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346 名前: 足 [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 03:03:43 ID:IZ5rpxWG

(そう言えば、ノートパソコンってどうしたんだったっけな)  ふとそんなことを思いついて、才人はルイズの部屋の中を探し回った。今や懐かしき代物である ノートパソコンは、ルイズのベッドの下で埃を被っていた。  引っ張り出して起動スイッチを押すと、ノートパソコンは何の問題もなく起動した。バッテリーも いくらか残量がある。 (どれ、ちょっと思い出に浸るとしようかな)  才人は床に座ってノートパソコンを弄り始めた。大したアプリケーションは入っていないし、イン ターネットに繋ぐこともできないから、やれることは少ない。 (どうせなら、デジカメとか写メで撮った写真とかでも入れておくべきだったなあ)  少々後悔したとき、才人はふと、デスクトップに見慣れないフォルダが置いてあるのに気がついた。 (hizou……? ひぞう、ヒゾウ……秘蔵、か。何だっけかな、これ)  首を傾げながらフォルダを展開してみると、中は大量の画像ファイルで埋め尽くされていた。試し に一つ開いてみると、女が大股を開いて恍惚の表情を浮かべている画像が表示された。才人は思わず 周囲を見回す。ルイズもシエスタも出かけていて、今ここにはいない。 (危ねー危ねー、こんなん見られたらいろいろまずいからな。にしても、こいつは……)  他の画像も何枚か開いてみたが、どうやら全てエロ画像らしかった。そこで、地球にいたころの友 人の一人の顔を思い出す。 (そういや、やたらともったいぶって、『俺が苦労して集めた画像をくれてやるよ』とか何とか言っ  てたっけ。一応もらったけど、暇なときに見ようと思って、結局中身は確認してなかったんだよな)  何とはなしに次々と画像ファイルを開いていく。自然と苦笑が浮かんできた。画像はどうやら 1000枚以上はあるようだ。よくもまあこれほど収拾したものである。 (しかも種類豊富だなあ。エロい写真もあるけど、アニメみたいな絵もあるし)  もちろん全てエロ画像である。中にはかなりマニアックなシチュエーションのものもあって、興奮 するどころか逆に引いてしまいそうだ。 (特に絵の方は、自由に描ける分ヤベえやつが多いな。複乳やらふたなりやら触手やら……うわ、グ  ロ絵まであるぞ)  友人の性癖が少し心配になってきたとき、才人は不意にある一枚の画像で指を止めた。 (この女キャラ、なんかルイズに似てるな)  ピンク色の髪の少女が描かれた画像である。実写ではなくアニメ絵の方で「ルイズに似てる」など と思ってしまうのは、やはり地球ではありえなかった髪の色や、アイドル顔負けの美貌のせいだろうか。 (まあ、それ以上に)  才人は画像を見て苦笑いを浮かべる。そのキャラがルイズに似ている、と思ったのは、髪の色や小 柄な体型以上に、絵の中で行われている行為と、彼女が浮かべている表情が原因だろうか。  ピンク色の軽く波打つ長い髪を持つつり目の少女は、嗜虐的な笑みを浮かべて、画像の下から突き 出した陰茎を足でいじっているのである。 (いわゆる足コキってやつね。こういうので興奮する心情は、どうも俺には理解できねえんだけど)  そのとき、背後から何かしゅうしゅうという音が聞こえてきた。嫌な予感を覚えて振り向くと、そ こに目を血走らせて荒い呼吸をする豚が一頭。 「マリコルヌ。てめえ、こんなところで何やってやがる」 「うん。実は、さっきまで遠見の魔法を使ってルイズの着替えを覗こうとしていたんだが」 「お前最近悪い方向に開き直ってるよな」 「だが、君が何か素晴らしいことをやっているのに気付いて、こうして直接出向いたんだよ」  荒い口調で説明する間も、マリコルヌは食い入るようにノートパソコンのモニター……正確に言え ばそこに映し出されている、ピンク色の髪の少女の足コキ画像を見つめ続けていた。 「おお、サイト、おお」 「気持ち悪ぃな。なんだ、そんなに息荒げて」 「ぼぼ、僕は今猛烈に感動している! こ、この発想はなかった! ああ、こんな可愛い女の子の細  い足で、僕の汚い部分をこねこねしてもらえるなんて! 実際にやってもらえたらどんなに素敵だろうか!」 「どんだけ変態だお前は」  若干引きつつ才人が言うと、マリコルヌは真面目くさった顔で唐突に立ち上がった。

347 名前: 足 [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 03:04:26 ID:IZ5rpxWG

