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ボルボX

222 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:48:02 ID:UxB3gv2a  ベッドのかたわらの小さなテーブルから、ワインの入ったグラスを手に取る。  夜。王宮の寝室。アンリエッタは薄物を素肌の上にまとったしどけない格好で、ベッドに腰かけたまま晩酌をしていた。

 グラスを少しかたむけて、唇をワインで湿らせる。  今夜のワインにはわずかにスパイスと蜂蜜を入れ、人肌程度に温めさせてある。

 くぴ、と飲み下すとまずのどが熱を持ち、胸の中までじんわりとその熱が沁みていく。首筋や顔が火照っていく。  ほう、とアンリエッタは息を吐いた。  吐息には、ワインに入れたシナモンの甘い香りがただよっている。

 日中の激務の心労もあり、いまだ少女の年齢ながら彼女に寝酒は欠かせないものとなっている。  昼間の、隣り合った領地をおさめる二人の領主の、家畜の放牧にかかわる争いを裁定したことを思い浮かべる。  あれは頭痛を覚える仕事だった。胸ぐらをつかまんばかりの勢いで怒鳴りあう領主二人の前で、宰相とうんざりした視線を交わしたものだ。

 眉間を押さえる。縦にしわが寄っていたことに気づき、仕事のことはつとめて忘れようとする。

(なにか、楽しかったことを考えて……)

 ぽやぽやと、ある日のことが脳裏に浮かび上がってきた。

       \\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

 数日前の逢瀬のときだった。  いつものように、木賃宿の安い部屋に入るとすぐ、立ったまま唇を重ねられた。  彼のそういう性急さは、嫌いではなかった。アンリエッタも早くそうしたかったのだから。  それから服を脱がされる。

223 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:48:40 ID:UxB3gv2a

 正体が周囲に気づかれることのないように、会うときにはいつも町娘のような髪型、服装をしていく。  けれど、それもすべてはぎとられて髪をほどかれてしまう。いつもの髪型に。  「アン」と呼んでとは彼に言っているものの、生まれたままの裸に剥かれてしまうと、抱かれるのが町娘の「アン」だとは自分でさえも思えなくなる。  女王であるかというと、それも少し違うのだけれど。

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(やっぱり、あれは『わたくし』としか言えないのでしょうね……)

 ベッドにこてんと横たわりながら、アンリエッタは熱くなっていく頬をシーツに押しつけた。顔が燃えるのが、ワインのせいか回想のせいか判断がつかない。  その後のことが、半ば自動的に脳裏に再生されていく。

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 彼はめったに、最初から服を全部脱ぐことがない。  あらゆる危険にとっさに対応するためです、とか何とか理由をつけている(ちなみに、彼はルイズの話題が出るとさっとドアや窓の外に目を走らせる)。

 服を着た彼に全裸で抱かれなければならないこの状況は、アンリエッタにとって、どこか被虐的な官能を意識させるものだった。  服という人間の尊厳をあらわすものを一方的に失って、支配されているような気分になるのである。

 立ったままの彼の前にひざまずいて、唇と舌で彼のものに奉仕しているときは特にそう思う。  まず愛情をこめてちゅっちゅっと何度も口づけてから、教えこまれたとおりの奉仕を加えていく。  舌全体を使って根元から上まで舐めあげたり、舌先で裏筋やカリや亀頭などという部分をくりくり刺激したり、陰茎を横ぐわえで優しく甘噛みしたり。

 アンリエッタは鼻腔を刺激する男の匂いにくらくらしながら、先走りを走らせはじめた肉棒の先端を口にふくむ。  両手を男の生殖器の下部にそえ、右手で竿の根元の部分をゆっくり上下にこすりながら、左手でやわやわと袋を揉む。  口の中で脈打つたくましい雄を感じながら、栗色の髪を撫でられると、うっとりと幸せな気分になり、自然にちゅうちゅうと亀頭を吸いあげてしまう。

 奉仕するだけで高まってきた情欲に、熱く目をうるませて息をはずませる。  アンリエッタの細い首筋にはしっとりと汗がにじみ、触れられてもいない乳首がぷくりと立ちあがっていく。

224 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:49:11 ID:UxB3gv2a

 彼の要求にしたがって、もっと口の中に納めようとした。焦れたように彼が腰を送り、のど奥を突かれる。むせそうになったが、涙目でこらえる。  口腔内の雄肉の存在感と味に、頭がもうろうとする。雌としての本能が刺激され、下腹がうずいた。  とうに膣口には透明な愛液がこぼれだしていたが、のどを深く犯されたときそれよりも奥のほうで、子宮がさらに粘性の高い液を吐きだしたのが感じられた。  張りつめてきた乳房を、いつのまにか彼のズボンにこすりつけていた。

