ゼロの保管庫 別館

14-374

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だれでも歓迎! 編集

374 名前:運動不足 ◆yJjGBLHXE6 [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 01:56:46 ID:6dsUAAIs 「……995、996、997…」  昼過ぎの中庭に、鋭く風を切る音が響く。 「1000!…ふう、素振り終わりっと」 「おう、お疲れさん。中々早くなってきたじゃねーか、相棒」 「だろ?結構自分でも筋肉付いてきたかなって思ってんだ」  ほらほら。と、才人はデルフリンガーに向けて力こぶを作る。 「ん〜まあまあって所だな」 「え〜まだかよ〜」 「まぁ、あとちょっとだな。相棒」  とりとめのない話をしながら、才人はベンチに腰掛けて小休止としゃれ込んだ。 「あ、そうだ。おい、相棒」 「ん?なんだデルフ」 「毎日毎日きっちりと素振りをするってのはいいんだけどよ。 相棒、もうちっと足腰鍛えねーか?」 「足腰ぃ?」

 才人は隣に置かれた剣から発せられた言葉に怪訝そうな顔をする。 「そう、足腰だ。良いか相棒?足腰を強くしとけばな、瞬発力や踏ん張りが利く。 いくらガンダールヴの力があるからってな、それだけじゃさすがに限界があんだ。 そこで自分も鍛えときゃ、ガンダールヴの速さにプラスされて動けるってもんよ」

「つってもよ。何すりゃいいんだ?」 「ま、一番は走りこむこった」  ランニングかぁ…、と才人は空を見上げる。  そこには、雲ひとつ無い青空が広がっていた。 「ま、明日っからでもメニューに組み込んでみたらどうよ相棒?」 「ん〜そうだな」  才人はデルフリンガーを背中に背負い、歩き出す。

375 名前:運動不足 ◆yJjGBLHXE6 [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 01:57:55 ID:6dsUAAIs  仕事も済んでしまい、ある程度の暇を持て余した才人は学院内をぶらぶらしていた。 「しっかしいい天気だよな〜」  と、学院内の小さな森のようなところに来たところで才人は不意に足を止めた。 「お、なんか蔦が落ちてる」  それは才人が両端を持つとちょうど地面に着くぐらいの長さだった。 「はは、何か縄跳びできそうだな、これ」  才人はデルフリンガーを地面に突き立てる。  才人は蔦を構えるとトントンと器用に飛んでみせた。 「へー器用だね相棒」  だろぉ、と才人は縄跳びを再開する。

「ちょっと、サイトぉ〜?どこに行ったのよ〜?」  五分ほどすると、塔のほうからルイズの声がする。 「お〜ルイズ〜こっちこっち〜」 「あ、居た…って何してんのよあんた?」  顔を出したルイズは先ほどの才人よりも怪訝そうな顔をした。 「何って…縄跳び」 「ナワトビぃ?何よそれ?」  縄跳びも無いのか、と才人は少し苦笑する。 「こうやってやるんだよ。ま、見てな」  ………。 「ふうん…簡単そうじゃないの」 「ルイズに出来んのかぁ?」  才人は地雷を踏んだ!! 「……な、なな、なんですってぇ?」  ルイズの怒りは頂点に達した!! 「あ、ああ、あんた使い魔の癖にな、なな、な、な、なんて口をきいているのかしら?」 「あ、えと、その、何かゴメン」 「いいわ、やってやろうじゃないの!!貸して見なさい!!」  ルイズは才人から蔦をひったくると、深呼吸をして身構える。

376 名前:運動不足 ◆yJjGBLHXE6 [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 01:58:46 ID:6dsUAAIs  …。  ……。  ………。 「なぁ、相棒…」 「…分かってる」 「ちょ、ちょっとお!!」  開始三十秒。 「「なんで、こうなるのかねぇ…」」  ルイズは…。 「ちょ、サイトぉっ!!見てないで助けなさいよおおっっ!!」  なぜか、蔦でがんじがらめに縛られて転がっていた。 「嬢ちゃん、不器用だねえ…」 「いやこれはむしろ器用なんじゃ…」  とはいえこのまま放っておいたら後が怖いので、才人は解くのを手伝うことにした。

「これをこうして…ここがこうだから…」 「ちょ、ちょっとあんまり引っ張らないでよっ」 「無茶言うな」  十分が経過しようとしていたが、全くと言っていいほど事態は進展していなかった。  何故かあちこちに縛り目が点在しているので容易に進まないのである。 「これを通して…これがこっちか?」 「あ、サイトっそれ引っ張っちゃ…きゃん!!」  才人が下から絡んでいる部分を引っ張ると、突然ルイズが嬌声をあげた。 「?ルイズ?」 「―――――――っ!!」  才人がルイズの方を向くと、ルイズは顔を真っ赤にして俯いている。  ためしに才人が何度か引っ張ると、そのたびにピクッとルイズが反応する。 「ちょっ…サイっ…んっ…トぉ…いい、加減に…しなさ…やぁんっ!」  ルイズは太ももを擦り合わせてもじもじし始めた。  才人はようやく、蔦が繋がっているほうを辿ってその原因にたどり着く。

