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614 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/09/05(火) 12:09:57 ID:tV0kLzSH 魔法かなんかの影響でルイズが2人になっちゃって ツンデレしながらサイトを2人で取り合うSSギボン

621 名前:ルイズ×サイト[sage] 投稿日:2006/09/05(火) 14:36:24 ID:9ZdXL9yp

>>614の変形

なぁ。 取りあえずこの状況が理解できない…。 いや、確かに俺は「ルイズ」が好きなんだ。だけど… 「これはねーだろ!」 サイトの眼前にいるのは間違いなく「ルイズ」。但し、一人ではない。 「わ、私が本物のよ!」 一人のルイズが自分の胸に手を当てて話す。 「サイト…私を信じてくれないの?」 もう一人のルイズが半泣き顔で話す。 「ちょっ、ちょっと待った!本物偽物があるのか?」 素直な疑問。 「「サイトは私だけのモノなの!」」 此処だけは一致している。実に厄介。 「いや…あの…取りあえず何でこうなったんだ?」 強気のルイズが答える。 「あの本読んでたら新しいページが見えたから唱えてみたのよ。そしたら…」 因みに本を読んでいる最中ルイズが何を考えていたかは語っていない。必要に応じての始祖の書なのだが。 「なんかお前の方が本物っぽいな…なんか胸も本物っぽい」 「どういう意味よ!」 置き去りにされていたルイズが、サイトに近付いて来た。 「サイト…私は?」 哀願するような瞳。恐らくこちらがコピーでも、紛れもなくルイズである。 「サイトがいないんじゃ…私…私…」 ついに泣き出してしまう。 「ちょっと!私の姿でそんなセリフ言わないで!」

622 名前:ルイズ×サイト[sage] 投稿日:2006/09/05(火) 14:37:21 ID:9ZdXL9yp このままではイジメっ子とイジメられっ子である。しかしサイトの眼前にいるのは間違いなく大好きなルイズ。 放っておけないのだ。 「ちょっと待った!」 本物?のルイズの口をサイトが遮る。 「お前が本物なら呪文を解けばいいだろ?」 「それが出来れば苦労しないわよ…」 意味は汲み取った。ディスペル・マジックがまだわからないのだ。しかも虚無の魔法。恐らく始祖の書に綴られるのが普通である。 「じゃあ、見える様になるまでこのままか?」 「そういうことね…」 一方、生み出された方のルイズはサイトの服の袖から離れない。隙があればすぐに抱き付かんばかりの目でサイトを見つめている。

ちょっと可哀想だな…

「なあルイズ?」 「ん?」 「もっかい今の呪文出来そう?」 「そんなに高位の呪文じゃないみたいだし…」 「そっか。頼みがあるんだ」 「?」 サイトは片手でもう一人のルイズの頭を撫でながら、話を持ちかけた。 「例え本物じゃなくても…ルイズが寂しがるのは見たくない」 「え…」 「だから…その呪文で…」 「分かったわ…その代わりアンタは私と一緒にいなさい」 「分かってるよ」

斯くして、二人目のサイトが誕生した。 ただしルイズへの愛情が本人以上に現れたサイトが。

623 名前:ルイズ×サイト[sage] 投稿日:2006/09/05(火) 14:38:46 ID:9ZdXL9yp 「いやーやっぱり風龍ねー。風邪が気持ちいいわー」 「…」 夜空のドライブを楽しむ二人組。キュルケとタバサである。 今日は特に男との用事もなく暇をもて余していたキュルケは、友人であるタバサとこっそり学院を抜け出した後、帰寮の途中。 「こんな夜は男の子と過ごすのが一番なのに…あ、でもあなたは別よタバサ」 「…」 眼下に女子寮が見える。 不思議な事に、今日補習をうけている筈の友人の部屋に灯りが点っているのをキュルケは発見した。 「あれ?ゼロの事だから補習の筈じゃ…タバサ?」 「?」 「あの窓の近くまで寄せて頂戴!」 「…」 口に発する事なく風龍は従った。急降下して部屋を覗く。 「!!」 「………!」 「補習までサボって…やるわね、ゼロ」 「…激しい」 しばしそれを観察した後、二人は部屋へ戻った。

「あ〜疲れた」 「何でアンタが疲れるのよ!」 補習が終わり、やっと帰寮。既に夜である。疲れた表情を見せているのは使い魔と主人。長い廊下をけだるそうに歩いていた。 「折角二人分コピー作ったんだから代わってもらおうかしら?」 「でもあいつらすぐいちゃつくし…」 「見られたら不味いわね…」 サイトは少しだけ後悔している。コピールイズは確かに可哀想だったが。

624 名前:ルイズ×サイト[sage] 投稿日:2006/09/05(火) 14:40:34 ID:9ZdXL9yp とりあえずサイトの取り合いはルイズの逆鱗に触れてしまうのだ。やむを得なかっただろう。 サイトは今更思い付いた事を言った。 「そういや今考えるとあいつら部屋で二人きりなんだよな?」 「!!」 「年頃の男女が部屋で二人きり…」 「何で早く気づかないのよ!」 「まずいな…」 「まずいわね…」 得体の知れない不安が襲う。二人は同時に駆け出した。 ドンッ! 曲がり角でぶつかったのは、巨大な胸。 「あら?ルイズ?それに…サイトも?」 キュルケはニヤニヤしながら見下ろした。その隣には本を片手にタバサが。 「キュルケ、あなたに構ってられないの!ソコをどいて頂戴!」 「何よ急に…おめでとうルイズ!」 「へ…?」 「サイトも男の子ね!見直したわ!」 「な…何が?」 「シラをきっても駄目よ!ねぇ?タバサ」 「…激しい」 少しずつ嫌な予感が膨らんでいく。

