ゼロの保管庫 別館

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だれでも歓迎! 編集

60 :サイト×タバサ1/10:2007/07/06(金) 11:33:43 ID:WGgjgnhb 辺りはすでに漆黒の闇に包まれた夜。 生徒は全員寝てしまっているだろう真夜中に一室だけ明かりが点いている部屋があった。 部屋の主は『雪風』の二つ名を持つ小柄な少女、タバサであった。 彼女は一つの決意を胸に、戦に赴く身支度をしていた。 父の仇であり、母の心を狂わせたガリア王ジョゼフが虚無の担い手であることが判明した。 ルイズやサイトを何度も襲ってきた彼をこのまま野放しにはできない。 自分の数少ない友達を傷つけようとする奴は許さない。 その想いだけが彼女を動かしていた。 準備は整った。これからガリアに行き、自分の叔父と闘う。 杖を手に取り、窓を開け、小さく指笛を鳴らす。 すると、使い魔である韻竜、シルフィードが空から降りてきた。 シルフィードは不安そうな眼で自分のご主人様を見つめる。 この賢い使い魔は全て分かっている。 これからどこに行き、何をするか、……そしてその結果、どうなるか…… タバサ自身も分かっていた。勝ち目などは万に一つもない。 相手はジョゼフだけではない。ミョズニトニルンやエルフもいるだろう。 それでも行かねばならない。友を傷つけないために、守るために。 タバサは華麗な動作でシルフィードに飛び乗り、

「ガリアへ…」

と小さく声を発した。 シルフィードは断りたかった。 大好きなご主人様が死ぬのは絶対に嫌だ。 しかし、使い魔であるシルフィードに口答えする権利はない。 あきらめて飛び立とうとした瞬間、真下に人影が見えた。 タバサもそれに気づいた。 こんな真夜中に人が出歩いているはずはないのだが、確かに人がいる。 それはタバサもシルフィードもよく知る人物だった。

夜風で黒髪をたなびかせ、いつものパーカーに身を包んだサイトが 腕を組んでこちらをじっと見上げていた。

61 :サイト×タバサ2/10:2007/07/06(金) 11:34:52 ID:WGgjgnhb 無視してもよかった。 現に、一般の学生なら誰に見られようと構わずこのまま飛び去っていたはずだ。 しかし… 今自分を見上げている少年は… サイトだけは違う。 無視できるような存在ではない。 それぐらい自分にとって大きな存在となっている。 こちらをじっと見上げている。無表情だが、怒っているようにも見えた。 「降りて…」 そうタバサが命令すると、シルフィードは嬉しそうに地上へ急降下していった。 サイトの5メートルほど前方に着地し、タバサもふわりと地面へ降り立った。 タバサはサイトをじっと見た。サイトの方も、腕を組んだままタバサを見ている。 シルフィードはサイトに懇願するような眼で視線を送っている。 (自分ではどうにもならない、止められない、でも、サイトならきっと… お願い…お姉さまを止めてあげて…) シルフィードの視線に気付くとサイトは少しだけ笑みを浮かべ、頷いてみせた。 シルフィードはそれだけで心の底から救われるような気持ちになった。 そして、サイトは再びタバサに視線を戻す。 しばらく睨み合いのような状態が続いた。 その沈黙を破ったのは、最初に声を出したのはタバサだった。 「…何か、用?」 「…散歩にしちゃあ、ちと遅いんじゃないか?」 「そんなのじゃない。私はこれからガリアに行かなきゃいけない。  お願い、邪魔しないで」 「そっか……」 ……再びの沈黙…… だが今度の沈黙は長く続かなかった。 「どうして今日、私が出発するって分かったの?」 「そりゃあ、お前には前科があるからな。  前にお前と闘った後、誰にも何にも言わずに一人でガリアに行きやがった。  二度もそんなことさせるかよ」

