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35 名前:1/12[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 01:30:40 ID:ABXgnv/D 「こいつら皆、図太いよな……」  牢に閉じ込められていると言うのに、ギーシュ、マリコルヌはもとより、ルイズまで熟睡していた。 「貴族って……こうじゃないと生きていけねーのか?」  そうだとしたら、シュヴァリエ返上して本当によかった。  無意味に死に急いだり……まぁ、これは人の事言えないか。  タバサを助けに行けない苛立ちばかりが募る。

 分かってはいた。動けない以上、きっちり休むのが正しいのだと。  先を見据えれば、この三人の行動こそタバサのために成るのだろう。  が、分かってはいても。 「寝れねぇなぁ……」

 気が立って眠気がまったく起きなかった。 「デルフも居ないし」  ずっと共に戦っていた戦友。無理矢理引き離されるのは初めてかもしれない。  いつも背負っているわけではないのに、背中が寂しい。 「やれやれ」

 ルイズを壁にもたれさせて、牢の中を一回りする。 「……だめだな……」  逃げ道、抜け穴……そんなものが有ればいいのだが、もっとも有っても自分では見つけられないだろう。

「無事で居てくれよ」  タバサが心配だった。自分の為に国王に逆らった所為で、今危険な目にあっているかもしれない。  自分の所為だ。日も落ち、仲間は皆眠り込んでいるのに悶々と自責する。  皆を起こさないように注意しながらも、ぐるぐると牢屋の中を歩き回る。

 ――ふと気が付くと、コンコンと何かを叩く音がした。 「誰?」  助けかもしれない。甘い期待を胸に、入り口まで駆け寄る。 「よかった……起きていたか、サイト」  押し殺された声には聞き覚えが有った。 「アニエスさん?」  助かった、そう思った。  師匠でもある彼女なら…… 「あー因みに、助けに来たわけじゃないぞ」

 ……ちぇ 「じゃ、じゃあなんなんですかっ」  詳しい話を聞こうとすると、あっさりと牢が開けられる。 「こいサイト……貴様に用がある」  有無を言わせぬ目。

 その目に押されるように、牢の外まで出る。  アニエスさんが牢に鍵を掛けなおすのを見て、この人が俺たちのために動く人じゃないのを思い出す。

 そう、この人は…… 「サイト、貴様には責任を取ってもらうぞ」  俺が付いてくるのを確信している足取りで、真っ直ぐ……姫さまの部屋に向かっていた。

 そう、この人は王の剣だった。

36 名前:2/12[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 01:31:13 ID:ABXgnv/D 「んー? あにえしゅ、おかえりー」  ……あれ? 部屋間違えました? 何この明るいお姉さん。 「陛下、サイトをお連れいたしました」 「えへー、あにえしゅ、いいこいいこー」  アニエスさんが跪いてる……姫さま……だよなぁ?

 あまりの事態に立ち尽くす俺を、アニエスさんは力ずくで部屋の隅に引きずって行った。 「き・さ・ま・ら・の・せ・い・だ・!! 何とかしろ!!」  なんで? そう聞こうと思っても、衿を掴んで片手で持ち上げられて……ぶっちゃけ首が絞まってて何もいえない。 「最近は只でさえ、お酒は過ぎると言うのにっ、貴様やら親友のラ・ヴァリエールやらに続けて裏切られて……」  涙を堪える様に、俯くアニエスさん……でも……ぐは……視界が……黒く……  ヤバイ、これ以上はヤバイ、そう切実に思った瞬間に、肺に空気が流れ込む。 「責任取るよな?」  アニエスさん、笑顔が怖いです。この人多分、分かってて落ちる寸前まで追い込んだな? 「わかりましたよ、憂さ晴らしの相手すればいいんですよね?」  まあ、姫さまと遊べるんなら、こっちも文句はないし、何より俺も眠れない所だったので、都合がよかった。

「うー、ずーるーいー、サイトさん、独り占めっずるいのっ!!」  アニエスさんとひそひそ相談しているだけでも、酔っ払った姫さまは許せないらしい。 「あー陛下……その……」  近衛って大変そうだなぁ、アニエスさんの必死の弁解を見ながらそう思う。 「のめー、じゃないと……しちゅーひきまわして、おいしいねっ!!」  姫さまノリノリだ……言葉の意味はよく分からないが、とにかく凄い勢いだった。 「い、いただきます」  いっそ殺してくれとでも言いたげなアニエスさんが、グラスを空けて……あれ? 「あにえしゅ、よっわーい」  グラス一杯で真っ直ぐに倒れた。……実は下戸?  意外な事態に戸惑っている間に、姫さまの首がぐいーんと俺の方を向く『ろっくおーん』  な、何か聞こえた気がしますけどっ? 嫌な予感がして逃げようとするけど…… 「か、鍵? なんで? 何で鍵が掛かっているぅぅぅ」  姫さまが人前に出せない状態のときは、アニエスさんは鍵を掛けて動いているらしい。  逃げられねぇ……  満面の笑みを浮かべた姫さまが、にこにこと近づいてくる。 「へ、陛下」  せめて、呼び方だけでも距離を取って、少しでも早く正気に…… 「だめっ、アンってよびなさいっ、よーぶーのー」  裏目ですか。 「アン」  酔っ払いに逆らっちゃなんねー。アルコール入りシエスタの相手をしたとき思い知った酔っ払い対策実施。 「うふー、サーイートーさんっ」  ご機嫌な女王様が、腕の中にぴょんと飛び込んでくる。  上質な香水とアルコールの混ざった匂いが、熱い身体と共にって…… 「ちょっ、アン。どれだけ飲んだんだよ?」  匂いだけでも分かる。  これは、飲みすぎだろう。