 アンリエッタがそんな自分に気づいて顔を赤らめる間もなく、彼がせっぱつまった様子で彼女の口から肉棒を抜き、問いかけた。

「あのさ、そろそろ出そうだけど……どっちがいい? 飲むのとかけられるのと」

「……ぇ」

 なにかを選ばされるのは初めてではなかったが、こういう選択肢は初めてだった。  あまりにはしたない選択。  それなのに、こくんと物欲しげにのどを鳴らしてしまった。  全身に、青い臭いのする白い精をかけられて、それを手のひらで肌に塗りこめられ、匂いをしみ込まされて、自分の体が彼の所有物だと実感させられるのも好きだけれど。  その日は。

「の……飲ませて、くださいまし……」

「ん、じゃあその、もう一回くわえて」

 ぷっくりした桜色の唇をわって入ってくる肉棒に、アンリエッタは陶然と奉仕を再開した。  左手で栗色の髪をかきあげて、淫らながらどこか上品さを失わない表情。  唇できゅっと締めつけ、舌でやわらかく男肉に媚びる。口の中で吸いあげながら、舌の腹で裏筋の部分をぬりぬりとこする。  白魚のような右手の指は、ぬらつく陰茎の根元にからめて、早くこすりあげていく。  彼が「あ、出る……」とうめいて放出したとき、口の中で雄の肉がふくれあがり、アンリエッタのピンクの舌の上に熱い液がほとばしった。

225 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:50:08 ID:UxB3gv2a

 紅潮してとろけた表情で一心に吸いつき、こくんこくんと精液を飲み下していく。  本能的に、握りしめた肉棒の根元をさらにしごいて、白濁を一滴のこらず出させようとしながら、桃色にふやけた脳裏で思う。

(うそ……飲むだけで、気持ちいい……)

 白い精が、飲みこむはしから媚薬となって体を内側から灼くようだった。  さあっと肌が上気し、先ほどこすりつけていた乳肉が内側からじんじんとうずいた。下腹でも、男の精を受けたがってぐぐっと子宮が下がったのが感じられた。

「ずず、ちゅる、ん、こく……ふぁ……終わり、ました……」

 教えこまれたことに忠実に、残り汁をすすって終わる。  情欲で煮こまれた脳裏は、もっと続けていたかったという気分と、今すぐにでもこれで切なくうずく下腹を満たしてほしいという期待で埋まっていた。

 が、すぐに挿入はされなかった。  彼は、「じゃ、お返しさせてイタダキマス」と言って、座りこんだアンリエッタの手をひいてベッドに連れて行くと、寝台の上でころんと転がした。

「あ、あの……サイト殿?」

「『お返し』で舐めるけど……前からと後ろから、どっちの格好で舐められるのがいい?」

「あ」

 これ以上ないというほど、少女が真っ赤になった。  これもまた選択させられるのは初めてだったが、どちらも経験はあった。

 『前から』というのは、自分で脚を大きく開いてあお向けになったところを、股間に顔を埋められる姿勢。  『後ろから』はうつぶせの姿勢、ひざをついて上体を倒し、高く突き出した尻のほうから秘部に舌をはわされる。自分で尻の山をつかみ、横に広げなければならない。  口唇で愛撫されるのはたまらなく気持ちいいのだが、はっきり言ってどちらも気が狂いそうなほど恥ずかしい。

226 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:51:10 ID:UxB3gv2a

「いい、いいです、お返しはいりませんから!」

「ダメです。自分犬ですから、舐めさせてもらいます。さ、さあ選んで」

「ぅ…………」

 こういう状況で、強い口調で言われると逆らえなくなる。アンリエッタは羞恥で泣きそうになりながらも、そろそろとあお向けになって脚を開いた。

「ま……前から、してくださいまし……」

 か細い声で切れ切れに伝える。しかし、自称犬は首をたてにふらなかった。

「うーん、もう一声。ほら、することと言うことがあるでしょ? 前から舐められるときにはさ」

 仕込まれた、あの恥ずかしい行為を催促される。アンリエッタは極限の羞恥にほとんどめまいを感じながら、震える指を股間に伸ばした。

 先ほどの奉仕だけですっかり準備のできていた秘花、その花弁に手をかけ、くちゃりと割り開いてみせる。開いた場所からねとりと愛液がこぼれて垂れた。  それだけで終わりではない。秘部の上端に位置する肉豆の周囲を、そっと押さえるようにして、豆にかかった包皮を引っぱりあげるようにそろそろと剥いていく。  可能なかぎりソフトな剥き方だったが、敏感すぎるそこはそれでもビリビリと刺激を伝えてきた。「んっ……ん」と声を漏らしてしまう。  最後に、思い切ってぐっ、と周囲の肉を強めに引っぱると、にゅるんとクリトリスがようやく全部飛び出した。その衝撃で「あぅ」と腰をはねさせてしまう。

