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412 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:07:49 ID:f1EK/b0V 「ぶぃーっくし!」

学院の中庭をうろついていた才人から、豪快にくしゃみが出る。 無理もない事だ。 雪こそ降っていないものの、少し北の村では霜が降りたという。 今年一番の冷え込みだと、皸防止の軟膏を塗りこみながら、シエスタは今朝、そう言っていた。

「うぃ〜、さぶさぶ」

両肩を抱いて、才人は震えながら、暖を取るため、水精霊騎士団のたまり場になっているゼロ戦の格納庫に向かう。 そして。

『おぉぉまぁぁぁえぇぇぇぇわぁぁぁぁぁぁ!  また浮気か!浮気なのかァァァァァァァァ!』 『ま、待ってモンモランシー、氷は、氷漬けだけはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

かっきぃぃぃぃぃぃぃん!

「…なんか更に寒くなりそうだなぁ…」

少ない冬の空気中の水分が凍りつく音を聞いて、才人は格納庫で暖を取ることを諦めた。

そういえば、食堂に暖炉があったっけな。 才人は食堂の奥に暖炉があった事を思い出し、食堂に向かってみた。 しかし。

「なんだよ、食堂の暖炉壊れたんだって?」 「ああ。どっかの使い魔が秋の間ねぐらにしてたらしくてさ。  今そいつの作った巣をどかしてるらしい」

食堂の方からやってきた生徒たちのそんな会話が、耳に入った。

「…冗談だろおい…」

呟く才人を尻目に、その生徒たちは、しょうがない火の魔法で暖でもとるか、とか言いながら寮の方へ向かっていった。

「あーくそ、コタツが恋しいぜ…」

容赦なく冷え込む冬の空を眺めながら、そんな事を呟く。 呟いて。 そして思いつく。 ぽん、と手を打って、才人は言ったのだった。

「そうだ、コタツ作ろう」

寒いのなら、自前で暖房器具を作ればよいのだ。 俺ってあったまいー。 そんなことを考えながら、才人は早速コタツの材料を探し始めた。

そして二時間後、ルイズの部屋。

古くなったテーブル、少し厚手の布団、木炭を少し!ぜんぶ混ぜるとムッチャあったかいコタツができる! …はずだった。

413 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:08:34 ID:f1EK/b0V 「…あちちち!」

才人は即席のコタツの中から、真っ赤に燃える木炭を載せた古ぼけた黒い鉄鍋を引っ張り出す。 厨房で、いらなくなった小型の鍋をもらってきたのである。 才人の発想はよかったが、彼は火力の調整にまで考えが及ばなかったのだ。 たしかに暖を取る事はできたが、このままでは長時間の使用には耐えられない。

「どうしたもんかねー」

それでも布団の中はあったまっている。 才人はそんな事を言いながら即席コタツの中に潜り込み天板に顎をのせ、目を閉じて考え込む。 そうしている間にも、床から熱が逃げ、コタツが冷たくなっていく。

「…なにやってんの?」

そこへ。 この部屋の主人が帰ってきた。 ルイズは足元で背の低いテーブルに布団をかけ、その中に潜り込んでいる使い魔を見下ろして、奇妙な生き物を見る目でそう尋ねた。 才人はなんつー顔してんだよ、と思ったが、ハルケギニアにゃコタツはねえよな、などと思いながらルイズに説明する。

「これ、『コタツ』って言って、俺の世界の暖房器具なんだよ」 「へーえ」

ルイズはそう言いながら、コタツの周りをひとしきり眺めると。

「なんか貧乏くさ」 「しょ、しょうがないだろ!ありあわせの材料で作ったんだから!  結構これであったかいんだぞ!」

ただし、それは木炭を抜くまでの間だけだったが。 そして、ルイズは言った。

「ふーん。じゃ、私も使ってみよ」

言ってコタツに入ろうとしたルイズを、才人が止めた。

「あ、靴は脱いでからな」 「…めんどくさいのね」 「じゃないと暖まらないだろ?」

確かに、暖を取るのに革でできた靴は邪魔だった。 ルイズは才人の言うままに靴を脱いだ。 そして、先ほどの才人に倣い、才人の対面に腰を下ろして、コタツの中に下半身を埋める。 ルイズはジト目で言う。

「…ぜんぜんあったかくないじゃない」

木炭を抜いてから結構経つ。コタツの中の空気は、外気と大して変わらない程度まで冷え切っていた。

「ちょっと待ってろ、すぐあったかくなるから」

言って才人は、まだ火の燻る木炭の入った鍋を、もう一度コタツの中に入れるべく、手に取る。 そして布団を捲り上げ、コタツの中に頭を突っ込んだ。

「何してんのよ、犬ぅーーーーーーーーーーっ!」

げしっ!