「いつもだもん、これくらいへいきー」  上機嫌な姫……アンの言葉に、却って俺は怖くなった。

37 名前:3/12[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 01:31:48 ID:ABXgnv/D  タバサを助けに行こうとしたときの、アンの様子を思い出す。  俺と違って、まず国のことを考えたアン。  毎日毎日、あんな事を繰り返して…… 「アン、つらいの?」 「……平気。今はサイトさん、いるし」  ほんの少しの間だけ、素のアンが見える。  アルコールの力を借りて、それでやっと少しだけ垣間見える彼女。  俺とルイズはこの人に今日何をしたんだろう。 「行かれるのですね、サイトさん」  実はそれほど酔っていないのかもしれない、彼女の質問。  酔ったふりをして、何もかも忘れようとしている、痛々しい演技。 「わたくしを置いて、ルイズと二人で行ってしまうのですね」  俺は何て答えればいいんだろう。

 黙りこんだ俺の前に、グラスが置かれた。どこから取り出したのか、アンがワインを注ぎ込む。  おれの身体越しにそんな真似をするから、背中に当たる感触で、飲んでもないのに真っ赤に成ってしまう。 「わたくし、飲まないと寝れなませんの。……寂しくて」  耳元で囁かれるアンの声。  口の中がカラカラに乾いて、目の前のワインが凄く飲みたくなった。  飲む前に、せめて何か伝えようと、アンの方を向いて、暫し硬直する。 「あれ全部飲んだのかよ?」  空き瓶の山。今日一日で飲んだわけじゃないのだろうけれど、明白に身体に悪そうだ。  目が逸らされる……飲んだんだな……

「アン、身体に悪いから。お酒はほどほどに」

「寝れないのですわ、お酒無しでどうしろとおっしゃるの?」 「毎日運動するとか」  アンが悲しそうにたずねる。 「ひとりで?」

 そうか、今のアンは迂闊に皆とはしゃぎまわるどころか、護衛もなしに散歩すら出来ない。  こんなに若いのに、毎日机に向かう毎日じゃ、ストレスも溜まってお酒に逃げたくもなるだろうなぁ。

俺は

選択肢


せめて、お酒に付き合おう。

38 名前:4/12[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 01:32:19 ID:ABXgnv/D 「のも……っか」  無力な俺。  それでも、一緒に飲むと言うだけで、アンははしゃぎまわる。  そう、誰かと一緒に思う存分飲むことも出来ないんだ、彼女は。

「えっと、これっ、これ、オススメなんですのよ」  嬉しそうに瓶を抱えて、俺の元に駆けよ……って 「あぶなっ」  意識ははっきりしていても、千鳥足のアンを慌てて支える。 「サイトさんの、えっちー」  密着していると、薄い肌着越しにアンの体温が感じられて……  飲む前から顔が赤くなっているのが分かった。 「ん〜、飲んでませんわよね?」  顔っ、顔近いからっ。自分の美貌をもう少し自覚して欲しい。

 アンにそんなつもりは無いだろうから、自分ばかりが興奮しているのが恥ずかしい。 「かんぱ〜い」  幼い頃からの躾の成果か、多少挙動が怪しくても、彼女の動きには華が有る。  無自覚に放たれる色香に迷い、グラスを傾けるアンの仕草の一つ一つから目が離せない。 「どーしましたのですか?」  だから、近いです。恥ずかしくてアンの方を見ることが出来ない。  下を向いて、ちびちびワインを啜るしかなくなった俺に、アンは何を思ったのか、妙な提案をする。 「そんな飲み方をしても美味しくありませんわ……飲ませて差し上げましょうか?」  下ばかり向いていたせいで、あっさり背後からアンに捕まった俺は、逃げられなくなっていた。 「ちょっ、ひ……じゃねぇ、アンっ」  背中に当たる柔らかいものに引き寄せられて、アンの腕の中に仰向けに寝かせられた。抵抗は無意味。 「はい、あーん」  酔ってる。さっきまでと違って、間違いなく酔っ払っていることが分かるアンが、俺の口元でグラスを傾ける。……飲まないとこぼれる。 「んっ……んんんっ」  そんなに強くないはずのアルコールが、喉だけでなく頭の中まで焼き尽くしていく。  少しだけこぼれたワインを、アンの舌が舐めとる。 「え?」  錯覚かと思った。  目が合うと、いたずらっぽく笑うアンが、愛らしかった。  「今度は……別の飲み方を……試してくださいまし」  頭の奥がガンガン響いているのは、きっと酒のせいじゃない。何も考えられないまま頷いた俺の前で、アンが自分の分のワインを干す。  いや……口の含んだまま……唇が重なる。 「いかがですか?」  結構なお手前で。ではなく。あまりの事に半分ほどこぼしてしまった。 「……こぼれ……ましたね」  アンが俺の首元までつたうワインを、丁寧に丁寧に舐め上げる。 「っく、ちょ……アン、駄目だ……って」  地球に居た頃、地元で大型犬にじゃれ付かれた時のように、なす術も無く押し倒される。 「おいし」  もうワインは無いはずなのに、無心に俺の首を舐めるアンを抱きしめて、上下を入れ替える。 「……やりすぎ」  怒ったふりをしても、アンはにこにこと笑うだけだった……なら。 「ほら、あーん」  洒落じゃないぞ? 一声かけてから、ワインを口に含む。  ……そこでなんで喜ぶか? 飛びつくようにキスを……慣れない上に、唐突だったせいで、殆どがアンの胸にこぼれる。 「……こぼれましたわ」  ……なんでしょう? その期待に満ちた眼差し。  もちろん答えるけど。