227 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:52:15 ID:UxB3gv2a

 それから、これから言わなければならないことを思い出し、火照った顔で涙ぐむ。  もういいでしょうか? と上目づかいで彼をうかがってみたが、首をふられた。  半ばやけくそで、両手の指で花弁をおさえ、剥き身で赤く艶々とした肉豆を見せつけるように、秘唇を左右におしわける。

「ぁ……あ、あの……わたくしにも、お、おしゃぶりしてくださいまし……!」

「どこを? ここ?」

 いきなり、彼がそのぷっくりと膨らんだ豆をきゅっとつまんできた。

「ひぁぁぁぁ!!?」

 声と体がはねあがる。少年は興奮した顔でつまんだクリトリスを指の腹でこすりながら、さらに確認してきた。

「ほら、どこをおしゃぶりしてほしいのかちゃんと言えるだろ? 姫さま……じゃなくてアン、今つまんでいるとこはなんて言うように教えたんだっけ?」

「ひんっ、ひぃ、やっ、やめてっ、言います、牝おちんちんです、わたくしの牝おちんちんですっ! 言いましたから指をはなしてぇっ!」

 ようやく彼が、強烈過ぎる刺激をやめてくれた。そのとたんに甘い汗が全身にふきだす。  アンリエッタははぁはぁと荒い息をついた。いきなりのことだったから快感として認識する間もなかったが、もう一度同じことをされればたまらず絶頂するだろう。  すっかり充血したクリトリスが、ジンジンと敏感にうずいている。ここに刺激を今から与えられる、と思うと、たまらなく怖い。

 覆いかぶさってきた彼に、紅潮しながら怯えるという被虐感たっぷりの表情でアンリエッタは懇願した。

「お、お願いですから、優しく扱ってくださいまし……」

228 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:52:57 ID:UxB3gv2a

 彼はぐっ! と親指をたてて、いやらしい笑みを浮かべてみせた。

「わかってます。気持ちよくしますから」

      \\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

(あああああ………………)

 アンリエッタは回想途中でうつぶせになり、鵞鳥の羽毛をつめた枕に、耳まで赤くなった顔をうめてぶるぶる震えた。  むろん、屈辱的な格好を取らされたり、卑語を言わされたことに対する羞恥である。まあそれは毎回のことだが。

(抱くときには『アン』と呼ぶように言っておりますのに! あの方、『姫さま』って絶対にわざと言い間違えているんですわ!  だ、だいたい『自分犬ですから』ってなんですか!?  優しくと言ったのは、もうすこし刺激を抑えてほしいという意味だったのに!)

       \\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

 ちゅっ、と吸いつかれた時点で腰がくだけた。

「ん――んんんんんっ!!!」

 口をおさえて、必死で悲鳴をかみ殺す。  ほんの小さな突起なのに、彼の少しかさかさした唇をかぶせられて吸引されたとたんに、呼吸が止まるくらいの衝撃があった。  彼のものに奉仕したときからずっとこらえていたものが、一斉に呼び起こされる。

 急激な絶頂に括約筋が締まり、アンリエッタの陰唇がぎゅっと閉じて愛液がぴゅ、と吹きこぼれた。ひくひくと下半身を痙攣させながら、熱に浮かされたような声を出す。

「……ぁ……イキました……」

 絶頂に達したらちゃんと口に出して言うように、とも躾けられていた。

229 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:53:36 ID:UxB3gv2a

「え、もう?」

 彼がアンリエッタの股間から顔を離し、本気で驚いた表情をした。  なにか文句を言う暇はなかった。  彼はすぐまた顔を埋めて、今度は唇で軽くはさんだまま顔を横に振ってきた。唇で横にこすられる感覚に、先ほど達したばかりで敏感に震えていたクリトリスがまたすぐ追いこまれた。

「あっ、ひ、待ってくださっ、今はビリビリしているんです……っ!」

 唇でくわえられたままふーっと息をかけられると、全身の毛穴がぞわりと開く感覚がした。舌でつつかれ、押しこむようにくりくりとえぐられるともう悲鳴しかあげられなくなった。  肉豆の隅々までとがらせた舌先で清められ、包皮との境目までちろちろと刷かれたとき、あっけなく二回目が来た。