62 :サイト×タバサ3/10:2007/07/06(金) 11:35:57 ID:WGgjgnhb 「あの時、オレにこう言ったよな。命を捧げるって。今まで一度もそんなこと  言われたことなかったからさ、すげえ嬉しかったよ。  だからこそ、おまえが一人で行ったと聞いた時は怒りを覚えた。  もうそんな、ふざけた真似はさせねえ」 やはり、サイトは怒っていた。自分の為に怒ってくれている。 それがタバサにとっては嬉しかった。 「大体、母ちゃんのことはどうすんだよ?」 「母はもう大丈夫。キュルケの家にいればガリアは手を出せない」 その答えにサイトは激怒した。 「そんなこと聞いてんじゃねえよ!お前の母ちゃんの意識が戻った時のこと聞いてんだ!  お前が傍にいてやらねえと駄目だろうが!」 この言葉にタバサの気持ちは揺れた。 しかし…… 「私と私の母は、あなたに命を救われた。本当に感謝している。  だからこそ、私はあなたの騎士になろうと思った。あなたを守りたいと思った。  でも…それでも…譲れないものだってある!私が今日まで魔法を学んできたのは  父を殺し、母を狂わせたガリア王を倒すため!いくらあなたでも邪魔するのなら許さない!」 タバサはサイトに向けて杖を構えた。 一方、サイトは丸腰である。デルフは部屋に置いてきたあった。 何とか説得したい。 「相手は虚無だ。一人じゃ勝てっこねえ」 「そんなことは分かってる。でも、この身がどうなろうとも王の首は獲る」 それを聞いたサイトは怒りを通り越して悲しくなった。 そして、一歩ずつタバサに向かって歩き始めた。

63 :サイト×タバサ4/10:2007/07/06(金) 11:37:11 ID:WGgjgnhb 「俺はさ…両親は生きてるし、身近にいる人が死んだっていう経験はない。  死んだと思ってた禿げは生きてたしな。  だから、タバサの気持ちを全部分かってあげることはできない」 そう言いながらタバサに近づいていく。タバサは杖を構えたままだ。 「でも…でもさ…」 サイトは杖の先端を掴んだ。 「オレは…お前に人殺しになってほしくねえんだよ…」 タバサは、はっとした。 「そんなことしたら…ガリア王のやったことと同じじゃねえか…」 タバサの眼から一筋の涙がこぼれた。 でも…譲るわけにはいかない。 「ダメ…もうこれ以上みんなに迷惑はかけられない…」 小さく、半分嗚咽まじりの声だった。 「誰が迷惑って言ったんだ!そいつ連れて来いよ、オレがぶん殴ってやっから!」 本格的にタバサは泣き始めた。あの囚われの部屋からサイトに助けられた時のように。 ついにタバサは杖を下ろした。 サイトは目の前で泣きじゃくる、自分の胸元ぐらいしかない小さな 少女の頭の上に右手を乗せた。 「何でもかんでも自分一人でやろうとするな。オレもできる限りのことはするからさ、  闘うんなら皆で協力して闘おうぜ」 タバサはサイトにしがみついた。服に顔を埋め、泣きじゃくる。 まただ、また助けられた。以前のようにただの人形に戻るところだった。 サイトは、ほっとした。どうやら思いとどまってくれたようだ。 よしよしと綺麗な青髪を撫でてやる。

真夜中の学園の中庭で少女の泣き声が響く。

64 :サイト×タバサ5/10:2007/07/06(金) 11:38:12 ID:WGgjgnhb 徐々にタバサは落ち着いてきた。 サイトにしがみついたままだが、もう泣き声はほとんど治まっている。 「あ、それとさ…」 思い出したようにサイトが再び口を開いた。 「お前の母ちゃんにかけられた魔法もオレが何とかする」 顔を埋めていたタバサが、さっとサイトを見上げた。 自分が何年間もずっと本を読みあさり続けて、結局今でも母の心を狂わせた エルフの薬の解除方法は見つかっていない。 それなのにどうやって…?と涙で腫らした眼でサイトを見上げてると、 サイトはにこっと笑って、 「エルフの薬のことはエルフに聞けってね。恐らく、またあのビダーシャルって野郎と  闘う時がくると思う。あの時は逃がしちまったけど、今度はそうはさせねえ。  俺が勝つ。そんで解除方法を吐かせてやる。あいつなら知ってんだろ」 確かに、調合できるのなら解除薬の作り方も知っているかもしれない。 でも、このままだとサイトにおんぶに抱っこだ。 「私も…私も闘う!」 何から何までサイトに任すわけにはいかない。 「私一人じゃ、エルフに手も足もでなかった、でも…あなたと一緒なら…!!」 タバサの力強い言葉に、サイトも力強く返した。 「ああ、そうだな。ガンダールヴのオレとスクウェアメイジのタバサが組めば  恐いもんなんか何もねえ。こりゃ、トリステインどころかハルケギニア最強だな」 タバサは心の底から笑った。本当にサイトと一緒なら何でもできるような気がしていた。 その隣では今まで事の成り行きを見守っていたシルフィードが滝のように涙を流していた。 「うう〜〜、よかったのね、これにて一件落着なのね、きゅいきゅいきゅい〜〜  ありがとうなのね、サイト〜〜」 そろそろお開きのムードが漂ってきた。 「ほんじゃ、部屋に戻るか。あんまり外に出てると風邪引いちまうしな」 「…………」 「ん?どうした、タバサ?」 タバサはサイトの服を握ったまま離そうとしない。