39 名前:5/12[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 01:32:53 ID:ABXgnv/D 「はっっ、んっ……あ……」  ワインで透けるアンの服が、俺の目を楽しませる。  胸の奥にこぼれた分は、後のお楽しみにとっておく。  執拗に唇と首筋を責める。 「……ぅ、サイトさん?」  ある程度から下に触れない俺に、アンが焦れ始める。  当然無視。 「どうしたの? アン」  意地悪な質問に、アンの目が潤む。アルコールのせいで緩んだ涙腺が、わずかな刺激であっさりと決壊する。 「い、いじわるですのねっ」  泣きながら睨まれると、流石にちょっと……いいなぁ。もっとやろう。 「何のこと? ちゃ〜んと言わないと分からないよ」  背中をそっと撫でながら、喉の下に垂らしたワインを舐める。吸血鬼って良い趣味してるよな。実感する。 「くっ……あっ……ひど……るっ……っっっあぅ」  ぐるぐると回る世界で、アンの声だけが静かに響く。  喉を焼くように感じられたワインも、いつの間にか甘く、この上なく美味なものに感じ始める。 「……っと、下の方も……舐めてくださいまし」  小さな懇願が聞こえた頃には、俺も我慢できなくなり始めている。

 ビリィィィィ っと、良い音をさせてアンの服を破る。

「ぁ……」  アンの怯える顔も、興奮するための材料にしかならない。

 胸をひたすら、むにむにむにむにと揉みながら、お腹の方まで流れたワインを少しづつ舐め取る。 「ひぅ、……そっ……ちがぁ……もっと……違う所をっ……違う所を可愛がってくださいましっ」  はっきりと口に出せないアンをじわじわと苛める。  両手で握りしめている所に、舌先を近づけたり、うってかわってショーツのラインの側まで降りたりする。  でも……触ってやらない。 「ひどっ……おね……がいっ、お願いしますからっ……お慈悲をっ……サイトさんっお慈悲をっっっ」

 アンの悲鳴がどんどん切羽詰ってくる。  あー、楽しい。 「仕方ないなぁ……いやらしいこだね。アン」  羞恥で赤く染まるアンの顔を見ながら、限界まで硬くなっている乳首を見つめる。

 ……見つめる。 「あ……の? サイト……さま?」  いつの間にやら『さま』に昇格。俺エライ。  もっと焦らすつもりだったけど……ご褒美。

「っっあ……ああぁぁっっ」  尖った所を口の中で優しく転がすだけで、アンは悶え始める。 「……くっ……あっっぅ、いぃっ……で……す……」  よほど気に入ったのか、両手で俺の頭を自分の胸に押し付ける。  顔中が柔らかい感触に覆われて、息をするのも不自由になる。 「っく……」  呼吸困難から逃れようと、もがいた瞬間に俺の歯がアンの胸を浅く薙いだ。 「ひっっ、だっ……やぁあああああっっ!!……」  大きく跳ねて、姫さまが動かなくなった……へー、痛いの……良いんだ。

 あれだけ飲んだのに、喉が渇いて……渇いて仕方なくなる。この渇きを癒せるのは……目の前の甘露だけ。 「いっただっきまーーすっ」  ズボンを脱ぐために勢いよく立ち上がった俺の視界が……真っ暗に成った。

 ――飲みすぎには気をつけましょう。

終わりへ


ホットミルクとかでも寝れますよ。

40 名前:6/12[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 01:33:28 ID:ABXgnv/D 「ホットミルクに蜂蜜落とすと、よく眠れますよ」  せめてお酒は何とかして止めたかった。