反対側から伸びてきた脚が、才人の顔面を蹴っ飛ばした。 ルイズの蹴りは綺麗に決まり、コタツ布団の中から才人が転がり出る。

414 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:09:40 ID:f1EK/b0V 当然、才人は抗議した。

「なにすんだよ!」 「何どさくさに紛れて人のスカートん中覗こうとしてんのよ!  このエロ犬!スケベ犬!」

何をいまさら、と才人は思ったが、ルイズにしてみれば、何の予告もなしにスカートの中を覗かれてはたまったものではない。 …だって今子供っぽいぱんつなんだもん。 そんなルイズに、才人は木炭の入った鍋を掲げて言った。

「あのなあ、今そのコタツが冷えてんのは、熱のもとになるこの木炭を外に出しちゃったせいなの!  入れないとあったかくなんないの!」

才人の言葉に、ルイズはコタツ布団を口許に寄せながら言った。

「…だったら、顔突っ込まずに入れなさいよね」 「…わかったよ」

ルイズの言う事にも一理ある。 才人は納得し、布団を軽く捲り上げて、片手で鍋を突っ込む。 ルイズの脚に当たらないよう、なるべく自分の近くに鍋を置く。 しばらくすると、コタツは元の暖かさを取り戻し始めた。

「ふわー…。いいわね、コレ…」

現金なもので、ルイズはコタツが暖まり始めると、猫のように丸くなって、天板の上で緩んだ表情になる。 才人はコタツが暖まってきたので、鍋を再び外に出し、自分も中に入る。

「いいだろ?俺の故郷じゃ、こうやって冬はみんなであったまるんだ」 「うん、確かにいいわ、コレ。今度学院の皆にも教えてあげましょ」

言いながら、ルイズは今まで組んでいた脚を伸ばす。

こつん。

「「あ」」

伸ばした足が、才人の足に当たった。 コタツはそこまで大きくない。せいぜい、一辺が才人の腕より少し長いくらいだ。 二人が足を伸ばせば、お互いの足が接触するのは仕方のない事と言えた。 二人はなんとなく気まずくなって、赤くなって顔を逸らす。 何を今更。 そして、赤くなったルイズを見て、才人は思いつく。

「うりゃ」

むに。

「やぁんっ!」

才人は布団の中に手を突っ込んで、ルイズの足をつまんだ。

「ちょっ、何してんのよ犬ぅ!」

真っ赤になってルイズは足を引っ込める。

415 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:10:55 ID:f1EK/b0V 才人はそんなルイズに、ニヤニヤ笑顔を返す。

「コタツで足を当てたら、いたずらされてもしょうがないんだよ」 「な、なんなのよそれ」 「コタツの、基本的なルールだよ♪」

もちろん大嘘である。 ルイズは真っ赤になって、反論した。

「嘘でしょそれ」 「…ゑ?」

一発で嘘を見抜かれ、才人はしどろもどろになる。

「え、え?なんでそう思うわけ?」 「…目がウソついてる」

赤い顔で天板の上で才人をジト目で見つめながら、ルイズはそう言う。 図星を突かれ、必死に言い訳を探す才人を見て。 ルイズは、もっといじめたくなった。

「…だったら、こういう時どうすんのよ」 「え?」

ルイズは、あっという間にコタツに潜り込むと。

ばふ。

そして、才人の股間から、顔を出してきた。 ルイズはそのままずりずりと才人を這い上がり、胸元にちょこん、と納まる。

「え、ちょ、ルイズっ?」 「ほらほら、何とか言ってごらんなさいよ」

半眼で慌てる才人を見上げ、にやにやと笑うルイズ。 困った顔のサイトを見るのは、なんだか楽しい。 そして。

ぴくん!

ルイズの背筋が急にぴん!と伸びる。 目がまん丸に見開かれ、頬に朱が注す。

「…ちょっと」 「…あはは」

照れたように笑う才人。 赤くなったルイズのお腹の辺りに、硬いものが当たっていた。 好いた相手とおこたで密着。 この状況でおっきしなきゃ日本男児じゃねええええええええ!

「…ほんと、見境のない犬ね」 「しょうがないだろ、この状況でどうにもなんなかったら俺種無しじゃねえか」

怒ったように言うルイズに、才人はそんな間抜けな言い訳をする。 ルイズは、お腹に当たっている硬いものを、ズボンの上からなぞる。

「…ばかいぬ…」

熱に浮かされたようにそう呟いて、一気にズボンのジッパーを下ろした。

416 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:12:02 ID:f1EK/b0V 開いた隙間から、硬くそそり立つ才人がこぼれ出る。 さすがに躊躇い、才人はルイズに言う。

「お、おい」 「おしおき、してあげる」

ルイズは才人の言う事など無視して才人の先端を咥える。 そして口に含んだまま、舌でぺろぺろと先端を舐めまわす。

「る…ルイズ…」

才人はルイズの舌遣いに必死に堪える。 ルイズは、そんな才人のズボンの中に指を差し込むと、柔らかい陰嚢を指でふにふにと刺激する。 その間も口を休めず、才人の茎にキスを降らせ、小さな舌で裏筋に唾液を塗りこむ。

