ゼロの保管庫 別館

18-9

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だれでも歓迎! 編集

◆CSTs7hoBww   10 名前:お酒の力 ◆CSTs7hoBww [sage] 投稿日:2007/08/04(土) 23:05:33 ID:9FW71zyy

たまには、お酒でも飲んでパーッとしませんか? というシエスタの誘いを受け、才人は厨房までお酒と肴を拝借しにいっていた。

「ここ最近、飲んでばっかじゃねぇか?俺って……」

その通りなのである。 ガリアからタバサを救い出してから、水精霊騎士隊の面々と飲んでばっかりなのであるが むさい男連中、特に酒が入ると被害妄想が高まるマリコルヌの相手をするのは ほとほと疲れていたので、シエスタ達となら…と受けたのである。

最も、その選択は間違いだったのであるが……後述しよう。

厨房からの帰り道、才人は窓の外を眺めているタバサを見つけた。 まだそんなに夜が更けていないので、他の学生を見ることはあっても タバサを見ることは珍しかった。 しかも寝巻き姿である。サンタクロースのような薄い青い帽子に それに合わせたようなパジャマ、そして身長より長い杖。才人、ここでグっと来た。

どうしたんだ?と声をかけると、ピクッと肩を震わせこちらを向いた。

「……」 「……」 「……」 「……眠れない」

しばしの沈黙の後、タバサの口から出てきた言葉はそれだった。 まぁ戦い続きだったし……母親の事も心配なんだろうか、と才人は思い

「じゃあ、こっちの部屋で飲んでいくか?」

ちゃぽん、と葡萄酒の瓶を揺らす。

それからまたしばしの沈黙の後に短く、行くとだけ答えて 才人の後ろにくっついていった。

「おかえりなさい〜……って、ミス・タバサ?」

扉を開けた才人を出迎えてくれたのはもちろん、シエスタである。 才人の後ろに、いつもとは違う装いのタバサを見つけ 少々驚いた雰囲気だったが、二人を部屋の中に入れた。

部屋の中は、シエスタの手によって少々変わっていた。 といっても、蝋燭が灯っていたり花が生けられていたり、といった程度だが 普段のやや味気ないルイズの部屋とはまた違った印象を受けた。 するとルイズが手短に、小声で

「遅いわよ、犬。……で、なんでタバサが?」 「何か歩いてたら一人でいて眠れないって言ってたからな」 「ふーん、そうなの」

面白くない、と言ったようなルイズ。 反論しようとしたが、シエスタの声で飲み込んだ。

「はいっ、もう準備終わりましたから乾杯しましょっ?」

11 名前:お酒の力 ◆CSTs7hoBww [sage] 投稿日:2007/08/04(土) 23:08:02 ID:9FW71zyy そう促され、3人は席に付いた。タバサと才人、シエスタとルイズが対面になるよう座っている。 シエスタのグラスの中身が少ないのはきっとルイズ邸での事があったからだろう。 乾杯の合図で4つのグラスはカチンと音を立てた。

だがしかし、ここからがルイズ達と飲むという才人の選択の間違いであった…

ルイズは何故か物凄い勢いで飲みながら絡む。 それをなだめようとすると、シエスタが何故か熱っぽい顔で才人の手を握る。 目撃してしまったルイズは更に絡む。そして飲む。 タバサはそんな二人のやり取りを見る事も無くひっそりと飲んで食べていた。

酒乱である二人の暴挙は更に激化していった…… ルイズは才人にとにかく絡む。そして飲ませて飲む。

「あんたはわたしの使い魔なの!だから飲みなさい!」だの 「伝説の虚無の担い手の私のお酒が飲めないの!?」だの 何やら、普段の倍は出来上がってしまっているようで……

シエスタはと言うと…… 「サイトさんって私がこんなに誘ってるのに……」とか 「ミス・ヴァリエールのぺったんこが好きなんですか?」とか それを聞いたルイズは更に激化して…… あぁ、シエスタってお酒飲んだらダメなんじゃ…とガンガンに酔いが回った頭で おぼろげに思い出した才人であったが、シエスタはもう止まらない。 脱いだらすごいんですっ!とか言っていきなり脱ぎだすし それを見たルイズは何故かサイトを殴った。

「あら、ミス・ヴァリエール?貴女はお脱ぎにならないんですか?」 「あ、あんたと違ってそんなはしたない事出来るわけないじゃないっ!」 「そうですよね、怖いんですよね。私と違って……ふっ」 「な、な、なんですってぇぇぇぇぇぇ!?」

あぁ、シエスタ。お願いだから辞めておくれ。という才人の願いも空しく 争いは当然激化する訳で、挑発されたルイズが脱ぎだし それを見たシエスタが鼻で笑い、才人が何故か攻撃される。