65 :サイト×タバサ6/10:2007/07/06(金) 11:39:32 ID:WGgjgnhb 「ちょっと来て」 そう言ってタバサはサイトの服をつかんだまま、杖を構え、 フライの呪文を唱えた。 タバサとサイトは空中に浮かび上がる。 「うわっ!あ…あぶなっ!ど…どうしたんだ、タバサ?」 いきなり空に浮かんだので驚いたサイトだったが、タバサは何も言わない。 自分の部屋の前まで来ると、窓を開け、サイトを連れ込んだ。 ついでとばかりにシルフィードも人間の姿になって、部屋に入ろうとしたが タバサに窓をピシャーーンと閉められ、鍵を掛けられ、カーテンまで閉められた。 「ひどいのね。シルフィだけ仲間はずれにするなんて!きゅいきゅい!」

外がきゅいきゅい騒がしかったが、タバサは全く気にしてない。 サイトの方は困惑していた。何で連れて来られたのかさっぱり分からない。 そういえばこっちの世界に来て1年になるがタバサの部屋に来たのは初めてだった。 ルイズの部屋に似て、質素な感じだが本の量が尋常ではない。 タバサがずっと黙ったままなので思いきって聞いてみた。 「あの〜、何故にオレをこの部屋に?」 「……今夜だけ、一緒にいてほしい……」 (な、な、な、何ぃぃぃぃ!!!い、い、一緒ってお前……  どうしちゃったのさ、オ、オレだってなあ、好奇心旺盛な10代の男の子なんだゾ!) 「ダメ……?」 「い、いや、別にダメってことはないよ、うん。朝までにルイズの部屋に戻ってれば  いいんだしな。じゃ、じゃあ、ボクはこの辺で寝ますので、おやしゅみなさい」 サイトは部屋のめちゃくちゃ隅っこのほうで寝ようとしたが、再びタバサにフライの 呪文を唱えられ、数秒空中に浮いた後ベッドの上にすとんと落とされた。 その隣にタバサも腰を落とす。 「ここで寝ればいい」 「べ…ベッドはまずいんじゃ…」 「問題ない」 そう言うとタバサはじっとサイトの顔を見上げてきた。 「な…何すか…?」 「…こんな感情初めて…、でもこの感情が何なのか大体分かる…。  私、生まれて初めて…人に恋してる」