「イく、イキますっ、あ、あ、イくっ!」

 上半身をシーツの上で狂おしくよじって、悲鳴のように絶頂を告げる。  電撃のような鋭い絶頂が去ったあと、くたりと身をしずめ……る暇はなかった。

「んんっ、そんな続けてしないでくださいましっ、あ、ん、お口ぬるぬるしててっ……!」

 包皮を剥きあげられて完全に無防備な状態のまま、アメ玉をしゃぶるように彼の舌で転がされていく。  自称犬だけあって、彼の愛撫はねちっこく執拗に続けられた。

 彼の上顎の唇と舌にはさまれる。アンリエッタ自身が奉仕したとき、裏筋を丹念に舌でねぶったのと同じ要領で、延々とクリトリス下部をこすられた。  三回目の絶頂を味わわされるまでその責めが続き、アンリエッタはあまりに鮮烈な快感に泣き叫んで、上気した肌をよじった。押さえこまれていなければ、下半身を何度もはねあげただろう。

230 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:54:07 ID:UxB3gv2a

 四回目はまた吸いあげられ、今度はきつく吸引されて前歯で甘噛みされながらのことだった。  挽くようにしてコリコリと歯でつぶされたとき、強すぎる刺激に雷に打たれたかと思った。  なのに数分ももたず体は勝手に、暴力的な責めに屈服してしまう。

「イきますぅ……」

 激痛が走るほどのひどいいじめ方をされたはずなのに、躾けられた体が甘い泣き声で絶頂を告げた。ぶるりと身を震わせる。  彼は一転して、あやすように肉豆を優しく吸ってきた。  恥ずかしく開いた自分の股間に埋められた彼の頭を、手で押さえこみながら、アンリエッタは腰がびくびく浮くような絶頂にすすり泣いて耐えた。

「……ぁ……うそ、なんで……いたかった、ですのに……」

 余韻にもうろうとしながらも信じられない思いで、下半身のほうを見る。  彼は心得た顔でうなずくと、ぴん、と指で膨れあがった肉豆をはじいた。

「ひんっ!」

「長く責められるほど、強い刺激でも快感として受入れやすくなるんじゃないか? 姫さ――アンの場合、今までもそうだったような。  ところで、そろそろ……いい?」

 少年は思いきったように自分も服を脱ぐと、ベッドに膝をついてにじり上がってきた。  彼のものは、すっかり勢いをとりもどしている。  魅入られたようにこくんとうなずいてから、アンリエッタは慌てて言い添えた。

「あ、いえ、やはりもう少し時間を置いてからのほうがよいかと……」

「待てないんで」

 手をついて後ろにずりさがると、その分距離をつめられた。  いきなり抱き寄せられて口づけされ、少女の目にとろんともやがかかる。  有無をいわさないやり方で、苦しいほどきつく抱きしめられるのは好きだった。

231 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:55:06 ID:UxB3gv2a

 彼が脚のあいだに身を割りいれ、アンリエッタの腕をつかんでそっと柔らかく押し倒す。  彼が自身のものを、くちゅりと柔らかくほぐれた少女のうるみに押し当て、ゆるゆると入ってくる。  うつろな肉洞をゆっくり満たされる感覚に、アンリエッタは深く切ない悦びを感じた。  ここまではいつもからすると、じゅうぶんに優しい手順だった。だから気づかなかった。  彼に正上位の形で奥まで貫かれ、覆いかぶさるように体を重ねられて、恥骨のあたりも密着したとき、凶悪な電流をそこから流されたような感覚にとらわれた。

「え……え?」

 戸惑い、それから気づいて青ざめた。  彼を止めようと口をあけた瞬間、密着した部分をぐりっと押しつけられて、脳裏に火花が散った。  少年としてはむしろ優しくこすりつけたつもりだったのだろうが、アンリエッタはどっと汗を噴き、首をはげしく振り、「止めて、止めてくださいましっ」と必死で懇願した。

「お願いですから待ってっ、腰を押しつけないで!」

「へ?」

 わけがわからない、という表情を浮かべた彼に、羞恥に震えながら伝える。

「その、あそこの、か……皮を、戻させてくださいまし……」

 クリトリスが、まだ先ほどの愛撫で包皮を剥きあげられたままだった。  すっかり敏感になったその部分は、優しく触れられただけで血を噴きそうなほどに充血している。  そんなところに男の腰を密着させられ、陰毛の生えた下腹でぞりぞりと摩擦されてはたまったものではない。

