「いい案がないなら、まずは僕の案に従ってもらおう」 残りの分身たちと目を見合わせ、無言で頷くとワルドDは杖でフーケの寝巻きを切り裂いた。 「ひっ……やあぁぁぁぁぁぁ」 なるほど…… 「僕たちの羞恥を味わってもらうのだな?」 「その通りだ」 おヒゲが無く顔を風に晒すのは、服が無いのに等しい。 深い、深いぞワルドD、流石は僕だっ。 「では次は僕だな」 「おぉワルドCお前も何か……」 にっこりと魅力的な笑顔を浮かべたワルドCは今度は下着を切り裂いて、フーケを生まれたままの姿にした。 「やぁぁぁぁっっ、ごめんなさいっ、ごめんなさいっ、見ないでっっっ」 フーケも必死に暴れているが、男四人に押さえられていて動けるはずも無い。 「ここからは僕の出番だな」 足を押さえていたワルドBが言い放った。 ワルドCとBは目と目だけで会話しながら、ワルドBに…… 「剃刀だとっっっっ」 「その通りだ、本体、目には目を、歯には歯を、じょりじょりには……」 そうか…… 「「「「じょりじょりを……」」」」 「ひっ……何?何なのぉぉぉ?もっ、やぁぁぁ」 いつの間にかワルドAは石鹸水を持っていた。 「スクウェアたる僕に掛かれば、この程度の錬金等容易いこと」 流石だ…………流石僕っ。 十分に泡立っている石鹸水をフーケの陰毛に絡ませる。 「ひっっ、何?何してるのよっ……止めてよぉ……」 ふん、今更……剃ったヒゲは戻らぬのだ!! 闇の中剃刀の刃が煌く。 フーケの目にもそれは映ったようだった。 「は、刃ものっ?やぁっ、ごめんなさいっ、なんだかわからないけどっ、謝るからぁ」 分身たちとこそこそと話す。 「どうする?」 「いや……妙ーに興奮してこないか?」 「おぅ、ちょっと……今更止まらないよな?」 「んじゃ、続行で〜」 「うむ」 五人の視線が集まる中、フーケの身体は更に生まれたままの姿に近づいていった。 540 名前:5/5[sage] 投稿日:2006/12/24(日) 20:10:18 ID:4a7WMG3s 「ひっく……うぇ……ごめ……ゆるし……」 つるつるだった。 混乱したフーケが暴れたが、力ずくで取り押さえ綺麗に剃り上げる。 ………… 五人とも何も言わず、目を見交わす。 無言の室内に、フーケの泣き声だけが響いていた。 (どうする?) (じょりじょりにはじょりじょり……復讐は終わりだろう) (しかし……) (そう……しかし……) 「続行だ」 俺の意見に分身たちも異論は無い様だった。 旅の間、合意の上で何度か味わったフーケの身体だったが…… 五人が一斉に右手を伸ばす。 「ひっ……もう……これ以上は……」 怯えるフーケに快感を与えるため、今までの経験を総動員しフーケの感じる所を一斉に責める。 「ちょっ……やぁっ、手っ……沢山っっっだめぇえぇぇぇ」 フーケの悲鳴を聞くのが楽しくなり始めていた。 おや? 「フーケ……これ、石鹸水じゃないな?」 触り始めた所だ……そんな筈は無かったが……あえて確認すると目が逸らされる。 そうか……では止める必要もないわけだ。 「お互い楽しむとしようか?」 「ちょ……楽しく無いっ!!楽しく無いんだからぁぁぁ!!」 悲鳴を上げるフーケの口を分身の一人が唇で黙らせた。 涙を流しながら顔を反らそうとしていたが、くぐもった声しか聞こえてこない。 いよいよ楽しくなってきた僕達のうちの二人が胸にしゃぶりつく。 「ひぅ……止めなさいよぉ、このマザコンっ……」 なんで、そゆ事言うかな? 責めがきつくなるの分かっているだろうに……それとも…… 「もっと苛めて欲しいようだな……行くぞ?」 「「「「おうっ!!」」」」 「だめっ、本当にやめてよっっっ」 五人に圧し掛かられるフーケに自由などあるはずも無く。 「3,4回だけだから」 「十分きついわよっ、ばかぁぁぁぁぁ」 また馬鹿といったな…… 「因みに一人頭だからな?」 真っ青に成りながらもまだ抵抗するフーケの中に僕は無理矢理押し入った。

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