ゼロの保管庫 別館

23-505

最終更新:

familiar

- view
だれでも歓迎! 編集

505 名前: サイトといっしょ(1/4) [sage] 投稿日: 2007/11/15(木) 19:58:10 ID:nUXJ8H51 サイトのパーカーがルイズはお気に入りなのだ。 たまには貸してもらって、パーカーを着て寝ることだってある。 最近寝るときはいつもサイトにとなりで寝てもらっている。 ただし彼にはご主人さまからの命令ということになっているのだけど。

今夜は特に寒いのだった。 いつものようにルイズはサイトの胸にちょんと頭をのっけて床についている。 だけど、寒くてなかなか寝付けないのだった。

「・・・ねぇ、サイト。まだ起きてる?」 彼女は上目遣いに彼を見やった。 「どした?眠れないのか」 サイトはあごを引いて彼女を見た。 「うん。今日さむくない?」 「こんなに引っ付いて寝てるのに?」 彼はニコリと笑う。

ルイズは彼の言葉に顔を火照らせた。 「ば、ばか。なにゆってんのよ。コレはいつものことでしょ。 こーしてても今日はさむいのよ。女の子はさむさに弱いんだから」 そういい終わると彼女はサイトの視線から逃げるようにうつむいてしまった。 「で、でね。サイト。わたしにいいこと思いついちゃったの」

なに。と聞いてきた彼にルイズはちらっと視線を合わせてからナニやらもぞもぞしはじめるのだった。 彼女は一旦毛布の中に潜り込むとサイトのパーカーをめくり上げた。 「なっ。そんなことしたら俺が寒いだろっ!」 彼はあわててめくりあげられたところを押さえて抵抗する。

「ぬ、脱がすわけじゃないもん。」 ルイズは彼の手を払いのけ、めくり上げてできたすきまに自分の頭をつっこんだ。 さらに身体をくねらせてはいずりあがっていく。 そしてついにサイトと同じところから頭をグイッと出してきたのだった。

「こうするんだもん。」 彼の耳もとでそうつぶやいた。 ルイズはパーカーの中から彼の背中へと手を回す。 思ってたとおりぽかぽかと温かいのだった。

一方サイトは、いつものネグリジェ?だけ"の格好で自分のパーカーに潜り込んできたご主人さまに やっぱり心臓バクバク状態になっていた。 彼のパーカーはすこし大きめではあるものの二人で入るにはちょっと無理があった。 なので今彼はご主人さまと?ほぼ"ハダカの状態で密着している。

彼は男の子である。 男の子は好きな女の子とこんな状態のとき、ちゃんと身体が【反応】をするようにできている。 だからサイトの身体も正直に【反応】してしまうのだった。

ルイズは彼の身体の変化に気がついた。 しかもその変化のあった部分はちょうど彼女の"お嫁さんになっても3ヶ月は許しちゃダメ"なとこに当たっていたのだった。

506 名前: サイトといっしょ(2/4) [sage] 投稿日: 2007/11/15(木) 19:59:13 ID:nUXJ8H51 彼女は真っ赤になって、声を上ずらせた。 「さ、サイト。なななにかいいいいけないのが当たってるんだけど・・・」 「!!」 彼もわたしにばれてしまったことが恥ずかしくって顔を紅潮させているのだ。 なんとなくそんなサイトが愛おしく思う自分がいる。 そして一方で、だめだめだめ。だめよルイズったら。モンモランシーにも言われたじゃない。 雰囲気に流されないよーにって。だからだめなんだから。と言いきかせる自分もいた。

どーしたらいいの?わたし。 困ってみたものの、こんな状態――彼のパーカーの中にわたしが潜り込んでほぼ裸で密着しちゃってる―― では身動きはとれないのだ。むしろ温かくて気持ちがいいからこのままねちゃってもいいかもと思っている。 一時間くらいなら寝たふりできるんだもん。 わたしはそー思うんだけれど、こいつはどう思っているのかしら。 ・・・もしかして嫌!?・・・嫌われるのなんてやなんだもん。ずっとそばにいなきゃだめなんだからっ。 自分ではどうも答えが出せそうにないので、目の前でまだ真っ赤になっちゃている彼に決めてもらうことにした。

「あんた、どーしたいの?」 「どーって・・・・・・言える訳ないだろ・・・」 「言いなさいよ。隠そーとしたって、サイト隠しきれてないじゃないのよ」 (ごにょごにょ) 「えっ!?聞こえないわ。ぜーんっぜん。聞こえないんだから。 いえないの?それともいえないことがしたいわけ?そーじゃない?じゃぁわたしが聞いたげるわ。 どーしてあんたのはこーなってるの?それを答えなさい。答えなかったらヒザいくわ、ヒザ。 いっとくけど逃げられないわよ。さ、どーすんのよ。」 「したいです」

