ゼロの保管庫 別館

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だれでも歓迎! 編集

259 名前:1/7[sage] 投稿日:2007/01/02(火) 05:07:35 ID:4MIKXLLy 「あら、シエスタ出戻り?」 部屋に戻っただけで、冷やかされる。 「違いますっ、片付けに来ただけです」 サイトさんの部屋で暮らす様になってから、少しづつ荷物を運んでいるけど…… 「そーよねー、早く何とかしてね」 うぅプレッシャー。 捨てるものを捨てたりはしているけれど、なかなか片付かない。 サイトさんの部屋にそんなにたくさん荷物置かせてもらうわけには行かないし…… 困り果てたわたしを見かねて、優しい声も聞こえてくるけど。 「冗談だからねシエスタ、荷物くらい好きにしたらいいから」 そう言われても、共有スペースを占有してるのも申し訳ない。 暇を見て片付けても、片付けってなかなか…… 「あ、コレ……ごめんっ、また片付けにくるからっ」 「はいはい、何時でもいらっしゃいな」 仕事での片付けでは優秀なメイドも、私物の片付けは下手だったりするのねー 元ルームメイトの呟きを後に、シエスタはサイトの元に駆け去った。

260 名前:2/7[sage] 投稿日:2007/01/02(火) 05:08:06 ID:4MIKXLLy 「サイトさんっ」 シエスタが部屋に飛び込んでくる。 いつもは(基本的に)礼儀正しいシエスタが、ノックもせずにしかも。 「こっこれっ、見てくださいっ」 息が切れている所を見ると、廊下を走ってきたのかもしれない。 一抱え有る木の箱を、嬉しそうに俺に見せてくる。 中身は…… 「布?」 綺麗な布、そう見えた。 「違いますよ、サイトさん……えっと、これはですねぇ」 うきうきとシエスタが説明をしようとしたが、ちょっと悩んで辺りを見回した。 「ミス・ヴァリエールは?」 「買い物、街まで出てるよ、魔法具屋の閉店セールが有るんだって」 目の色を変えたキュルケやモンモランシーと一緒に、タバサを引っ張ってた。 使い魔が優秀ってだけで、可哀想なタバサ。 ルイズにしても、先週配られていたというチラシを熱心に読んでいた。 あれは……時間掛かるだろうなぁ…… 荷物持ちに呼ばれかけたので、逃げるのに一苦労だった。 「じゃ、じゃあ、暫く戻りませんよね?」 バーゲンだ、なんだに出かけて、直ぐ帰ってくる……滅多に居ないだろうな。 「多分、暫く帰ってこないよ。往復だけでもかなり掛かるし」 俺の返事に表情を輝かせたシエスタに、部屋の外に追い出された。 なんでも、 「いいって言うまで、覗いちゃだめですよ?」 だ、そうだ…… 覗こうかな? しかし、鶴になって飛び去られると困るしな。 などと馬鹿なことを考えていると、部屋の中からバサバサと音が聞こえてくる。 ……脱いでるんだよな? ドアを薄く開けて中を覗く。 脱ぐと凄いシエスタの身体が良く見えた。 『おぉぉぉぉぉぉ』 覗いていることを知らないシエスタの手が下着に掛かる。 『おしゃあぁぁぁぁぁ』 こぶしを握りしめていると、背後から声が掛かる。 「君は自分の部屋の前で何をしているんだ?」 『ギーーーーシュ、貴様っ』 なんて時に……顔で笑って心で泣いて、立ち上がった。 「やあ、親友何かようか?」 『用事がないなら、さっさと消えてくれ、親友』 しかし、心の声は届かなかった。 「いや、用事と言うか……なんだかいい予感がしてな」 ……この獣。 「ギーシュお前の相手をしたいのは山々なんだが、俺には用事があるんだ。すまんな」 背後から聞こえるシュルっだの、キュだのに妄想を掻き立てられながら、 『早く消えてくれぇぇぇぇ』 ギーシュを睨みつける。 「……覗きなら、僕にも見せたまえよ……親友」 ……こいつっ……気づいてやがったか。 だがっ…… 「断る!!」 シエスタの着替えを覗いて良いのは、ただ一人っ!俺だけだっ!! (覗きは犯罪です) 俺は素手、ギーシュはニヤリと笑って杖を取り出す。 「いいのか?詠唱が聞かれたら……」 愕然としたギーシュと、目と目で語り合う。 『行くぜっ!!』 『負けられない戦いがあるんだぁぁぁ!』 かくして、トリスティン史上もっとも静かな戦いが開始された。