 ん〜、としばらく悩んだアンが、ツカツカと歩み寄って、アニエスさんを起こす。 「あにえしゅ、ホットミルク、はちみつつき」 「は?」  ……おや、起き抜けにそんな事言われても。 「はっ、承知いたしましたっ」  承知しちゃったよ……起き上がったアニエスさんが、ドアを開けて勢い良く走り去る。ひょっとしてよくある事なのか? 「サイトさんの、おすすめ〜」  そ、そこがツボですか。やたらと楽しみにしているご様子。 「持ってきましたっっ……うぇぇぇぇ」  はやっ、アニエスさん早っ……しかし、酔った直後に全力ダッシュは無謀すぎる。 「……あにえしゅ……これ、違う」  アンの非情な言葉に、アニエスさんが硬直している。……蜂蜜しかなかった。 「ミルクは〜? ミルクどこ〜?」  真っ青な顔で倒れそうになりながら、アニエスさんが最後の力を振り絞って、俺の方を指差す。……って、なんでだ? 「や、ヤツが出します」 「……? ……まてぇぇぇぇぇぇ!!」  出るけどっ、違うだろっソレ、ってアンもなんか嬉しそうに近寄ってくるぅぅぅ 「サイトさぁん〜、ミルクくださいっ!」  おっけぇぃ、いっくらでもどうぞぉ、っっっじゃねぇぇぇ 「ちょっと、アニエスさんやばい事言わないで……」 『返事が無い、ただの屍のようだ』  ……酔っ払いは横にして寝かせる。吐くと危ないからね。

 ……いや、そーでなく。 「ミールク、ミルク、ミールク、サイトのミルク、おいしーミルク」  歌ってらっしゃるし。きらきら輝く瞳で俺の事見つめてるしぃぃ。 「えと……準備が整ってませんので、デマセン」  手伝ってくれれば、いくらでもオッケーですが。……言えないけど。

 アンの頬が、子供のように膨れる。 「やー、飲むのっ。サイトのミルク飲むのぉぉぉ」  ……分かってやってないか? 股間が熱くなるような台詞を、目の前の女王が連呼し始める。  しかし、ここで迂闊な行動は…… 「準備手伝う」 「へ?」 「何でもするからぁ、ミルクくださいましぃ」  ……ゴクリと喉が鳴る。  アンが何でもする>ミルクを出す>しかも飲んでくれる。  ……どうしよう。生まれてから今まで、最も悩んでいる瞬間かもしれない。 「っと、じゃあアン、ちょっと脱いでみようか?」 「はぁい」  しかし、牢に居るルイズを裏切るわけには……タバサだって心配だし。 「よーし、良いこだね、じゃこの蜂蜜を……」 「んー、あん、いいこ、なのー」  はっっっ、なんだ? 何でアンの服がもう脱げているんだ? これはっ!! 新手のスタンド攻撃か?  自分が無意識に指示したことなどすっかり忘れたサイトが慌てている間に、アンリエッタの胸にペタペタと蜂蜜が塗りたくられる。 「できたー、……でもでもっ、ミルク出ないよ?」  アルコールですっかり幼児退行したアンリエッタが、自分の胸に蜂蜜を塗りたくる様に目を奪われていたサイトが正気に返る。 「おっっけぇぇぇぃ、次、いってみよぅ」

 ……正気じゃなかった。

41 名前:7/12[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 01:34:05 ID:ABXgnv/D  蜂蜜に濡れた身体が、ランプの明かりをテラテラと弾いていた。 「……サイトさんの目、ちょっと怖い」  多分限界まで開いた上で血走っているだろうから、無理もないなぁ。  そんなアンの為に、目が合わない様に視線を胸に向ける。  ナイス紳士! 俺様。 「アン、今からミルクを出す準備するからね」 「はーい」  うぉぉぉぉ、アンはええ子や。そんなアンだけ下着一枚だと可哀相。  響け俺の紳士魂。アンに合わせるために、俺も一瞬でパンツ一丁。無論モーションはルパンダイブ!! 「きゃんっ」 「へっへっへぇ、可愛いひめいだなぁ、ひめーさまだけに」  軽い親父ギャグなど飛ばしながら、テカテカおっぱいの上の蜂蜜を舌ですくう。 「ふぁっっっ、サイト……なぁに?」  まだ蜂蜜でベトベトの手で、アンが俺を押しのけようとしていた。  退くわけあるか。  媚びるが、引かない。牢屋の中の事も省みない。 「あーべとべとになっちゃった……アン、お願い」  アンに見えるように、舌で蜂蜜を舐め取ると、無言で頷いたアンも俺の身体に付いた蜂蜜を舐め始める。  っっっ、けぇぇぇぇぃ。口から少しだけ差し出された舌が、一度に沢山ではなく、少しづつ何度も繰り返して蜂蜜を減らしていく。  これがハイソな食事法かぁぁぁ!! しかしっ、負けないっ。 「んっ……は……ぅっ……」  顔や肩を舐めているアンと違って、こっちは急所をダイレクトっっ!! 「ふ……く……んぁっっ」  はっはっは、ガンダールヴは伊達じゃないっ!  アンの嬌声が、胸の感触が、なによりえっちぃ光景がっっ  限界を超えて俺を興奮させる。 「立った、サイトが立ったよっ」  ずっと立ってたけどなー。マイレコードを更新中の愚息をアンに見せ付ける……更に興奮するっっ、滾るっ、滾るぞぉぉぉアンっっ!!  興奮しまくっているが、快感の為にアンの目は、ぼーっと見つめるだけで面白くない……  ならばっ!! 奥義っっ!! と、心の中で叫びつつ、ビクビク震えてるオレ自身に蜂蜜をかける。ヌルヌルしてっっ、グゥゥレィトォォォ!!  次一人でやる時に、忘れず試してみよう。心のメモ帳にメモメモ。 「ふぁ? ……なめるー?」  おっけぇ、アンは良い子だねぇ。アルコールと快感にかすんだ目でアンが丁寧に蜂蜜をすくう。 「んっ……はっ……う?」  首を傾げたアンが、一瞬だけ戸惑う。そして……  ズッッッ 粘度の高い蜂蜜をソレに負けない勢いで、勢い良く吸い込み始める。 「ぐぁぁぁぁ、ちょっ、きついっ、アン……いやっだめぇぇぇ」  悲鳴を上げる俺を無視して、アンが……こいつっ、面白がってるぅぅぅ。  サディスティックな笑みを浮かべたまま、アンがオレの先端に舌をねじ込む。 「ちょっっ、だめぇぇぇ」  ヤバいっ……洒落にならねぇっ……勢い良く吸い上げられ、限界近かった所にいきなり訪れた別種の刺激に、俺はあっさりと逝ってしまう。  ビクビク震えながら迸る精を、アンが丁寧に口の中に集めて……飲み下す。 「……おししい……かなぁ?」  ……そーいや、そうゆうお話でしたっけ? 「もうちょっと、いってみる?」 「うん〜」  へっへっへ、おじょーさん、次はもっと……