そーきたか。やっぱりなのか。 ルイズは鼻を鳴らして言い放つ。 「いいわ・・・いえ、よくないわ。なぜしたいのかしら。 ご主人さまとこんなひっついてるからヨクジョーしちゃったわけ? こんな可愛い女の子とこんな状態でそんな状態になるなんて・・・まぁ男の子としては正常なのよね。そうなのよね。 でも・・・ちゃんと好きってことなのかしら。ねぇ、サイト。わたしのこと好きなのよね?」 彼は恥ずかしそうにぽつりと言った。 「好き」 ルイズはその一言をかみしめるようにニンマリすると、もう一度聞き返した。 「ホントに?」 「ほ、ホントに好き」 同じ言葉が返ってくる。素直にうれしくなった。ちょっといじわるだけどさらにもう一度聞き返すのだった。 「ホントにホント?」 「ホントにホント。好きだよ」 「メイドやチチオバケやチビメガネより好き?」 彼の首肯にルイズは再び鼻を鳴らす。メロメロなのね。ふふんっ、これで勝ったも同然ね。 でももう一つ確認ぜずにはいられないのだった。これを否定してくれないと今言ったことも全部だめなんだから。 「使い魔としてご主人さまが好きってこと?」 言い終わったルイズに緊張が走る。しかしそれは一瞬のことだった。 「違うよ。」 彼は首を横に振りながらそれを否定してくれたのだった。

100%サイトは男の子としてわたしを好きなのだ。←確定。

ルイズは深呼吸してからやや視線をはずすとサイトに言った。

「いいわ。許したげる」

507 名前: サイトといっしょ(3/4) [sage] 投稿日: 2007/11/15(木) 20:02:05 ID:nUXJ8H51 「あんたはじっとしといていいんだから。」

そう言うと、彼女は彼の背中に回していた手を解くと自分のネグリジェの裾をたくし上げた。 彼女の結婚しても3ヶ月はだめだったはずのところを露にした。 続けてサイトの男の子として正常な反応を示しているところに手を伸ばす。 ジジジーッ。かなり苦しそうな状態なズボンのチャックを下げてあげる。 ぼんっとサイトに棲む別の生き物がチャックの開いた部分から飛び出てきたのだった。 彼がビクッとはぜた。その反応にルイズも少しビクッとしてしまう。

おそるおそる彼女は右の手で飛び出てきたその生き物に触れる。 っ〜!! 彼が声にならない吐息を出した。その吐息に呼応するように一回りその生き物が大きくなった気がした。 ドクン。ドクン。まるで本当に別の心臓を持っているみたいに脈打っている。 彼女もどきどきしながら、そっと彼の拍動する生き物を手に取った。 はっ。はぁ。はぁ――彼の吐息がじょじょに荒くなってきた。

ルイズはそんなサイトの吐息を舌で封じたのだった。 むぐぅ。彼は苦しそうに鼻息を荒げるが、ルイズの差し入れた深い口づけに彼も舌を絡めて応えた。 彼女の鼓動も激しくなって耳まで真っ赤になっていた。

彼の生き物を持った手をゆっくりと上下に擦っていく。生き物の脈動も速く、激しくなっていく。 彼女の手に生き物のべっとりとした汗がまとわりつき、擦る度に淫猥な音をあげ始める。 いったんルイズは彼の唇から自分のそれを離した。二人の唇の間には絡み合った唾液の糸がツウッと引いている。 「・・・ねぇ。気持ちいいの?わたし、ちゃんとサイト気持ちよくしてるよね?」 彼は虚ろな目で首を縦に振る。息が上がってうまく言葉が出てこないようだった。

よかった――一言つぶやくと、再び彼女は彼の唇を封じた。

彼女の手の動きが変化をみせた。 彼の生き物の首根っこ部分を人差し指と親指で挟み込み、ゆっくりとくりかえしなであげた。 彼女に絡んでいた彼の舌の動きが一瞬滞って、荒げた息が彼の鼻から吹き出す。 生き物がルイズの手中でのけぞる。彼女の手が生き物の頭部分を擦りあげた。

彼自身ものけぞって電流が走った時のように大きくビクンと跳ねた―― その刹那。ルイズの手に収まっていた頭の部分が大きく膨らんだと思ったら、 これまでにないねっとりとした液体を勢いよく吹き出したのだった。

508 名前: サイトといっしょ(4/4) [sage] 投稿日: 2007/11/15(木) 20:03:36 ID:nUXJ8H51 再びルイズは彼を唇での拘束を解き放ってあげた。

そして問いかける。 「いった?」 彼女の問いかけにサイトは、肩で息をしながら大きく肯く。 彼の答えにルイズは女の色香を漂わせ微笑み、そして言葉をつむぐ。

「でも、まだなの。わたしが。」

彼女はサイトの生き物が吐き出した体液がまとわりついたままの手で今度は彼女の下に棲む生き物の口を押し広げる。 そして、もう一方の手で脈打ち続ける彼の生き物を持ち、彼女の押し広げた口へと導いた。 湿ったものどうしが絡み合う音が二人の下腹部から漏れた。 動いて。彼女がサイトに命じた。 淫靡な音を奏でながら二人の生き物は絡み合い、歓喜の震えをあげる。 二人の唇からも甘く切なげな吐息が交じり合う。

ルイズはパーカーの中からサイトの両肩に手をのせ、自らの細腰を彼の動きに合わせて動かしていった。 サイトはパーカーに包み込んだ彼女を上から抱きすくめた。 「強く抱いて。」 彼女がサイトの耳元でささやく。 彼は強く抱きすくめる。 「もっと。」 ぎゅっ。 「もっと強く!」 サイトは渾身の力をこめ、彼女を抱きつぶしてしまうかのように強く強く抱き締めた。 その瞬間、彼女は大きく後ろに仰け反って、ビクンッと全身が跳ね上がった。 と同時にサイトの生き物の身体全体も彼女の生き物の体内に締め上げられた。 その反撃に彼の生き物は再び白濁した体液を吐き出すのだった。

力を使い果たした二人は、お互いを抱きながら深い眠りの世界へと旅立った。

〜Fin〜

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

人気記事ランキング
目安箱バナー