ゼロの保管庫 別館

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755 名前:アンリエッタの野望1[sage] 投稿日:2006/08/10(木) 01:51:05 ID:9fYWHo9Y アンリエッタの頼みを引き受けはるばるアルビオンまで苦難の旅をしてきた。

あのウェールズはもう覚悟を決めている。私では引き留められない。 ルイズは泣いていた。アンリエッタはきっと彼を亡命させたいと考えていた。 あわよくば同盟が成らずとも、彼と一人の女として恋を望むと・・。決して言葉には出さなかったけど。

ふと気づいた。譲り受けた水の指輪が光っている。 「あれ、なんだろこれ」 涙をぬぐいながら、注意深く観察する。

だんだんと光度が増していく。瞬間はじけたように光を放った。 (あれ。私どうしたの?) 自分の体なのに自分で動かせない。夢で客観的に自分の行動を見ているような感覚に襲われる。

「んっ。私がここにいるということはウェールズと会ってくれたのね」 (私がしゃべった) 「そう。彼の覚悟は固いのね。ごめんなさい、ルイズ。これが最後のチャンスかもしれないから・・」 声の主は申し訳なさそうに謝った。

廊下でばったりと才人と会う。 「あなたは使い魔の・・・」 「ルイズ。明日イーグル号が非戦闘員を乗せて出航するそうだ。俺達もそれに乗って帰っていいそうだ。」 「そう。付いてきなさい。最後の説得に参ります」

部屋に目通りを許されたルイズは開口一番に、 「ウェールズ、本当に考え直していただけませんか」 彼はちょっと不審そうな眼を向けて、 「くどい様だが、私にも私の信念がある。もう引き返せるところではないのだよ。」 と決意は変わらない旨を伝えた。

「そう。」 ルイズは残念そうに俯くと、覚悟を決めて顔を上げる。 「それでは私を抱いてもらえませんか。」 (な、な、なんですって!!!!)

えっ!? 才人とウェールズはルイズに視線を注ぐ。 「ご主人様、それはどういうことですか?」 「使い魔は黙ってなさい」 「はい・・・」 (こらバカ才人!はいじゃないでしょ!) ウェールズも困惑したように真意を尋ねる。 「ルイズ、いったい君は何を考えているのかな?」

ルイズは水の指輪をそっと見せる。 ウェールズの顔色が変わる。 「君は・・・!」

784 名前:アンリエッタの野望2[sage] 投稿日:2006/08/11(金) 01:23:02 ID:mJtQyOhF 「アンリエッタか」 ウェールズはそう呟くと少し顔を曇らせた。

「人の体を乗っ取るような真似をしてまで私に会おうなどとは・・。君も王族の一員ならわかる筈だ。それは大使としてここまでやって来たヴァリエール殿にとっても失礼極まりないことだ」 「そのうえ彼女の体を使って僕に抱かれたいなどと。それをやってしまってはもう彼女とは元の関係に戻れないのだぞ」 (そ、そ、そそうよ。さすがウェールズ様だわ。) 意識ははっきりしているのにルイズは体を動かせない。いや、むしろ自分の体が自ら認識できる他人のように見える。あれは双子の姉ではないかという気さえしてくるのである。

アンリエッタ−体はルイズ−の目から涙がこぼれ落ちる。 「あなたは・・・どうして残る者のことを少しでも考えてくださらないのです!」 「もしも今ここであなたから何も授かれないとあらば、あなたを恋い慕ったアンリエッタはどこに行ってしまうのでしょう。ルイズには悪いことを・・と思っております。彼女からの絶縁も覚悟の上です」 「それでも、今あなたへの想いを、うっっ」 熱弁しているうちに嗚咽まじりになってくる。自らの不義理、ルイズへの悔恨の思いがこみ上げてきたのだろうか。 (アンリエッタ・・。あなたそうまでして、ウェールズ様との思いを果たそうというのね。あぁ。私の体を使って想いを遂げて!それであなたが満足できるのなら・・・) (なーんて言うわけないじゃない!早くっ、早く私の体を返しなさい!) イメージの中で自らの体を揺さぶる。

その時、ルイズは見てしまった。アンリエッタ−ルイズ−の目に宿る狂気の光を。

泣き終えたアンリエッタは立ち上がり、ウェールズを真正面から見据える。 「アンリエッタ。ヴァリエール殿にその体を返しなさい。君はそんな子じゃなかったはずだ。」 「もう、、この期に及んでそんなこと言わないで!私はあなたさえいればほかに何もいらなかったの。なのに、、、」