「なーにをしとるかぁぁぁぁ」  アニエスのこうげき。クリティカルヒット。サイトはぜつめいした。 「じょーしきてきに考えて、お前が厨房に行けと言うことだろうがぁぁぁ」

 ――いや、そんなん、わからんてー。身体中蜂蜜にまみれたまま、俺はアンのベットに崩れ落ちた。

終わりへ


ひとりで出来る運動をアンに指導する。

42 名前:8/12[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 01:34:41 ID:ABXgnv/D 「一人で出来る運動も有ります」  自分でもこれ以上の深酒は危ないと分かっているのだろう。  アンが身を乗り出す。 「毎日続く運動だと、うれしいのですが」  アンの視線が自分のウエストの辺りに落ちる……スマートに見えるけど、女の子は大概自分の身体が不満らしいから、あえて何も言わない。  しかし……毎日続ける……か。何か理由があれば…… 「あ!」  思いついたけど……結構な運動になるし。 「なにかあるのですねっ? 教えてくださいまし」  ……い、いえねぇ、一人エッチなどいかがでしょう。  でも、覚えた直後は毎日続くしぃ、良い運動になるし、ストレスだって解消できるしっ……完璧だ。まさにアンの為にある様な。 「そ、そうなのですか?」  あれ? 「あの……口に出してた?」 「はい、それで……『ひとりえっち』について詳しく教えていただけますか?」  ……お、俺の……バカ。 「えーあのーそのー、女の人のやり方は詳しく知らないしー」 「つまり、男女で違うやり方なのですね?」  あ、頭良いよこの人。 「サイトさんのやり方で結構ですので、お手本見せていただけますか?」 「かっ、勘弁してくださいっ」  アンの前で公開自慰。死ねるぜ。 「では、女のやり方をわかる範囲で教えてくださいまし」  へ?そ、それって…… 「わたくしの身体に『ひとりえっち』を教えてくださいまし、サイトさん」  ――ぐは……鼻血吹いた。な、なんたるっ。 「えっと……まずは、ベット行きましょうか」 「はい、サイトさん」  じゅ、従順ですぜ。このお姫さま。  ベットの上で、後ろからアンを抱きしめる。 「あら? サイトさん?」 「いいから、動かないでアン」  そんな事を言いながら、アンの髪の中に顔を埋めて甘い香りで胸を満たす。しばらくそんな事をしていると、流石に今の体勢に気が付いたアンが、もじもじとし始める。 「うん、良いよアン。もっと恥ずかしがって」 「え……は、はい」  俺の指導が始まる。 「ほら……アン、今俺の手、どこに当たってるか言ってごらん」 「む、胸ですわ、サイトさん胸をっっ、そんなぁ……優しくっっ」  後ろから抱きしめた形で胸を責めると、アンに逃げ場は無い。じっくりと苛め抜きながら、どう感じているのか、実況中継させる。 「ひっ……ぅ、……さきっちょ、だめですっっ、いやっ、な……に……へんっ、へんですのっっ……ひっう………ゆる……許してっ、許して下さいましぃぃ」  はっはっは、アンはかわいいなぁ。 「だっ……ソコは駄目ですっっ、ソコはっ…………の、でる……所ですぅ……殿方が触ってよい所ではぁぁぁぁぁああ」  逃げれないのを良い事に、じっくりネチネチと苛め抜く。  感度が高く、快感を隠そうとしない、触り甲斐のある身体。  俺の腕がアンの胸と腿とに挟まれて、アンの大切なトコロにしっかりと固定される。無意識にしているのだろうが、ぺったりと俺にくっついていた背中が、じわじわと前に進む。  ……腰を俺の手に押し付けるために。 「良い子だね、アン」 「……っっ、あっ……ひ……っく……うあああああぁぁぁあ」  既に何を話しかけても、意味のある返事が返ってこなくなっていた。  どうやら初めてらしい官能の海の中で、思うさまそれに溺れている。 『そろそろ……いいかな?』  たっぷりと時間をかけたおかげで二度ほど絶頂に達したアンが、三度目の入り口を叩いた頃…… 「え? ……えぇ?」