377 名前:運動不足 ◆yJjGBLHXE6 [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 01:59:37 ID:6dsUAAIs  …な〜るほどぉ〜ねぇ〜  蔦はルイズの足の間を通って前へと繋がっていたのだ。  それを知った才人は持ち前の意地悪さが鎌首をもたげ始めた。 「あれ、ルイズどうしたの?」 「なっなんでもないわよっそれより早く解きなさいよっ」 「じゃあ、悪いけどちょっと引っ張るよこれ。じゃないと外れないみたいだから」  そういうと股の間を通る蔦を強く握った。 「やっそれダメッ…ん、きゃああっ」 「ん?何か言った?ルイズ」  そういいながらも才人は引っ張る力を緩めようとしない。

 それどころか、ゆすったり震わせたりし始めた。 「んんっ…ふっ…ふやっ…だめぇ…だめなのぉ…」 「え〜なんで?解いて欲しいんじゃないの?」  才人の言葉にぴくりと肩を震わせると、目を瞑ってゆっくり口を開いた。 「つた…がぁ…くいこんでぇ…」 「うんうん、それで?」 「あたま、ぼおっとしてぇ……も、変になっちゃいそうなのぉっ」  そこまで暴露すると、ルイズは顔を背ける。  すると、才人は今まで引っ張っていた蔦を手放した。 「そっか〜ゴメンゴメン。じゃあこれ切っちゃおうか」

 才人はデルフリンガーを蔦に合わせる。 「……えっ!?」  刃が蔦を引っ張ると、ルイズは思わず目を見開いて才人の方を向いた。  その顔には物足りなさと少しの残念さが張り付いていた。 「ん?」  その表情を才人は見逃さなかった。  してやったり、とばかりに才人は不敵に笑う。 「あれ?ルイズ、早く外して欲しいんじゃなかったの?」 「そ、そうよっ…そうだけ―――」 「じゃ、問題ないでしょ」  才人が力をこめると、プツッと蔦に切れ目が入る。 「あっだ、だめっ」  しまった。とルイズは後悔したが、既に遅かった。 「ん〜?ダメ?なんで?」 「――――――――っ!!」  ルイズは火照って赤くなった顔を更に赤くする。  が、才人が何も言わず、動かないのを見てついに折れた。 「…中途半端っ」 「え?なに?」 「……っ、お願いだから…最後まで、満足させてよぉ…」

378 名前:運動不足 ◆yJjGBLHXE6 [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 02:00:49 ID:6dsUAAIs  才人は言葉がこぼれたのを聞くと、満足そうに微笑んだ。 「ご主人様の命令なら…仕方ないなぁ!!」  才人はデルフリンガーを置いて先ほどのように蔦に力を込めなおした。  ぎゅうっとルイズの秘裂に細い蔦が食い込んでいく。 「〜〜〜〜〜〜っ!!」  ルイズは小刻みにその華奢な身体を震わせる。  才人は右手で器用に加減しながら、左の手をルイズに這わせていく。 「ルイズ、もうこんなになってる」  才人が秘所に指を這わせるとそこは既にじっとりと濡れそぼっていた。 「ん、やぁっひあっサ、サイトぉ…やだぁ…」  ルイズは言葉とは裏腹にどんどん蜜をあふれ出していく。  蜜が蔦を伝わって、つうっと流れていく。 「可愛いよ…ルイズ」  才人は蔦を緩めて既に意味を成さなくなっているショーツをずらす。  泉のようになっているそれに才人は指を潜らせた。 「あっあっサイトのゆびぃっ…奥までジュプジュプ入ってるぅっ!!」    才人は巧みに蔦と手を使って、ルイズをどんどん高みへと跳ね上げていく。 「サイトっあたっわたしっもうだめぇっ!!」 「いいよ…ルイズのいっちゃってる所見せてよ」  才人は手の動きを早めていく。 「あっああっ!も、も、だめぇええええっっ!!」  ルイズはビクビクッと身体を震わせて、快感と共に意識を昇らせた。  何も考えられずに、ゆっくりとルイズは眠りに着いた。

「…ったく、次こんなことしたら承知しないかんねっ」 「は、は〜い」  そこには蔦の解けたルイズと何発か殴られた後がある才人がいた。 「もう、結局午後の授業出られなかったじゃない」 「ご、ごめんなしゃい」  小さくなる才人を見てルイズはふうっとため息をつく。 「もう…責任取りなさいよね…」 「へ?」

「今日は…まともに寝かせないんだからねっ」    夜はまだまだこれからで、そしていつまでも明けなさそうだ―――                                     <お し ま い>

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