「ですから、あの……離して……?」

 アンリエッタは下から彼の顔を見上げた。今は両腕を体の横のシーツにしっかりと押しつけられて、身動きがとれないでいる。  少年は何か怒ったような、もどかしそうな表情だった。  なぜか、皮膚がぞくりと鳥肌をたてた。恐怖と、それから自分でも信じられないことに、かすかな期待で。  彼の顔はあとから思うと、強烈な欲情の表情だったのだろう。

232 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:55:54 ID:UxB3gv2a

「……じゃ、こっちにするからさ」

 腕をしっかり押さえつけたまま、彼がやや身を起こして、擦れないようにしてくれる。  しかし、そのまま抽送に移ってきた。  奥のほう、下がった子宮の入り口。いつも叩かれると理性が消えてしまう場所。そこをトントントントンと何度も、時間をかけて小突かれる。

 クリトリスとは違う、遅効性だが重く深い快楽ポイント。  アンリエッタの一番弱い場所。

「ひ……ぅ、く……」

 切なく顔をゆがめ、歯を食いしばるようにして耐える。  最後まで耐えられたことなどない。  いつもかならず、途中で我慢しきれず達してしまい、その後はまともに口もきけなくなるまでぐちゃぐちゃに絶頂させられ続ける。  ドロドロにされながら、めったに聞きいれられないとわかっていても泣いて許しを乞うてしまうし、そのくせ男に征服されることに被虐的な幸福感を覚えてさえいる。

 それでも、最初からあのような痴態を晒したくはなかった。

 執拗に嬲られつづける子宮が、こぷりと白濁した粘液を吐きだし、足の指がきゅっと丸まってシーツをつかむ。  彼に組み敷かれたまま、ゆるゆると高まっていく快感にあえぐ。  ほどなくして、下腹に力が入りっぱなしになる。気を抜けばすぐ絶頂してしまいそうになるまで、追いこまれた証だった。

 足の指と、押さえられた手の指でシーツをつかみ、歯を食いしばって肌を紅潮させ、顔を泣きそうにゆがめて耐えるアンリエッタに、少年が呆れたように声をかけた。

「なんでいつも我慢しようとするんです? 変なところで強情だなあ……じゃ、これでどうです?」

 そう言うと、ふたたび腰の前面を密着させてずりずりと擦りつけてきた。

「ひあああぁぁぁっ!?」

 急激に訪れた、こすりつぶされるような肉豆への刺激に、一瞬でバチッと音をたてて脳裏がスパークした。  それだけに留まらなかった。  絶頂に震えだしたアンリエッタの肉壺を、彼は力をこめてえぐりはじめた。  急激にからみついてくる媚肉を押し分けるようにして、奥の部屋を強く揺らしていく。

「そ――それ駄目ぇっ! わたくし、また狂いますからぁっ!」

233 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:56:30 ID:UxB3gv2a

「狂えばいいって、いつもみたいに」

「ひっ……イ……くぅ、ぁ、あ、ああああああああっ!!」

 彼に許可を与えられた、と認識した瞬間、アンリエッタは連続して絶頂におちいってしまった。  白いのどをひくんとそらし、足がはね上がり、きゅううと膣壁が締まっていく。

「うわっ、すげ、柔らかくからみついて引き込む感じ……ん、俺も出るっ」

「あああああっ! あーっ! あっ、うぁ、出てっ、お腹の奥でっ、いやぁ、まだイっておりますっ、熱いので叩かれてぇ……!」

「あー……やっぱ姫さまの中って、何度かイかせてからだとすごく気持ちいいー……」

「んんんぅ、ばかぁ! ふぁ? ――ひぃぅ! な、なんで出したばかりなのにまた動いているのですかっ、ひ、ひぁぁぁぁ…………奥、だめ……ぐりぐりしないで……」

 その後は、いつものように頭が真っ白になるまでいじめられ続けた。  奥をぐりぐりと圧迫され、あらゆる体液をしぼり出されて、何も考えられなくさせられる。  トントンと子宮を小突かれる。その小刻みな抽送の合間に何度か、力強い律動も送りこまれる。  その強制的に与えられる重い愉悦に逆らえず、甘く泣き叫びながら絶頂してしまうと、さらに奥を小突きまわされるか、剥かれたクリトリスを密着した恥骨のあたりでこすられて、絶頂から降りてこられなくなる。