 俺はアンに快感を送り込むのを止めた。

43 名前:9/12[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 01:35:15 ID:ABXgnv/D 「サ、サイト……さまぁ?」  泣きそうなアンが、プルプルと震えながら俺を見つめる。  何が言いたいのかは、じっとりと濡れた指先が教えてくれている。  でも…… 「と、まぁこんな感じだよ、アン。わかったかなぁ?」  我ながら意地悪な質問。 「……あの……サイト……さま?」  途切れた快感を求めて、アンが狂おしく俺を見つめる。  ほんの一押しで、何度か感じた『凄くキモチイイコト』が与えられると言うのに。唐突の中断。『オアズケ』。自由以外のものは何でもふんだんに与えられてきたアンは、我慢するのが苦手だった。 「後は自分でやってごらん」 「……じ……ぶん……で?」  思いもかけない指摘に、アンリエッタの目が見開かれる。……が、 「あの……サイトさま?」 「ん? なに? アン」  目の前にはサイトが居る。この状態で……自分で……顔から火が出るかと思った。 「そ、そんなっっ、そんな恥ずかしいことっ」  出来るはずない、そう思った。……でも、アンリエッタの身体は、ソレを想像するだけで燃え盛る。 「ひぅ……ぇ? えぇ?」  自らの変調に戸惑うアンリエッタを、サイトが楽しげに見つめている。  ――サイトの視線。ソレを感じるだけで、アンリエッタの手は…… 「そうそう、そのまま、ゆっくり手を降ろしていって」  サイトが指摘するまで、アンリエッタは自分の手がソコに近づいて行っているのを自覚していなかった。……そして、自覚しても止まらないという事実は…… 「……っっ、だめぇぇぇっ、いやっ、いやっ、いやぁぁぁぁ、見ないでっ、おねがぁぁぁいっ」  もちろんサイトはそんな哀願一つで見るのを止めるつもりは無かった。 「そうそう、そうやって丁寧になぞって……分ける? アン、もう下着の上からでも形がはっきりと分かるよ」  サイトの指摘に顔をそむけながらも、指はサイトの指示を忠実に守る。  見られている緊張感が、絶頂を一歩手前で押しとどめる。  達することが出来ないだけで、快感は澱のようにアンリエッタの身体の一番深い所に溜まっていった。 「ふ……あ……ゃぁ……みな……っで……」  羞恥心と快感がせめぎ合い、アンリエッタはもう何度目に成るか分からないお願いをサイトに送る。 「仕方ないね、アンは」  指一本触れられない距離で、アンリエッタを見るだけだったサイトがのっそりとアンリエッタの横に寝そべる。 「これなら気に成らない?」  ……動くところを見られないのなら、指先を見つめられないのなら……本の少しマシだから、コクコクと頷いたアンリエッタが勢い良く指を動かし始める。 「じゃ、アンが逝く顔、ゆっくり観察させてね」 「!! ……っっ、やっああああぁぁぁぁぁ」  さっきまでとは別の羞恥に、アンリエッタの頭が焼ききれそうになる。 「きもちそさそうな表情だね、アン」  サイトの焦らしに、心の奥の奥で、何かが切れた。

「……いぃっ、もっ、どうなっても良いからっ……見てぇ、サイトさまっ……もっとアンを見てぇぇぇぇ」  一切の抵抗が無くなったアンの指が、平常時なら痛みすら感じそうな勢いで大切なところを抉る。

 ……そして、もう片方の手で、大切な人を抱きしめる。 「サイト……サイト……いてっっ……ずっとっっ、ずっとアンと一緒にいてぇぇぇ」  サイトに触れたところから、全身の感覚が狂いだす。 「っっ、あくっ……うぁ……あ、あっっああああぁっ、ぁぁぁああっっっ」  激しい快感にのたうつアンリエッタの胸の中で……サイトは……

 ――窒息していた。調子に乗りすぎ!!

