ゼロの保管庫 別館

12-720

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だれでも歓迎! 編集

720 名前:別離[sage] 投稿日:2007/03/21(水) 07:42:34 ID:22/Lr3nR それは突然のコトでした。

「シエスタ、話が……あるんだ」

サイトさんの元の世界への、帰還

「元の世界に帰れるみたいなんだ」

いつかは来ること。確かにわかってはいたはずでした。

「いつ……ですか?」

でも心のどこかで、帰らないんじゃないかと期待もしていたんです

「明日には出発しようと思う。道中エルフとかに攻撃されると危ないから、 シエスタとは…………今日で…………」

一緒に行けないことは、『サイトさんと別れる。』という事実の裏に隠れて気にならなかった

「ぃゃ………イヤですっ!!そんな……!」

サイトさんが何か言いかけたが無視しました

「私はっ!ミス・ヴァリエールは!……どうするんです!?」

サイトさんを傷つけるとわかっていても出てくる台詞

「ホントに……ゴメン」

募る想いが大好きな人を傷つける 「ティファニアさんも、貴方に会うのを楽しみに待ってます。」

「わかってる……」

「女王様だって!!シャルロット様も!……みんなサイトさんのことが!!」

サイトさんが辛いのはわかってる筈なのに

「俺だって!出来ればこの世界で暮らしたいよ!」

「だったらなんでっ!!」

こんな言葉でサイトさんを引き留めようなんて 私は最低の女です

「俺の産まれた所は向こうの世界だ。両親だって、心配してる」

「そんな!そんなっ!!んっ!?」

そんな私に、サイトさんは優しくキスをしてくれた。抱きしめてくれた。 初めてのサイトさんからのキス。 「ん……んんっ………」

死んじゃうくらい、気持ちよかったです。

「それでも………帰らなきゃいけないんだ」

サイトさんの温もりが私の熱すぎる心を冷やしていく。 代わりに純粋な想いが溢れてきました。

721 名前:別離[sage] 投稿日:2007/03/21(水) 07:44:40 ID:22/Lr3nR 「ううっ……ごめんなさい。うっ…サイトさんも辛いのに……ひっく」

「いや、俺の方こそ悪かった。」

サイトさんはやっぱり優しい。 だからもうちょっとだけ、サイトさんの腕の中で甘えることにしました。

サイトさんは私が泣き止むまで、ずっとそのままでいてくれました。

「シエスタ、落ち着いた?」

「はい、すみません。取り乱しちゃって。」

「いいって、いいって。誰だって知り合いが居なくなるって言われたらそうなるでしょ?」

ただの知り合いじゃありませんけど、というツッコミは心の中にしまっておきます。

「それでね?シエスタ……」

サイトさんは私と話しに来た本来の理由を語ってくれたんです。

「最後に、君に何かしてあげたいんだ。……この世界で最初の友達である、シエスタに」

「え……?」

「何がいいかな?」

嬉しかった。何かしてくれるというのも勿論だけど それよりも初めての友達ということが

「そーですね……」

その嬉しさに便乗して、また我が侭を言いたくなってしまいました。

「……ぃて…下さい。」

モノじゃなくてもいい……。 サイトさんがこの世界にいた証を下さい。

「私を、抱いて下さい。」

「………………わかった」 サイトさんも暫く迷ったようだったけど、OKしてくれた。 やっぱりサイトさんは、優しい。

「何か改めて見ると、照れるな…」

ベッドで私たちは生まれたままの姿になった

「そんな……あんまり、見ないでください」

「お風呂の時は、見せてあげるって言ったじゃん」

「あれはっ、その、なんと言うか…」 「キレイだよ。シエスタ」

サイトさんの手が私の胸に触れる。

722 名前:別離[sage] 投稿日:2007/03/21(水) 07:47:58 ID:22/Lr3nR 甘い刺激が広がってきました。

「ふぁ……ぁ……ぁん」

やんわりと胸を揉まれる その度に私は甘い声を洩らしました。

「胸、感じやすいね」

「それはっ!サイトさんだから!」

「そうなの?嬉しいな」

サイトさんが私の胸に口づけをする 「ひゃぁっ!」

初めての感覚に私は戸惑うばかりで 「こっちはどうかな……?」

くちゅ… わたしのお口は既に自身の液で潤っていました。

サイトさんの指が……!私の中にぃ! 「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」 ふわふわして、気持ちいい…でも 「私ばっかりじゃあ、ずるいです!」