 十分ほど延々と、肉豆をこすりつぶされたあたりで精神が折れ、許しを乞うようになった。

「これ以上いかせないれくらさいましっ、いきたくありませんっ、っ、ぁ、気持ちいいのもぉいやぁ!」 「おねがいれすっ、せめて皮だけは戻させてっ、もうこすられると感じすぎるのっ!」

234 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:57:09 ID:UxB3gv2a

 …………ようやく責めがやんだとき、ほとんどアンリエッタは気絶しそうになっていた。  ひくひく痙攣する肢体をくったりとベッドに投げ出し、汗まみれの全身をピンクに染めて、荒い息をつきながらふいごのように胸を上下させている。

「はーっ、はーっ、はーっ、はーっ…………」

 気まずそうに、少年が横で手を合わせていた。

「……あの、大丈夫?」

「……………………」

     \\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

 アンリエッタはベッドの上に起き上がって座りなおし、黙ってワイングラスを持ち上げると、くっ、とかたむけた。

(もう本当に……なんであの方は、いつも加減というものを……)

 回想が進んで羞恥の極限を通り越し、かえって見た目には冷静に見えるくらいである。  ルイズが嫉妬をはさまず適切な助言をあたえるとするなら、あのバカは本気で馬鹿だからですよと言ったことだろう。

 でも、とワイングラスの中で赤く揺れる酒に目をおとして、物憂い表情で少女は思う。

 本当は、あのようにいじめられるのが嫌いではない。  特に、何も考えたくないほど心が疲れたときや、切なくてどうしようもないときには。  あの熱い肌が恋しくて、殿方の腕の中で心臓の鼓動を聞きながら眠りたいときには。

 力強く組み敷かれて、本当に何も考えられなくなるまでぐちゃぐちゃにすりつぶされて甘く泣き叫び、ときには真っ白になったまま彼に抱かれて眠る濃密な快楽の時間。  それが、決して嫌いではない。

(……でもやっぱり、毎回だと体がもちませんわ!)

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 というわけで。  そのすぐ後、どうにか起き上がれるようになってから、アンリエッタは説教した。  もう少し行為のコントロールを自分にも預けて欲しいと。

235 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:57:58 ID:UxB3gv2a

 少年はぽりぽりと頭をかいて、こう答えた。

「つまり、たまには自分が攻めたいと。姫さま、完璧に受けな体質だと思うんだけど」

「せ、攻めとか受けとかではないのです! ただその、わたくしの体力というものをもう少し考慮していただけると……」

「じゃ、上になってみます?」

「え?」

 いきなり両わきの下に手を入れられてつかまれる。その部分でさえ鈍い快感を得てしまい、「ひあっ」とはしたない声をもらしたところで、座ったままの少年に体を持ち上げられた。  そのまま彼はねそべり、アンリエッタは彼の腹の上に下ろされる。

「あ……あの……?」

「アン、自分で入れてみて。そんで動いて」

 突然の要求にとまどうアンリエッタの尻を後ろからぴたん、と叩いたのは、反り返った少年の肉棒である。  アンリエッタの口で一回、秘肉で二回出したくせに、もう元気なのだった。

 動く? 動くってどのように? とおろおろしながらも、アンリエッタはそろそろと尻を持ち上げ、彼のものにかぶせるように下ろしていく。  何度かすべってうまく入らず、こわごわと手を下に伸ばして彼のものを固定し、ようやく自分の女の場所にあてがうことができた。  くぷくぷと、刀身に濡れた肉の鞘をかぶせていく。

 全部入れ終わり、アンリエッタはぺたん、と彼の上にすわりこんだ。  膣奥からの予兆を感じ取り、「ぁ…………」とかすかに切ないうめきをもらす。少年が訊いた。

「……どうかした?」

「……奥から、下りてきてます……」

 彼に出された二回分の精液と、子宮から分泌された彼女自身の濃い蜜。  それがどろりと膣口まで下り、少年とつながった部分から少しずつもれ出てきた。  彼が「うわ、二人ともべとべとになった」とちょっと笑う。  確かに、先刻の濃密な行為で桃色に染まっていた二人の下腹は、内股にかけてまでがもう完全にぬるぬるになっている。  少し腰を浮かせれば、ぬちゃぁ……と糸を何本も引くだろう。

236 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:58:30 ID:UxB3gv2a

 アンリエッタは少年の上に座りこんで、彼の胸に手をつき、頭をたれて呼吸をととのえていたが、少しして腰を前後に動かしはじめた。  ただ、ゆっくりと、それもほんの少ししか動いていない。どうみても、「すりつける」程度の動き方だった。  少年が注文をつける。