争いが止んだ時、才人が持ってきた葡萄酒の瓶は結構な数だったが そのほとんどが床に転がってしまっている。 争いを起こした張本人達は…机に突っ伏して寝てしまった。 そのままにしておく訳にもいかないので、とりあえずルイズのベッドに二人を寝かせた。

12 名前:お酒の力 ◆CSTs7hoBww [sage] 投稿日:2007/08/04(土) 23:09:06 ID:9FW71zyy 「その…ごめんな、騒がしかったろ?」 「良い、別に構わない。」 「…そっか。ならいいんだけどさ。」

酒が入っても、才人ではタバサの表情に変化は見られない。 キュルケならば、もしかするとその奥に潜んだ感情を掘り出せたのかもしれないが。

「……あなたは、寂しくないの?」

以前にも聞いたことがある言葉だった。 場所は図書館だったかな?と才人がぼんやりとしていると

「あなたは、ウエストウッドで帰りたいと言った。でもまだここにいる。」 「そりゃ…帰りたいけどな。ロバなんだっけに行けばわかるかもしれない。けど…」 「……けど?」 「またあのミョズニトニルンが来るかも分からない。先ずはあいつをとっちめてからだな。」

才人は、以前に襲われたあのデカくて早いゴーレムの一件を思い出した。 いくら「偽りの動機」を消されたとはいえルイズの事が心配なのである。

「寂しく、ないの?」

次の質問はさっきの質問と意味は同じだが語気が違った。 いつもの抑揚の無い声とは違う、少し感情の篭もった声。

「そ、そりゃ寂しいけど…」

そんなタバサの声を聞くのは初めてだったので つい口が滑ってしまい本音を喋ってしまった。 とはいえ、タバサの前で故郷を思い出して大泣きしたのでそこまで気にはしなかったが やっぱり、男が寂しいというのはちょっと恥ずかしいため下を向いてしまった。

分かった、と短く告げるタバサ。 そのすぐ後、下を向いたままの才人の視界に入ってきたものはタバサの足。 顔を上げるとそこに居たのはタバサだが表情がいつもとは違っていた。 タバサ…?と声をかけても上の空のようであったが才人が立ち上がろうとすると その動きを制し、ゆっくりと才人の前に顔が来た。

酔った頭では何が起こったのか分からなかった才人だったが 何のことは無い、座っている才人の上にタバサが座り首に手を回したのだ。

「紛らわして、あげる。」

何を?と聞こうしたが、その言葉は出なかった。 タバサの唇が自分の唇に合わせられたからだ。

"雪風"の二つ名を持つタバサであったが その唇は燃えるように熱く、才人の頭を更に酔わせた。 ウエストウッドでのそれと違い、執拗に唇を這わせ舌を絡ませる。 ぼーっとした頭で、どこでこんな事を学ぶんだろうと思った才人だった。

ぷはぁ…と、たっぷりと時間をかけ味わいそれを惜しむかのように唇を離す。 タバサの顔は見たことも無いくらい朱に染まっていた。 なぜ、と言おうとしたがその表情を読み取ったのか

「私は、あなたに母と命を救われた。あの時言った言葉は嘘なんかじゃない。」 「だから……あなたが寂しいならそれを紛らわしてあげたい。」 「私は……あなたの物だから……それとも、私じゃダメ……?」

13 名前:お酒の力 ◆CSTs7hoBww [sage] 投稿日:2007/08/04(土) 23:13:40 ID:9FW71zyy 据え膳食わぬは何とやら、才人は無言で唇を押し付けた。

「むっ…んむっ…はぁ…んっ…」

気づいたら、手がパジャマの中に入りご主人様のそれと似た草原を優しく撫ぜる。 既に自己主張を始めている頂にそっと触れると、ビクンッと身体が震えたが唇は離れない。 以前酔いは回っているがちょっとした悪戯心が芽生える余裕が出来てきたので 片方の手で背中を抱き、片方の手を下腹部の下のほう、タバサのそれへと導いた。

「んぅっ!?むぐっ…あむっ…」

先ほどより大きな反応だったが唇は離れない。 すでに興奮していたのか、タバサのそこは十分に濡れていた。

「んっ、んっ、あふっ、むぐっ…んぁっ!」

ついに唇が離れた時に触れた場所は、小さく自己主張していた小さな蕾だった。 更なる悪戯心を燃やした才人はそこを執拗に、しかし優しく責めた。

「んぁっ!あぁっ!ダメっ!あっ!」

イってしまったのだろう、肩で息をしながらタバサは恍惚の表情を浮かべている。 しかし、次の瞬間には不満の顔に変わっていた。

「……サイトのいじわる」 「ごっ、ごめん!その……可愛くってつい…」 「……次は、私の番」

顔を真っ赤にしたタバサが才人の膝から降りて、跪きズボンのジッパーを下ろし 才人の大きくなった息子を取り出し一気に咥えた。 尚、彼女の指南書は「バタフライ伯爵夫人の優雅な一日」である。