66 :サイト×タバサ7/10:2007/07/06(金) 11:40:31 ID:WGgjgnhb 「こ…恋だって?」 「そう。あなたと闘った後や、私と母を助けてもらった時から 私の中であなたの存在がどんどん大きくなっていった。  そしてまた今回、助けてもらったことで確信した。確実に私はあなたに恋してる」 顔を朱に染めながらも自分の気持ちを語ってくれるタバサに対し、 サイトはかなり動揺していた。 (な…何だこれは、夢か?告白されちゃってるぞ、オレ。こ…こんな子供に…  い、いかんいかん、いくら年が2つしか離れてないとはいえ、背丈が違いすぎる…!  これじゃ、犯罪だ。まだ人の道を外したく……) 「だから……キスしてほしい……してみたい……」 (グホエアッッッ!!!!!) 寡黙な少女が大胆になっていき、こちらに体を寄せてきたが サイトはがしっとタバサの両肩をつかんで動きを止め、そして言い聞かせる。 「い、いいか、タバサ。そうやって簡単に自分の唇を男に許しちゃいけませんよ?  た、多分、今のお前の眼にはオレのことがものすごく美化されて映ってるんだろうけど  オレなんか所詮はただの卑しい犬畜生なんだからさ。と、とにかくだ…  一時の気の迷いで取り返しのつかないことになっちゃうかもよ?」 しどろもどろで話すサイトを見て、タバサはムッとした表情になった。 「そんなのじゃない、これは私の本当の気持ち。気の迷いなんかじゃない」 語気を強め、真剣な顔でこちらを見上げてくるタバサにサイトは胸を打たれた。 「タバサ……お前、本当に……?」 再びタバサが顔を近づけてくる。サイトはもう拒めなかった。 「ん……」 軽く唇を合わせ、そしてすぐに離した。お互いの顔は真っ赤だった。 「そ、そういやタバサとキスするのって2回目になるんだよな…?」 「あの時はルイズを怒らせるためにやっただけ。数のうちに入らない。  これが私のファーストキス」 「も、もう一回聞くけどオレなんかでよか……んっっ」 サイトの言葉を最後まで聞かず、再び唇を押し付けてくる。今度は舌を絡ませてきた。 「んんっ…ちゅぷ…んむ…ぷはっ!ハア、ハア、  あ、あの、タバサって初めての割にめちゃくちゃ上手いんだけど何で?」 「いろんな本読んできたから…中にはこういう知識の入った本もいっぱいあった」 (読んだだけで、ここまで実践で通用するテクを持つとは…タバサ…恐ろしい子!!) 「私もあなたに聞きたいことがある」 「何でしょ?」 「今まで私以外で、誰とキスしたことあるの?」

67 :サイト×タバサ8/10:2007/07/06(金) 11:41:53 ID:WGgjgnhb 「え〜〜っと、何故にそんなことを?」 「すごく興味ある」 (よく分からんが眼を輝かせて聞いてくるので答えたほうがいいんだろうな) 「ルイズと何回かあるな…」 「知ってる。他には?」 「えっと…シエスタともある…」 「その2人だけ?」 「…………姫様とも」 「………………」 これにはさすがのタバサも呆れた。ルイズやシエスタは予想してたが まさか一国の女王までもがサイトに惚れているとは。 どうやら想像していたよりもライバルは多いらしい。 「ああ、そういや、こっちに来たばっかりの頃にキュルケとしたこともあったっけな」 「………………」 一年前サイトにお熱だったということは知っていたが、キスまで… 自分の数少ない友人にまで先を越されていたとは… 自分が一番争奪戦で遅れをとっているようだが、まあいい。すぐに追い越す。 タバサはいきなり立ち上がると、身に着けていたものをすばやく脱ぎ始めた。 あわててサイトは首を真横にガキンとずらす。 「な、何やってんすか、タバサさん!?」 「最後までしてみたい」 「さ、最後っていうと、もしかして…オ、オレとヤッちゃうってこと?」 「そう」 やれやれ、また説教する必要があるな、と思いタバサの方に顔を向けると そこには女神が立っていた。 下着もすべて脱いでしまっている。白い、どこまでも白く、美しい肢体。 人類の長い歴史の中でこれほど綺麗な光景はあったのだろうか。いや、ない。 少なくともサイトの歩んできた17年の歴史の中ではお目にかかったことがない。 説教する気など、どこかに吹っ飛んでしまった。 こんな姿見せられて我慢できる奴は、男やめたほうがいいよ、うん。 と、開き直ったサイトは勢いよく立ち上がり、タバサを抱きしめた。 「あ、あのさ、オレ…経験ないから上手くできないかもしんないけど…」 「大丈夫…」 その言葉を聞くとサイトは優しくタバサをベッドに押し倒した。