アンリエッタは水の指輪を掲げる。ウェールズが怯む。 「むっ、アンリエッタ!何を!」

「ローズ・コマンダー!(誘惑の支配者)」 土と水を組み合わせた高等呪文。指輪の力で増幅し、王族の魔力で打ち出した支配の魔術。ウェールズは油断していた、まさかアンリエッタに魔術を仕掛けられるとは夢にも思っていなかったのだ。

かくして彼は魔術の支配下に置かれた。ローズ・コマンダーは一言で言えば術者に惚れさせてその命令に服従させる魔術である。 アンリエッタは最後の手段としてこの魔術によって目的を果たそうと考えていたのであった。しかし、転生という大魔術を行使している身である。当然の副作用もあった。

「うっ。転生の魔術が・・安定しない。後、2時間もてばいいほうかしら。でも2時間あれば」 「さぁ、ウェールズ様!私を抱いてください。あなたのぬくもりを私に感じさせて・・」 (こらー!人の体で勝手に盛り上がるなー)

逆らえないウェールズがよろよろとアンリエッタに近づく。 「ちょっとまったー!」 皆が一斉に振り返る。そこにいたのはーーー!

ワルドだった。 (ワルド!お願い、二人を止めてー!) 「お話は聞かせていただきました、姫様。しかし、ルイズは私の婚約者。姫様といえども勝手に傷物にされては困ります。」 アンリエッタは戸惑った。もう残された魔力は少なく、ワルドに対して打つ手がない。 ワルドは笑みを浮かべる。 「しかし、姫様の心中も痛いほど察します。そこで提案があります。私、ワルドとウェールズ殿下、そして姫様の3人でSEXをするというのはどうでしょうか。」 「婚約者である私は前の穴を、姫様とウェールズ殿下には後ろの穴で楽しんでいただく。そうであれば、姫様の想いも果たせ、私としてもルイズを守ることができる。」

いかがでしょうか?というように流し目を送る。

ルイズは−−−−−−−こけていた。 (な、な、な、なんですって。ワルド、この変態!鬼畜!) 完全に夢から醒めた、ルイズはワルドに不審の眼を向けていた。

785 名前:惚れ薬[sage] 投稿日:2006/08/11(金) 01:31:56 ID:UxIdAHEN サイトが惚れ薬を飲んでしまった 「(・・・こいついつ惚れ薬の効果切れんの、もう1週間立つじゃない)」 「ルイズ?どうしたの?」 「あ、いや、ちょっと考え事してただけよ」 「・・・考え事してたときのルイズもかわいかったよ」 「・・・あっそ」 「お姫様抱っこしたいな、ルイズやっていい?」 「ま、またしょーもないことを・・・まぁいいわよ」 「じゃあ遠慮なく・・・うわ、ルイズ軽いなー、キスしていい?」 「はいはい・・勝手にすればいいでしょ」 「じゃあするね、んー」 その時サイトの惚れ薬が切れた ルイズが床に落ちた 「痛!何やってんのよ!!危ないじゃない!!」 「るるるる、ルイズ何やってんだお前!!」 「ふぇ?」 「な、なに俺にお姫様抱っこみたいなことさせてんだよ・・・」 「ちょ、そそそれはあんたが薬を飲んで・・・」 「薬・・・?何の薬だよ」 「あんた何も覚えてないの!?惚れ薬を飲んであんたは私に・・」 「私に?」 「わ、私にめ、めめめめめ、メロメロだったんだから!」 「はぁ?」 「ああああ!このバカ使い魔!記憶も無いなんて・・・・」 「ご、ご主人様・・具体的にどんなことを・・・」 「キスを30分に一回要求したり、抱きしめてきたり・・・  け、けけけ結婚しろとまで言われたわ!」 「・・・・ルイズ」 「あによ」 「それは惚れ薬じゃない、素直にさせる薬だ」 「ふぇ?」 「・・今ルイズが言った俺の行動、全部俺の・・・よ・・欲求だ・・」 「な、ななな・・・じ、じゃああんた私と結婚したいと思ってるの?」 「・・・・うん」 「あ、あんたは平民よ!私は貴族なの!!貴族が平民と結婚だなんて・・」 「ルイズ・・・・ぐすん」 「い、いや、あのそうじゃなくて・・・  そ、そうよ!あんたが貴族になればいいのよ!それが無理なら私が平民になれば!」 「え・・それってルイズも俺のこと・・」 「ち、違うわよ!こ、これはあんたを・・・うー・・えーとその・・」 「まぁとにかくもうモモンガの出す飲み物は飲まないようにするよ  ルイズの時と同じように多分飲み物に薬混ざってたんでしょ」 「多分そうね、というかモンモンでしょ」 「モンモラシーじゃないの」 「ああ、モンモラシーね」

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