「だ、だめだっ、出るっ…」

才人の声と同時に、彼の茎が震える。 ルイズは才人の異変を察知すると、すぐに根元まで才人をくわえ込んだ。

どくどくっ

ルイズの喉の奥で才人がはじけた。 口の中にあふれ出す才人の牡を、ルイズはこくこくと喉を鳴らして飲み込む。 そして、全て飲み干すと、下から才人を見上げた。 その手の中には、まだ硬さを失わない才人が、柔らかく握られている。

「さいと…」

その表情は獣欲に曇り、その瞳は牝の淫靡な輝きで才人を誘っていた。 才人はそのまま、ルイズを抱き締めて唇を奪う。 ルイズの唇は、己の体液と、ルイズの唾液で、滑っていた。

「ルイズ…」

才人は唇を離して主人の名を呼び、そして。 小さな白い布に覆われた、ルイズの臀部に手を伸ばす。

「はんッ…」

丸くカーブを描くその白い丘に才人の指が触れた瞬間、ルイズの喉から艶やかな声が漏れる。 才人はその丸みを楽しむように撫でまわし、そして、最も敏感な入り口へ指を掛ける。

「はぁ…」

才人を咥えていたルイズは、声も、身体も、濡れていた。 蕩けたような視線を、己を抱き上げる牡に向ける。 才人はルイズを覆う布をずらすと、ぬかるんだルイズに、己自身を押し当てる。

くちゅ…。

小さく響く水音が、ルイズの身体が既に準備を整えている事を告げた。 才人は、腰をずらして完全にコタツから出ると、ルイズを抱き上げる。 抱え上げられたルイズは、潤んだ目で才人を見つめる。

「じゃ、いくよ、ルイズ…」 「うん…」

合意が済んだ瞬間。 才人は奥まで、ルイズを貫いた。

417 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:13:04 ID:f1EK/b0V 真っ直ぐに勃った肉棒が、容赦なくルイズを削る。 その刺激に収縮したルイズの襞が才人に絡みつき、才人から二度目の精を搾り取ろうと蠢く。

「さいと…奥まで…きてるよ…」

足と膣奥を才人に絡みつけながら、ルイズは蕩けたような笑顔で才人を見つめる。

「ルイズの中…最高だっ…」

才人は絡みつくルイズを引き抜き、もう一度ルイズに差し込む。 ぐちゅぐちゅとルイズの中が卑猥な水音を立て、潤滑油を溢れさせる。 その度にルイズの喉から雌の啼き声が漏れ、才人を高める。 その高まりはほどなく限界を迎える。

「ルイズ、俺、俺もうっ!」 「きてぇ、サイトをいっぱい…ちょうだい…」

互いに限界を告げると、お互いを抱き合う。 ルイズの中が蠢きながら収縮し、才人を締め上げる。 才人はその動きに限界を迎え、ルイズの中で爆発する。

きゅぅぅっ…どくどくどくっ!

「ルイズ、ルイズ、ルイズぅっ…!」 「あ、は、あったかい…いっぱい…!」

二人はそのまま抱き合い、くったりと床に伏せたのだった。

「うん、いいわねこれ。暖かい」 「いやでもさルイズ、狭くないかこれ」

才人は膝の上に陣取るルイズに文句を言う。 二人は、コタツの一辺に陣取り、才人の膝の上にルイズが乗っていた。 木炭の入った鍋は、外に出たままだ。 二人でコタツに入っていれば、暖まったコタツが冷える事はなかった。 ルイズは文句を言う才人に返した。

「狭くてもいいじゃない。何よ、私と一緒じゃ嫌な訳?」 「い、いや、そういうわけじゃ」 「じゃー文句禁止ー。今日は、ずっとこのまま…ね?」 「はいはい分かりましたよご主人サマ」

言ってじゃれつく二人。 しかしそんな平和は長く続かないわけで。

ばたん。

「ただいま帰りましたー!」

元気よく、シエスタが部屋に帰って来た。 コタツの中でじゃれる二人と、シエスタの視線がかみ合う。

「あー!何してんですか二人ともっ!ずるいです私も混ぜて欲しいですっ!」 「ちょ、ちょっとシエスタ、無理無理三人は無理!」 「し、シエスタそんなしたらつ、つぶれ……ぶべらっ」

メイドの闖入で二人の甘いひとときは崩れ去り。 結局コタツを使うときは、ちゃんと一辺に一人ずつ座るようにしよう、と誓った二人だった。〜fin

418 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:13:55 ID:f1EK/b0V *おまけ*

画期的な暖房器具『コタツ』はトリステイン魔法学院にとどまらず、トリスタニアにまで広がったという。 特に王侯貴族の使うそれは魔法によって温められており、抜群の保温効果を持ったという。

「アニエスぅー。そこの本とってぇー」 「…陛下、ご自分で行かれたらどうなんですか」 「えぇ〜。おこたから出たくないもん〜。アニエスこそ、王命ですわよ〜?」 「…王命ならば致し方ありませんねぇ…うぅ、さぶっ!」

「ジョゼフ様…それ、ロンです」 「な、またかミューズよ!」 「…背中が煤けていましてよ…ジョゼフ様。ふふふ…」

そして、『コタツ』は各王家のご家庭で、円満な年末をコーディネイトするのに一役買ったという。