私はサイトさんのモノをくわえました 「うっ!シエスタ……?」

「はいほはんの、おおきいれふぅ」 ホントに大きい……!! 口全体を使ってサイトさんに奉仕する

「う……いいよシエスタ。おっぱいも使って?」

「ふぁい」 言われた通りに胸で挟む。 男の人のここって、こんなに暖かいんだぁ

「ひもひいいれふか?」

「うん。とっても!」 よかった。知識はあったけど気持ちよくなかったらどうしようかと……

「シエスタ、そろそろイクよ!……うっ!!」

サイトさんの子種が私の胸を、顔を汚していく

723 名前:別離[sage] 投稿日:2007/03/21(水) 07:49:07 ID:22/Lr3nR 試しに一口舐めてみた 「ん…………苦いです」 サイトさんも笑ってる

「それじゃ、次はこっちかな?」

「は、はい!」

サイトさんのおちんちんが私の中へと入ってくる

「う……痛っ!」

ついに膜を破ってきました

「大丈夫?」 胸や首、耳などをせめることで痛みを和らげようと頑張るサイトさん。

「だ、だいじょうぶです。動いて……いいですよ」 私も少しぐらい頑張らなきゃ

サイトさんの腰がゆっくりと動き始める 「ふぁぁ…………くぅう」 ちょっと痛いけどサイトさんをお腹一杯に感じられる。 今だけは私だけを見てくれる。それが幸せだった。

「やばっ……シエスタの中、きつくてもう出ちゃいそう」

「へ?」

「うっ!!」

サイトさん、もう出ちゃったの?

サイトさんが恥ずかしそうに頷く

ちょっと残念だけど、私を感じてくれた証拠ですよね 「じゃあ、もう一回。しませんか?」

それから2回ほど私たちは互いを感じあった。

724 名前:別離[sage] 投稿日:2007/03/21(水) 07:54:48 ID:22/Lr3nR いよいよお別れの時

明日からもう、サイトさんには会えない。 「それじゃ、シエスタ、さよ「あ、あの!」

でも、『さよなら』なんて言われたくなかった。

「あの!私、待ってますから!」

「え?」

「サイトさんが元の世界でやることやったら…… きっと戻ってきてくれるって……信じてますから」

サイトさんの手を握る。 嘘でもいい。約束して欲しい

「……でも」

もう二度と会えないなんて、辛すぎるから

「一緒に見た草原が一望できる丘に家を建てて、待ってますから」

それが私の望み。 私は大好きなサイトさんを待っていたい

「わたしがっ!あなたの!この世界での居場所になりますっ!!」

また想いは溢れる。 想いはサイトさんの顔を滲ませてしまった。

「だから、だからっ!さよならなんて……言わないで下さい……!!」

まだ、まだもう少し、サイトさんの姿を見ていたいのに。想いは止まらない。

「私、忘ればぜんから……きょうのこと……貴方のこと」

せめて言葉だけでも、伝えないと

「でも、いいの?俺、帰れないかもしれないし……」

これから言うのが私が二番目に言いたかった言葉

「いいんです。だって私は…………」

725 名前:別離[sage] 投稿日:2007/03/21(水) 07:55:40 ID:22/Lr3nR サイトさん。………………大好きです。

「サイトさん専属の、メイドですから!」

「…………………………ありがとう」

繋いでた指がほどけてゆく

想いの間に僅かに見えた、最後に見たサイトさんの顔には、微笑みが見えたと思います。

「じゃあ、『いってきます』だね!」

サイトさんの声が胸に響く

私も、言わなきゃ

精一杯、明るく、元気よく、これが私の取り柄だから

最後の挨拶も

「行ってらっしゃいませ!!」

最後のサイトさんの後ろ姿は、見れなかったけど

とっても素敵だったことでしょう

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