「もうちょっと腰をまわすようにしてー…えっと、左右とか上下にも振ってみて」

 ふるふると、たれたままの頭をアンリエッタがふる。

 少年はちょっと焦れた顔で、さらに催促する。

「恥ずかしくないってば。大胆に動かしていいって」

「ち……ちがいます、怖いのです……!」

「怖い?」

「いまは敏感、すぎて……」

 あ、と彼が理解した顔になった。  つい先ほどまで、秘肉をグシュグシュとみがきぬかれるような苛烈な抽送を受けていたのである。肉の鞘で彼を食いしめているだけで、腰がとろけそうだった。

「んー、どうしたもんかね……」

 なにごとかを考える表情になった彼が、つながったまま上体を起こす。とんと肩を押され、アンリエッタは彼の上に座りこんだまま、後ろに両手をついて体を支えた。  姿勢のちょっとした変化で、彼女の内部の肉棒が当たる場所をぐりんと変え、一瞬腰がはねかける。

 騎乗位から変則的な座位に移行した形。向かい合った状態で、少年が右手を伸ばし、アンリエッタの巨乳をつかんだ。またしても、意識せず甘い声を出してしまう。

「体は興奮してるでしょ? おっぱい、ぷりぷりに張ってますよ。なんか、はじめる前よりちょっと大きくなってるかも。  わ、うわ、あそこの中がうねりましたよ、今」

237 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:59:14 ID:UxB3gv2a

 左の乳房をねっとりと揉みたてられる。へにゃ、と表情が泣きそうにゆがんだ。  汗をにじませ、張り詰めた乳肉の表面を、彼の爪の先で刷かれて、ぞくぞくと背筋をかけあがるもどかしい快感に、こくんとのどを鳴らしてしまった。  ずっとかちかちだった乳首をきゅっとひねられたとき、我慢できずに小さく鳴き、腰をくい、と使っていた。

「ほら、少し痛いくらいの強さでつねられるのが好きだろ? ……やっぱりアンって、いじめられたほうが体が燃えると思うけど……?」

 彼の言葉に反論できないほど、アンリエッタは快感を得てしまっていた。  もう勝手に腰が動いている。後ろに手をついたまま、羞恥と快楽で新たに肌を上気させながら、くいくいと腰を前後に送っていた。  まだ激しい動きとはとても言えないが、すでに十分すぎるほど気持ちいい。  少年は満足そうに笑うと、つながった部分にも左手を伸ばしてきた。  何をされるのか思い当たって、全身が総毛だった。

「だ、駄目です、そこは本当にもう……!」

「大丈夫。乱暴にはしないから。これくらいなら丁度いいだろ?」

「だめっ、あっ! ……ぁ、あれ? ぅぁ……あ……んんぅ……」

 嬲られすぎて固い状態を通り過ぎ、柔らかくなっていたクリトリスに彼は手をかけてきたのだが、心配していたような苛烈な責めはなかった。  自分で言ったとおりに、彼は肉豆の包皮をもどしてくれ、その上から優しく愛撫してきた。  包皮ごとごくごく軽くつまんで、非常に柔らかく押し揉んでくる。

 ゆるゆるともどかしく、腰がじんわりとしびれていくような性感に、アンリエッタは瞳をとろんとさせて腰をゆすった。

「…………ぁ……ん……」

 ほんの少しずつ、腰の動きが速くなっていく。  彼に乳房を乱暴に、肉豆を繊細に愛撫されることで、発情させられた体が勝手に快楽をもとめて動き出していく。

238 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 14:59:53 ID:UxB3gv2a

 それまでの前後動から離れ、円をかくように腰をまわしたとき、もっと強い快感があった。  体がそれを覚え、自然に腰がうねるように何度も円をかいた。つながった場所から水音がするようになり、やがてそれが大きくなっていく。  そのことに消えたいほどの羞恥心を覚えながら、アンリエッタは夢中で、覚えたばかりの膣内の快楽ポイントを自分で刺激しつづける。  美貌を紅潮させ、舌を出してよだれをこぼしながら、無心に腰を振っていく。  もう少し、もう少しで、と霞がかった頭で思い、情欲に命じられたところを目指す。

 あくまで優しく、くにくにと揉みこまれ続ける肉豆の愉悦が手伝って、ゆるりと天国に上らされた。

「んぅう……んん……」

 しばらくぶりにもらえる、優しい絶頂。  目をきゅっと閉じて震える。秘肉では、彼のものを愛しげに食い締めてしまう。  彼がクリトリスから手をはなした。  目をあけて、アンリエッタはぼんやりと疑問を口にした。

