ゼロの保管庫 別館

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246 名前: 聖夜? いいえケフィアです ◆yJjGBLHXE6 [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 15:15:29 ID:pNbIqfGW 「ん……ふあぁ……あ」  いつもと変わらない日差しと、いつもと同じような朝独特の身を切るような冷たさが、 身体を起こした才人の顔を撫でる。  ぶるる、と身震いを一つ。  隣に寝ているはずのルイズを起こすために横をむこうとして、初めて才人は日常とかけ 離れた情景を目の当たりにすることになった。  確かにルイズは隣にいた。しかし、その隣にタバサまですやすやと寝息を立てていたの だった。  反対側には才人に近い順にシエスタとティファニアが。  そして全員何もつけていない。  そもそも全員ベッドにすら寝ていなかった。  基本的に床に雑魚寝である。才人が風邪をひかなかったのが不思議なくらいだった。 「あーそっか。そういや昨日……っうおお、身体がっ………!」  ちなみにその寝ていた床にはおびただしいほどの酒瓶やら何やらが散乱している。  なぜルイズの部屋がこんな惨状にになっているのか。  話は先日の夕方にさかのぼる―――――――。

247 名前: 聖夜? いいえケフィアです ◆yJjGBLHXE6 [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 15:16:15 ID:pNbIqfGW 「は? くりすます? なにそれ」  事の始めは才人が中庭で日課の素振りをしていた時、ルイズが大量の荷物を持って寮へ 走っていくのを見かけて、こっちにもクリスマスみたいな行事があるのか? と聞いたこ とが原因だった。  当然のことながらハルケギニアに「クリスマス」などというものは存在しない。  よってルイズの反応は当然のものであった。  つまり、ルイズが次に起こす行動も至極当然のもので。 「何よ、「くりすます」って。面白そうじゃない」 「ん〜、起源やらなにやらは全く詳しくねぇんだけど……自分のいた世界だとな」  才人は日本における才人にとっては忌むべき行事とも言える内容をかいつまんでルイズ に説明した。 「ふ〜ん。要するに家族とかこ、ここ、恋人同士とかでドンちゃん騒ぎをする日なのね」 「本来としてはだいぶ誤解があるような気がしないでもないけど、まぁそんなとこかな」  ルイズはしばらく逡巡していたと思うと、その場に荷物を置き詰め寄るように才人に接 近する。  その顔が赤いのは恐らく寒さのせいだけではないのだろう。 「じゃ、じゃあ!! きょ、今日がその、くりすますってことにしない?」 「はぁ?」 「――――――っ! だから! きょ、今日はその、くりすますだからっ! い、いい、 い、いいい、一緒に過ごすの!」 「いや、いつも一緒……」 「うるさい! とにかく今日は二人っきりで過ごすんだかんねっ! どこにも出掛けない 事! いいわね!?」 「あ、ああ」  才人の返事を聞いていたのかいないのか、ルイズはさっさと寮へと戻っていった。

248 名前: 聖夜? いいえケフィアです ◆yJjGBLHXE6 [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 15:17:17 ID:pNbIqfGW  さ、才人と、ふ、ふふ、二人きりで……! ま、まずは身体を洗って、それからそれか ら、ブ、ブリミル様にお許しを貰って……ってわ、私は別にそんな事したくないのよ?! で、でも、あのバカエロ犬が迫ってきたら逃げられないっていうか、仕方ないっていうか!  …もしも! もしもの為なんだから! 「……さっきから何をニヤニヤぶつぶつやってんですか、ミス・ヴァリエール」 「……はっ! シ、シエスタ?! い、いつの間に?」 「いつの間にも何も最初からいましたよ」  ルイズが後ろを振り向くとシエスタが洗濯物をたたんでいた。  ルイズが入ってくるなり服を選び始めたり、ベッドを整頓し始めたりとなんだか面白か ったので、黙ってみていたのだ。 「で、またなんか企んでるんですね?」 「な、なんのことかしらぁ?!」 「声が裏返ってますよ、ミス・ヴァリエール。さあ、洗いざらい話していただきます」  ルイズの野望、早くも崩れる。

