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トリスティンの賑やかな街中でシルフィードはおつかいに来ていた。

トリスティンからひとっ飛びで来たのはいいのだが、このままの姿ではさすがにお買い物は難しいのだった。 「しかたないのね〜変身するのねぇ〜きゅいきゅい。”我をまといし風よ 我の姿を変えよ”なのね〜」 シルフィの周りに一陣の風が発生し風韻竜を包み込んだ。 風が静まったあと、彼女は一糸纏わぬグラマラスな姿へと変貌を遂げていた。

おっかいもの。おっかいもの♪

タバサに書いてもらったお買い物リストに目を通す。 「ニンジン・キューリ・レタス・トマト−−−−お肉♪るーるるるるーおっにっく〜」

彼女はお買い物リスト握り締め、人だかりのできたお肉屋さんの前に来た。 ”タイムセール、タイムセールだよぉ!キロ100エキューだっブロック肉500キロ限定だよぉ〜残りあと10キロだよぉ”

お肉に目がないシルフィは何が何でも特売お肉をゲットすべく、ぐいぐいと人垣に割り込んでいく。 ”ほい、ありがとねぇ。あと8キロだぁ、さぁ買った買ったぁ!!!” ほ、ほしぃのね。ぜったいに手に入れるのね。がんばれシルフィあと少し。

”そこのお美しい奥様、いかがですか---お、ありがとうございます〜。残り2キロだ。売り切れちまうよ〜!” 「「残り全部下さい(のね)」」

誰かと同時に店のおっちゃんに声をかけてしまったらしい。おっちゃんは彼女を一目みてぎょっとすると、 一瞬で目をそらしてしまった。そしてもう一人の声の主に残り全部のお肉を渡したのだった。

「ひ、ひどいのね。なんでしるふぃにお肉売ってくれないのね〜!!」

プンスカ怒る彼女にその2キロのお肉をゲットしたメイド服の女の子、シエスタが声をかけた。 「そ、そりゃそうですよ。貴女何も着けてないじゃないですかぁ〜」

その一言に彼女は愕然とした。 おそるおそる握り締めていたお買い物リストをひろげてみると下のほうに ”買い物するときには人型に変身すること。服を着ること。” とちゃんと書いてあった。

きゅぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜

トリスティンの街中で切ない叫びが響き渡った。

〜おしまい〜