68 :サイト×タバサ9/10:2007/07/06(金) 11:42:37 ID:WGgjgnhb 「んむぅ……」 今日何度目かのキス。舌を絡ませながら、淫猥な音が部屋に響く。 唇を離すとタバサが話しかけてきた。 「あの…」 「何?」 「私、まだあなたの名前呼んだことない。何て呼んだらいいかな…?」 確かにタバサはサイトに対して名前で呼んだことはない。 呼ぶときはあなた、とか服をくいくい引っ張るかのどちらかだ。 「ええっと…普通に『サイト』でいいけど…」 「分かった」 そう言うと、タバサは両手を広げ、 「来て、サイト―――」 (うひゃあ、もう辛抱たまらん!) 光の速さで身に着けていたものをすべて脱ぎすて、タバサの胸に触れてみた。 ルイズよりも小さな胸だ。揉むというより撫でるという表現が正しいだろう。 「あっ」 「い、痛かったか?」 「大丈夫、続けて…」 それからしばらく撫でていたサイトは次に、桃色の乳首を口に含んでみた。 「ああんっ」 タバサが今まで出したことがない、甘い声を出した。 その声がもっと聞きたくなってサイトは左の乳首を舐めあげ、右の乳首を軽くつまむ。 「うあっ、ダ、ダメ、サイト、そんなにしたら……」 「ごめん、タバサ。でも、我慢できないよ、かわいすぎて……」 ちゅぱちゅぱと音をたて、ひたすら乳首を吸い上げる。 「口にもキスして……」 胸ばかりに目がいってるサイトの顔を持ち上げ、こちらに強引に引き寄せ、唇を合わせる。 どうやらタバサは口と口のキスが気に入ったようだ。 「はあ、はあ、タバサ…もう…入れたい…」 タバサが目をやるとすでにサイトの肉棒は完全に勃起していた。 「すごい…そんなの入るのかな…?」 「ゆっくり入れるから…」 両足を開いてやる。タバサの秘部はほとんど毛が生えておらず、少し濡れていた。 その秘部に肉棒をあてがい、 「よ、よし、いくぞ!」 先端が徐々に秘部に包まれていく。

69 :サイト×タバサ10/10:2007/07/06(金) 11:43:33 ID:WGgjgnhb 「ううっ」 タバサは懸命に痛みをこらえている。処女喪失は想像以上の痛さだったようだ。 「ぜ、全部入った…ぞ、って、うわ、やばっ!」 タバサの膣内に奥まで挿入しきった途端、急激に射精感がこみあげてきた。 そして………… どぴゅ、どくっ、どくっ、どくっ、 「………………」 (やっちまった…入れただけで出しちまうなんて…死にてぇ、今すぐ自殺してぇ。  そりゃ、部屋にはいつもルイズやシエスタがいるし、トイレには他の男子生徒がいるか  ら自分で処理するヒマなんかねえよ。こちとら溜まりまくりだっつーの。でも、  それにしても今のは早す…) 「サイト」 「ふぁ、ふぁい!」 「サイトのはまだ元気。もう一回やる」 そう言うとタバサは胡坐をかいて座っていたサイトの足の上に乗ってきた。 そしてタバサ自ら腰を落としてきて、再び一つにつながっていく。 「さっきより痛みに慣れてきた。好きなように動いていいよ、サイト」 「あ、ああ、分かった」 対面座位の格好になって、二人の第2ラウンドが始まった。 先ほどのような醜態はさらすまいと、サイトは懸命に腰を突き上げる。 「あっ、あっ、あっ、くっ、あん、」 喘ぎ声をあげながらタバサは両腕をサイトの首に巻きつけ、 両足をサイトの腰に絡みつけた。完全な密着状態。 お互いの顔が目の前にあるのでタバサの大好きなディープキスもしやすい。 「んむっ、ちゅ、くちゅ、んんっ」 舌を絡める卑猥な音が、どんどん大きくなっていく。 サイトの腰の動きもそれに合わせ、速くなっていった。限界が近づいている。 「くっ、タ、タバサ、オレ、もう出る!出すぞ!」 「来て!わ、私も、もうイク!」 「タバサ!!」 叫ぶと同時に、目の前のか弱い少女をおもいきり抱きしめた。 「うあああ!!!!」 二人は同時に達した。おびただしい量の精液がシーツに染みを作っていく。 抱き合ったままベッドに横になり、そして深い眠りにつく。タバサは幸せだった。 (私の、私だけの勇者様。あなたは絶対に私が守ってみせる。  でも、もしも、また私がピンチになったら…その時は私を守ってね…)

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