「サイト、僕はやるよ」 「何をだ」 「今日、必ずや未知の世界への扉を開いてみせる」  にっこり笑ったマリコルヌの顔は、どこか狂気じみたものを漂わせている。嫌な予感が際限なく膨れ上がる。 「お前、まさか」 「誰かぁぁぁぁぁっ! 僕の汚い部分を君の足でこねこねしておくれぇぇぇぇぇっ!」  大声で叫びながら、マリコルヌが小太りな体型に似合わぬ俊敏さで走り去る。 「ちょ、おまっ、それはいろんな意味でヤバすぎるだろうが!」  才人は慌てて豚の後を追う。本当に慌てきっていたので、ノートパソコンに例の画像が表示された ままになっていることには、気付かずじまいであった。

 ルイズが部屋に帰ってくると、シエスタが床に座り込んでいた。何かをじっと見つめているらしく、 ぴくりとも動かない。不審に思って、彼女の肩を叩く。 「ねえ」 「うひゃあっ!?」  聞きなれない悲鳴を上げながら、シエスタが慌てて振り返り、何かを隠すように両腕を大きく広げた。 「みみ、見ちゃダメです、ミス・ヴァリエール!」 「そう言われると余計見たくなるわよ。ほら、どいたどいた」  シエスタを無理矢理どかすと、そこにかすかに見覚えのある物体が鎮座していた。 「サイトが持ってた変なマジックアイテムじゃない。これが、一体……」  言葉の途中で絶句する。そこには、少々奇妙なタッチではあるが、明らかに卑猥なことをしている 少女の絵が映し出されていたのである。 「な、何よこれ!?」 「ああ、見ちゃいましたか」  シエスタがため息を吐く。ルイズは彼女をにらみつけた。 「これ、あんたがやったの?」 「まさか。帰ってきたら、この状態だったんですよ。びっくりして固まってるところに、ミス・ヴァ  リエールが来たんです」 「ってことは、これはあいつがやった訳ね」  自分の頬が引きつるのが分かった。 「一体、何のつもりでこんなことしたんだか。って言うか、これってあいつが自分で描いたの?」 「さあ、分かりませんけど。少なくともわたしはこんな、目の大きな人間を描いた絵なんて見たこと  ありません」 「じゃあやっぱり、あいつが描いたんだわ。こんな絵、前にこの変なマジックアイテム見せてもらっ  たときは影も形もなかったもの」 「サイトさんって絵もお上手だったんですね」  シエスタは感心しているようだった。ルイズはたまらず彼女を怒鳴りつける。 「そんな上等なもんじゃないわよ! よくもこのわたしに隠れて、こんないやらしい絵を……!」 348 名前: 足 [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 03:05:16 ID:IZ5rpxWG

「っていうか」  怒り狂うルイズの横で、シエスタが冷静に呟いた。 「これ、ミス・ヴァリエールじゃないですか」 「え?」 「髪の色とか体型とか、ほら、このつり目とか、どう見てもミス・ヴァリエールをモデルにしている  としか思えませんよ」 「そ、そう……?」  言われて初めて、ルイズはその絵に描かれた少女をじっくりと観察した。確かに、瞳が人間離れし た大きさではあるものの、体のパーツは自分と似通ったところが多いように思われる。 「で、でも、わたし、あいつにこんな変なことした経験なんてないわよ?」 「ということは、この絵は……」 「彼の内なる願望」  唐突に後ろから冷静な声が聞こえてきて、二人は悲鳴を上げる。いつの間に現れたのか、青い髪の 少女が、ルイズとシエスタの肩の間から、例の絵をじっと覗き込んでいた。 「タバサ。あんた、何でこんなとこに」 「気にしなくてもいい」 「いえ、そういう問題では」 「そんなことより、今考えるべきはこの絵のこと。多分、サイトはルイズにこういうことをしてもら  いたがっているんだと思う」 「えー」  ルイズは顔をしかめた。 「じゃ、あの犬、いっつもわたしに、この部分をぐりぐり踏んで欲しいと思って興奮してるっての?  なんか、すごく気色悪いんだけど」 「性癖は人それぞれ。本人も好きでそうなった場合ではないことも多い」 「そうですよミス・ヴァリエール。それに、隠れてこんな風にされたがっているサイトさんも、わたし……」  シエスタが両頬に手を添えて悩ましく身をよじる。相変わらずこの娘の病気は健在だな、と思いな がら、ルイズは複雑な気分で絵を見る。興奮した表情を浮かべて、顔の見えない男の陰茎を容赦なく 足で踏みつけている少女。 (なによ、こんなのどう考えたって異常じゃないの。あんた、こんなので喜ぶの?)  スカートとソックスで隠された自分の細い足を見下ろしながら、ルイズは唇をむずむずと動かした。