頭の中で、えぇと伯爵夫人はここをこうして……と記憶を頼りに必死に才人に奉仕していた。 そんな奉仕をされてしまっては才人も耐える事が出来るはずもなく

「タ、タバサっ!も、出るっ!」

男の欲望を小さなその口で受け止めたタバサはそれを全て飲みきった。 こんなことは指南書に書いてある訳ではなかったが、何か勿体無い気がしたのだ。

「ご、ごめん…気持ちよくって」 「良い、私が望んでした事。それより…こ、この前の続き…する。」

どこかで聞いたようなセリフだなぁ…とまるで他人事のように聞き流しタバサを押し倒した。 いつの間に脱いだのだろう、タバサはいつの間にか全裸だった。 タバサの裸は雪風の名に相応しくどこまでも真っ白だった。 そのおかげか、才人は幾分か理性を取り戻した。

14 名前:お酒の力 ◆CSTs7hoBww [sage] 投稿日:2007/08/04(土) 23:14:43 ID:9FW71zyy 「その……俺なんかで、いいのか?」 「…あなたでないと、ヤダ」

ヤダ!ヤダってあーた!あぁ、もうこのちびっ子め!俺の理性を!

「じゃ、じゃぁ入れるよ。」

才人は再び大きくなった一物をタバサの秘所にあてがい優しく挿入した。 まだ誰にも侵入を許してないそこは当然狭くきつかった。

「っ!!!」 「だ、大丈夫か!?」 「だ、大丈夫だから…気にしないで」

目をしっかり瞑り、口元は苦痛に歪んでいる。 ゆっくり、ゆっくり挿れていくと壁にぶつかった。 おそらく、まだ身体的に成長していないのだろう、タバサのそこは発達しきっていないのだった。

「も、もう動いて…大丈夫だから…」 「ほ、本当に大丈夫か?」

コクン、と肯定されたので才人は腰をゆっくり動かし始めた。 最初こそ、その口元は苦痛に歪んでいたがいつの間にかその歪みに変化が現れた。

二つの寝息をかき消すように肌と肌がぶつかり合う音が室内に響いた。 が、タバサのサイレントのおかげでその音が二人の耳に入る事は無かった。

ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ… 回数を重ねて幾たびに口元が開きそうになるのを堪えているようだったが すぐにその口は開かれ、嬌声が漏れた。

「あっ…サイトっ・・・!んぅっ…!」

普段の表情からは決して出てこない甘い声で更に欲望に火が付いた。 嬌声を塞ぐように、才人は唇を合わせタバサはその首にしっかりと手を回す。 唇をついばんでいると、潤んだ瞳をこちらに向けてくる。 その顔がとても愛おしく感じた才人は強く抱きしめた。

「私は、あなたとこうする事が出来て……嬉しい。」 「酔いに任せてしまったかもしれないけど……嬉しい。」

そんな甘い声を耳元でダイレクトに聞いてしまった才人は タバサを労わる事を頭からふっ飛ばし、腰を強く打ちつけ始めた。

15 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/04(土) 23:18:05 ID:9FW71zyy そんな甘い声を耳元でダイレクトに聞いてしまった才人は タバサを労わる事を頭からふっ飛ばし、腰を強く打ちつけ始めた。

「はっ、あぁっ!サい、とっ!」 「タバサ!タバサ!」

もう、今はタバサを穢す事しか頭になくなってしまった才人を包み込むかのように タバサは両手を首から背中へと移し、離れないようにしっかりと握った。

「タバサっ!俺、もうっ!」 「そのままっ…!中……中にっ…!」

その一声で才人はラストスパートをかけ白濁液を幼い身体に注ぎ込んだ。 荒い息を吐きながら、タバサはその腕と足を才人に絡ませた。 もちろん、タバサと繋がったままである。

「え、えーと?タ、タバサさん?離れられないんですが…」 「もっと…もっと…して?」

潤んだ瞳で見つめられれば才人にはもう断る術などあるはずもなかった……

次の朝、目を覚ますと目の前には眠っているタバサが居た。 どこをどうしたのか、いつの間にか才人とタバサの衣服は元に戻っており 懐かしき藁束の上でタバサに腕枕をしながら眠っていた。 可愛いなぁ…と思っているとそこにはお約束の殺気が。それもダブル。

「な、ななななななな何してるのかしらっ!?犬っ!?」 「サイト……さん?何してらっしゃるんですか?」

二人の怒声で目覚めさせられたのだろう、やや不機嫌そうに目をあけたタバサは どこから出したのか杖を持ちながらすっと立ち上がり

「私の主人に、手出しはさせない。」

あぁ……タバサさん……あなたはどうして……油にガソリンを注いでくれますか……

瓶と魔法と虚無が飛び交う中、いつものように真ん中で才人は意識を手放した…   一覧へ戻る

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