261 名前:3/7[sage] 投稿日:2007/01/02(火) 05:08:43 ID:4MIKXLLy 『強いっ!!』 『ふっ、サイト、かかっているものが違うのだよっ、いつでも覗ける貴様とはっ』 ギーシュとは思えない多彩な技に翻弄される。 音が立つため、殴ることも出来ない……故に。 『ぐはっ……』 ギーシュの腕が俺の喉に絡みつく。 そのまま俺の背後に回りこみ、頚動脈を絞める。 『さ……せる……かぁぁぁ』 左の貫き手を……ギーシュの顔に突きこむ。 狙うのは目。 慌てて飛び退いたギーシュと、距離を取って睨み合う。 『……ギーシュ、女が掛かっている時のコイツがこれほどとは……』 『サイト……伊達にシュヴァリエでは無い様だな』 不敵に笑うギーシュの隙を窺う。 ギーシュもこちらから目をそらさない。 隙を見せた方が負ける。 極限の集中。 激しく動いているわけではないのに、額に汗が浮かぶ。 どれくらい時が流れただろう…… 決める!!お互いの思いが通じ合う。 『……いくぞ……サイト!!』 『来いっ、ギーシュ!!』 「サイトさーん、入っていいですよー」 ギィィィィシュ……貴様が余計なことを…… 至福の時が終わったじゃないかぁぁぁぁ 一言言ってやろうと、ギーシュに近づくが……反応がない。 「こいつ……真っ白に……燃え尽きてやがる……」 立ったまま気絶しているギーシュに敬意を表し、俺はドアを…… 「「うおぉぉぉぉぉ」」 ドアを開いた瞬間、燃え尽きたはずのギーシュは蘇り、 俺の理性は燃え上がった。 「こっ、これはぁぁぁぁぁ」 「えへへ、どうです?似合いますか?」 ―――――振袖 ハルケギニアで見れるとは…… 「ひいおじいちゃんが作ったんですよー、サイトさんに見せようと思って学院に持ち込んでたんですけど機会がなくって」 そう言いながら、くるりと一周してみせる。 「よろしく?でしたっけ?」 「いやっ、その服の時はいらないからっ」 ふと気がついてギーシュを見る。 ……三歩下がって、助走を付けて…… 「これは俺のだぁぁぁ、見るなぁぁぁ」 「げほぉ」 腹にルイズ直伝の飛び蹴り、習ったわけじゃないけど。 廊下の端まで飛んだのを確認してから、シエスタの待つ部屋に入った。