 結局、変態ブーストが全開になったマリコルヌを追い詰めて叩きのめすのにはかなり時間がかかっ た。もう日が暮れてかなり経っている。辺りは真っ暗で、夜空は月と星で優しく彩られている。 (ったく。テファに無理言って記憶消してもらったから、もう同じ問題は起こらんと思うが)  それにしても、今日のマリコルヌはいつも以上にひどかった。下手をすれば道行く女の子を片端か ら捕まえて、「僕のチンコ踏んでぇぇぇぇぇっ!」と叫びだしかねない勢いだった。 (そんなことにならなくて、本当に良かった。よく頑張ったぞ、俺)  とは言え、心身共にボロボロの状態である。夕飯を食べている暇もなかったが、体があまりにも疲 れているために、空腹ですら今は気にならない。疲労の極みにある頭ではまともな思考も出来ず、浮 かんでくるのはただただ「もう寝たい」という睡眠への渇望のみ。 (ああ、やっと戻ってきたよ)  才人はルイズの部屋のドアをそっと押し開く。中は真っ暗で、寝息が聞こえてくる辺り、ルイズと シエスタはもう寝ているようだった。 (あれ、ノートパソコンは……)  才人は暗がりの中に目を凝らす。ノートパソコンがどこにも見当たらない。 (豚野郎追いかける前に隠していったんだったかな。どうもよく覚えてねえや。ま、どうでもいいわな)  才人は欠伸をしながらベッドに潜り込む。疲労のしみこんだ体は、すぐさま深い眠りに引きずり込 まれていった。

 才人が寝息を立て始めたのを確認して、ルイズはベッドの上でそっと上半身を起こした。彼の顔を 見つめながら、何となく自分の足をさする。 (まあ、こいつもいろいろ頑張ってるし。わたしは気が進まないけど、そのご褒美、ぐらいはあげて  もいいんじゃないかしら)  そんなことを思いつつ、ベッドの上で危なっかしく立ち上がる。そのとき、不意に背後で窓が開き、 掛け布団が勢いよく跳ね除けられた。 349 名前: 足 [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 03:06:18 ID:IZ5rpxWG

「ダメですよ、ミス・ヴァリエール」 「抜け駆けはなし」  シエスタがルイズと同じくベッドの上に立ち、タバサが当然のような顔をして窓から入ってきて、 ベッドの上に降り立った。 「まあ、タバサに対する文句は後回しにするとして」 「やっぱり、考えることは皆同じみたいですね」 「とりあえず、脱がす」  ベッドの上でしゃがみ込んだタバサは、実に器用に才人のズボンを下着ごと半ばまでずり下ろした。 そのやたらと手馴れている手つきに、ルイズとシエスタは少々恐れおののく。 「タバサ、あんた」 「どうしてそんなに手際がいいんですか」 「人生経験の差」  タバサは端的に答えると、再びベッドの上で立ち上がった。三者三様、暗がりの中で下を見下ろす。 ズボンと下着をずり下ろされ、下半身が半ば露出しているというのに、才人は目を覚ます気配を見せ ない。よほど疲れているらしい。  才人とは主人と使い魔という関係であるルイズだが、さすがに彼の大切な部分まで見たことはな かった。というより、男の性器を見ること自体が初めてである。はしたない行為をしているという自 覚に、顔が瞬時に熱くなる。横を見ると、シエスタも才人の股間を凝視したまま、真っ赤な顔で硬直 している。  一方タバサは相変わらず涼しい顔であった。あまりにも冷静なので、こういう状況に慣れているの ではないかと邪推してしまう。 「タバサ。あんた、よくこういうことするの」 「ううん。これが初めて」  だというのにこの落ち着き様である。 (この子、やっぱり只者じゃないわ……!)  背筋を震わせながら、ルイズは再び才人の股間に目を落とす。ここまで来たら、もう後には引けな い。才人の望みを叶えてやるだけである。 「ええと、ど、どうするんだっけ」 「どうする、と言われても……と、とりあえず、あの絵の通りに」 「踏んでみればいい」  三人は顔を見合わせ、お互いに何度か頷きあった。深く呼吸をして、ベッドの上で片足を上げた。 「それじゃ」 「とりあえず」 「せーの、で」 『せーの!』  ぐぢゅぅ!

 哀れな使い魔の長い長い絶叫が、夜の学院寮に響き渡った。

 これが後に護身術として世に知れ渡ることになる、「ラ・ヴァリエール流金的粉砕術」の起源であ ると、歴史学者ノーヴォル・ヤマグッティ氏は主張している。  これは長年の調査の結果であると胸を張る同氏は、その苦難の歳月を顧みて、 「蒸れ蒸れニーソでねっとり足コキ、これ最強」  というコメントを残している。まことに業の深い話である。