ゼロの保管庫 別館

21-559

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だれでも歓迎! 編集

559 名前: おっきしました ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日: 2007/10/06(土) 00:39:23 ID:Di7A/1Y2 「…っふ…ふぁぁ〜あ……」

欠伸とともに、少女の瞳の端から、涙の粒が朝陽を弾いて零れる。 桃色の髪の少女は最初の授業の教室に向かう途中、欠伸とともに思い切り伸びをする。

「…なによヴァリエール、寝不足?」

話しかけたのは、炎のような燃える髪の少女。 呆れたようにルイズを見下ろし、髪をかき上げて、キュルケは、桃色の髪の少女の耳元で囁いた。

「…がんばりすぎじゃないの?」 「ちっ、違うわよっ!」

真っ赤になって否定するルイズ。 そんなルイズに、キュルケはかかった、という視線を向ける。

「何照れてんの?私は夜遅くまで勉強がんばってんじゃないの、って意味で言ったんだけど?」

ニヤニヤとした笑顔を向けるキュルケに、ルイズの顔が火を噴く。

「だだだだっだだから、そういんじゃないの!  だだだだって、昨日はシテないもん!」

言ってから。 ルイズは慌てて口を抑える。

「…ふーん。『昨日は』?じゃあ一昨日はどうだったのかしら?その前は?」 「しししししししししらないわよそんなの!  覚えてないっ!覚えてないったらっ!」 「へーえ。覚えてないほど…。ヴァリエールのくせにやるじゃないの」 「だだだだだだだだだだだだだだだだからあああああああああああ!!」

真っ赤になって、墓穴を掘り続けるルイズだった。

実際、昨夜はルイズは才人との性交渉はない。 それどころか、この一週間近く、ご無沙汰だったりする。 しかし、最近ルイズは寝不足だ。その原因は…。

561 名前: おっきしました ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日: 2007/10/06(土) 00:40:05 ID:Di7A/1Y2 それは昨夜の出来事。

ルイズはいつものように、才人の腕枕で眠っていた。 シエスタは、ルイズの反対側ですでに爆睡中だ。 今日は才人とスル日ではなかったので、早々に眠りに着いたのである。 ちなみに最近、ルイズとシエスタの二人は才人とスル日数を故意に減らしていた。 やっぱり学生でデキちゃったりししたりとかマズいし、サイトもしんどいし。 二人の達した結論がソレで、二人は週に一度だけ、才人に求めてもいい日を決めたのである。 もちろんソレ以外にも、才人が求めてきたら、シテいいことになっている。 しかし。

「うぅ〜ん、ルイズぅ…」

寝ぼけた才人が、寝返りをうつ。腕枕にされている左腕を軸に、右腕がルイズに覆いかぶさり、ルイズを抱き締める形になる。 …ちょ、バカ犬また寝ぼけて…! 抱き締められたルイズはすぐに目覚めたが、抵抗しない。 なぜならば。

「ルイズぅ…すきだぁ…」

耳元でそんなふうに寝言を言われては。

「…も、もう、ばかいぬ…」

小声でそう言って、嬉しそうな顔で、抱き締めてくる才人の腕に顔を寄せ、すんすんと才人の匂いを嗅ぐ。 ちょっと前まで、男の匂いなんて、ただ臭いだけだと思っていたルイズだったが。 才人とスルようになって、いい匂いだとは思わないが、この匂いが好きになった。 少し汗臭い、牡の匂い。その匂いが鼻腔の奥をくすぐる度に、ルイズの心臓がとくとくと脈打つ。 しあわせって、こういうのをいうのかな…。 才人の腕の中でひと時の幸せを貪るルイズに、さらなる衝撃が襲う。

ぎゅう。

才人はルイズをさらにきつく抱き締め、その桃色の髪に、顔を埋めたのだ。

「ちょ、バカいぬっ…」

しかし、隣でシエスタが寝ていることを考え、ルイズは大声が出せない。 才人は寝ぼけたまま、ルイズのうしろあたまをくんかくんかしはじめる。

「るいうぅ…」

髪の間から聞こえるくぐもった声は、確かに主人の名を呼んでいた。 …もう、しょうがないんだから…。 ルイズは才人のされるがまま、身を委ねる。 脱力した身体が才人に密着し、まるで溶け合っているようだ。 …しあわせ…。 少し前まで、愛し合った人に抱き締められることが、こんなに幸せで幸せで幸せんことだとは予想だにしなかった。 ルイズはそのまま、幸せに融けていく。 事はできなかった。

びくん!