「なんで……? わたくしの腰、とまっておりません……」

 まだ、くいくいと淫らに腰がうごめいている。すぐに官能が高まりだす。  少年が、「つかまって」というように腕をさしだしてきた。  つながったまま、ベッドに座った彼に身をなげだすように抱きつく。  完全に座位の姿勢になり、奥まで貫かれてぶるりと尻が震える。

 すぐひくりひくりと腰がうごめきを再開し、くちゅりくちゅりと水音をたてて円をかいていく。

「あ、これ、怖い……! ほんとうにとまり、ません……!」

 アンリエッタはあえいで、彼の首筋に手をまわしてしがみついた。  どんどん自分が自分でなくなっていく。押さえつけられて強引に性感を引きずり出されるときとはまた違う、知らなかった自分自身が出てくるような感覚。  肉体が意思から切り離されたようで、もうどうにもならなかった。  秘肉の敏感さはまったく変わっていないのに、腰の動きが勝手に激しくなっていく。

 前後動、円運動にさらに左右そして上下動がくわわる。  彼の刀身に自分から肉の鞘をかぶせ、ねとねとの媚肉でしぼりあげながら卑猥にしごきあげる。  膣内の蠕動も腰の動きも、雄に媚びて精を受けるための本能的な牝の動き。

239 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 15:00:47 ID:UxB3gv2a

「ひ、姫さま、ちょっと予想以上に腰すごいんだけど……! 俺もう我慢できねえって……!」

「ぅあ、ああっ、んっ、だっておかしいんですっ、小さいの何度もきてるのにぃ、腰が勝手にぃ……っ!」

 彼の首につかまって強く抱きつき、火照って汗に濡れた体をぎゅっと密着させる。  彼の胸板に押しつぶすようにこすりつけた乳房がぬるりと汗ですべり、ぞわりと快感を伝えた。  小刻みな絶頂が何度も起こっているのに、腰から下が自分のものでないかのように貪欲に動き、卑猥にねっとりと腰をうごめかしつづける。  絶頂に達してビクビクとはねているのに、それさえ男のものに奉仕するための動きに利用されている。

 「姫さま、俺限界」とうめいた彼が、いきなり唇を重ねた後、自分からも腰を使ってきた。

「ふぁ――あんんんんっ!」

 突然の口づけに驚いた瞬間、下がりきった子宮を強く衝かれ、同時に射精されて子宮口にびゅくびゅくとほとばしりを受けた瞬間、ジュッと脳裏が音をたてて灼けた。  離された唇から、快楽の叫びがあがった。

「ぁう!? あひ、んぅぅ! あああああああーっ! ぅ、あああああああああーっ!」

 ぎゅっときつく抱きすくめられ、こってりと子宮に熱い白濁を注がれる。 

「いっ、いきます、いっております、あ、これだめっ、またぁぁっ!」

 精液のほとばしりを一つ受けるたびに連続した絶頂に押し上げられながら、アンリエッタはかすれた声でそれを告げた。

「…………んんっ、ぁ、……ふぁぁ………ぁ…………」    ようやく満足したのか、彼のものをひくひくと食い締めたまま腰が動きをとめていた。

 子宮にそそがれる精が、そのまま桃色の霧になって脳裏に流れこんだよう。  腰がとろけて温かいスープになったような、幸福感のある深い絶頂。  甘く淫らな、呆けたような笑みをアンリエッタは浮かべていた。  そのまま夢うつつで口づけをもう一度、自分からねだった。

240 名前: 女王様調教録・ラブエロ版2 [sage] 投稿日: 2007/09/07(金) 15:01:41 ID:UxB3gv2a

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 王宮の寝室。  アンリエッタはベッドの上で、最後の一口のワインを飲み干した。  赤みがさして熱い頬に手をそえ、目を伏せて、はふ、と熱いため息をもらす。  吐息はシナモンの甘い香りがしているが、色もつけるとすれば間違いなく桃色だろう。  なにやら凄絶に色っぽい空間だった。

(あれはすごくよかった……今度も上でさせてもらおうかしら……  ……ち、違います、わたくし何をはしたないことを考えているの! 始祖ブリミルよお許しください!  よく考えれば仕事のこと以外とはいえ、こんなの思い出しても眠れなくなります!  ああ、でも次はいつ会えるかしら? すごく会いたい、かもしれません……)

 ベッドの上で悶々とする女王陛下。  もうここしばらく、寝る前はこんな調子であった。  腹心のアニエスやルイズでも、この様子を見たらけっ、と言いそうな顔で、「それは色ボケという状態です」と指摘したかもしれない。