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756 名前:タイムトラボー[sage] 投稿日:2007/05/25(金) 20:58:05 ID:T7HeZXi8

「ちくしょう」 「おやどうしたんだい相棒」 「ああデルフか。どうしたもこうしたも、あのクソ女め」 「落ち着きなよ相棒」 「ああすまん。いや実はルイズがな、ちょっと口滑らしたことに腹立てて俺を蹴ったり殴ったり」 「要するにいつものことな訳ね」 「そういう問題じゃねえよ。ああ、あの女の性根叩き直してやりてえ」 「ふむ。どういうことだね?」 「つまりさ、たとえばあの女が子供だった時代に戻って奥ゆかしい大和撫子のなんたるかを叩き込んで」 「よし、じゃあそうしよう」 「あんだって?」 「実は今まで忘れてたんだが、俺には時間移動の能力があってな」 「そんな馬鹿な」 「いやホント。今まで忘れてたけど」 「都合よすぎるだろ!」 「今まで忘れてたんだから仕方ないだろ」 「いや仕方なくねえよ。いくらなんでも納得しねえよ」 「誰が?」 「誰がって……ほら、たとえばここを劇場に例えるとよ、お客さんが納得しねえだろ。途中で帰っちゃうよ」 「大丈夫だって、『今まで忘れてました』なんて無茶な理屈で納得するような客なんてさ、  可愛い女の子が舞台の上で適当にエロいことでもやってりゃ『まあいいや』っつって最後まで座ってるから」 「そうかあ?」 「そうだって。全く馬鹿な連中さ、女の子が可愛けりゃ後はどうでもいいんだから。  舞台袖に控えてる脚本家兼演出家だってきっとそう思ってるよ。  っつー訳で、俺は今まで時間移動能力のことを忘れてた。OK?」 「あー、分かった。納得した」 「ちなみに他にもいろいろ忘れてるからね」 「忘れてねえだろそれ!」 「忘れてるんだって。何でも忘れてて都合のいいときに思い出すよ俺は」 「ああもうグダグダじゃねえか。まあいいや。じゃあお前、ひょっとして俺が元いた世界に帰る能力とかも忘れてる?」 「ああ、忘れてた。今言われて思い出した。そういう能力もあったよ俺」 「ちくしょう、なんか納得いかねえけどまあいいや。じゃ、早速計画実行だ」 「OK相棒」

「ちょっと、何すんのよあんた、私を誰だと思ってんの、縄解きなさいよ!」 「で、10年前ぐらいのルイズを捕まえて洞窟に閉じ込めた訳だ」 「これからどうするんだい相棒」 「そりゃもちろん、一度地球に戻って取ってきたこの道具たちを使って……」 「い、いや……やめて、何するの、いやぁぁぁぁぁっ!」

757 名前:タイムトラボー[sage] 投稿日:2007/05/25(金) 20:59:08 ID:T7HeZXi8

「サイトさま、お食事のご用意が出来ましたわ」 「おう……ちょっとしょっぱいぞこれ」 「まあ、申し訳ありません、至らないルイズをお許しくださいまし、サイトさま」 「……凄いな、この教育セット。睡眠学習やら大和撫子を美化したビデオやら……一ヶ月ほどでここまで効果があるとは」 「エロいことは何もしてねえからね、一応」 「うむ、実に合法的だった。これで俺の未来も大分変わるはずだぜ」 「じゃ、帰るか相棒」 「ああサイトさま、どこへ行かれるのですか」 「ん、目的果たしたから帰るよ俺。大丈夫だって、数年後にまた会えるから」 「分かりました。ルイズはサイトさまにお会いできる日を一日千秋の思いでお待ちしております」 「……なあデルフ」 「なんだい相棒」 「ここまで変わっちまったこの子を、ルイズと認識してもいいのかね俺は」 「大丈夫だろ。『これこれこういう理由があったからこんな性格に変わりました』って言っときゃ、客だって納得するよ」 「なるほどねえ。じゃ、帰るか。ああ、どうせだから俺がハルケギニアに召喚された日の地球に帰ろうかな」 「OK相棒。じゃ、また会える日を楽しみにしてるよ」 「おう。んじゃな」

「で、帰ってきた訳だ……うん、召喚の儀式の当日だなこれは。で、この目の前のゲートをくぐれば」 「ああサイトさま、再びお逢い出来る日を楽しみにしておりました」 「と、こうなるわけだ。やあ久しぶりルイズ。俺今日からお前の使い魔ね」 「まあ、でもサイトさまを使い魔にするだなんて」 「名前だけ名前だけ。っつーか、やっぱり俺に仕える方がいい、ルイズは?」 「もちろんですわサイトさま。ルイズはサイトさまのために、この命をかけて尽くし通す所存でございます」 「よしよし。じゃ、まずは部屋に行くか」

「うむ、懐かしい我が家だ」 「サイトさま……」 「おうどうしたルイズ、急に擦り寄ってきて……って、何故俺のズボンのファスナーを下ろす!?」 「ルイズはサイトさまとお別れした後も、さらにお役に立てるようにと努力して参りました」 「それとこの行為に一体どんな関係が」 「殿方の逸物に対するご奉仕も女たるものの務め……では」 「いや、ではじゃなくて……いやぁぁぁぁぁ!」

「さあサイトさま、今日はサイトさまの武器をご購入いたしましょう。どれでも好きなのを」 「おおデルフ、会いたかった!」 「やあ久しぶり相棒。世話焼きのご主人様との生活はどう……おやずいぶんやつれ果ててるね」 「助けてくれデルフ、あいついろいろ底なしだよ! 俺が枯れてもまだご奉仕してくるんだ」 「ははあ、なるほど、尽くせば尽くすほど喜びが増すタイプなのね」 「もう一回タイムトラボーだデルフ! 元のルイズに戻しに行くぞ」 「あ、それ無理。タイムトラボー能力忘れたから俺」 「はぁ!? なんだそりゃ、いくら何でも展開が無茶だろ、納得しねえぞ俺は」 「大丈夫大丈夫、『今まで忘れてた』ってのが通用するんだから、その逆でもノー・プロブレム。  言ったろ、この舞台を見に来てる客は、基本的に可愛い女の子が舞台の上でエロいことやってりゃ後はどうでもいいんだって」 「そんな」 「ふふ、サイトさま、武器を選んで学院に戻ったら、またたっぷりご奉仕してさしあげますわ」 「いやぁぁぁぁぁぁっ!」 「……ま、どんな子が相手だろうと相棒がひどい目に遭うのには変わりないわな」

 終われ。