「へぇ…くりすます、ですか」 「才人の世界の話らしいんだけど……」 「ひいおじいちゃんからはそういうのは何にも聞いていませんね…」 「あら、そうなの」 「ええ。そんなに昔からのものではないのかもしれませんね。…そんなことより、面白そ うですし、早く支度しちゃいましょ」  シエスタは言いながらささっと洗濯物をたたみ終わると、すくっと立ち上がった。 「とりあえず料理が必要ですね。ワインとチキン、ケーキでしたっけ?」 「え、ええ。サイトはそう言ってたけど……」 「なら、とっとと厨房からくすねてきちゃいましょ♪」

249 名前: 聖夜? いいえケフィアです ◆yJjGBLHXE6 [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 15:17:59 ID:pNbIqfGW  所変わって、ここはモンモランシーの部屋。 「よし、今度こそは……! これをギーシュに飲ませれば、きっと……」  性懲りも無く惚れ薬を作っているようだった。  出来上がった、青みがかった緑という幻想的な色をした薬をビンに入れ、モンモランシ ーは外に出て行った。   「ったく……荷物置いていっちまったじゃねぇかルイズの奴」  ブツブツ言いながらも才人は荷物を抱え上げ女子寮の方へと荷物を届けることにする。 「よっと……お、意外と重いな」  言ってくれりゃあ運んだのに。と才人は思いつつ、両手抱えで荷物を運んでいく。  意外と多い荷物で視界が塞がれていたせいで、向こうから走ってくる人影には気付かな かった。 「ギーシュは何処に――――っきゃあっ!?」 「おわっ、わ、わりい! …っと、だ、大丈夫か? モンモン」  才人とモンモランシーは女子寮の前で交錯する。  その弾みでモンモランシーの持っていた惚れ薬がすっ飛んでいき、中身が中庭にぶちま けられてしまった。  水銀のような液体が土にしみこまずにプルプルとゆれている。 「モンモンって呼ぶな!! いったー……あ、あれ? 薬は?」 「薬? 何のことだ?」 「あ、ううん! なんでもないの! ……あ〜あ、もう一回つくりなおしかなぁ…」  そういうと、モンモランシーはとぼとぼと女子寮の方へと戻っていった。 「な、なんだったんだ?」  まぁいいか、と才人も荷物を抱えなおして、寮へと消えていく。  そこに、トコトコと一羽の鶏が歩いてきた。  草をついばみながら、こぼれた薬のところへと近づいていく。  興味を持ったのだろう。鶏はプルプルとゆれている薬を何度か啄ばみ、もと来た方へと戻っていった。  調理場のほうへと。

250 名前: 聖夜? いいえケフィアです ◆yJjGBLHXE6 [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 15:18:40 ID:pNbIqfGW 「さて、まずはチキンの方を何とかしましょうか」 「何とかって何処にあるのよ?」 「今から捕まえに行くんです。あ、ミス・ヴァリエールはここでお待ち下さい」  そう言うとシエスタは厨房から姿を消した。  そうなるとルイズは一気に手持ち無沙汰である。 「詰まんないの」  ルイズは暇を持て余して、厨房の外で日向ぼっこをしていた。

「……ル……ミス・ヴァリエール!!」 「ふにゃ?!」 「まったく何寝てるんですか。料理、全部作っちゃいましたよ」 「え? も、もう? チ、チキンは?!」 「丁度厨房の近くにいましたから、そいつを使わせていただきました。多分脱走でもした んでしょうね。さ、運びますよ」 「…ん、うん」  二人でいくつかの料理を運んで女子寮へと戻っていく。