終わりへ

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ふたりで出来る運動をアンと始める。

44 名前:10/12[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 01:37:43 ID:ABXgnv/D 「ごめん……友達だから……大切だから、出来るだけ早くタバサ助けに行くけど……さ」  無慈悲な俺の宣告に、アンの瞳からこぼれる涙を指先ですくう。 「今夜は……アンの為に、なんだってするから……」  こんなに広い王宮で、まるで一人無く子供の様に見えたから、俺に出来ることをなんだってしてあげたかった。  涙に濡れた瞳が、おずおずと俺を見上げる。あ、やばい。これは……舞踏会の再現。圧倒的な魅力の前に、操られるように唇を重ねる。  そっと預けられるアンの身体。甘い香りに包まれながら、もつれ合うようにベットに倒れこんだ。 「……貴方の時間を……少しだけ……一夜だけ、くださいまし」  ほんの少しの安らげる時間、それが彼女の願い。俺にそれを上げられるとは思えないけれど、アンの想いに答えたかった。 「一晩だけで良いの?」 「……流されてしまいますもの」  それでも女王であろうとするアンがいじらしくて、悲しかった。せめて…… 「今だけは……流されればいい」  そして貴方に少しでも安らいで欲しい。想いを伝えたくて、何度もキスをする。  雨のように降る軽いキスに、アンの緊張がほぐれていくのがわかった。潤んだ目でうっとり俺を見つめるアンに、少しいたずらをしたくなる。そう、例えば仕返し。 「きゃっっ、サ、サイトさん?」  あの時のお返しに首にキスを贈る。そんな時になって、やっと夜中に自分の私室で、しかもベットの上男と二人きり。(潰れてる近衛はノーカウント)  雰囲気に酔っていたアンの顔が、見る間に赤く染まる。 「わ、わたくし……そ、そんなつもりじゃ……」  逃げるのなら、抵抗するのなら……それも良いと思った。アンが安らいでくれるためなら、何もせずに一晩過ごすくらいの覚悟はしていた。 「……あ……の……」  どうして欲しいのか、無言でじっとアンの反応を窺う。真剣に見つめる俺の目の前で、アンの身体から力が抜けていく。  俺を見つめていた瞳がそっと閉じられ、薄く濡れた唇が僅かに開く。  アンが一人でも寂しくないように、今から消えないしるしを刻もう。お互いに無言の中で、それでも心の奥で相談を重ねて、そうすることに決めた。  アンの身体がそこに在る事を確かめるように強く抱きしめると、甘えるように胸に熱い息が掛かる。  触れ合っている所が熱い。燃えるような……それでいて心地よい、際限なく求めてしまう熱。  お互いを探るように夢中で抱き合ううちに、アンの胸の中に居た。安らいでもらうつもりが、すっかり安らいでしまう。  少し悔しくなった俺は、抱きしめるだけで喜んでいるアンの死角から手を伸ばして、服をずらす。 「っ……」  抱きしめていた背中を、触れるか触れないかのタッチでくすぐるように撫で上げる。  自分の身体の反応が信じられないアンが、声を押し殺しながら俺の身体を抱きしめる。 「アン、気持ち良いみたいだね」  恥ずかしい声を押し殺すために、息すらろくに出来ないまま、フルフルと首を振るアンの胸に吸い付いてみる。 「ひぁんっ。……サ、サイトさん」  驚いたアンが俺の頭を離した隙に、服を捲り上げて胸を露にする。服の上から感じていたふくらみを目の当たりにしたサイトの興奮はいやがおうにも高まった。  自分の心臓の音を痛いほど意識しながら、肘の辺りで服ごとアンの腕を固定する。  抵抗できない体勢にしてから、アンの胸をじっくりと観察する。 「はっ、恥ずかしいですわ……あの……サイトさん……」  人に見られるのは慣れているはずのアンが、自分でも不審に思うほど乱れる。  臣下としか見ていない者たちの目と比べようも無いほどに、サイトの視線は熱を帯びて、 「綺麗だよ、アン」  聞き慣れた筈の誉め言葉も、サイトの口から出るだけで、まったく違うものに聞こえる。  両手を塞がれているアンは、せめても……と、胸を吸うサイトの額に口付ける。 「わたくしも、あなたに何かして差し上げたいですわ」  それを聞いて笑ったサイトが、アンの耳元で囁く。 「脱がせて、アン」  顔を輝かせたアンは、慣れない手つきでサイトの服を探るが、人に脱がせて貰うことはあっても人に何かする機会の少ないアンは、何度も挑戦して、やっとの思いでサイトの服を脱がせていく。 「良く頑張ったね」  シャツを脱いだ所でアンの頭を撫でると、裸の胸にもたれ掛って甘え始める。  子供のように喜ぶアンが可愛くなって、さっきのように抱きしめると、さっきとは違う感触が身体に密着する。  裸の身体は刺激が強い。 「サイトさん」 「アン」  名前を呼びながら、感じる所を探った。  溶け合う様にベットの上に崩れ落ちる、とても幸せな一時が始まる。