262 名前:4/7[sage] 投稿日:2007/01/02(火) 05:09:15 ID:4MIKXLLy 「今日はこれ着たままお世話しますねー」 俺の目が釘付けなのが嬉しいのか、シエスタが笑っている。 因みに俺はその数倍笑って……訂正、にやけている。 「あ、でも、汚しちゃ駄目だからお掃除できないですけど」 「まったく問題ありません!!」 掃除くらい俺がする。 「ひいおじいちゃん、故郷の服を着て欲しいって、苦労してこれ作ったんですって」 じーさん、GJ!! あんたの苦労は無駄にしないぜっ。 「綺麗ですよね?小さい頃に着付けを習うんですよ、家の伝統です」 ……シエスタのじーさん……着物の着付けできたんだ……ずげぇぜ 何の用意も無しに異世界で着物を作る男。 ……生きていたら語り合いたかった…… 「サイトさん喜んでくれるかなっ、て……どうです?」 喜んでます、こっちでこれが見れるとは。 「お掃除とか出来ないから……飲み物の準備くらいしか出来ませんけど」 お茶、と言うわけはいかないが、シエスタが…… 「ワイン?」 「はい、ひいおじいちゃんは祝い事の時には飲むもんだって」 あー居る居る、そんな親戚。 「祝い事のときに着る服らしいので……サイトさん飲みますか?」 とりあえず入れてみたんだね…… 振袖に、お盆に、ワイングラス…… ミスマッチだが、着ている子が可愛いと大概の問題は無視できる。 折角なので飲もうかとシエスタに歩み寄る。 ……が、俺のほうにお盆を差し出すシエスタを見て、悪戯心が騒ぎ出した 「シエスタ……この服汚しちゃ駄目なんだよな?」 「はい、ひいおじいちゃんの形見ですし、……もう作れませんから」 そんな服を着て、お盆にはワイングラス……つまり 「今動けないんだね?シエスタ」 「え?」 素早くシエスタの後ろに回りこむと、右手を衿の所に差し込む。 「ちょっ、サイトさんっ、駄目ですっ」 当然無視。 本物ならもっと硬く締めているんだろうけど、シエスタの和服は触りやすく出来ていた。強引に服と肌の間に手を差し込んで、目的地に。 柔らかい胸を掻き分けて、先端に辿り着く。 指先で柔らかく責めていると、段々硬くなってきた。 「……だめ…………だめですぅ、サイトさぁん」 お盆の上でワイングラスがカタカタと揺れていた。 「シエスタほら、ちゃんと立たないと」 お盆の上を見て、シエスタは慌てて背筋を伸ばす。 俺の思い通りに。 触りやすくなったので、硬くなった乳首を二本の指で摘む。 「ひぅ……だめぇ、ひいおじいちゃんの……ひいおじいちゃんのぉ……」 何とかして逃れようとしているが、シエスタは身動きできない。 逃げる事も出来ないことが、却ってシエスタの感度をいつもより高めていた。 「ルイズも当分帰ってこないし、じーっくり可愛がるからな、シエスタ」 耳元で囁く俺の声に、赤くなったシエスタは小さく頷いた。

263 名前:5/7[sage] 投稿日:2007/01/02(火) 05:09:55 ID:4MIKXLLy ……これは、やらないとなぁ。 たっぷりと胸を苛めた後、お盆をテーブルに置いてその場に座り込んでしまったシエスタを無理矢理立たせる。 「サイト……さん?」 ふらふらと立ち上がったシエスタの帯を掴む。 「だめっ、伸びちゃう、だめですってばぁ」 ふっふっふ、そんなことはどうでも良い。 「シエスタ、これを着た以上、やらねば成らないことが有るんだ」 たぶんひいじいちゃんもやってる。 帯の端を握って、力いっぱい引いた。 「ほーら、良いではないか、良いではないぁぁぁぁ」 まさかハルケギニアに来て夢がかなうなんて…… 「あ〜れ〜」 独楽の様にくるくる回りながら、シエスタがベットに崩れ落ちる。 「サイトさ〜ん、目が回って、くらくらしますぅ」 「いや、ごめんごめ……」 謝りかけた俺の視線が釘付けに成る。 帯を解いた振り袖の下は…… 「は、穿いてない?」 「え……あの……つけない物だって……聞きましたけど……」 シエスタのひいじいちゃん……あんた漢だ。 それにしても……乱れた和服って…… 「色っぽいな……シエスタ」 「……サイトさん……」 裸の上に肩から一枚羽織っているような状況で、しかも振り回したせいで前が大きく開いていた。 身体の正面が真っ直ぐに……胸とお腹と……大事な所だけが見えている。 「シエスタ……」 我慢できなくなった俺はシエスタに圧し掛かった。 「サイトさん……恥ずかしいんですけど、わたしも……もう……」 まだ胸を弄っただけなのに、シエスタは十分に潤っていた。 「……サイトさんがえっちな悪戯するからですよ?」 「……シエスタがやらしいんだと……」 何か反論しようとするシエスタの唇を『口封じ』する。 そのまま柔らかなシエスタの中に侵入する。 「んんんんっっっ」 たっぷりの粘液と強い締め付け。 中でじっとしているだけでも、気持ち良い。 少し意地悪な気分になってじっとしていると、シエスタがもじもじし始める。 「……サイト……さん?」 不思議そうに俺を見るけれど、あえて何も言わない。 そのままで居るのも寂しいので、物足りないであろう弱い刺激を両手で胸に送り込む。 「……え?え?なんで?ちょ……うそ……サイトさぁん……」 もじもじし始めるシエスタと上下を入れ替える。 和服を纏ったままのシエスタが上に成ると、俺の目には服とシエスタしか見えなくなった。 「好きに動いていいよ」 それだけ言うと、動かしていた両手も止める。 「……だって……いつもは…………」 はっきり言おう、俺は乱れる和服少女が見たかった。 故に…… 「俺、今日はもうこれ以上動かないから」 シエスタが泣きそうな顔でオネダリを始めた。 「サイトさぁん……お願いっ、後で何でもしますからぁっ」 ……結構惹かれるけど……却下。 「んじゃ、止める?」 もし止めると言うなら仕方がないから、自分で動くけど…… 俺の肩をしっかりと掴んだシエスタが、耳元で噛み付くように囁く。 「意地悪」 着物に隠されて見えないが、シエスタの身体が蠢き始めた。