ルイズの背中が思わず仰け反る。

「…ば、ばかいぬぅ…なにおったててんのよぉ…」

薄いネグリジェの生地を通して、屹立した才人がルイズのお尻の割れ目をなぞっていた。 562 名前: おっきしました ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日: 2007/10/06(土) 00:41:02 ID:Di7A/1Y2 しかも、この犬ときたら、文字通り発情した犬のように、腰を振り始めていた。

ずり、ずり、ずり。

そのピストンのたびに、ネグリジェが才人に絡みつき、巻き上げられる。 ルイズのお尻は、すでに半分以上露出していた。 ちなみにルイズは眠る際、下着はつけない主義だ。

「…は…や…だめっ…」

最初は抵抗しようと思ったルイズだったが、才人の抱擁がけっこう力強かったことと、頭の後ろから聞こえてくる自分の名前に、抵抗する気がうせてしまっていた。 更にもう一つ。 おしりをすりすりされるのが結構キモチヨカッタからだ。

「やぁ…あたって、るぅ…」

ぷにゅ、うにゅ、ぷにゅ。

ついに才人の暴れん棒はルイズのネグリジェを完全に巻き上げ、その真っ白な双丘を露にしていた。 才人の熱く滾る一物が、その谷間を通るたび、ルイズの喉から切ない声が漏れる。 しかし隣で眠るシエスタを起こすまいと、ルイズは必死に声を抑える。

「ひぃ…あっ…だめ…いぃ…」

しかし無常にも、寝ぼけた才人の行為はエスカレートしていく。 ルイズがふと気付くと、目の前で自分を抱き締めていた両腕が、胸元まで降りている事が分かった。 そして、ソレに気づいた時には遅かった。

こにっ

「ひ!っ───────────────────っあ!」

薄いネグリジェごしに、興奮して勃起しきった乳首を、指先で乳房の中に押し込まれた。 その刺激に声が漏れ、ルイズは慌てて自分の口を掌で塞ぐ。 しかし才人は容赦なく、そのまま両の掌でルイズの胸を揉み、乳首を押しつぶした指でそのまま乳房の中で乳首をこね回す。

「──────────────────────────────っ!!」

声も上げられず、ルイズは仰け反る。 そして、さらにルイズを衝撃が襲う。 ルイズが反った拍子に。

ずぷんっ!

「───────────!?ぅ!ひ─────────────!」

おしり…はいっちゃったぁ…っ! 才人の剛直は、あっさりとルイズの菊門を割った。 ルイズはそっと、それを引き抜こうと腰を前に動かす。 しかし、才人が抜けかけた瞬間。

ずぶぶぶぶぶぶぶ!

「っやぁっ!ひっっ────────────────!」

才人は腰を突き出し、ルイズの中にもう一度自分を埋めた。 563 名前: おっきしました ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日: 2007/10/06(土) 00:42:40 ID:Di7A/1Y2 …なんでっ、またぁっっ…! そう、この状態に寝ぼけた才人は今日だけではなかった。 実は昨日も寝ぼけて、ルイズを襲っていたのである。 しかし、昨日は挿入まで至っていない。 昨夜は、さんざんいじくられたルイズは、才人の夢精でべっとべとになったネグリジェを、処分する羽目になったのである。 しかし今日は違う。 ルイズの直腸を才人の肉棒が前後し、ルイズに否応のない快感を与えていく。

「っひ!っあ!や、ひ!ら──────めぇ!」

さらに両手で乳房と乳首を弄ばれ、ルイズは愛しい人の腕の中で悶える。 口を抑える掌から艶かしい呻きが漏れ、そして、やがて、ルイズの腰は才人を求め、蠢き始める。

「ぃい!ふぁ────!もっとっ────────────くぅ!」

ルイズの絶頂が近づく。 だめ、だめ、こんなの、シエスタ隣に居るのにっ…。 こびりついた理性が絶頂に華を沿え、そして、ルイズの括約筋が、きつく才人を締め上げる。

きゅうううううううううううっ! どくどくどくっ!

昨夜と違い、才人が腸内に放たれたため、ネグリジェは無駄にならずに済んだ。 しかし、寝ぼけた才人はそのラウンドだけでは済まず。 結局3回もルイズの中に放ち、ルイズはほとんど一睡もできなかったのである。

これが、事の顛末。

その次の日、厨房では。

「…っふ…ふぁぁ〜あ……」

欠伸とともに、少女の瞳の端から、涙の粒が朝陽を弾いて零れる。 黒髪の少女は鍋をかき回しながら、欠伸とともに思い切り伸びをする。

「…どうしたシエスタ、寝不足か?」

マルトー親父は心配そうに手伝いに来てくれたシエスタの顔を覗き込み。 ははぁん、といやらしい顔をする。

「…そっか、ヤりすぎか。やるなあサイトも」 「ちちちち違いますっ!  だだだだって、昨日はシテませんもん!」

真っ赤になって否定するシエスタ。 …シテはいませんけど。 シエスタは、昨夜の寝ぼけた才人の行動を思い出して。 へその下あたりに溜まっている、どろどろとした熱いものを感じていた。

「やー、寝ぼけたふりして襲うってのは我ながらナイスアイディアだね!  二人とも好き勝手されてくれるから俺がしんどいことないし!  好き放題し放題だし!」 「…相棒、いつか刺されるぞ?」 「はっはっは、バレなきゃいいんだよバレなきゃ!」 「そうねえ、バレなきゃいいのよねえ?」 「そうですねえ、バレなきゃよかったですねえ?」 「はっ!?この展開はっ!?」

〜fin

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