45 名前:11/12[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 01:38:14 ID:ABXgnv/D  じっくりとお互いの身体に触れる。 「サイト……こう……ですか?」  いつの間にか呼び名から『さん』は外れる。距離が近くなった実感があって嬉しい。 「アンは、ここだよね?」  背中から手を回して、お尻の側から熱く湿った入り口を触る。 「……んっ……あ、っあ……う……ぁ……」  人に何かしてもらう事に慣れきっているアンは、守勢に回ると弱かった。 「わたくしもっ……してあげたいのにっっ」  快感に溺れながら、それでも俺に尽くそうとするアンだけど、アンにしてもらうより、アンが乱れる所を見るほうが楽しい。 「うん、沢山気持ち良い事してね、アン」 「は……ぃ……がんば……ひぃっっ」  頑張ろうとするアンの行動を封じるために、すっかり解れた入り口に指を滑り込ませて中を擦る。 「いっ……あぅっ……あっ、あぁあ……あっ、そ……んなっ……」  軽く指を捻るだけで、身動き取れなくなる敏感な身体。荒い息を吐く身体を仰向けに寝かせる。 「いい? アン」  そろそろ我慢も限界。俺を求めるように開き始めたアンの入り口に、硬くなったモノを押し付ける。 「……」  無言で頷くアンを見て、決意を固める。指で確かめた所に押し込もうとするが、焦っているため、上手く入らず何度もアンの敏感な突起に、自分のソレを擦り付ける事に成った。 「ひっっ、な、なにっ? サイトっ……なんだかっ……き……気持ち……」  サイトが焦燥に駆られる前で、アンの身体がどんどん昂ってゆく。もちろんそんなところを見れば見るほど、アンの中に侵入したいと言う欲求は高まった。 「っっ、たっっ」  押し開く感触と共に、サイトが暖かいもので包まれる。 「アン……気持ち良いよ」 「いたっっ……いたいっ……」  アンの柔らかい肉が、幾重にも重なって俺を締め付ける。痛みを訴えるアンに心が痛むけど、さっきまでおあずけ状態だったため、自分の身体なのに言うことを聞かなかった。 「アン……ごめっ……と、とまらなっ……」 「……っ、よっ……よいのです、サイト……わたくしで、存分によくなってくださいまし」  かみしめられた唇に血を浮かべながら、シーツを掴んで痛みに耐えていた。  そんな仕草を見ても、気持ち良すぎるため、一切手加減が出来なかった。 「アン……ごめんっ……いぃっ……これっ……すぐに……」  少しでも早く終わらせようと、乱暴なくらいに強く中で暴れさせる俺に、アンの腕が絡む。……動きを止めるためではなく、柔らかく抱き寄せるために。 「サイト謝らないで下さいまし、わたくしは……しあわせですわ」  微笑みながら掛けられた言葉に、俺の胸は熱くなる。そして、アンにも感じて欲しくなって、動きを止める。 「アン……ごめんね、今から優しくするから」 「……サイト……無理はなさらないで下さいましね?」  どれほどの痛みが彼女を襲っているのか俺には分からないが、痛みを感じながらも俺を気遣ってくれることが嬉しい。  時間をかけて息を整える。じっとしているだけで果てそうな快感を押しとどめながら、アンの中にじっくり馴染ませる。 「……ふっ……く……サイト……ちょ……っとだけ……その……」  潤み始めたアンの目を見て、ゆっくりゆっくり動き始める。 「っっぁ……ぅ、な、なんだか……さっき……と……」  さっきより気持ち良いのはお互いさまだった、いつ果てるとも知れない快楽の底で、アンの為にもがき続ける。 「……ぅ?……あっ……あ、あっ……あくっ……」  甘いものが混じり始めるアンの声に、頭の奥が痺れる。ねだる様なアンの目に答えて、何度目か知れないキスを交わす。 「……サイ……ト……すき……です」  快感に浮かされたアンの小さな告白に、俺はあっさり限界を超えてしまった。 「……アンっ、いくっ……も、我慢できなっ……」  限界ギリギリで、これ以上耐え切れない俺がアンから離れようとすると、アンの脚が俺に絡み付いた。 「サイト……最後までっ……一緒にっっ」  押し付けられる身体の与える快感が、最後の駄目押しをして、アンの一番奥に熱い滾りを叩きつける。

 息が整うまでの小休止の後、意識がなくなるまでアンの身体を貪った。

終わり

46 名前:12/12[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 01:38:46 ID:ABXgnv/D  痛む頭を振って、あちこちがおかしい気がする身体を起こす。 「もうすぐ夜明けだぞ」  アニエスさんの無慈悲な声。

 昨夜の事を思いだ……そうとした瞬間。  ガチャリと、重たい音と共に銃口が俺のほうを向く。

「夢だ、忘れろ」

 ……そういうことらしい。  まだ眠るアンを少し見つめてから、アニエスさんに押されるようにして、部屋を後にする。

 牢に戻ると、出かけたときとまったく変わらない状態で、皆いまだに眠っていた。  一息ついて定位置……ルイズの隣に潜り込む。  ルイズのふらふら揺れる頭に肩を貸す。  ずっと揺れていた頭がやっと落ち着いて、深い息を吐いたルイズがボソリと呟いた。 「姫様の匂いがする」  寝言だよな?  寝言に間違いは無いと思うんだが……

 怖すぎですよ、マイ・マスター

 ルイズが今からどんな夢を見るのか、想像するだに恐ろしい。  部屋を出る前とは違う意味で悶々と眠れないまま、時間ばかりが過ぎていった。

 それにしても……もし、あの時別の行動をしていたら、どうなったんだろう? 選択肢へ戻る