「なんだ、二人とも何処行ってたんだよ」 「み、ん、な、でパーティをしようと、ミス・ヴァリエールが」  シエスタはやたらと皆の部分を強調し、それに反応したルイズが睨むが、シエスタはそ んなの何処吹く風だ。  言いながらてきぱきと料理を机の上に並べていく。 「クリスマスパーティか……懐かしいな」  才人がしみじみとしていると、不意に扉がノックされた。 「ん? 誰だ?」 「あ、あの、あたし、だけど……」 「なんだテファか。入ってきなよ」  ゆっくりとドアが開き、エルフの耳をした少女、ティファニアが入ってくる。 「う、うん。珍しい果物見つけたから……って、何でこんなに料理が?」 「ん? ああ、今からパーティやるんだとさ」 「へぇ…」  テファはこういうのしたこと無いのかもな…。とシエスタの作ったご馳走を目の前にし て感嘆の声を漏らしているティファニアを見て、才人は思った。 「どう、一緒に?」 「「んなぁ?!」」  寝耳に水と、ルイズとシエスタは才人のほうに勢いよく振り向いた。 「いいの?」 「大勢でやった方が楽しいしさ。……ついでにタバサもどう?」  才人のその一言に才人以外の三人はドアのほうに向き直る。すると、小さい身体には不 釣合いなほど大きな杖をもったタバサが手に数冊の本を持って立っていた。 「……………」  返事こそしなかったものの、こくんと小さくうなずいて部屋の中に入ってきた。  そして本をベッドに置くと自分もその隣にちょこんと座った。 「……ったく、あ、ああ、あ、あのバカ犬がぁぁぁあああああああ……!」 「まあまあ。もうこうなったら仕方が無いじゃないですか」  乗馬用の鞭を握り締めて震えているルイズをシエスタがなだめ、椅子に座らせる。  ともあれ、パーティは始まった。

251 名前: 聖夜? いいえケフィアです ◆yJjGBLHXE6 [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 15:19:51 ID:pNbIqfGW  一時間ほどたって、ほぼ全ての料理とワインが片付き終わっていた。 「ふぅ……意外と楽しかったんじゃない? ひっく」 「飲みすぎだぞ〜ルイズ。顔真っ赤じゃないか」  既に椅子は隅に片付けられ、花見のように床に座っての宴会の様相を呈していた。  それぞれ多かれ少なかれ酒が入っているようで、皆薄っすらと頬に朱がさしていた。 「えへへぇ……サーイトォ」  その中でも特に赤くなっているルイズが、才人の腕にまとわり付いてきた。 「おわっあんまりくっつくなよ、ルイズ」 「や〜らぁ、はなれらくらいのぉ……」  ん? ルイズって酔っ払うとこんなんだっけか? いや、何かこの感じはどっかで見た ような…。と才人がいぶかしんでいると、ルイズが突然抱きついてきた。  急のことにバランスを崩した才人はルイズもろとも後ろに倒れる。 「どわあ!? な、なんなんだよ、いきな……んむ?!」 「ん〜ちゅっ…ん、ふぁっ…サイト、だーいしゅきぃ……」  才人が身体を起こそうとするとルイズが唇を合わせてきて起き上がらせない。 「あぁ〜、ミス・ヴァリエールばっかずるい〜」 「サイトォ……なんか、身体が熱いよう…あう〜」  そうしているうちに、シエスタとティファニアも才人ににじり寄ってくる。  分かった! これ惚れ薬だ! でもなんで……と思考をめぐらせるが一向に答えは出てこなかった。 「ま、待てって……って、ちょタバサ?! なにして…!」 「………サイトの」  ルイズに押さえ込まれ、脇からシエスタとティファニアにまで抱きつかれて身動きが取 れなくなっているところに、タバサが器用にズボンを下げ、才人の一物を引きずり出して いた。 「サイトの……匂い…あむ、れろ、ちゅっ……」 「うわお! タバサ、やめっ…」  タバサは取り出した一物をためらいも無く口に含むと、満遍なく舐り始めた。 「すごっ……うっ、くあっ」  伝わってくる刺激に、最初は小さかった怒張もすぐに大きくなり、高く屹立するように なった。 「んぶっ…ふあ、サイト…こんなに…大きく…口、の、なか、はいんなっ……」