も・し・か・し・て

「嫌ぁっ!サイト!早く行くわよ!」 「わ、分かった!」 悲鳴に近いルイズの声。サイトは全力で走る。 「なんなのかしら?やっと…ねぇ?」 置き去りにされたキュルケが呟く。 「…激しい」 タバサの本のページは進んでいない。

バタン! 勢いよく部屋の扉が開く。 「あーっ!」 「遅かった…」 ガクリとサイトは膝を付く。 「すーすー」 「くーくー」 ベッドの上で寝息をたてている。勿論全裸で抱き合っていた。 周りに漂う匂い、それにベッドの所々に付いたシミ。 何が行われたか言うまでもない。 「もう…」 「ああ…」 ただし、ベッドの上にいるのは間違いなく自分達。 お互い顔を赤くしてしまう。 「私たちだってまだ…」 「ん?何か言ったか?」 「…何でもないわよ…」

643 名前:ルイズ×サイト[sage] 投稿日:2006/09/06(水) 00:58:56 ID:ihrs3CRx

>>624より 「でもどうすんだ?」 「何が?」 「寝床。占領されてるぞ?」 そうなのだ。 ベッドの上は二人の体液で汚れ、その上で寝る鏡の自分達。いくら自分達のモノとは言え、改めて寝る気にもなれなければ、 「起こすの?」 「う〜ん」 幸せそうな寝顔には間違いないのだ。良心の呵責が利いている。 「それにしても羨ましい位の寝顔ね」 正に生き写しの自分をルイズは見た。 赤らんだ頬。 静かな寝息。 鏡のサイトの胸に預けた頭。 安らかに眠っている。 「お前とおんなじだな」 「な、何言ってんのよ!」 「だって俺にくっ付かないと眠れないみたいだぜ」 その華奢な手はサイトの胸の前で組まれていた。 「馬鹿にしないで!アンタだって」 鏡のサイトも人の事は言えない。 右手をルイズの頭に被せ、左腕をルイズの背中に回し、頭はそのまま桃色の髪に俯くようにして触れていた。 「馬鹿みたいに私を抱き枕にして!息苦しいわよ!」 「だって…それはお前がしがみついてくるから…」 「う…ん」 ピクリと動くシーツ。 「…ルイズ…愛してる…」 「サイト…好き」 夢の中でも繋がってるかのような寝言。 「…」 「…」 お互い只顔を赤くして沈黙するしかないようだ。

644 名前:ルイズ×サイト[sage] 投稿日:2006/09/06(水) 01:00:19 ID:ihrs3CRx 「どうしよう…寝る所は…」 「マットとシーツ後で借りてくるよ…それより…」 「それより?」 「明日…学校行ってる間に…」 「そうね…」 この様子なら必ずまた始めてしまうだろう。二人をこのままにしておけば何をするか。想像に難くない。 「ふわ…」 「あ〜あ…」 考えていれば眠気が襲ってくる。 「今日はもう寝ましょ…」 「そうだな…明日は早起きして…ルイズ?」 「?」 「布団は一つでいいんだろ?」 「…今更言わせないで…」 「へいへい…」 結局一つの布団で床に付いた。

深夜 (本物の)二人が寝息をたてて数時間後である。 「んっ…ん」 甘い声。確かにルイズの声だが、ベッドの上からの声だ。 「サ…イト…」 隣で眠る本物は寝息を立てている。 どうやらこの声を聞いているのは、本物のサイトだけ。 クチュクチュ その水音からして何をしているかは簡単に把握できた。 (ホントにあっちのルイズは俺が好きなんだな…) 静かに、寝たフリをしてその声を聞いている。 「サイト…毎日…私にこんな事させないで…アンタが望んだら…」 ? (毎日…?) おかしい。あっちのルイズにも以前の記憶があるのが。

645 名前:ルイズ×サイト[sage] 投稿日:2006/09/06(水) 01:01:49 ID:ihrs3CRx 「私…素直になれないから…待つしかできない…」 こいつが以前のルイズの記憶を持っていたら。だとしたら。 「ごめんね…サイト…待ってるから…はぁっ」 そのまま達してしまったようだ。 これがルイズの本心なら。

襲って、愛してくれるのを待ってくれてるのか?

「ルイズ…」 隣に眠る彼女を強く抱きしめ、そのまま再び眠りについた。 因みにこの後、抱きしめられた息苦しさでルイズが起きたとき、同じ事が。

翌朝 「ん…」 「ふあ…」 同時に目を覚ました二人がいた。悩みの種であるベッドへ目をやると

ベッドの上に二人の姿がない。 「え…!」 「な…!」 同時に襲う頭痛。 「………!」 「………!」 身に覚えがない記憶が走る。 一度も繋がった事がないのに、繋がった事。 ルイズはサイトに乙女を捧げた記憶が。 サイトはルイズを汚した記憶が…。 「こ…れ」 「あいつらの…記憶?」 お互いに繋がる記憶。とても熱く愛し合っていた事。 「こんな事してたの…?」 「そんな…ルイズ凄い…」 「やめて…私じゃないのよ…サイトだって…」 徐々に本当の記憶のようになっていく。しかも、鮮明に。 鏡のルイズは普段では言えない事を言い尽くしていた。 「俺達こんなにお互いが…?」 「言わないでよ…でもあの子達も嘘の存在じゃなかった…」 お互いの意識が遠退いていく。 鏡の意識が、本物に溶け込み、支配していくように。 「ルイズ…俺やばい…」 「サイト…私…待ってるから…」 お互いの言葉が始まりのキーワード。歯止めが利かないサイトがルイズを抱き締めた。 「今度は本当に…」 「もう一度、来て。サイト…」

続く。 オリジナルの展開になった…。最初のツンデレ分裂どこ吹く風か…デレデレの二人ですorz