264 名前:6/7[sage] 投稿日:2007/01/02(火) 05:10:48 ID:4MIKXLLy 恥ずかしそうに小さく唇を噛みながら、慎重に動いていたシエスタが段々と大胆になる。下から見上げると、シエスタの胸がいつもより迫力を増していてなかなか絶景だった。 大胆に大きく動き始めたとはいえ、どうすれば自分が気持ち良いのか分からないのか、 時折戸惑ったように動きを止めた。 止まった時には必ず問いかけるような目で俺を見ていたが、 動いて欲しいだけだろうと、放っておいた。 「だめ……ですっ、これじゃっっ……」 シエスタの中が大きくうねって、今にも達しそうだった。 「これじゃだめですっ、サイトさん……サイトさんがっ……」 動け、といわれても絶対に動くつもりはなかった。 今日はシエスタに自分で逝って貰って、それを鑑賞する。 そのつもりだった。 でも…… 「わたしが……気持ち良くてもぉだめ……ですっ……サイトさんが…… 気持ちよくなってないからぁっ」 さっきまでのって動いて欲しいんじゃなくて、俺が感じているのか様子を見ていたらしい。 意地悪をしていた自分が恥ずかしくて、どんな時でも俺を優先するシエスタが可愛くなる。 「きゃっ」 もう一度シエスタを組み敷く。 ベットの上に着物が大きく広がり、その鮮やかな布の上に裸のシエスタが恥ずかしげに横たわる。 もうすぐ逝きそうなシエスタを全力で責め始める。 「サイトさん……」 荒い息で俺を呼ぶシエスタを、今度は優しく黙らせて シエスタに包まれたまま、両手でシエスタを抱きしめる。 俺の腕の中でシエスタが微笑んで…… あまりの可愛さに正気が飛んだ俺は、それから何回したか覚えていられなかった。

265 名前:7/7[sage] 投稿日:2007/01/02(火) 05:11:19 ID:4MIKXLLy 「サイトさん?」 「……ごめんなさい」 ぼろぼろと言うか……ドロドロだった。 元着物。 「……ひいおじいちゃんの形見なんですよ?」 「申し訳有りません」 しかられつつも、いつ戻るか分からないルイズに怯えているので今ひとつお説教に集中できない。 「聞いてますか?サイトさん」 せめて服を着てください、ルイズが戻ったら殺されます。 そんな俺の切実な希望を知ってか知らずか、シエスタのお説教は絶好調だった。 「これ、2着しかないんですよ?」 ……なんだ、もう一着あるんじゃないか。 「あーシエスタ、可愛かったから、もう一着もそのうち来て見せてな」 ここは誉めて誤魔化そう。 そう決めて、全力で褒めちぎる。 「いやー見たいな、シエスタの着物姿、俺見るためなら何でもするよ」 そう言うと、シエスタがもじもじと足元に「の」と書き始める。 日本語喋れないのに……ひいじいさんの教育だろうか。 「……あの……サイトさん……いいんですか?」 なんのはなしだろ? 「うん、見たいなー、シエスタのもう一着」 途端に口数の減ったシエスタに、俺の戦略の正しさを確信する。 真っ赤に成ったシエスタが、手早く部屋の片づけを始める。 結局ルイズが帰ってくる直前に、全ての痕跡は隠せた。 ただ…… 「もう一着って、白無垢なんです……サイトさん……そのうち……ですからねっ」 と、言うシエスタの様子が妙に気に掛かった。

……白無垢ってなんだっけ?

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