252 名前: 聖夜? いいえケフィアです ◆yJjGBLHXE6 [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 15:21:06 ID:pNbIqfGW 「サイトさん……私も、もう、我慢できません…」  シエスタもタバサに乗せられるように才人の手をとって自分の秘所に擦り付け始めた。  既にそこは弄る必要が無いほどに蜜を溢れさせていて、才人の手を擦り付けるたびにぐ ちゅぐちゅといやらしい音を奏でる。 「んっ、はぁっ、あんっ、んあぁ……サイトさんの、手、気持ち、いいですぅ…ふぁっ」 「シエスタさん…気持ちよさそう……サイト、あたしも……いい?」  口調こそ質問調であったが、全く返事を待たずに、ティファニアもシエスタと同じ行動をとり始めた。  左右から淫靡な声が聞こえる中ずっと唇を貪っていたルイズもようやく口を離し、才人と瞳をあわせた。  が、その顔はどこか不機嫌なように見えた。 「ル、ルイズ? な、なんだよ……おうぅ」 「ずるい……」 「は?」 「皆ばっか気持ちよくなって、ずるい。ねぇ犬? こういうときはご主人様を一番始めに 気持ちよくさせるものなんじゃないの?」  んな、理不尽な。と言おうとした才人の口にルイズの下半身が突然覆いかぶさってきた。 「ほらぁ、サイトぉ……早く、ご主人様を気持ちよくさせなさいよお…」

 ここで、才人の理性が切れた。いや、むしろ才人にしては良くもった方なのだろうか。  そもそも、少なからず才人も薬の影響があるはずなのだ。 「じゃ、じゃあ…れろ、んん……なんだ、もうべちょべちょじゃん」 「や、やぁっ…しゃべんないでぇ…ひあぁ! やっ、そんなとこっ……きゃうぅうんっ」  才人は舌をルイズの秘裂にもぐりこませ、ルイズの中を味わう様に嘗め回す。  両の手をたくみに使い、シエスタとティファニアが一番声高に鳴くところを探り当てて いく。  先ほどから、銜えられている怒張は、自ら腰を動かし、タバサの口の中を勝手気ままに 蹂躙する。

253 名前: 聖夜? いいえケフィアです ◆yJjGBLHXE6 [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 15:21:50 ID:pNbIqfGW 「くっあぁ、タ、バサッ…そろそろ…出るっ……!」 「出して」  一言だけそういうと、タバサも暴れている肉棒を更に激しくしごいていく。 「もう、だめだっ……くああああっ!」 「――――――――――!!」  タバサが一番深いところまで銜え込むと同時に、才人の怒張が白濁した欲望を大量に放出する。 「ん…んん?! ん〜〜…んくっ、こくっ…ふあっ」  タバサがずるりと口の中から怒張を引き抜くと唇と鈴口に白いアーチがかかった。 「サイトの……味……」  タバサは座り込んで口の中に残った白濁液を味わっている。  すると、顔の上に乗っかっていたルイズが先ほどまでタバサがいた場所に移動してきた。 「さ、タバサ終わったなら、どいて。次は、ご主人様の番なんだからねっ」  ルイズは言葉遣いは厳しいものの表情は酷く蕩けた表情をしていた。 「えへへ…まだ、こんなにおっきいまんま……」  ルイズは自分の涎をたらしている秘所にあてがったまま、才人の怒張を弄ぶ。  しばらく弄っていたが、やがてゆっくりとクレパスに埋め込んでいく。 「こんなの、入れたら…」

「あかちゃん、出来ちゃうかもねっ……!」  ルイズの大事な部分に、才人の象徴がしっかりと埋まった。

254 名前: 聖夜? いいえケフィアです ◆yJjGBLHXE6 [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 15:22:31 ID:pNbIqfGW  ――――そして現在。 「そ、そういや、急に変なことになって…いつつ」  結局あの後全員と三ラウンドづつほどこなし、全員が疲れ果てたところで泥のように眠 ったのだった。 「ったく、誰の仕業だ……」  才人がブツブツ言っていると、ルイズがむくりと身体を起こした。 「お、ルイズ、目ぇ覚めたか」 「んん〜、サイトォ……もっとぉ……」 「え゛」  それを合図にしたかのようにシエスタが、ティファニアが、タバサが、目を覚まして、才人へとにじり寄ってきた。 「もっと、たくさん……ね?」  ルイズの部屋からは一日中嬌声と断末魔の叫び声がしたとかしてないとか……。

                                                おしまい

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